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死の大陸編 青年期
第200話. 思いがけない攻撃
しおりを挟む壁から剥がれるように落ちてきた魔族は、そのまま地面に倒れて動かなくなっていたが、魔力は十分に伝わってくる!
そろそろ仕留めておこうと思い、僕は倒れている魔族に魔法を放つ!
漆黒の刃!!
黒い刃が放たれ魔族に襲いかかるが、当たる寸前で魔族は地を蹴り高速で移動して回避する
そして魔族が向かった先は、僕の方ではなくアース達の方に向かっていた!
「アース!!そっちに向かったぞ!応戦しろっ!!」
「うん、分かった!」
アースは既に自身にシールドを展開していたので、魔族の動きにも即座に対応した攻防一体の地魔法で防御壁を張り魔族に向けた攻撃も同時におこなっていた
地面と壁から突き出る無数の尖った岩が魔族を襲うが、それら全部を避ける事は出来ず、かなりのダメージを受けている
それでも辛うじて、魔族はアース達の近くまで来てしまったが、それ以上、進むのを諦め左手から魔法を発動させようとしていた!
「漆黒の剣!!」
僕はこの時既に魔族に追いついており、魔族が魔法を放とうとしていた左手を黒い炎を纏わせた剣で斬り落とす!
アースも僕が攻撃を仕掛けていたのが分かっていたが、お構い無しに口から炎の塊を放ち魔族は、火達磨となって吹き飛ばされる
僕はアースにとどめを刺して来るからと伝え、そのまま魔族の方に向かおうとした瞬間、なにが起こったのか分からないが、僕は背後からの思いがけない攻撃を受けていた
「何⁉︎」
戦闘中は常に全身をシールドで覆っているので余程の攻撃でないと僕にダメージは入らないが、それでも衝撃は伝わってくる
それよりもどうして背後から攻撃をされたのか、確かめようと振り向くと、更に風魔法が僕に放たれていた
既に目前まで風魔法が迫って来ていたので、その攻撃を剣で弾く
そこで僕の視界に映り込んで来たのは、エミリーが僕に向けて再度、魔法を放とうとしている姿だった!
「エミリー⁉︎」
同じようにアースもエミリーを観ていたが、流石にエミリーに対してアースも攻撃出来ないでいる
アースもビックリしていて、エミリーと僕を交互に何度も観ている
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