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死の大陸編 青年期
第179話. 全振り
しおりを挟む何故か同族の巨人に拘束されたのに、やたらとお礼を言ったり安堵の表情を浮かべていて、何か可笑しな状況になっている
「それじゃ、後のことはそちら側で尋問するなり閉じ込めるなり対処して下さい」
「ああ、分かった」
「これで僕がシュレンさん達に頼まれた事は無事に完了したので、ここでお別れして目的地に向かいたいと思います!」
「すまなかったな、リン達には多大な恩が出来てしまった!」
「いえ、気にしなくていいですよ!さっきも言ったように、この事件の真相はここに来る前に、ほぼ予想していたし、そのことはシュレンさんも知っているので、リューキさんが戻られてからでも聴いて下さいね!」
なんかいろいろとオーガの頭領と巨人族の頭領から引き止められたり、詳しい話しを聞かせてくれと言っていたが、これ以上、面倒な事に巻き込まれたくなかったので、後の事はシュレンさんに全振りさせてもらった
これくらいの事、別にいいでしょう!
結果、皆んなが無事だったんだから!
実際にはみんながみんな、無事という訳でもないが、多少は回復してあげたので、いっか!
ただ1つ悔やまれる事はオーガの頭領リューキと戦ってみたかったが、巨人族バルサも捨てがたかった
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それでもやはり残念だ!
巨人族の頭領バルサとオーガの頭領リューキはどちらも強かったので、結構、面白い戦いになったんじゃないだろうか!
今回のこのモヤモヤした消化不良分を早めに解消したいので、今からダークドラゴンの所に行って発散させてもらおう!
アースを刻印の中に戻し、僕とエミリーは岩山を離れアヴァロン山脈へと向かう!
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