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死の大陸編 青年期
第184話. べた褒め
しおりを挟む巨人族のいた岩山を離れ、アヴァロン山脈を目指してエミリーと飛行を続けているが、その間ずっと僕に対してエミリーは、べた褒めと称賛を言い続けている
それが一旦、言い終わったかと思えば今度は新たな質問攻めが止まらない
僕がオーガ3体が生きている可能性を示唆して、その後の処置で回復薬が必要となり、必ず使用するだろうと最初から気にかけていた事!
そしてそこで使用した回復薬の効果があまりにも絶大過ぎて規格外だった事!
ラキを救出した後の事態の収集!
巨人族とオーガの裏切り者の割り出しから、全てを含む今回の出来事がエミリー自身にとって余程の感動を与えてしまったんだろう
次から次へと、賞賛の声が鳴り止まない!
今までエミリーが過ごしてきた日常とあまりにもギャップがあり過ぎて、感覚が追いつかないでいる
確かに、エミリーが今までずっとエルフの集落で過ごしていた日常と比べ、今があまりにもかけ離れた生活に変わっているので、それも仕方のない事
今まで、魔法をまともに使えなかったエミリーが、ちょっとしたキッカケで魔法を覚え、そこから努力を重ねることで急成長していき、今では進化まで果たしている
そんなエミリーは、僕と一緒に冒険している時間がたまらなく嬉しいらしい
とは言うものの、巨人族の集落で合流してからずっと上機嫌だ
でもまあ、エミリーが笑顔でいられるなら、別にほっといてもいいだろう!
ただ、此処から先はエミリーにも気を引き締めてもらう必要がある
「エミリー!」
「はい!リン様!何でしょう⁉︎」
「前にも言ったけど今、僕達が向かっている場所は何が起こるか見当も付かない場所なので、常に警戒だけは怠らないように!」
「はい!リン様、承知致しました」
それでも、上機嫌で返事するエミリーだった!
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