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死の大陸編 青年期
第182話. 私の旦那様
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エミリー視線 3
☆☆☆☆☆
私がずっと、オーガの近くで回復薬の効果を観ていると、それは歴然として分かった
まず全身の血色が良くなり、その後、ぼんやりと光り輝き始めると、次第に傷口が塞がり始めたではありませんか
パキパキ!パキ!ピキ!
折れ曲がっていた手足の骨が正常の位置に戻ろうと自己修復している
元々、オーガの生命力が高くあれだけの損傷を負った傷であっても、生存していること自体が凄いのだろうが、やはり1番凄いのはリン様だ!
私は既にリン様の頭の中では、この結末が分かっていたのではないかと思っている
この場にリン様は居ないが私の頭の中では、既に好きすぎるリン様のことを思い妄想に浸っている!
すると1人のオーガが目を覚まし、呻き声をあげたので、私は誘なわれた世界から舞い戻り、目の前のオーガに話しかける
「目が覚めましたか⁉︎体の方は大丈夫ですか?」
「ウウゥー!」
「無理しないでください」
「お前は誰だ⁉︎」
「まずは先に、貴方にお伝えしておきます!」
「何をだ」
「私達は貴方達オーガの頭領夫人であるシュレン様から直接、私の主人であるリン様に貴方達の救出をお願いされたので、その指示で動いています」
「シュレン様が?」
「はい、そうです!しかしながら貴方達オーガ3人をお救い下さったのは私の旦那様となるお方です!!」
「ウウゥー!そうか、助けてくれてありがとう、エルフの方よ」
それにしてもリン様の回復薬はとても凄いです!見る見るうちに、オーガの方々が回復していくのが分かります
「他の2人も大丈夫でしょうから、心配なさらないでいいですよ」
「あ、ありがとう!本当に感謝する」
そしてこのタイミングで、アース様が元気いっぱいになって戻ってきた!
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