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死の大陸編 青年期
第164話 秘密の場所
しおりを挟む僕がサキに聞きたかったのは、昨日シモンと別れてからの行動をなるだけ詳しく知りたかったので、サキの目線に合わせて優しく尋ねる
「まずサキに聞きたいんだけど、昨日シモンと別れたあとの行動を教えてくれるかな?」
「うん、いいよ、昨日ね、シモンと別れてからずっと走って逃げていたの!そしてね、秘密の場所から入ってね、そのまま家に帰って来たの!それからすぐにね、お父さんとお母さんに、お兄ちゃんとシモンの事を話したの」
んっ?秘密の場所?
「秘密の場所から入ったという事はサキはこの国の正門から入ってこなかったのかい?」
「うん、そうだよ!、私とお兄ちゃんしか知らない秘密の抜け道があるんだ」
この秘密の抜け道を使ったことで巨人族と通じてるオーガに出くわすことなく家に戻れたのはラッキーだったようだ
「そっか、サキは頑張ったね!」
「うん」
「それからお父さんに話した後はどうなったんだい?」
「えっとね、そしたらお父さんがね、私達が襲われた場所を聞いてきたので、私がその場所を教えるとすぐに誰かを向かわせたの」
「そっか」
「それからお父さんが私にもう大丈夫だよって、言ってくれたの」
「そっか、よく頑張ったね!サキは強い子だね」
「うん」
「サキ達がいた場所にお父さんが向かわせた人達以外にも誰かを他の場所に向かわせなかったかい?」
「うん、向かわせてたよ!シモンのお家がある所だよ!そこに別の人達を向かわせてたよ」
「えっ?僕の家にも?」
そりゃそうだろう、昨日、僕達がここに来る途中に見かけたオーガと巨人族の戦闘があってた場所がサキの言ってた場所付近だろうから、当然ながらその場所とは別に巨人族の国にも向かわせるはずだろう
「うん、でもね、それからずっと待ってたけど全然誰も帰って来なくて夜にシモンの住んでる家の方向から煙が上がっているのが見えたから、その場所に別の人達を向かわせたけど、その場所に着いたら誰もいなかったらしいけど、そこで何かを焼いていた痕跡を見つけたらしいよ」
「うん、それは間違いなく僕達だね」
「・・・・えっ?お兄ちゃん達だったの?」
♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎
いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m
不慣れながらに、なんとか続けられています!
今回8月からエントリーできるファンタジー部門に応募致します。
その為、今回から文字数の調整をしています。
予定としては7月は文字数が少なめですが、それ以降は通常通りに戻し、9月で死の大陸編を終了する予定です。
その後のヒューマニア大陸編の構想を考えていますが、同時に別作品も進行中です(^^)
進捗情報をまたお知らせ致しますので、引き続きお付き合い下さいm(_ _)m
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