139 / 260
死の大陸編 青年期
第136話. 超特急
しおりを挟む急に僕を見て怯える銀さん
よほど怖い目にあったんでしょうね
「それで先程リンが言っていた、協力の事ですがホントに私達で宜しいのですか?」
「出来ればそうして貰えれば僕も嬉しいし、君達にもメリットはあるはずだよ!」
「私達にもですか?」
「さっきも言ったけど、実際にガイルは僕達との鍛錬ですごくレベルアップしていて、君達以上に強いからね!」
「ガイルが俺達より強いだって⁉︎」
「あれっ、ガルディアに聞いてなかったの?」
「いや、聞いたかもしれないが、どうも頭の調子がおかしいんだ」
それは、あれか!一時的なものか?それとも脳の損傷が激しかったのか?
いや、今はそっとしておこう
「うん、間違いないよ!それこそ、僕が君達と戦ったから分かる事だけどね」
「リンを疑う訳ではないですけど、あのガイルですよね?」
んっ?あのガイルとはどのガイルだ?
「うぅーん、あのガイルと言われてもブラックドラゴンのガイルしか僕は知らないけど、そのガイルとは1年間の共同生活で鍛錬したけど、他にガイルがいるの?」
「いえ、ブラックドラゴンのガイルであれば間違いなくガイルです。ただ、あの傲慢かつ我儘で自己中心的なドラゴンだったので」
「あぁ、それは言えてるね!今でもそうなんだけどね!」
「そ、そうですか」
「でも、君達も似たようなもんで似た者同士だと思うんだけどね」
「えっ、私達がですか?」
「何っ!俺達がか!」
「ほらほらほら、そう言った所だよ、金さんはまだましだけど、銀さんなんてガイルそのものだからね!」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「今でも自分達が1番強いと思ってるでしょう?」
「「そ、そんな事は・・・・」」
「鍛錬すると言っても、今回はそんなに長期間での鍛錬は無理だと思うけど、それでも2人には協力してもらいたいけど駄目かな?」
「リンがそれで宜しければ私は構いません」
「じゃあ、これからは金さんでなくガルディアと呼ばせてもらうよ!」
「分かりました、そう呼んでもらって構いません」
「で、銀さんはどうする?」
「お、俺もガルファンで構わない」
「じゃあ、ガルディアにガルファン!これからも宜しくね」
「こちらこそ宜しくお願いします!リン」
「よ、宜しくな、リン」
「ありがとう、2人とも!ただ、鍛錬開始は2日後からにしたいけど、どうかな?」
「それは別に構いませんが、何かあるのですか?」
「うん、ちょっとエルフの友達と約束があり、一度そっちに戻るので、その用事を済ませて明日にはこっちに戻って来るから、出来ればそれまでに、この闘技場を修復してもらえるかな?」
「私はそれで構いませんよ」
「あぁ、俺もそれでいいぞ!闘技場はリンが戻って来るまでに俺が戻しておく」
「ありがとう、助かるよ!」
話しもうまくまとまり、今後の予定も決まったので、今から僕達はエミリーとの約束を守る為、すぐにエルフの集落に向かう準備を整え、ガルディアとガルファンにお礼を言って、ここホルクス山脈を離れ超特急でエミリーのいる所に向かった
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
小さいぼくは最強魔術師一族!目指せ!もふもふスローライフ!
ひより のどか
ファンタジー
ねぇたまと、妹と、もふもふな家族と幸せに暮らしていたフィリー。そんな日常が崩れ去った。
一見、まだ小さな子どもたち。実は国が支配したがる程の大きな力を持っていて?
主人公フィリーは、実は違う世界で生きた記憶を持っていて?前世の記憶を活かして魔法の世界で代活躍?
「ねぇたまたちは、ぼくがまもりゅのら!」
『わふっ』
もふもふな家族も一緒にたくましく楽しく生きてくぞ!
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる