114 / 260
死の大陸編 青年期
第111話. 驚愕
しおりを挟む拠点に戻ると、真っ先にエレバンとパオスの部屋に向かう
自由解放にしていた事もあってちゃんといるかどうかの、確認に向かう
部屋を覗くと、な、なんとびっくり!
エレバンとパオスは仲睦まじく一緒に寄り添い合ってるではないか
なんとアンビリーバボーな光景だ!
よほどこの場所の居心地が良かったと見受けられる
ここで更にアンビリーバボー的な事態が起きる!!
僕が部屋を綺麗にしていると、突然足下に何らかの物体の感触がするではないか
その物体の正体を観て驚愕してしまう
「な、なぜ、お前がここに?」
そこにいたのは、カピバラもどきだった
蛇の巣窟だった場所から忽然とその姿を消していたカピバラもどき!
ひょっとしたら、あの時、蛇を閉じ込めた際に入り込んでしまったんではないかと内心ヒヤヒヤしていたんだが、無事だった事にとりあえずは安心した
が、しかぁーし、そのカピバラもどきが何故、此処に?
意味が分からない
確かにあの時、ペットになるかとは聞いたけど、それを理解して、此処までやってきたのだろうか
まさかなぁー
あの時もそうだったが、全くもって僕はコイツの存在に気付けないでいたのは何故なんだ?
絶対におかしい
これでも僕は感知能力に関して、かなりのレベルだと思っていたのだが、それすらも凌ぐレベルだと言う事なのか⁉︎
このカピバラもどき
ただ、全く害はないし、それどころか逆に懐いている
見た目的にも、ちょっと愛くるしい
カピバラもどきの頭を撫でてあげると、嬉しそうにちっちゃな身体を押し当ててくる動作が、これまた癒される
しかし、前回もそうだったが、このカピバラもどきに触れると何とも言えない、ある違和感を感じる
その正体が今、ハッキリと分かった
なんと、このカピバラもどき微かではあるが、僕の魔力を吸収しているではないか!
僕にしてみれば、全然問題ない量だが
何故?
どうして?
どゆこと?
アースを呼び出すが、いきなりこの場にアースが出て来てもこのカピバラ君は逃げようともせず、僕の目の前にちょこんと座っている
アースに聞いても、これが魔獣なのか魔物なのかも分からず、今までに見た事もないそうだ
この世の中、知らない事だらけなので、そこがまた面白い
理解できないだろうけど、一応コイツにもここに住み着くか聞いてみる
「キュゥーーン」
えっ?ひょっとしてやっぱり、僕が言ってる事を理解している?
「キュゥーーン」
頷くように鳴いて頭を押し当ててくる
可愛い!
エレバン、パオスもそうだが、僕の言ってる事を理解している様な反応を返してくる
コイツにも一応名前を付けておこうと考えた結果
単純にカピと名付ける
「今日からお前はカピでいいか?」
早速、名前で呼んでみると自分の事だと認識したのかその場で回転して返事する
「キュゥーーン」
癒される
エレバンは卵
パオスはミルク
カピは?
・・・・・
ま、いっか!
それから一通り準備して、金さん銀さんの戦いの地に赴くが、その前に父さんの所に向かう
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。

善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる