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死の大陸編 青年期
第108話. 懇願
しおりを挟む1年間にわたる鍛錬がようやく終わり、これで先延ばしにしていた次なるミッションに挑める!
ガイルとの共同生活も悪くはなかったが、僕達に感化されてしまったのか料理に対する概念が変わり、味にうるさくなってしまった
僕達が此処に来る以前は日常的に食べる必要なんてなかったはずなのに
それが今では肉は柔らかめがいいだ、厚みが薄いだ、終いには私の肉にも塩コショウを振ってくれといい始める
当然ながら無視しましたけどね
でもまあ、みんなで食事する時間は楽しかったので、これからたまには遊びにくるようにガイルとは約束している
「それで、リンよ!今からすぐに向かうのか?」
「うん、すぐに飛び立つよ!」
「そうか」
「今までガイルにはいろいろと世話になったね」
「なあに、俺も久しぶりに気分転換出来たし、美味しい飯も食べれて楽しかったぞ!」
「今までありがとう!」
「おう!気をつけて行け」
「うん、でもその前に1度、父さんの所に寄るけどねー」
「そうか、またいつでも此処に来ていいからな」
「ありがとう!また来るよ!ガイル!じゃっ!」
「あぁ、ちゃんと金と銀をぶっ倒せ!…………リンよ!じゃっ!」
ガイルの所を離れた僕とアースは、まずエルフの集落に向かう
エドガーの家上空に着くと、そのまま降り立ち入口のドアに向かって歩き始めた瞬間………
すぐにエミリーが僕達が来た事に気付き、家から急いで飛び出して来て、僕とアースを出迎えてくれる
エミリーの感知能力も日を増すごとに感覚が鋭くなり、魔法もかなりの速さで急成長している
このエルフ達の中でも1番成長している、
エミリーの場合、魔法だけが成長しているのではなく、肉体的にも成長している!
いや成長というより変化なのか?
初めて出会った時からすると、まったくの別人になっている
今では当時と比べてかなり容姿も違うし、髪の色まで違っている
僕が初めてエミリーを見た時は、ガリガリした体型で髪はボサボサの貧相エルフだったんだが、今ではその面影がなくなっている
まるでエルフ七変化だ!
顔立ちは元々からして悪くはなかったが、より美人系になり、更に肌、艶、血色も良くハイクラスの美人さんになっているではないですか!
見た目は20歳前後でずっと変わらないが、身長が20㎝くらい高く、170㎝位になっていた
スタイル抜群のスーパーモデルではないか!
当時のエミリーの身長は150㎝位で、髪の色は白髪でボサボサだったはずなんだが、今は白髪から銀髪で輝いており、心なしか光を帯びている!
・・・・はい、更に進化していますね!!
ガンエルフからジンエルフに格上げされています
このエルフの集落でジンエルフに進化しているのは4人いる
残り3人は言わずと知れた根性もんの3人衆だ
彼らもちゃんと毎日欠かさず鍛錬を続けた結果、ジンエルフへと進化を遂げていた
当然、この3人もエミリー同様の見た目的に変化していた
護衛役のエースとビリーの直属の部下達も著しく成長しており、ジンエルフへの進化もそう遠くないだろう
族長のエドガーが外に出て来たので、いろいろとお世話になったのでお礼を伝える
逆にエドガーとエミリーの2人が僕に対して、猛烈なる感謝の言葉を必死になって言い続けてくる事態になってしまう
そしてエドガーが神妙な面持ちで僕に話しかけてくる
これから先、エミリーを僕と一緒に同行させて欲しいとお願いしてくる
横からエミリーも僕の両手を握って懇願してくる
「リン様のお側で是非ともお使えさせて下さい」
まじまじとお願いされ、返答に迷ってしまう
「エミリーは僕がこの世界の住人でない事も、いろんな魔物と戦ったり常に危険を伴っている事、そしていずれはこの死の大陸を離れ、違う大陸に行く事も分かった上で言ってるのかい?」
「はいっ!承知しております!私がリン様のお役に立てるとは思いませんが、それでもリン様のお側でお使いさせて下さい…………お願いします」
その横でエドガーも一緒になってお願いしてくる
困った!
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