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死の大陸編 青年期
第106話. クレーム
しおりを挟む鍛錬1年後
今日は鍛錬最終日!!
なので、今までの成果を発揮できるよう頑張ろうと思う!
「ガイルもアースも準備はいいかい⁉︎」
「いいぞ(よぉ)!」
「それじゃあ、説明するよ。今からバトルを開始して暫くの間、僕からの攻撃は一切しなくて防御に徹するから、それまで2人は自由にどんどん僕に攻撃してきていいからねぇ!」
「分かった!(はぁーい)」
「ある程度の時間、そうだね30分経ってから攻撃モードに入るけど、その時にひと声かけるからねぇ………オッケー⁉︎」
「おう!」
「うん、分かったぁー」
「じゃあ、ガイル君!アース君!共に2人で協力して本気でかかってきなさい!!」
直後、ガイルとアースが同時に特大な炎の塊を僕目掛けて放つ!!
「いいね、2人とも息ピッタリだね!」
迫り来る炎に対して僕は氷壁のシールドを展開してガイルとアースの魔法を無効化する
そんなのは承知とばかりにガイルが次の攻撃を繰り出し、高密度のブレスを放っていた
一方のアースは僕の背後に回り込んだ直後に、ガイルのブレス攻撃に合わせて、暴風刃を放ち、前後から挟み撃ちするコンビネーション攻撃を仕掛けていた
僕のやる事はなんら先程と変わらず、前方のガイルに対しては氷壁の維持で、後方にいるアースには暴風刃で互いの攻撃がぶつかり合い相殺され無効化する
更に間髪入れずにガイルとアースは重力魔法を駆使して僕の自由を奪おうとする
まずガイルが広範囲に僕の周辺の空間に重力をかける
それと同時にアースも重力輪を展開して仕掛ける!
しかもそれだけでなく、ガイルは多重魔法で上空から高火力球と高火力槍を放ち
アースも同様に多重魔法にて僕の右側から灼熱暴風刃と左側から暴風氷嵐を放ち、両側から違う属性攻撃を仕掛けられてしまい追い込まれる!
僕は四方八方から迫り来る攻撃に対して反重力世界を発動する
「君達の素晴らしい攻撃に対し、僕の新たな魔法をお見せしよう!!堪能したまえ!反重力世界!!」
発動直後、僕を包み込むような球体が現れる
これにより、僕を囲んでいる球体の中の空間は通常の重力になっているのだが、その球体の外側では反重力の特性を持たせてある
その為、僕に対して外部からの攻撃は当たるどころか反重力の魔法が働いており、そのまま相手に跳ね返しまう
ただ跳ね返すだけでなく僕への攻撃魔法の威力が強ければ強い程、跳ね返る魔法の強さは反発力を増し倍返しとなる!
いわゆるカウンター効果が付加されてあるのだ
この魔法を使われたら、ちょっと後はどんな攻撃が通じるんだと言う事になる!
しかしながらこの魔法の効果は超絶過ぎるほど絶大だが、その反面、当然デメリットもある
非常に燃費が悪い!
今では僕も相当量の魔力があるとは思うが、この魔法を使うと魔力がごっそりと持っていかれてしまい、気付けば魔力がすっからかんになり倒れた事もあった
………なのでこれを発動すると魔力の消費がハンパないので流石に長時間、出しっぱなしとは行かないのだが………
これに関しては2人から速攻でクレームが入る
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