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死の大陸編 青年期

第81話. グラビア

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 ブラックドラゴンのハンパない攻撃にどう対処したもんか・・・
 

 よしっ!

 この際、 僕の防衛機能がどの程度の強度があるのかを試してみようと思う

 こんな強力な攻撃を受ける機会なんてそうそうないんだから、実戦で感じるのが1番だと思い、僕は更に気を研ぎ澄ましながら闘いに集中する

 それから暫くブラックドラゴンとの攻防が続き、分かったのは火属性に対しては水が強いって事だ!

 風は火に対して弱いが僕が纏わせている風は高密度で魔力を練り合わせている為、なんとかブラックドラゴン相手でも十分に防御出来ている。


 やはり魔法は緻密な魔力の操作が出来れば出来る程、より付加価値が高まり、更に強力に反映されていくようだ。

 最弱の火魔法であっても熟練度が増せば増すほど、最弱であった魔法が最強レベルにもなると言う事だ!!

 何より少ない魔素で魔法を使えるのは省エネにも繋がるので、今後もより一層の練習を重ねて行く必要がある

 
 なので今回どこまで強化出来るのか、あえて相手と同じ属性でずっと僕は攻撃をし続けている。

 炎槍雨フレイムレインの発動で上空からの攻撃を仕掛ける

 多数の炎の槍がブラックドラゴンに襲いかかる!

 そして高火力槍メテオランスを続けて放ち大型のメテオ級の槍をブラックドラゴンを串刺しにする為に放った!

 どうやらブラックドラゴンは火属性の魔法に対しての耐性がずば抜けていた為、今まではまったくダメージが入っていなかったんだが………


 先程から緻密に練り上げた火魔法でダメージが入り始め、ブラックドラゴンに傷を入れる事ができた!

 相手と同じ属性でここまでの結果が出るのであれば、次にやる事は

 ………当然ながら属性の相性がいいのは水魔法なので、更に緻密に練り上げている今の状態の魔法を使うと結果はどうなるでしょう⁉︎


 ここからは戦闘モードでの攻撃スイッチに切り替えてみる事にする


 
 僕は上空よりブラックドラゴン目掛けて超速で降下していき、そのスピードの速度を上乗せしながら………刻印から剣を取り出し水を纏わせ超水圧刃ウォータージェットで斬撃を放ちブラックドラゴンに攻撃する

 ブラックドラゴンは水の斬撃を受けるのを嫌がり、すんでのところで躱したように見えたが………完全に躱しきる事が出来ず、わずかに剣先が触れており硬い鱗がバッサリと斬り裂かれていた

 思いのほか火魔法よりも簡単にダメージが入ったのでビックリしてしまった

 『何!!この私が傷を負わされただと⁉︎おのれぇ!』

 『小僧!!遊びはここまでだ!!』

 『グラビア!』

 ブラックドラゴンが何かの魔法を使った瞬間、僕の周りの空間全体にいきなり重圧がのしかかってきた!
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