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死の大陸編 青年期
第80話. 興味津々
しおりを挟む改めてブラックドラゴンと対峙してみた分かったが、圧がハンパない!
そもそも僕はブラックドラゴンの属性魔法が、何の系統に属するかも知らないので、それが何なのか興味津々だった
あちらさんも此方の事に関しても知らないだろうから、お互い同条件で戦えるのでそれはそれでいいと思う。
『どうした、かかってこないのか!』
「では行かせてもらいます!」
僕は最初から最大限のシールドで風を纏い、ファーストアタックは水魔法の水球をブラックドラゴン目掛けて放つ!
ブラックドラゴンはたかだか水魔法程度かと言わんかばかりで右手で弾こうとしたが・・・・
僕が放ったのは5m級の水球なんだが、これは直接的なダメージを与えるものではなく、標的に纏わり付く為の魔法だ!
結果、ブラックドラゴンは右手で弾きに来たが、水球を擦り抜け、そのままブラックドラゴンの頭部へと向かい、上半身を飲み込むように包み込んで固定する
さて、ブラックドラゴンは水の中でも呼吸が出来るのでしょうか⁉︎
僕の中で疑問だった事だ……元は蛇やワニみたいなもんだろうから水中でも大丈夫な生物なんじゃないかと思ったので、ちょっとした好奇心による実験も兼ねて試みる
ブラックドラゴンの意識がそちらに向いているので、念のため今のうちに両脚も固定してしまおうと氷魔法の″凍結″を放ち、足場と両脚を凍らせる……
パキパキパキパキベキベキベキベキ
どうやらブラックドラゴンが苦しい様子は伺えず、窒息するような事はないようだったので、上半身を包み込んでいた水球を、今度はそのまま凍結に切り替え凍らせる
パキパキパキパキパキパキバキン、バキン
両脚を凍らせていた氷がなんなく割られ、上半身を包む氷もブラックドラゴンの尻尾でカチ割られてしまう
恐るべきパワーだ!
まだまだ″凍結″の強度を上げなくては全く効果がないことが分かった
『なかなか面白い魔法を使うではないか!次は私の番だな』
そう言うと僕に向かって大きな翼を羽ばたかせた瞬間!
羽からいくつもの高速の竜巻が発生して僕に襲いかかってきた
僕もそれに対して同じ様にいくつもの竜巻を放ち、相殺して打ち消す!
ブラックドラゴンは上空で羽ばたいており、次に口からメテオ級の火の塊を放ってきたので、僕も高火力球を放ち、またも打ち消す。
お互いの魔法がぶつかりあった瞬間に爆発を起こし、轟音とともに弾け飛んだ影響で視界が煙で遮られるがブラックドラゴンはすでに上空から僕目掛けて急降下してきていた
突如、煙の中からブラックドラゴンの鋭く尖った大きな鉤爪が目前に迫り、襲いかかってきていた!!
即座に避けようと飛んでブラックドラゴンの攻撃を躱すと、僕がいた所は衝撃で大きなクレーターが出来ていた!!
ブラックドラゴンは瞬時に態勢を整え、一瞬で僕との間合いを詰めると大きく振りかぶって右手で引っ掻く動作をすると……
強力な風の鉤爪を飛ばしてきたので、即座に躱すと凄い音とともに壁に当たる……
直撃した壁を見てみると激しく大きく抉られた傷跡が出来ている
おいおいおいおいおい!……あれは強烈過ぎるでしょお!!
あんなのをまともに食らったら僕、死んじゃうよ!!
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