転移失敗!!此処は何処?僕は誰?

I&Rin

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死の大陸編 青年期

第53話. カピバラもどき

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 概ねアンフィスの処理と保存が終わったので、アンフィスが一体何処から来たのかアースに聞いてみる

 「滝の裏から顔を覗かせて来たから、滝の裏側なんじゃないかなぁ」……と至極当然のように答える

 ほとんどの蛇は水源池の近くや洞窟の中であったり湿地帯を好むらしい

 アンフィスの大きさを考えると滝の裏側がどうなってるのか凄く興味が湧いてくる

 これは確かめて見る必要があり、アースが食べ終わるのを待ってから調査をする事にする


 ようやく食べ終わり、アース君は満足そうな表情を浮かべていたので、今から次なる獲物を求めてアンフィスが何処からやって来たのか調査に向かう為、僕とアースは滝の所に飛んで行く

 相当な水量が上から流れ落ちて来ており、近づくにつれ水飛沫が激しくなり轟音鳴り響く音も凄い!

 僕は風を纏い、水飛沫と音を遮断する

 上空から落ちてくる滝の水量を遮断するため5m位の円盤型エアカッター1枚を傘の代わりとして頭上に放ち、滝の中に進入する

  滝の奥へと徐々に進みながら僕達は滝の落下してくる水を一時的に遮断させながら滝の裏側に進むと、そこはかなり広い空間になっいた


 これだけの空間がずっと奥まで続いているのであれば、あのアンフィスが移動して来れたのも頷ける

 そこでアンフィスが通って来たであろう洞窟を進んで行くと、やがて下り坂になりそのまま先に進むと、今度は更に広い地下空間がある場所に出た

 既に僕が思っている洞窟の広さでないレベルだ

 洞窟内、至る所の壁には鉱石が埋まっていて、そこらじゅうにヒカリゴケが付着している事で、辺り一帯うっすら明るくなっているので、照明の代わりとして高火力球メテオを使用する必要もなかったが、安全と念のために高火力球メテオを1つ前方に飛ばしてセットする

 あの巨大アンフィスがこの洞窟内を移動していただけあって、充分過ぎる広さの空間がずっと奥へと続いている

 至る所に小さな魔物の反応があるが、どれも離れた場所にいて気にするレベルでもなかった

 一応警戒して周りを伺いながら進んで行ってるがが念のため、ここから先は魔力ダダ漏れのアース君には刻印に入ってもらい、僕も気配を遮断してから奥へと進む


 歩いてる途中にいくつも横穴があるが、その横穴が何処に続いているのか凄く気になるが、今はとにかくアンフィスの通った道だと思う、この道をひたすら進むのを優先した

 歩いてると高火力球メテオの光に釣られて蝙蝠やトカゲにアリといった、低レベルの魔物が引き寄せられているが、その近くを歩く僕の存在には全く気付いていない
 
 洞窟内を飛び回っている蝙蝠や蜂に蛾みたいなのは、自ら高火力球メテオに突撃してはては、「ジュッ」……と音をたて消滅している

 かれこれ2時間位ずっと同じような状況で歩き続けているが、とても暇でやる事が何もない

 しかしながら気になる事が一点だけある!

 それは1時間ほど前から、いつの間にか気付けば、僕のすぐ後ろをネズミというよりカピバラに近い魔物が、1匹トコトコ歩いて僕について来ているではないか!!

 何故にこんな場所にカピバラもどき⁉︎

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