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死の大陸編 青年期
第37話. 調味料
しおりを挟む強さだけでなく、大きく変化したのは他にもあって、食事が劇的に美味しく食べれるようになった!
それは、調味料なる物を準備致したからだ
塩作りのため、海に行き、海水から塩作りに励み、山に行っては、ハチミツもどきを手に入れ、胡椒のような植物や実を探しては砕いたり擦り潰して、薬味もどきを自作で揃えてしまった
あれだけ味気なかった肉の旨味を、自作の調味料で存分に素材を引き立たせるようになったが、これはあくまで自分が食するとき専用にしている
今もアースには、ただ焼いただけの肉を提供し続けているが、相変わらず美味しいね、を連呼しながら食べている
そして、僕の身長は以前より高くなっており、当時1m位だったのが、今では1m80㎝位まで成長していて、着ている服も魔物の毛や皮をデザインして作った物を着用している
ワイルドだろぉ!
当時の最先端技術の多機能スーツを着用していたものから、今では原始的な物を着用するようになっていた
ここ最近では、300年以上前に存在していたミリアン王国の場所をあちこち探索しては武器や防具と使えそうなのを見つけては持ち帰っていた。
剣や盾、防具は錆び付き曲がっていたり、ボロボロなのばかりだったが、使えそうな物は魔法で加工を施しながら修復することで、今では充分に役に立っており、鍛錬や実戦でも使用している
ホームとなる拠点は、当初と変わらず洞窟のままだが、内装は完全にリフォームしていて、洞窟の中にいるとは思えない景観になっている
常にアースと一緒に過ごす場所だが、テーブルに椅子にベッド、そしてお風呂まで完備している。
洞窟のすぐ隣には大型なキッチンルームと、それに併設した魔物の解体場があり、そこには階段を降りて移動出来る様な造り変えてある!
同じ建物内に飼育部屋があり、そこに大きな鳥のエレバンと牛に似たパオスを1体ずつを飼育している。
これにより卵とミルクの提供を毎日してくれるので、その見返りとして、快適な環境と安全性、そして充分な餌を与えている
外からの魔物に襲われないよう、全体的にドーム的な建物の造りにしている
貯蔵庫の規模も変わり、相棒のアースが食欲旺盛なので1日に食べる量を決めておかないと、永遠に食べ続けてしまうので、アース用の貯蔵庫を別に造り、そこに1週間分の食材をストックしておけるようにしている
近くに静寂な水辺があることで、もともとこの近くには魔物があまり近寄らなかったが、アースと魔物を狩りまくったことで、もう2年ほど前から魔物の姿が見えなくなってしまった
賢い魔物は危険察知能力に優れていて、すでに此処より遥か遠くに逃げていて、そこで繁栄しているのだが、僕がそれをあえて放置しているとは思っておらず、そこまでは気付いていない
バランス良く野菜もちゃんと摂取しており、肉に魚と均等に食べているので今でも健康的に過ごしているが、アースに限っては、なかなか野菜を食べてくれなかった
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