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死の大陸編 幼少期
第35話. 今後の事
しおりを挟む僕は自分の狩った魔物を連れて洞窟に急いで戻ると、アースはすでに待ち構えており、そこには魔物が10体程積まれてあり、その前でチョコンとお座りして僕の帰りを待っていた
早い、食事が絡むと恐ろしくスピーディーだ
「一応聞くけど、これ全部アースが食べるの?」
「うん!まだまだ狩りたかったんだけど、みんな逃げ足が速いんだよぉ」
いやいやいやいや、絶対アースの方が速いでしょお
そうかぁ、相手も必死だからフェンリルの気配を感じると、死に物狂いで逃げるから自然に逃げ足も速くなるんだろう。
んっ?この魔物はなんだぁ?
「アース!この魔物はなんて言うの?」
積まれてあったのに、牛みたいな姿をしているが、明らかに象の特徴である、長い鼻をした魔物がいる
かと言って象みたいに大きな耳ではない!
それとも象なのに牛に似ているのか⁉︎初めて見る生物で驚いた。
「パオスだよぉ」
「あぁ、パオスかぁ、じゃあ僕が狩ってきたこの鳥はぁ?」
「それはエレバンだよ」
「ふうーん、あっこれは蛇だ!ここいらは蛇多いなぁ」
焼く場所を地魔法で造り、下処理の準備に取り掛かり、それからアースが狩ってきた魔物の血抜き作業に取りかかる
アースが言うには、僕が調理している魔物は血抜きをしているので、肉の臭みもなく美味しさが全然違うらしい
ただでさえ、魔物を焼いて食べるなんてこともしないし、血抜きをするなんて考えたこともないそうだ
僕からすると、少しでも美味しくなるならと、やる事は一緒なので作業を淡々とこなすだけだ!
そして、使える物は使いたいので、この骨も他の事に使えるので、別に取っておく
まずは僕が狩ってきたエレバンのモモにあたる部位を、ほんの少しだけ切り取り、焼いて食べると・・・・・・うん!鶏肉だね!
淡白な味ばかりに慣れてきたが、今後の課題としてやっぱり、調味料などで味付けを施して食べたい!!
そらから、アースの狩ってきた魔物を一気に焼き始め、焼き上がると冷まして置く、焼いては冷まして置くの繰り返しで、結局アースは全部の食材をたいらげて完食!
昨日ほどではないが、今日もなんだかんだで疲れる1日だった!
片付けも終わり、そのままアースと一緒に洞窟に戻り、僕はアースのフサフサの毛にもたれかかる様にくっつき、明日からアースと一緒に行動を共にし、いろんな地を見て回ろうと思う
そんな今後の予定などをアースと話しながら眠りについた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今回で、一区切りにしました。
ストーリーとしては死の大陸編は、まだまだ続きますが、主人公の年齢設定が幼少期だった頃から10年の歳月が経ち青年期へと成長した展開で話しが進みます
引き継ぎ楽しんで、お付き合いして頂ければ私も嬉しく思います。
今後もいろいろご意見、ご指摘を糧にして、より良い作品にして行きますので宜しくお願いしますm(__)m
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