隷属の証

Hypnos

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1年1学期

金曜日-前半

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ついに楓を抱けることに興奮してよく寝付けなかった匠はいつもよりも早めに起きる。隣を見ると陽介に抱き寄せられながら和やかな寝息を立てる楓の姿があった。

(陽介はかなり楓にのめり込んでいるみたいだな。寝ている時まで抱き寄せちゃって…これは早めに楓の拡張を進めないと無茶な事をしでかしそうだ。楓はもう後ろから快感を感じるようになったみたいだし、包茎化を進めて、ミルキングで精を抜いてあげるとしよう。トコロテンに慣れると中イキし辛くなるだろうし)

邪な計画を立てて匠は二人起こす。寝ぼけて反応が鈍い楓に陽介は情熱的なキスをする。楓の陰茎の具合が気になる匠は布団を翻し、四日も檻に閉じ込められている幼いペニスを手に取って観察する。狭い輪っかが色素の薄い陰嚢と陰茎を締め付け、弛緩した状態のままの茎は僅かな隙間を残して四センチの筒を埋めている。締め付けられて浮腫んでいるのか、陰嚢はやや膨らんでいるようだ。朝勃ちをしていない状態の先端を見ると、皮が茎に引き戻され、亀頭が一部顔を出している。完全ではないにしろ、楓の陰茎が勃起すれば亀頭がさらに露出されるのは明らかで、匠は残念がった。いつものように余剰な皮を寄せ、楓にピンクの亀頭を完全に覆い隠すと、匠はそれを筒の先端から前後に引き伸ばす。

「んぐっ」
「ほら、昨日躾けたように自分でして」

陽介に口を塞がれてくぐもった声を出す楓に匠は静かに命じる。

「んっ、んっ、んぁ」

何度か暴力を振るわれて従順になった楓は仕方なく自分の溢れた包皮を伸長する。男性としてあまり健全とは言えないその行為を、匠の許しが出るまで繰り返した。包皮に擦られた敏感な先端から、透明の先走りが分泌され、グチョグチョと楓の陰部と手を汚していく。その痴態に満足した匠は追い討ちをかけるように、楓の両手をそれぞれ陽介と自身の朝勃ちに導く。カリの張った、余分な皮が少しもない立派な2本の雄を手にした楓は、つい自分の惨めなものと比べてしまう。ただでさえ二人のものと比べてかなり劣っている自分のペニスをさらに小さくさせられ、過剰な皮で快感を拾うことしかできなくさせられた楓は劣等感と敗北感に苛まされる。そんな楓の頭を優しく撫でると、匠は二人に起床するよう促した。

身だしなみを整え、軽い朝食をとった後に、匠はたっぷりと遅効性の媚薬が入ったスムージーを楓に渡した。連日の体のだるさや、陽介が飲ませた錠剤のことを思い出して、楓は手にとったコップを訝しむ。

「飲め」

冷たく命じた匠が拳を作って近づいてくるのを見て、楓は慌ててスムージーを飲み干した。口角を僅かにつりあげた匠に言われて楓は朝のルーチンを繰り返す。食い込んだ大きなプラグを抜いて排泄し、風呂場で浣腸を進める。リビングでは残りの二人が下品な話題について言葉を交わしていた。

「陽介、楓がいつも一人でしてるけどいいのか?」
「ん?排泄の話か?」
「それ以外にないだろ。排泄管理が性癖だったんじゃないのか」
「んー本当は楓の排泄も管理して、人として一番隠したい姿も毎日眺めたいんだけど、しばらくは無理だろうな。フェラやアナル開発まで受け入れたのに浣腸の手伝いすら強く拒否したし。そこが今の楓にとって譲れないレッドラインなんだろう」
「お前がいいならいいけど。例の貞操帯は夏休みに入る頃に届く予定だ。股下のストリングにアナルプラグやディルドを固定できるアナルプレートも追加したぞ。本体とは独立した鍵で固定できるから、おあつらえ向きじゃないか?」
「そりゃいいな!毎朝排泄を強請る楓が見れるのかー夏に入る頃には排泄を管理されることにも抵抗が弱まるだろう。そういや昨日ちょうどいい大きさのディルドを見つけたから持ってきたぞ。今日なら入るだろ」
「じゃあ後で入れてみるか」

悪夢のような話が外で展開されているとは露ほども想像していない楓は、時間をかけて浣腸し終えると、風呂場を出た。壁に寄りかかって携帯を見ようとしていた匠が、パスコードを入力してデバイスをアンロックしたのをきっちり目に入れつつ、平然を装って柔らかいバスタオルで下半身を拭く。

(098923か。パソコンも同じだといいんだが…二人がいない時に確認しよう。にしても今日もなんか身体が変だな、やっぱり朝のスムージーに何か盛られていたのか?二人とも男女関わらず相手には困らないはずなのに、なんでこんな性犯罪を犯してまで…許せないけど刑務所に送りたくはないし…ってなんで二人を心配しているんだ)

匠と陽介に対して思ったほど憎しみと怒りを抱いていない自分に気づいて楓は戸惑う。考えが纏まる前に匠は楓をベッドに連れて行き、いつものようにうつ伏せに寝かせる。流石に連日のことで楓もされることを予測していた。すでに準備していた陽介は3本の指とローションで楓の秘孔を拡げる。初日のキュッと引き締まった孔からは考えられないほど柔軟性を持っていた。ローションをさらに注ぎ、陽介は巨大なディルドを楓に挿入し始める。十五センチ余りの長さと、四センチ近くの太さを誇るそれは、本物の雄のような青筋や、一際太いカリ首がよく再現されている。流石に匠と陽介の巨根には及ばないが、平均を大分超えるディルドの先端を楓の可愛い孔は上手く飲み込めない。匠も手を伸ばして手伝い、秘孔の皺をくまなく伸ばし、双丘を左右に引く。

「楓、もうちょっとだ。力んでくれ」

陽介の呼びかけに応えて楓は力む。三人の協力があってようやく楓のわがままな蕾はディルドの亀頭を飲み込んだ。

「っんっぐあぁっー!」

かつて無いほどまでアナルを拡げられ、楓は絶叫する。

「落ち着け楓、もう一番太い場所は入っているから」
「っぐぅぁっ、ひぃん!」

楓を宥めながらも陽介は手を止めずにディルドを押し入れる。前立腺に届いたディルドが張った先端で容赦なく拡げて押し潰すと、楓は苦痛と快感でさらに喘ぐ。さらに押し入れられたディルドは前立腺の先にある楓の精嚢をも蹂躙し、楓の意思を無視して収縮させる。

「っんぁんっ」

圧迫感はそのままに、楓は小さく拘束された自分の分身から何かが滴り落ちるのを感じる。視線を移すと、ビクビクと亀頭を覆う包皮から伝うのは透明な先走りではなく、雄の象徴である白濁だった。

「ぇなん、でっ」
「いい子だね楓、ちゃんとミルキングでいらいないものを吐き出せたみたいだ。これからは定期的にミルキングしようね」
「っやぁ、やぁ、あ゛」

射精を通して雄の快感を伝えるはずの精液が無造作に排出されるのを見て楓は絶望する。貞操具を装着され、勃起を少しも許されない状況でも、精液が収縮する尿道を通るのは気持ちよかった。しかし、精嚢の刺激による精の放出は排泄以外の快感を全く与えない。泣き喚く楓に嗜虐心を満たされて、匠は楓の頭を撫でた。

「んっんぁあああ゛ん!」

更にディルドを推し進めてその大半を埋め込んだ陽介は抵抗を感じた。

「ん?」
「引っ掛かるか?中ヒューストン弁に当たったのかもな。少し引いて伸ばしてみれば」
「わかった」

小さく抽送する陽介は楓を奏で続け、少し経つとズブリと大きなディルドが底を残して全て楓の小さな孔に飲み込まれた。

「っふっふぁん、ぁん!」
「よく頑張ったな楓。このまま暫く馴染ませよう」

陽介は汗でびっしょりの楓に優しくキスすると、匠とお湯で濡らしたタオルで拭き始めた。

「なんとか入ったみたいだな。やっぱりお前のは暫く無理だろう」
「っう、このやろう。先に楓を抱けるからって」
「普通に考えて無理だろ。これより一回り大きいだけの俺のでもギリギリなのに、長さも太さも三割り増し以上のお前のを入れたら楓が壊れる」
「ふん、絶対来週の週末までには楓を俺のモノにしてやる」

グッタリして意識が朦朧している楓は二人の会話を聞き流しながら、陽介の凶悪なものを受け入れさせられる人は可哀想だなとまるで他人事のように思った。
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