最下層からの転生日記

koji0311

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新人騎士奮闘中

第一幕

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騎士になってはや1ヶ月。
問題が色々と出てきた。
問題の1つが、アンの料理以外の家事スキルだ。家事全般全く非の打ち所がないのだ。ノラとサラもライバル心を燃やし、手を出すのだが、余計な仕事を増やしアンに怒られる毎日。
宿屋の仕事を小さい頃から手伝っていたので当然といえば当然。
自然と私の部屋に掃除等で入ることが増え、3人の中で序列が一番上だとなっているようだ。
しかし、私は平等に愛したいのだから勝手に序列をつけられても困ってしまう。
なので、私は3人にハーレム計画を打ち明ける事にした。
ちなみに、サラは武人にありがちな「自分より強い人に惚れる」的な人材だったので、完全に惚れられました。可愛いからオッケーだけどね。
居間に皆を集めてハーレムについての話をした。自分の気持ちを正直に言う。
皆可愛くて選べないからとは言いませんよ?
反応はアンのみ反対。ノラとサラは、自分の女子力の低さから諦めかけていた所に救いを得られた様な顔をしていた。
アンだけなら説得するのは簡単だった。
初めてをアンとするという条件をつけたらすんなりアンも陥落した。
ただ、問題は自分が処女相手にしたことが無いという事だ。
色々と不安はあるものの、ハーレム計画への支障はこれで無くなった。
喫緊の問題を回避したわたしだったが、新たな問題が降って湧いてきた。
治安維持を生業としている私の騎士団に任務が入ってきた。
これだけならいつもの事なのだが、今回は大規模な任務になるらしい。
どうも、モンスターとの前線が一部崩壊し、そこからモンスターの大軍がなだれ込んできているので、街に着く前に対応して欲しいという事だ。
幸いにも街まで距離はあるとはいえ、すぐさま対応しなければ街が戦場になってしまう。
即応部隊が編成されたのだがなんとそこに私の名前があった。
新人とはいえ、それなりに戦力になれるということをサラとの戦いで証明してしまったからだ。
救いは倒したモンスターの素材やお金は手に入れた者の所持品になるので、素材に困っていた私には渡りに舟だ。
従者としてサラにも準備する様に伝え、アンに出撃前の料理を準備してもらう。
ノラには、私とサラの武具のチェックをしてもらい、出撃準備をしていた。
さすがに即応部隊とはいえ、新人の私は戦況の見やすい中陣に配置され、戦況の見極めには苦労しない配置だった。
準備を完了させた私達は集合場所に行き、陣形を保ったまま出撃したのだった。
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