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幼少期
第三幕
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5歳になったある日。
私に妹が出来た。
母のお腹が大きくなってきていたので、分かってはいたが前世でも1人っ子だった私には初めてで、とてと嬉しい出来事だった。
新しい家族を迎えた父と母はとても幸せそうだった。
共に幸せを分かちあっていた私に、不意に話しかけてくる存在がいた。
奴だ。
火の精霊だ。
どうも精霊という存在は、契約者の魔力によって姿を変えるらしい。
現在の姿は、最初にあった時とは違いトカゲそのものな姿だ。
爬虫類が苦手だった私には忌むべき存在になってしまった。
サラマンダー君が言うには、私の妹は賢者になるべく産まれた存在のようだ。
「叡智」のスキルを産まれながらにして持っているとの事だ。
恐ろしい存在だ。
しかし、身内に産まれたという幸運に感謝した。
というか、精霊さん。
妹のスキルが分かるなら私のスキルもわかるよね?と疑問に思ったので聞いてみた。
何故か渋るサラマンダー君。
後に渋った理由も分かるのだが、今はとにかく知りたい。
ようやく重い口を開いたサラマンダー君。
私の所持スキルは現時点で「精霊使い」「剣聖」「戦略眼」。
なるほど。
私は思っていたより神様に愛されていたようだ。
確かに、私に対抗出来る人間は少ないかもしれない。
暗黒面に堕ちれば魔王になれるかもしれない。
だけど、私が作りたいのは人間のハーレム。
魔物のハーレムは要りませんので。
ハーレムも暗黒面なのか?という素朴な疑問も出たが、自分から望む人だけを選べばいんじゃね?という結論に至って個人的に解決させた。
そこが折れたらせっかく転生出来たし、英雄になれるスキルがあるのになんの為に頑張るのか分からなくなったからだ。
エロは世界を救う!が私の座右の銘だからだ。
しかし、そう簡単にもいかないようだ。
持っているだけでは人より少し優れているだけのようだ。
素質があっても育てなきゃね。
とりあえず、友達を作って足りない部分を補って貰おう!
サラマンダー君に役立つスキル持ちの友達を見つけて貰おう!
あわよくば女性の!
そう心に決め私は村の子供達の元へ走り出した。
しかし、私の村に居た子供達は皆村人スキルしか持っていなかった…
そう都合良くは行きませんよね。
幼馴染の中で唯一面白スキルを持っていた女の子は「料理人」1人、「鍛冶師」1人でした。
大所帯になれば必要ですよね。と思いながら二人と仲良くなるべく努力した。
自分のスキルレベル上げと共に。
私に妹が出来た。
母のお腹が大きくなってきていたので、分かってはいたが前世でも1人っ子だった私には初めてで、とてと嬉しい出来事だった。
新しい家族を迎えた父と母はとても幸せそうだった。
共に幸せを分かちあっていた私に、不意に話しかけてくる存在がいた。
奴だ。
火の精霊だ。
どうも精霊という存在は、契約者の魔力によって姿を変えるらしい。
現在の姿は、最初にあった時とは違いトカゲそのものな姿だ。
爬虫類が苦手だった私には忌むべき存在になってしまった。
サラマンダー君が言うには、私の妹は賢者になるべく産まれた存在のようだ。
「叡智」のスキルを産まれながらにして持っているとの事だ。
恐ろしい存在だ。
しかし、身内に産まれたという幸運に感謝した。
というか、精霊さん。
妹のスキルが分かるなら私のスキルもわかるよね?と疑問に思ったので聞いてみた。
何故か渋るサラマンダー君。
後に渋った理由も分かるのだが、今はとにかく知りたい。
ようやく重い口を開いたサラマンダー君。
私の所持スキルは現時点で「精霊使い」「剣聖」「戦略眼」。
なるほど。
私は思っていたより神様に愛されていたようだ。
確かに、私に対抗出来る人間は少ないかもしれない。
暗黒面に堕ちれば魔王になれるかもしれない。
だけど、私が作りたいのは人間のハーレム。
魔物のハーレムは要りませんので。
ハーレムも暗黒面なのか?という素朴な疑問も出たが、自分から望む人だけを選べばいんじゃね?という結論に至って個人的に解決させた。
そこが折れたらせっかく転生出来たし、英雄になれるスキルがあるのになんの為に頑張るのか分からなくなったからだ。
エロは世界を救う!が私の座右の銘だからだ。
しかし、そう簡単にもいかないようだ。
持っているだけでは人より少し優れているだけのようだ。
素質があっても育てなきゃね。
とりあえず、友達を作って足りない部分を補って貰おう!
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あわよくば女性の!
そう心に決め私は村の子供達の元へ走り出した。
しかし、私の村に居た子供達は皆村人スキルしか持っていなかった…
そう都合良くは行きませんよね。
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大所帯になれば必要ですよね。と思いながら二人と仲良くなるべく努力した。
自分のスキルレベル上げと共に。
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