17 / 71
第17話 3Dプリンター
しおりを挟む
風の精霊ワムゥが姿を現した翌日、俺は森に向かう事にした。
森に出るには門番をどうにかしなければならないのだが、年齢的にお兄様のように顔パスというわけにはいかない。ここはリンネに頼むことにする。
「それで私に頼みって一体何なのよ?」
「門番に気付かれずに外に出たいから、光魔法で姿を見せなくする事ってできる?」
「まぁ、私にかかればそんな事は古代魔法を使えばちょちょいのちょーいね。でも何で外に出たいのよ。外は危険がいっぱいよ。姿が見えないといっても、匂いは消せないから魔物に襲われちゃうわよ」
「そこはほら。こんな感じで」
俺の指から小さな竜巻が生じる。
「あんた、いつの間に風魔法なんて使えるようになったのよ」
「なんか風の精霊のワムゥさんが現れて、簡単な風魔法は使えるようになったみたい」
「えっ?! えっ?! 何で?! 風の精霊ワムゥって言えば凄い高位の風の精霊じゃない。ま、まぁ、私には劣るけど………」
「何でかはよく分からないけど、神の一手を目指すために現れたらしい」
「えっ? そんな事であのワムゥが現れたりするとは思えないんだけど………ていうか、ワムゥもスイーツを狙って現れたんじゃないでしょうね。私の取り分が減るじゃない」
「大丈夫だって。あんまりスイーツには興味なさそうな感じがするし」
「本当かしら。そんなの聞いてみないと分からないじゃない。狙ってないように見せて、密かにスイーツを狙っている。そういうずる賢いやつなのよ。あいつは。第四次精界大戦の時の西側の参謀だったやつよ。何か考えているかなんてわからないわ」
何やらワムゥさんの肩書が気になるところである。
「やっぱりワムゥさんは凄い精霊って事か」
「ま、まぁ、私には若干劣るけどもね。そんな事よりスイーツよ。あなたが風魔法を使える対価としてスイーツを要求されたんじゃないの?!」
「いや、さっきも言ったように神の一手を追及したいらしくて、戦棋で強者と戦いたいらしい。そのために俺がワムゥさんの代わりに指示されたように打つんだってさ。人間にはワムゥさんの声も姿も見えないから、俺を使って人間の強者と戦棋で戦いたいらしい。だから、それが対価ってわけ。だからリンネの取り分が減るって事はないから安心してくれ。早速だけど、ほらこれ」
俺はそう言って、用意していた王族使用プリンを差し出した。ホイップクリームにフルーツで彩られたプリンをリンネの目の前に置く。
「ま、まぁ、そこまで言うなら仕方ないわね。【インビジブル】!! これで、あなたの姿は誰にも見えなくなったわ。ついでにそのプリンもね」
「俺には、プリンが見えているけど、大丈夫か?」
「術者にも見えなくなったら困るでしょ。じゃあ、早速いただいちゃうわね」
リンネはホイップクリームにダイブしてそのままかぶりついた。
「お、お、おいしーい。やっぱり、この味は最高ね」
俺は少しの不安を抱えながらも森へと続く門のところへ行くと、門番は俺に一切気付いてない様子。俺は門の真ん中を歩いて通り抜けるが、一向にこちらを振り向くことはなかった。俺の知らない書物に載ってない光魔法を使うなんて、やはりリンネもそこそこやる妖精という事か。そんな事を考えていると思考が読まれたようで、「そこそこじゃなく凄くやる妖精なのよ。私は!!」とクリームがべったりついた顔でこちらを向く。
そして、数十分くらい歩くと森の入り口へと到着した。あまり中まで入る必要はないが、木が一人でに切られていく様子を誰かに見られると事件になってしまうので、少し入ったところで1本の木を風魔法で切り倒す。
【ウィンドカッター】
心の中で念じればスパッとバターのように木が切断される。恐ろしい魔法である。人に放てば胴と首が永遠にサヨナラしてしまうレベルである。
俺は何度も【ウィンドカッター】を使い、オセロ用、チェス用、戦棋用、ついでに将棋用の盤に使う直方体の木を何枚か作成した。黒い線等は帰ってから作業すればいいだろう。溝を掘って、そこにインクを流せば、それなりのものができるだろう。
あとは駒か………
チェスの駒と戦棋はどうせならかっこいい物がいいだろう。どうやって作るか………
俺は10本の指先から小さな風魔法を起こす。
左手の指先から出る風魔法は右回転!
右手の指先から出る風魔法は左回転!
結構呑気にプリンをパクついていたリンネも、その指先から出る風魔法が一瞬巨大に見えるほどの回転圧力にはビビった!
そのふたつの風魔法によって生じる真空状態の圧倒的破壊空間は、まさに歯車的風魔法の小宇宙!
俺はその小宇宙に小さい木の破片を無属性魔法で放り込む。
すると見る見ると削れていき、俺のイメージ通りの雄々しい馬ができあがる。
「なんなのよ!! それは、そんな風魔法見たことないわ。それで私の人形も作りなさいよ!!」
どうやらリンネも知らない風魔法を開発してしまったようである。
【3Dプリンター】という画期的な魔法を作り出してしまった瞬間でもあった。
「ほらよ」
俺は全ての駒を作り終えた後、リンネの姿を模したほぼ等身大フィギアを作成した。といってもプリンよりも小さいのだけれど。
「なかなかよくできてるじゃない。実物よりは少し可愛さと神々しさが劣るけども………というか、ちょっとこれお腹出すぎじゃない? ちゃんと見て作りなさいよね。よく見えるように光魔法で補正してあげるわ【アジャスト】! どう、これならもっと正確に作れるんじゃない?」
いや………かなり正確に見たままを再現しているつもりなのだが………
もう一度【3Dプリンター】を【アジャスト】のかかった状態のまま使う。
「ちょっと、ちょっと何なのよ。さっきよりお腹が出てるじゃないのよ。目が腐ってるんじゃないの。あんたの眼球を治すために光魔法の【レーザー】で角膜を削ってあげるわ」
「いや、ごめん。初めてでなかなか上手くできなかったようだ。だいぶ慣れてきたから、次からは上手くできそうな気がする。じゃあ行くよ」
正常な目をレーシック手術されるなんてとんでもない話である。お腹は出会った頃のリンネをイメージして、可愛さは2割増し、神々しさをつけるために服装も少し変えて、いざ!!
そこにはリンネとは別の妖精と思われる人形が出来上がった。ちょっとやりすぎたか………
「やるじゃない。そっくりだわ!! これは私が貰うわ!! さっきの二つは………【シャイニングボム】」
最初の2体は小さな光に包まれたと思ったらいきなり爆ぜてしまった。
俺は学んでしまった。女性の人形を作る時は正確に作ることが、必ずしも良しにならないっていう事を………
森に出るには門番をどうにかしなければならないのだが、年齢的にお兄様のように顔パスというわけにはいかない。ここはリンネに頼むことにする。
「それで私に頼みって一体何なのよ?」
「門番に気付かれずに外に出たいから、光魔法で姿を見せなくする事ってできる?」
「まぁ、私にかかればそんな事は古代魔法を使えばちょちょいのちょーいね。でも何で外に出たいのよ。外は危険がいっぱいよ。姿が見えないといっても、匂いは消せないから魔物に襲われちゃうわよ」
「そこはほら。こんな感じで」
俺の指から小さな竜巻が生じる。
「あんた、いつの間に風魔法なんて使えるようになったのよ」
「なんか風の精霊のワムゥさんが現れて、簡単な風魔法は使えるようになったみたい」
「えっ?! えっ?! 何で?! 風の精霊ワムゥって言えば凄い高位の風の精霊じゃない。ま、まぁ、私には劣るけど………」
「何でかはよく分からないけど、神の一手を目指すために現れたらしい」
「えっ? そんな事であのワムゥが現れたりするとは思えないんだけど………ていうか、ワムゥもスイーツを狙って現れたんじゃないでしょうね。私の取り分が減るじゃない」
「大丈夫だって。あんまりスイーツには興味なさそうな感じがするし」
「本当かしら。そんなの聞いてみないと分からないじゃない。狙ってないように見せて、密かにスイーツを狙っている。そういうずる賢いやつなのよ。あいつは。第四次精界大戦の時の西側の参謀だったやつよ。何か考えているかなんてわからないわ」
何やらワムゥさんの肩書が気になるところである。
「やっぱりワムゥさんは凄い精霊って事か」
「ま、まぁ、私には若干劣るけどもね。そんな事よりスイーツよ。あなたが風魔法を使える対価としてスイーツを要求されたんじゃないの?!」
「いや、さっきも言ったように神の一手を追及したいらしくて、戦棋で強者と戦いたいらしい。そのために俺がワムゥさんの代わりに指示されたように打つんだってさ。人間にはワムゥさんの声も姿も見えないから、俺を使って人間の強者と戦棋で戦いたいらしい。だから、それが対価ってわけ。だからリンネの取り分が減るって事はないから安心してくれ。早速だけど、ほらこれ」
俺はそう言って、用意していた王族使用プリンを差し出した。ホイップクリームにフルーツで彩られたプリンをリンネの目の前に置く。
「ま、まぁ、そこまで言うなら仕方ないわね。【インビジブル】!! これで、あなたの姿は誰にも見えなくなったわ。ついでにそのプリンもね」
「俺には、プリンが見えているけど、大丈夫か?」
「術者にも見えなくなったら困るでしょ。じゃあ、早速いただいちゃうわね」
リンネはホイップクリームにダイブしてそのままかぶりついた。
「お、お、おいしーい。やっぱり、この味は最高ね」
俺は少しの不安を抱えながらも森へと続く門のところへ行くと、門番は俺に一切気付いてない様子。俺は門の真ん中を歩いて通り抜けるが、一向にこちらを振り向くことはなかった。俺の知らない書物に載ってない光魔法を使うなんて、やはりリンネもそこそこやる妖精という事か。そんな事を考えていると思考が読まれたようで、「そこそこじゃなく凄くやる妖精なのよ。私は!!」とクリームがべったりついた顔でこちらを向く。
そして、数十分くらい歩くと森の入り口へと到着した。あまり中まで入る必要はないが、木が一人でに切られていく様子を誰かに見られると事件になってしまうので、少し入ったところで1本の木を風魔法で切り倒す。
【ウィンドカッター】
心の中で念じればスパッとバターのように木が切断される。恐ろしい魔法である。人に放てば胴と首が永遠にサヨナラしてしまうレベルである。
俺は何度も【ウィンドカッター】を使い、オセロ用、チェス用、戦棋用、ついでに将棋用の盤に使う直方体の木を何枚か作成した。黒い線等は帰ってから作業すればいいだろう。溝を掘って、そこにインクを流せば、それなりのものができるだろう。
あとは駒か………
チェスの駒と戦棋はどうせならかっこいい物がいいだろう。どうやって作るか………
俺は10本の指先から小さな風魔法を起こす。
左手の指先から出る風魔法は右回転!
右手の指先から出る風魔法は左回転!
結構呑気にプリンをパクついていたリンネも、その指先から出る風魔法が一瞬巨大に見えるほどの回転圧力にはビビった!
そのふたつの風魔法によって生じる真空状態の圧倒的破壊空間は、まさに歯車的風魔法の小宇宙!
俺はその小宇宙に小さい木の破片を無属性魔法で放り込む。
すると見る見ると削れていき、俺のイメージ通りの雄々しい馬ができあがる。
「なんなのよ!! それは、そんな風魔法見たことないわ。それで私の人形も作りなさいよ!!」
どうやらリンネも知らない風魔法を開発してしまったようである。
【3Dプリンター】という画期的な魔法を作り出してしまった瞬間でもあった。
「ほらよ」
俺は全ての駒を作り終えた後、リンネの姿を模したほぼ等身大フィギアを作成した。といってもプリンよりも小さいのだけれど。
「なかなかよくできてるじゃない。実物よりは少し可愛さと神々しさが劣るけども………というか、ちょっとこれお腹出すぎじゃない? ちゃんと見て作りなさいよね。よく見えるように光魔法で補正してあげるわ【アジャスト】! どう、これならもっと正確に作れるんじゃない?」
いや………かなり正確に見たままを再現しているつもりなのだが………
もう一度【3Dプリンター】を【アジャスト】のかかった状態のまま使う。
「ちょっと、ちょっと何なのよ。さっきよりお腹が出てるじゃないのよ。目が腐ってるんじゃないの。あんたの眼球を治すために光魔法の【レーザー】で角膜を削ってあげるわ」
「いや、ごめん。初めてでなかなか上手くできなかったようだ。だいぶ慣れてきたから、次からは上手くできそうな気がする。じゃあ行くよ」
正常な目をレーシック手術されるなんてとんでもない話である。お腹は出会った頃のリンネをイメージして、可愛さは2割増し、神々しさをつけるために服装も少し変えて、いざ!!
そこにはリンネとは別の妖精と思われる人形が出来上がった。ちょっとやりすぎたか………
「やるじゃない。そっくりだわ!! これは私が貰うわ!! さっきの二つは………【シャイニングボム】」
最初の2体は小さな光に包まれたと思ったらいきなり爆ぜてしまった。
俺は学んでしまった。女性の人形を作る時は正確に作ることが、必ずしも良しにならないっていう事を………
0
お気に入りに追加
679
あなたにおすすめの小説
忘却の思い込み追放勇者 ずっと放置され続けたので追放されたと思ったのだけど違うんですか!?
カズサノスケ
ファンタジー
「俺は追放されたのだ……」
その者はそう思い込んでしまった。魔王復活に備えて時の止まる異空間へ修行に出されたまま1000年間も放置されてしまったのだから……。
魔王が勇者に討たれた時、必ず復活して復讐を果たすと言い残した。後に王となった元勇者は自身の息子を復活した魔王との戦いの切り札として育成するべく時の止まった異空間へ修行に向かわせる。その者、初代バルディア国王の第1王子にして次期勇者候補クミン・バルディア16歳。
魔王戦に備えて鍛え続けるクミンだが、復活の兆しがなく100年後も200年後も呼び戻される事はなかった。平和過ぎる悠久の時が流れて500年……、世の人々はもちろんの事、王家の者まで先の時代に起きた魔王との戦いを忘れてしまっていた。それはクミンの存在も忘却の彼方へと追いやられ放置状態となった事を意味する。父親との確執があったクミンは思い込む、「実は俺に王位を継承させない為の追放だったのではないか?」
1000年経った頃。偶然にも発見され呼び戻される事となった。1000年も鍛え続けたお陰で破格の強さを身に着けたのだが、肝心の魔王が復活していないのでそれをぶつける相手もいない。追放されたと思い込んだ卑屈な勇者候補の捻じれた冒険が幕を開ける!
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる