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Ⅶ 終末から明日~24歳~
第112話 出港
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アルカ理事長に言われては、出港しないとは言えない。俺たちはそのまま身支度を整え、海辺まで歩いた。
土削りしないで済むのは良かったが、これから渦の海域をまた通って、満杯島に行くとなると、気が遠くなる。
タウラスさんは、海辺まで送ってくれた。ニアは大粒の涙を辺り一面に飛沫させ、わんわん泣き出した。
「やだあああああああ!! 行きたくない行きたくない! タウラス先輩とお別れしたくないよぉおおっ!!」
そんなギャン泣きするニアを引っ張る牡丹先生にも、うるっと涙が潤っている。
「わがまま言わないの!」
この滞在してる期間で、空気ボートじゃなくて、本物の舟を造った。もちろん俺たちがな。
土削りしてる時間と一緒に。ほぼニアは働かなかったけどな。サボってて。
海辺まで着くと、そのボートを白い泡と砂浜のギリギリまで持っていった。
「僕も別れるのは寂しいな」
タウラスさんが切なく言った。
この島でたった一人、俺だったら耐えられない。この人の精神もニア並に凄い。
ニアはタウラスさんにひしっと抱きついた。涙がタウラスさんにもかかって、服がびしょびしょだ。
牡丹先生がニアの布の少ないメイドコスを引っ張るも、ニアは磁石のように離れない。〝死の島〟の行く前と今じゃ、全然違うな。今じゃこの島から離れたくないと雄叫ぶ。
すると、牡丹先生とニアの頭上をふわふわ浮いてたタンポポが、タウラスさんの顔の前まで下がってきた。
風が吹いていないこの日。まるで意思を持っているかのように、自然と下がってきた。
『タウラスもどうじゃ? マモルもついてくると言ってくれたのじゃ。お主も事情を知っておろう? 協力してくれぬか?』
思いがけない勧誘。
タウラスさんは目を見開き、びっくりしていた。タウラスさんがいれば、確かに心強い。治癒系の呪怨者はアカネちゃん以外いなくて、もし、満杯島に行くまでの間に重症を負ったら、もともこうもない。
タウラスさん一人いれば、心強くて安心する。ニアも牡丹先生もどうか同行してくれ、という懇願する眼差しを向けていた。
でも俺たちの想いとは裏腹に、タウラスさんは断った。
「僕はこの島に留まります。墓土造らないといけないから。理事長、ありがとう。それと、みんなもごめんね」
察してくれたのか、タウラスさんは俺たちの顔を交互に見た。それぞれ想いをブチ切られ、切なそうにタウラスさんを見ていた。タウラスさんは牡丹先生に近づいた。ニアを捕まえていないもう片方の手のひらに腕を伸ばし、ぎゅと握る。
「今度は遊びにきてね。文通だけじゃなくて」
「うん……絶対、行く」
牡丹先生の頬が微かに紅色になった。
高熱にでもなっているんじゃないかと思う真っ赤赤。間違いなく昼間だったら、鈍感なタウラスさんも気づく反応。霧が覆われてて、良かったな、牡丹先生。
タウラスさんは、ニコッと爽やかに笑い、今度はニアの側に近づいた。頭をポンポンとする。
「大丈夫大丈夫。ニアちゃんは強いからきっと、こんな別れも乗り越えられる」
「しぇんぱぁい……!」
ポロポロ流してた涙を止め、腕でゴシゴシ鼻水やら拭った。ずずっと鼻を啜り、顔をあげた。今度は俺の近くに寄ってきた。
「君がいるから、心配ないね。任せたよ」
「俺は、そんな頼りには……ならないと思う」
だって、俺は守りたいと誓った人たちを守りきったこと、一切ないのだ。タウラスさんに頼られても、俺は功績をあげられない。
心の中にモヤモヤとした黒い霧が発生した。
タウラスさんは目を細め、寂しそうな眼差しを向けていた。俺の両手をすくい、ぎゅと力強く握られた。熱く抱擁するような感じで。
「君は、ここにくるまでに色々と頑張ったでしょ? 君の疲労だけが他の二人よりも重かった。頑張った証拠だよ。大丈夫。自信を持って。君ならやれる、やり遂げる、胸を張って」
言葉がしん、と心に突き刺さった。
モヤモヤと覆っていた黒い霧に、陽光の一筋が現れ、すっと消えていく。邪念がサラサラと消えていく。
迷いも葛藤も過去のことも、なかったことにはできない。でも、その全てが軽くなっている。
涙が出てくるほどの安心感に、感情の制御ができなかった。俺はニアみたいに泣かない。喚かない。でも、コントロールを失った機械のように目から貯まっていたものが一気に溢れた。
牡丹先生もニアもびっくりして、泣いてる俺を必死にあやした。二人とも、オロオロして困惑してる。
普段からニアは泣いてるくせに、宥める役は経験ゼロと言っていいほど下手で、牡丹先生に限ってはニアじゃないのに、バナナを渡してきた。
どうしてこの人の言葉はどれも、心に強く響いてくるんだろう。水にかかったように、心が清らかだ。
暫く泣いたあと、落ち着いてきた。落ち着いてきたら、どうしてあんな子どもみたいに泣いたんだ、と後悔の渦が頭を回った。
タウラスさんがまた駆け寄ってきた。今度は感情のコントロール出来ているぞ。
タウラスさんは身構えている俺を見て苦笑した。
落ち着いた頃合いを見計らって、舟を出港する。牡丹先生とニアは舟に乗り、ぶんぶんと腕を振った。
俺は舟を海まで浸かるまで押す役。足元はザザ、と白い泡が打ち付けていた。氷のように冷たくて、ヒリヒリする。
そのうち、時間も経ってきて太陽が海から顔を出してきた。朝の陽光は目が眩むほど眩しくて、包まれているように温かい。
霧が晴れ、辺りの景色に色がついて影を落とした。俺たち四人の体にも艶を出し、潤った目がより一層真珠のように輝いた。
すべてを飲み込むようなどす黒い海面が、緑色となり、目を開けないほどの金色の粒が輝いていた。
地平線の彼方まで見渡せる広大な海。地平線の海は、漆色で、全てを飲み込むような雰囲気。
太陽の光が海面に何重の水面に映ってチカチカする。静かに吹いた風が海面を揺らし、水面に映ってある光の粒が揺れ動く。
水面下の光が顔に当たると眩しい。朝の海は綺麗だけど、眩しくて痛い。
静かに吹いた風で、俺は決意を決め、砂を蹴った。牡丹先生とニアを乗せた舟は青々とした海に向かって進んでいく。
よし、出港だ。
「タウラス先輩っ! また来ますから! 絶対会いにくるから、ニアのこと忘れないでねぇ!!」
ニアが口を大きく開けて、海辺にいるタウラスさんに向かって大きく手を振った。牡丹先生は叫ばなかったが、小さく手を振っている。
近かった舟は徐々に海面を一人でに進んでいく。二人を乗せた舟は、穏やかだった海面に潮飛沫をたたせ、波紋を広がる。
俺もそろそろ追わないと。
タウラスさんのほうに振り向いて「頑張ります」と意気込んだ。タウラスさんが励ました言葉、絶対に忘れない。くるりと踵を返した。すると、タウラスさんが「待って」と叫んだ。
びっくりして振り向くと、タウラスさんはとても、真剣な表情。怒っているのと似ている。空気がピリピリするほどの雰囲気だった。
「この書は、破滅をもたらす」
穏やかの口調のタウラスさんが、鋭く言った。
「破滅……?」
オウム返しに聞き返す。
俺のバックと牡丹先生のバックに〝終末の書〟を分けて入れている。俺が五冊で牡丹先生が二冊。重いので分けてくれた。
五冊分の書を持っているバックに視線を落とし、憐れむような眼差しで、こう言った。
「〝終末の書〟はどれも内容は書かれてない。空白で、何も書かれてない本なんて、価値はない。けど、破滅をもたせるとしたら? どんな悪鬼も欲しがるだろうね。理事長は、僕たちにこの書をもたせたのは、学園がまず襲われるからと知って、書を持たせたんだ。そして、それを一つに集めたとき、絶対的に何かが起きる。覚悟したほうがいい。止めたかったけど、もう無理だね」
さっ、行ってと手を振った。
いつもの穏やかな雰囲気に戻っている。
舟がもう見えないほど小さくなっていく。
俺はオロオロとたじろきながらも、冷たい海水を泳ぎ、舟にとたどり着いた。到着が遅かったせいで、ニアは「タウラス先輩とどんな話をしてたの、妬ましいっ!!」と首を捕まれたけど、最後に交したあの話は、流石にできなかった。
牡丹先生にも。
振り返ると、島が小さい。島を囲う無数の十字架は見えるものの、タウラスさんの人影は豆粒のよう。
もう、はっきりとは見えなかった。タウラスさんは、こちらに手を振っていた。一体どんな表情で。
ニアは、いつまでもいつまでも手を振った。
地平線の近くは漆色でそのポイントの場所に辿り着くと今度は、さらに地平線の場所が漆色に変わっていた。
とても渦がある海域とは思えない穏やかな海。静かな風が海面をさぁ、となびかせた。塩の味する。
真珠のような光が海面を輝き、眩しい。
鏡のような平らな海が、俺たちがくると大きな波紋が広がる。海底が透き通って見える海面に、舟を漕ぐ俺と遠くを眺める牡丹先生、バナナを食べるニアが映っていた。
土削りしないで済むのは良かったが、これから渦の海域をまた通って、満杯島に行くとなると、気が遠くなる。
タウラスさんは、海辺まで送ってくれた。ニアは大粒の涙を辺り一面に飛沫させ、わんわん泣き出した。
「やだあああああああ!! 行きたくない行きたくない! タウラス先輩とお別れしたくないよぉおおっ!!」
そんなギャン泣きするニアを引っ張る牡丹先生にも、うるっと涙が潤っている。
「わがまま言わないの!」
この滞在してる期間で、空気ボートじゃなくて、本物の舟を造った。もちろん俺たちがな。
土削りしてる時間と一緒に。ほぼニアは働かなかったけどな。サボってて。
海辺まで着くと、そのボートを白い泡と砂浜のギリギリまで持っていった。
「僕も別れるのは寂しいな」
タウラスさんが切なく言った。
この島でたった一人、俺だったら耐えられない。この人の精神もニア並に凄い。
ニアはタウラスさんにひしっと抱きついた。涙がタウラスさんにもかかって、服がびしょびしょだ。
牡丹先生がニアの布の少ないメイドコスを引っ張るも、ニアは磁石のように離れない。〝死の島〟の行く前と今じゃ、全然違うな。今じゃこの島から離れたくないと雄叫ぶ。
すると、牡丹先生とニアの頭上をふわふわ浮いてたタンポポが、タウラスさんの顔の前まで下がってきた。
風が吹いていないこの日。まるで意思を持っているかのように、自然と下がってきた。
『タウラスもどうじゃ? マモルもついてくると言ってくれたのじゃ。お主も事情を知っておろう? 協力してくれぬか?』
思いがけない勧誘。
タウラスさんは目を見開き、びっくりしていた。タウラスさんがいれば、確かに心強い。治癒系の呪怨者はアカネちゃん以外いなくて、もし、満杯島に行くまでの間に重症を負ったら、もともこうもない。
タウラスさん一人いれば、心強くて安心する。ニアも牡丹先生もどうか同行してくれ、という懇願する眼差しを向けていた。
でも俺たちの想いとは裏腹に、タウラスさんは断った。
「僕はこの島に留まります。墓土造らないといけないから。理事長、ありがとう。それと、みんなもごめんね」
察してくれたのか、タウラスさんは俺たちの顔を交互に見た。それぞれ想いをブチ切られ、切なそうにタウラスさんを見ていた。タウラスさんは牡丹先生に近づいた。ニアを捕まえていないもう片方の手のひらに腕を伸ばし、ぎゅと握る。
「今度は遊びにきてね。文通だけじゃなくて」
「うん……絶対、行く」
牡丹先生の頬が微かに紅色になった。
高熱にでもなっているんじゃないかと思う真っ赤赤。間違いなく昼間だったら、鈍感なタウラスさんも気づく反応。霧が覆われてて、良かったな、牡丹先生。
タウラスさんは、ニコッと爽やかに笑い、今度はニアの側に近づいた。頭をポンポンとする。
「大丈夫大丈夫。ニアちゃんは強いからきっと、こんな別れも乗り越えられる」
「しぇんぱぁい……!」
ポロポロ流してた涙を止め、腕でゴシゴシ鼻水やら拭った。ずずっと鼻を啜り、顔をあげた。今度は俺の近くに寄ってきた。
「君がいるから、心配ないね。任せたよ」
「俺は、そんな頼りには……ならないと思う」
だって、俺は守りたいと誓った人たちを守りきったこと、一切ないのだ。タウラスさんに頼られても、俺は功績をあげられない。
心の中にモヤモヤとした黒い霧が発生した。
タウラスさんは目を細め、寂しそうな眼差しを向けていた。俺の両手をすくい、ぎゅと力強く握られた。熱く抱擁するような感じで。
「君は、ここにくるまでに色々と頑張ったでしょ? 君の疲労だけが他の二人よりも重かった。頑張った証拠だよ。大丈夫。自信を持って。君ならやれる、やり遂げる、胸を張って」
言葉がしん、と心に突き刺さった。
モヤモヤと覆っていた黒い霧に、陽光の一筋が現れ、すっと消えていく。邪念がサラサラと消えていく。
迷いも葛藤も過去のことも、なかったことにはできない。でも、その全てが軽くなっている。
涙が出てくるほどの安心感に、感情の制御ができなかった。俺はニアみたいに泣かない。喚かない。でも、コントロールを失った機械のように目から貯まっていたものが一気に溢れた。
牡丹先生もニアもびっくりして、泣いてる俺を必死にあやした。二人とも、オロオロして困惑してる。
普段からニアは泣いてるくせに、宥める役は経験ゼロと言っていいほど下手で、牡丹先生に限ってはニアじゃないのに、バナナを渡してきた。
どうしてこの人の言葉はどれも、心に強く響いてくるんだろう。水にかかったように、心が清らかだ。
暫く泣いたあと、落ち着いてきた。落ち着いてきたら、どうしてあんな子どもみたいに泣いたんだ、と後悔の渦が頭を回った。
タウラスさんがまた駆け寄ってきた。今度は感情のコントロール出来ているぞ。
タウラスさんは身構えている俺を見て苦笑した。
落ち着いた頃合いを見計らって、舟を出港する。牡丹先生とニアは舟に乗り、ぶんぶんと腕を振った。
俺は舟を海まで浸かるまで押す役。足元はザザ、と白い泡が打ち付けていた。氷のように冷たくて、ヒリヒリする。
そのうち、時間も経ってきて太陽が海から顔を出してきた。朝の陽光は目が眩むほど眩しくて、包まれているように温かい。
霧が晴れ、辺りの景色に色がついて影を落とした。俺たち四人の体にも艶を出し、潤った目がより一層真珠のように輝いた。
すべてを飲み込むようなどす黒い海面が、緑色となり、目を開けないほどの金色の粒が輝いていた。
地平線の彼方まで見渡せる広大な海。地平線の海は、漆色で、全てを飲み込むような雰囲気。
太陽の光が海面に何重の水面に映ってチカチカする。静かに吹いた風が海面を揺らし、水面に映ってある光の粒が揺れ動く。
水面下の光が顔に当たると眩しい。朝の海は綺麗だけど、眩しくて痛い。
静かに吹いた風で、俺は決意を決め、砂を蹴った。牡丹先生とニアを乗せた舟は青々とした海に向かって進んでいく。
よし、出港だ。
「タウラス先輩っ! また来ますから! 絶対会いにくるから、ニアのこと忘れないでねぇ!!」
ニアが口を大きく開けて、海辺にいるタウラスさんに向かって大きく手を振った。牡丹先生は叫ばなかったが、小さく手を振っている。
近かった舟は徐々に海面を一人でに進んでいく。二人を乗せた舟は、穏やかだった海面に潮飛沫をたたせ、波紋を広がる。
俺もそろそろ追わないと。
タウラスさんのほうに振り向いて「頑張ります」と意気込んだ。タウラスさんが励ました言葉、絶対に忘れない。くるりと踵を返した。すると、タウラスさんが「待って」と叫んだ。
びっくりして振り向くと、タウラスさんはとても、真剣な表情。怒っているのと似ている。空気がピリピリするほどの雰囲気だった。
「この書は、破滅をもたらす」
穏やかの口調のタウラスさんが、鋭く言った。
「破滅……?」
オウム返しに聞き返す。
俺のバックと牡丹先生のバックに〝終末の書〟を分けて入れている。俺が五冊で牡丹先生が二冊。重いので分けてくれた。
五冊分の書を持っているバックに視線を落とし、憐れむような眼差しで、こう言った。
「〝終末の書〟はどれも内容は書かれてない。空白で、何も書かれてない本なんて、価値はない。けど、破滅をもたせるとしたら? どんな悪鬼も欲しがるだろうね。理事長は、僕たちにこの書をもたせたのは、学園がまず襲われるからと知って、書を持たせたんだ。そして、それを一つに集めたとき、絶対的に何かが起きる。覚悟したほうがいい。止めたかったけど、もう無理だね」
さっ、行ってと手を振った。
いつもの穏やかな雰囲気に戻っている。
舟がもう見えないほど小さくなっていく。
俺はオロオロとたじろきながらも、冷たい海水を泳ぎ、舟にとたどり着いた。到着が遅かったせいで、ニアは「タウラス先輩とどんな話をしてたの、妬ましいっ!!」と首を捕まれたけど、最後に交したあの話は、流石にできなかった。
牡丹先生にも。
振り返ると、島が小さい。島を囲う無数の十字架は見えるものの、タウラスさんの人影は豆粒のよう。
もう、はっきりとは見えなかった。タウラスさんは、こちらに手を振っていた。一体どんな表情で。
ニアは、いつまでもいつまでも手を振った。
地平線の近くは漆色でそのポイントの場所に辿り着くと今度は、さらに地平線の場所が漆色に変わっていた。
とても渦がある海域とは思えない穏やかな海。静かな風が海面をさぁ、となびかせた。塩の味する。
真珠のような光が海面を輝き、眩しい。
鏡のような平らな海が、俺たちがくると大きな波紋が広がる。海底が透き通って見える海面に、舟を漕ぐ俺と遠くを眺める牡丹先生、バナナを食べるニアが映っていた。
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