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Ⅶ 終末から明日~24歳~
第95話 事件
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大事件だ。
図書館の本が全てなくなっていく事件が勃発。事の始まりは、桜が満開に近づく春の季節。出会いと別れの季節に、大大事件が起きた。
図書館の本が日に日に消えていく事件が起きて、まず容疑者に俺たちの名があがった。それは……。
去年借りた二冊の本、ジンのやつ、勝手に持ち出したせいで俺まで名前があがっている。小夏先輩は、怪しむ教師陣に必死に弁明をしてくれた。そのおかげか犯人逮捕の名前は取り消してもらったのだが。
「犯人を突き止めるだと?」
俺は胃の底から不快感がでそうになった。
「そう。必死にやったのよ。で、取り消してもらうかわりに、犯人を突き止めろって」
小夏先輩が参った、と手のひらを上に向かせて大きくため息をついた。
ため息をつきたいのは、こっちのほうだ。面倒なものを持ち込んだ。
「犯人探しかー手伝うわよ!」
トランプで遊んでいたアカネちゃんが、間に入ってきた。続いて、美樹ちゃんも名乗り出てくる。ここは挙手する教室でも何でもないぞ。
ハイハイ、と元気よく犯人探しを手伝うと声をあげる二人。それをコホン、と咳払いで静止させたのは小夏先輩。
「協力は別にいいです。た、だ、し! 他の生徒には決して口外しないこと! これだけ守ってれば、何も言いません。守れますか?」
アカネちゃんと美樹ちゃんが、さっと足を並び、軍隊のように額に上に手を添え、敬礼した。キラキラと真珠を輝かせ、隊長を見上げで「イエッサー」と叫ぶ。
小夏先輩は、ふっと笑いこちらにグッとサインを出してきた。二人とも、なんとも小夏先輩の言いような駒に。
同じ室内にいた雨ちゃんは、考えるのを放棄してトランプを弄ってる。ルイちゃんのほうは、もじもじして、二人の間に混ざりたいようだ。
本消失事件、探偵、カイとジン。助手一号アカネちゃん、二号美樹ちゃん、三号ルイちゃんいざ、謎解き!
まずは、現場を確認。俺たち一行は図書館に向かった。
昔から変わらずの図書館の風貌。広くて高い天井。天井まである階段と複数ある本棚。人はいるのに、すっと落ち着ける場所。入った途端に広がる本棚の数に高揚感が増す。でも、本棚の中の数冊が消えて穴だらけになっていた。
本好きのルイが驚きと悲しみで言葉を失っていた。
「信じられない。犯人を絶対に突き止めようねっ!!」
穏やかで優しいルイちゃんの心に、この瞬間、熱い闘志を燃やした。
俺たちは現場をくまなく調べた。静かな図書館が苦手な俺は、五分も経たないうちに退室した。同じく苦手なのが美樹ちゃん。ズラリと並んだ本の数に圧倒され、退室。探偵、ジンと助手一号、三号がまともに調べ、あっちこっちを回ってくれた。
俺が見た限り、特に変わったものはない。
助手一号が現場の本棚を調べてある事に気がついた。
「白い表紙の本が……ない!」
「よく調べれば、確かに……黄色やら赤は残ってる……でも白い表紙の本て滅多に見なくない?」
「白い表紙はいっぱいあるよ! カイくんと美樹ちゃんが滅多に来ないだけでしょ」
正論をズバッと言うルイ。そんな正論を真面目な表情で言われると、さらに、心が、ズタボロに……。
改めてくまなく見て回ると、確かに白い表紙がないな。図書館にある白い表紙でできた本は約三千万本。図書館の過半数の本が失われていた。
特に穴だらけだったのは、歴史関係の棚だった。本好きで物知りのルイちゃんは、この棚は特に白い本が多かったという。
美樹ちゃんがその辺をキョロキョロと見回った。棚を動かしたり、隙間を覗いたり、挙動不審な行動に俺は不思議に思った。美樹は犯人の呪怨の痕跡を探っていた。
本を大量に消せる呪怨か、もしくは、本を何処かに写す呪怨ならば、必ず痕跡があるはず。探ってみても痕跡どころか、指紋も見つからない。
誰かに目撃もされてない。痕跡一つもつけてない。犯人は本当に生徒なのだろうか。もしかしたら、生徒じゃないかもしれない。俺たちは最初から、犯人をこの学園の生徒だと決めつけていた。
けど、もしかしたら、違うかもしれないと判断した。仮に教師だとしてもメリットがない。
犯人について、ますます分からなくなってきた。
貸し出し中の本が分かるフイルムを小夏先輩に頼んで、見せてもらった。誰がいつ、どの本を借りてるのか分かるフイルムだ。
あの棚の中の本を貸し出しているのは、たったの二人。Cクラスの男子とAクラスの女子。ちなみに呪怨は、消せる呪怨でも奪う呪怨でもない。
美樹ちゃんが「やれるだけやっとこう」と言って、聴き込み調査を開始した。
Cクラスの男子は俺とジンが。Aクラスの女子はアカネちゃん、美樹ちゃん、ルイちゃん。ふたてに別れて、後に集合場所はこの図書館と決まった。
俺とジンは、図書館を出てCクラスの教室に向かった。何気にCクラスの教室に行くのは初めてだ。Cクラスと今まで接点がなかったし。
その時――。
大きな爆発が俺たちを襲った。
雷に撃たれたような衝撃が走る。
視界がぐるんと横転し、気がつくと地面に膝をついてて、一体何が起きたのが分からなかった。
つんざく悲鳴、廊下中に散乱してる窓硝子の破片。それとムシムシするような熱気を帯びた空気だけで、日常が非日常へと変貌する。
目の前に広がっている光景に、頭がついていけない。
鈍器のもので頭を殴られたように、頭がクラクラして、真っ白だ。
さっきの爆発は、ここから遠くない場所で起きた。この焦げ臭い臭いと熱気は、俺たちが来た道から漂ってくる。
嫌な予感が全身を震わせた。俺たちはすぐに立ち上がり、来た道を戻った。全部の窓硝子の破片が散乱してて、雪の上を踏んでいる感触がする。
図書館前の渡り廊下まで戻って、俺たちは目を疑った。信じられない景色が広がっていた。
予感は正しかった。
図書館の半分が爆破され、コンクリート製が廊下中に散乱していた。大量の本が棚から倒れ、埃を被っている。
そして、爆破された部分はぽっかりと穴があいて、結界越しの綺麗な青空が覗いていた。雲一つない澄み切った青空に、複数の人影が浮いていた。
全員黒いマントを頭まで被って、さながら未知の宗教団体だ。
誰がやったのか、一目瞭然に分かった。
こいつらがやったのか。
どこの誰か知らないが、生徒たちをこれ以上怖い思いはさせない。すぐに立ち去ってくれ。
「何者だ!? なぜこんな事をした!?」
「粛清だ」
先頭にいた奴が喋った。喉を潰したような重低音の声だったから、男性だ。男性は話を続けた。
「この学園は悪に満ちている。一人の人物によって、決して逆らえないレールを歩かされ、駒として生き続ける。そんなのは我々〝終末〟が許さない。よって、粛清を行う」
何を……言ってるんだ?
男が言ってることは、決められた運命を怒って反乱してるってことか? ただそれだけで図書館を爆破し、生徒たちを混乱と不安にさせたのか? ふざけてる。
「降りてこい! そんで顔見せろ!」
ジンが叫んだ。
先頭にいる男は「粛清対象はただ一人」とぼやいた。俺は知ってる。決して逆らえない運命を敷いてる張本人は、誰なのかを。
アルカ理事長に喧嘩を売ってきて、関係のない俺たちまで巻き添えだ。
「そうじゃな。全くじゃ」
ふいに声がした。
びっくりして振り向くと、いつのまにそこにいたのか、すぐ隣にアルカ理事長がいた。黒髪ツインテール姿。
鋭い眼光で空にいる団体を見上げていた。普段の楽観的な雰囲気じゃない。怖いほど、真剣な雰囲気に圧倒されそうだ。
途端、電気のスイッチを消したように生徒たちがバタバタと倒れていく。悲鳴の声や泣きじゃくる声が一斉にしなくなった。まるで世界が止まったよう。
「大丈夫じゃ。ちょっと眠らせただけじゃ」
アルカ理事長がコソッと小声で言った。俺たちしか聞こえない声量。
すると、団体達が頭まで深く被っていた帽を脱ぎ、顔を晒した。マントのせいで男女の区別が分からなかったが、一人だけ女性がいた。先頭にいた男は、額に大きな傷があり、重低音のくせに、キリっとした男前の顔たち。
誰だ。知らない顔ぶればかりだ。
「理事長、お久しぶりです。覚えてますか? 俺たちを」
「覚えておるとも。久しいな」
アルカ理事長がニヤリと笑った。全身を覆い被さってたマントを曝け出した。その中には、なんとアカネちゃんが。隣にいる男のほうにもルイちゃんが捕らられてた。二人とも首根っこを捕まれ、逃げられない様子。
マントで隠してて、二人に気づかなかった。
「アカネちゃん!!」
「ルイちゃん!」
男はそのまま話を続けた。
「還してほしけりゃ〝終末の書〟を持ってこい。俺たちはあの場所にいる」
突然、嵐のような風が襲った。
この風に便じてここを去るつもりだ。二人を捕えたまま。させるか。
図書館の本が全てなくなっていく事件が勃発。事の始まりは、桜が満開に近づく春の季節。出会いと別れの季節に、大大事件が起きた。
図書館の本が日に日に消えていく事件が起きて、まず容疑者に俺たちの名があがった。それは……。
去年借りた二冊の本、ジンのやつ、勝手に持ち出したせいで俺まで名前があがっている。小夏先輩は、怪しむ教師陣に必死に弁明をしてくれた。そのおかげか犯人逮捕の名前は取り消してもらったのだが。
「犯人を突き止めるだと?」
俺は胃の底から不快感がでそうになった。
「そう。必死にやったのよ。で、取り消してもらうかわりに、犯人を突き止めろって」
小夏先輩が参った、と手のひらを上に向かせて大きくため息をついた。
ため息をつきたいのは、こっちのほうだ。面倒なものを持ち込んだ。
「犯人探しかー手伝うわよ!」
トランプで遊んでいたアカネちゃんが、間に入ってきた。続いて、美樹ちゃんも名乗り出てくる。ここは挙手する教室でも何でもないぞ。
ハイハイ、と元気よく犯人探しを手伝うと声をあげる二人。それをコホン、と咳払いで静止させたのは小夏先輩。
「協力は別にいいです。た、だ、し! 他の生徒には決して口外しないこと! これだけ守ってれば、何も言いません。守れますか?」
アカネちゃんと美樹ちゃんが、さっと足を並び、軍隊のように額に上に手を添え、敬礼した。キラキラと真珠を輝かせ、隊長を見上げで「イエッサー」と叫ぶ。
小夏先輩は、ふっと笑いこちらにグッとサインを出してきた。二人とも、なんとも小夏先輩の言いような駒に。
同じ室内にいた雨ちゃんは、考えるのを放棄してトランプを弄ってる。ルイちゃんのほうは、もじもじして、二人の間に混ざりたいようだ。
本消失事件、探偵、カイとジン。助手一号アカネちゃん、二号美樹ちゃん、三号ルイちゃんいざ、謎解き!
まずは、現場を確認。俺たち一行は図書館に向かった。
昔から変わらずの図書館の風貌。広くて高い天井。天井まである階段と複数ある本棚。人はいるのに、すっと落ち着ける場所。入った途端に広がる本棚の数に高揚感が増す。でも、本棚の中の数冊が消えて穴だらけになっていた。
本好きのルイが驚きと悲しみで言葉を失っていた。
「信じられない。犯人を絶対に突き止めようねっ!!」
穏やかで優しいルイちゃんの心に、この瞬間、熱い闘志を燃やした。
俺たちは現場をくまなく調べた。静かな図書館が苦手な俺は、五分も経たないうちに退室した。同じく苦手なのが美樹ちゃん。ズラリと並んだ本の数に圧倒され、退室。探偵、ジンと助手一号、三号がまともに調べ、あっちこっちを回ってくれた。
俺が見た限り、特に変わったものはない。
助手一号が現場の本棚を調べてある事に気がついた。
「白い表紙の本が……ない!」
「よく調べれば、確かに……黄色やら赤は残ってる……でも白い表紙の本て滅多に見なくない?」
「白い表紙はいっぱいあるよ! カイくんと美樹ちゃんが滅多に来ないだけでしょ」
正論をズバッと言うルイ。そんな正論を真面目な表情で言われると、さらに、心が、ズタボロに……。
改めてくまなく見て回ると、確かに白い表紙がないな。図書館にある白い表紙でできた本は約三千万本。図書館の過半数の本が失われていた。
特に穴だらけだったのは、歴史関係の棚だった。本好きで物知りのルイちゃんは、この棚は特に白い本が多かったという。
美樹ちゃんがその辺をキョロキョロと見回った。棚を動かしたり、隙間を覗いたり、挙動不審な行動に俺は不思議に思った。美樹は犯人の呪怨の痕跡を探っていた。
本を大量に消せる呪怨か、もしくは、本を何処かに写す呪怨ならば、必ず痕跡があるはず。探ってみても痕跡どころか、指紋も見つからない。
誰かに目撃もされてない。痕跡一つもつけてない。犯人は本当に生徒なのだろうか。もしかしたら、生徒じゃないかもしれない。俺たちは最初から、犯人をこの学園の生徒だと決めつけていた。
けど、もしかしたら、違うかもしれないと判断した。仮に教師だとしてもメリットがない。
犯人について、ますます分からなくなってきた。
貸し出し中の本が分かるフイルムを小夏先輩に頼んで、見せてもらった。誰がいつ、どの本を借りてるのか分かるフイルムだ。
あの棚の中の本を貸し出しているのは、たったの二人。Cクラスの男子とAクラスの女子。ちなみに呪怨は、消せる呪怨でも奪う呪怨でもない。
美樹ちゃんが「やれるだけやっとこう」と言って、聴き込み調査を開始した。
Cクラスの男子は俺とジンが。Aクラスの女子はアカネちゃん、美樹ちゃん、ルイちゃん。ふたてに別れて、後に集合場所はこの図書館と決まった。
俺とジンは、図書館を出てCクラスの教室に向かった。何気にCクラスの教室に行くのは初めてだ。Cクラスと今まで接点がなかったし。
その時――。
大きな爆発が俺たちを襲った。
雷に撃たれたような衝撃が走る。
視界がぐるんと横転し、気がつくと地面に膝をついてて、一体何が起きたのが分からなかった。
つんざく悲鳴、廊下中に散乱してる窓硝子の破片。それとムシムシするような熱気を帯びた空気だけで、日常が非日常へと変貌する。
目の前に広がっている光景に、頭がついていけない。
鈍器のもので頭を殴られたように、頭がクラクラして、真っ白だ。
さっきの爆発は、ここから遠くない場所で起きた。この焦げ臭い臭いと熱気は、俺たちが来た道から漂ってくる。
嫌な予感が全身を震わせた。俺たちはすぐに立ち上がり、来た道を戻った。全部の窓硝子の破片が散乱してて、雪の上を踏んでいる感触がする。
図書館前の渡り廊下まで戻って、俺たちは目を疑った。信じられない景色が広がっていた。
予感は正しかった。
図書館の半分が爆破され、コンクリート製が廊下中に散乱していた。大量の本が棚から倒れ、埃を被っている。
そして、爆破された部分はぽっかりと穴があいて、結界越しの綺麗な青空が覗いていた。雲一つない澄み切った青空に、複数の人影が浮いていた。
全員黒いマントを頭まで被って、さながら未知の宗教団体だ。
誰がやったのか、一目瞭然に分かった。
こいつらがやったのか。
どこの誰か知らないが、生徒たちをこれ以上怖い思いはさせない。すぐに立ち去ってくれ。
「何者だ!? なぜこんな事をした!?」
「粛清だ」
先頭にいた奴が喋った。喉を潰したような重低音の声だったから、男性だ。男性は話を続けた。
「この学園は悪に満ちている。一人の人物によって、決して逆らえないレールを歩かされ、駒として生き続ける。そんなのは我々〝終末〟が許さない。よって、粛清を行う」
何を……言ってるんだ?
男が言ってることは、決められた運命を怒って反乱してるってことか? ただそれだけで図書館を爆破し、生徒たちを混乱と不安にさせたのか? ふざけてる。
「降りてこい! そんで顔見せろ!」
ジンが叫んだ。
先頭にいる男は「粛清対象はただ一人」とぼやいた。俺は知ってる。決して逆らえない運命を敷いてる張本人は、誰なのかを。
アルカ理事長に喧嘩を売ってきて、関係のない俺たちまで巻き添えだ。
「そうじゃな。全くじゃ」
ふいに声がした。
びっくりして振り向くと、いつのまにそこにいたのか、すぐ隣にアルカ理事長がいた。黒髪ツインテール姿。
鋭い眼光で空にいる団体を見上げていた。普段の楽観的な雰囲気じゃない。怖いほど、真剣な雰囲気に圧倒されそうだ。
途端、電気のスイッチを消したように生徒たちがバタバタと倒れていく。悲鳴の声や泣きじゃくる声が一斉にしなくなった。まるで世界が止まったよう。
「大丈夫じゃ。ちょっと眠らせただけじゃ」
アルカ理事長がコソッと小声で言った。俺たちしか聞こえない声量。
すると、団体達が頭まで深く被っていた帽を脱ぎ、顔を晒した。マントのせいで男女の区別が分からなかったが、一人だけ女性がいた。先頭にいた男は、額に大きな傷があり、重低音のくせに、キリっとした男前の顔たち。
誰だ。知らない顔ぶればかりだ。
「理事長、お久しぶりです。覚えてますか? 俺たちを」
「覚えておるとも。久しいな」
アルカ理事長がニヤリと笑った。全身を覆い被さってたマントを曝け出した。その中には、なんとアカネちゃんが。隣にいる男のほうにもルイちゃんが捕らられてた。二人とも首根っこを捕まれ、逃げられない様子。
マントで隠してて、二人に気づかなかった。
「アカネちゃん!!」
「ルイちゃん!」
男はそのまま話を続けた。
「還してほしけりゃ〝終末の書〟を持ってこい。俺たちはあの場所にいる」
突然、嵐のような風が襲った。
この風に便じてここを去るつもりだ。二人を捕えたまま。させるか。
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