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Ⅳ 哀悼に咲き誇る~17歳~
第73話 誰か為に
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窓の外を眺めていたアルカ理事長は、ふむ、と頷いた。窓の外にみえるのは、自分たちより遥かに巨大で、異質な生命体、邪鬼と戦う生徒たち。
死を怯まず、邪鬼に真っ向から立ち向かっていた。散りゆく命に、目を背くことは罪だと言わんばかりに、その勇姿を窓越しから眺めてた。
「ふむ。やはり彼女でも運命を変えられないのじゃな」
諦めたようにつぶやいた。
答える者は誰もいない。室内はただ一人なのだから。
彼女とは、さっき散ってしまった蕾。花のように可憐でお淑やか、でも何度も踏み続けても顔を出す力強さを内に秘めてある。
学園内では最強の女、とあだ名がつけられておったな。
しかし、その最強の女とやらは異次元の空間に挟まれている。リリスと一緒に。リリスを倒すために、己を犠牲に。
「運命は変えられない。どんなに強くても、困ったものじゃな。因果とは」
ふっと笑い、最後まで勇姿を見届ける。ふと思い出した。リリスの行動に。
リリスは海の底に眠ってある悪魔を、呼び起こそうと行動した。これはまったくの想定外じゃ。だから思わず手を出したのじゃが、いい方向に機転させてしまった。
でも、未来は変わらなかった。
彼は言った。『100%そうであっても絶対違う未来を考える!』と。
無駄なことを。抗うな。従え。それが定めだ。
窓の外をじっと真面目に眺め、彼らが一つに集まったのを確認して、そこから離れた。
§
悪魔たちは、時間がたつにつれ、一つ一つ消えていく。
「消えていく。もしかして」
淡い希望を抱いて訊いてみると、ユリスが冷静にこう言った。
「空間の狭間が遠くなって途切れただけだろ」
冷たい地べたに叩きつけられた衝撃だった。
すると、一部始終を聞いていたジンが俺とユリスの間に入ってきた。
「でも、逆に聞くとそれ、シモン先輩がなんとかしているってことだ、よね? 大丈夫大丈夫」
ユリスは、険しい表情でプイと顔をそらし、俺とジンは顔を見合わせた。ジンの一言でほっと胸をなでおろした俺に、ジンは、大丈夫と肩をぽんとした。
「やっぱりだった」
ルイと小夏先輩が学園の結界から帰ってきた。邪鬼を見事倒した。もうこれで終了だ。これ以上やることはない。
二人は、学園のそばまで行き、結界を通り抜けようとした。だが、内に入ることもできず弾き返された。
「学園に帰れない!?」
声をあげた。
「通常は、邪鬼討伐成功したらスノー先生が結界を通り抜けるように解除してくれるんだけど、スノー先生はいない」
小夏先輩が真面目な表情で小声で言う。
あぁ、くそ、スノー先生さえ生きていれば。戦闘員より早くに始末された理由は、これだったんだ。
「でも」
ルイが話を切り替えた。
「でも、破壊の邪鬼のとき、すんなり学園内に入れたよね? 邪鬼もいて壊れそうなときに解除したの?」
そうだ。一年前現れた破壊の邪鬼では、シモン先輩と小夏先輩を保健室に抱えたことがある。そのとき、すんなり入れた。
そのとき邪鬼もいて、破壊されそうになっていた。そんな状況で結界を解除したのか?
「邪鬼がいるのに解除するわけないだろ。当然、入れたのは貴重なAAクラス二人を抱えていたから、でしょう?」
ユリスが小夏先輩をじっと見た。
感情こもっていない無の瞳。小夏先輩は、頷いた。
「そう。AAクラスだったから入れた。誰かれすんなり入れるわけじゃない」
AAクラスは学園最高峰。対して劣っているのはDクラス。食べるものも寝床も受ける視線も、この両者は違う。
格差。
小さい頃はあまり気にせず一緒にいたが、だんだん一緒にいることはなく、ついには無視されるようになった。クラスてのは、重要だな。改めて思った。
もう生徒ではない、戦闘員になっても尚、そんなとこでも比べられるのか。
「ふぅん。あれってスノー先生が解除してたんだ」
のんきにジンがぼやいた。
ジンは、クラスのことなんて気にしない。優秀Aクラスの男子たちとも最後の最後まで仲良かったからかもしれない。
特に気にしない男だ。
「スノー先生がいつもいる場所は?」
ルイが首をかしげて訊いてきた。
スノー先生は、ある場所からこちらを観察し、そして情報を共有している。そのある場所に向かえば、結界を解除できるスイッチがあるかも、と提案。
スノー先生の呪怨は、相手の呪怨が何なのか見ただけで分かる呪怨の持ち主。結界解除の呪怨者ではない。
確かに、そこにスイッチがあるかも。
小夏先輩は一瞬戸惑ったが、俺たちがやる気に満ちた目を向けられて、はぁと息をついた。
「確か地下の『セキュリティ対策』て部屋よ。そもそもそこも学園内じゃない。どうやって入るの」
確かに、とみんな納得した。
結界が通れないのに、そんな場所いけない。暫くの間が生まれた。
黒い影が女王様女王様、と忙しなく探しているようで辺りをウロウロしている。みんな、どこか定まっていない様子で飛行している。
こちらに目もくれず。それはありがたいが、万が一触れてしまったら美樹のようになる。
うまい具合に風が、微弱だということもあり、避けるものは避けきれる。
すると、一筋の光が伸びた。
みんな、その方向に目移すとルイが挙手してた。
「考えがあるの」
強く真っ直ぐ、そう言った。
「時間を戻すの。この闘いが始まる前の時間に」
みんなギョとした。
そんな中ルイだけは真剣な表情で佇んでいた。あ、これは誰がなんと言おうと止められない。
臆病だけど、言い出したら最後まで貫き通す芯の強い性格は、こういうとき厄介だ。
「待て待て待て。時間を戻すって四時間前だぞ?」
「うん。分かってる」
分かってない。三〇分も戻すのもやっとのルイが、一時間のケースを大幅に出て四時間もの時間を戻すのは、それは、荷が重すぎる。無理だ。
「大丈夫。私を信じて」
そんなこと言われたら、無理だの無茶だの言えない。
ここは、ルイを信じて任した。集中したいと言われ、ルイを一人にして俺たちは離れた。一人になったルイは、硬く目をつぶり、ふぅと息を吐いた。意識を深く浸透し、神経、細胞、感覚を透きとおし――
そして――
「エテルネルオリジンヌ」
聞きなれない呪文と共に世界が、視界が、横転したかのように逆戻りしていく。
ここまで起きた出来事、泣いたこと、シモン先輩が最後の最後まで笑っているとこ、黒い影が出てきたこと、イヴとアダムを倒して笑い合っているとこ、様々な情景がカメラのフイルムのようにパラパラとめくっていく。
様々な情景で感情が湧いてくる。
でも、耐えなきゃ。時間を戻したらみんなが死ぬ未来を変えてやる。
しかし、この呪怨は術者のルイにしか行き来できないと悟る。フイルムの奥の奥の彼方の情景に、それを変えているルイが映っているから。
セキュリティ対策部屋に一人で忍びこみ、アダムの生命を奪うシャボン玉に犯されてもなお、スノー先生を守っていた。たった一人で。
助けにいこうにも、手足が動かない。喋れない。このままじゃルイが、嫌だ。
どうにか手足を動かそうとバタバタしていると、ルイがこちらを向いた。なんて、悲しそうな表情。
死ぬ未来を選んだシモン先輩と同じ表情。
『ごめんね。許して』
そんな言葉が聞きたいんじゃない。
どうにかして、腕を伸ばした。まだ遠い。届かない。
『私のこと、忘れないで』
忘れるかよ。絶対に忘れるもんか。
ルイはふっと笑い、そこで情景が暗闇になった。フイルムやこの世界全てがガタガタと音を出し崩れていく。
気がつくと、保健室のベットに横たわっていた。白い天井。それがまず目に入った。次に映ったのは、ヒョイと横から顔を覗く人物たち。
「やっと起きたか」
ジンがやれやれと眉をハチの字にして言った。
「安眠とは言い難い寝言だったが」
ユリスがベットに座った。怪我の処置済みで、顔や手は絆創膏が貼られてあった。
「おはよう」
小夏先輩が優しい音色で言った。俺はぼやける意識と思考で「おはようごさいます」とつぶやいた。
今宵の夜邪鬼三体。生き残ったのは、小夏先輩、ユリス、ジン、俺の四人。〝あの夜〟では例をみない邪鬼三体相手に、生存者がいることに驚かれた。
この成績は世に伝えられる。六期生最悪の邪鬼、サタンを凌ぐ〝最悪の夜〟と名付けれられ。
のちに、ファイルに記載される文面では、こう書かれていた。
『選ばれた者たち』
死を怯まず、邪鬼に真っ向から立ち向かっていた。散りゆく命に、目を背くことは罪だと言わんばかりに、その勇姿を窓越しから眺めてた。
「ふむ。やはり彼女でも運命を変えられないのじゃな」
諦めたようにつぶやいた。
答える者は誰もいない。室内はただ一人なのだから。
彼女とは、さっき散ってしまった蕾。花のように可憐でお淑やか、でも何度も踏み続けても顔を出す力強さを内に秘めてある。
学園内では最強の女、とあだ名がつけられておったな。
しかし、その最強の女とやらは異次元の空間に挟まれている。リリスと一緒に。リリスを倒すために、己を犠牲に。
「運命は変えられない。どんなに強くても、困ったものじゃな。因果とは」
ふっと笑い、最後まで勇姿を見届ける。ふと思い出した。リリスの行動に。
リリスは海の底に眠ってある悪魔を、呼び起こそうと行動した。これはまったくの想定外じゃ。だから思わず手を出したのじゃが、いい方向に機転させてしまった。
でも、未来は変わらなかった。
彼は言った。『100%そうであっても絶対違う未来を考える!』と。
無駄なことを。抗うな。従え。それが定めだ。
窓の外をじっと真面目に眺め、彼らが一つに集まったのを確認して、そこから離れた。
§
悪魔たちは、時間がたつにつれ、一つ一つ消えていく。
「消えていく。もしかして」
淡い希望を抱いて訊いてみると、ユリスが冷静にこう言った。
「空間の狭間が遠くなって途切れただけだろ」
冷たい地べたに叩きつけられた衝撃だった。
すると、一部始終を聞いていたジンが俺とユリスの間に入ってきた。
「でも、逆に聞くとそれ、シモン先輩がなんとかしているってことだ、よね? 大丈夫大丈夫」
ユリスは、険しい表情でプイと顔をそらし、俺とジンは顔を見合わせた。ジンの一言でほっと胸をなでおろした俺に、ジンは、大丈夫と肩をぽんとした。
「やっぱりだった」
ルイと小夏先輩が学園の結界から帰ってきた。邪鬼を見事倒した。もうこれで終了だ。これ以上やることはない。
二人は、学園のそばまで行き、結界を通り抜けようとした。だが、内に入ることもできず弾き返された。
「学園に帰れない!?」
声をあげた。
「通常は、邪鬼討伐成功したらスノー先生が結界を通り抜けるように解除してくれるんだけど、スノー先生はいない」
小夏先輩が真面目な表情で小声で言う。
あぁ、くそ、スノー先生さえ生きていれば。戦闘員より早くに始末された理由は、これだったんだ。
「でも」
ルイが話を切り替えた。
「でも、破壊の邪鬼のとき、すんなり学園内に入れたよね? 邪鬼もいて壊れそうなときに解除したの?」
そうだ。一年前現れた破壊の邪鬼では、シモン先輩と小夏先輩を保健室に抱えたことがある。そのとき、すんなり入れた。
そのとき邪鬼もいて、破壊されそうになっていた。そんな状況で結界を解除したのか?
「邪鬼がいるのに解除するわけないだろ。当然、入れたのは貴重なAAクラス二人を抱えていたから、でしょう?」
ユリスが小夏先輩をじっと見た。
感情こもっていない無の瞳。小夏先輩は、頷いた。
「そう。AAクラスだったから入れた。誰かれすんなり入れるわけじゃない」
AAクラスは学園最高峰。対して劣っているのはDクラス。食べるものも寝床も受ける視線も、この両者は違う。
格差。
小さい頃はあまり気にせず一緒にいたが、だんだん一緒にいることはなく、ついには無視されるようになった。クラスてのは、重要だな。改めて思った。
もう生徒ではない、戦闘員になっても尚、そんなとこでも比べられるのか。
「ふぅん。あれってスノー先生が解除してたんだ」
のんきにジンがぼやいた。
ジンは、クラスのことなんて気にしない。優秀Aクラスの男子たちとも最後の最後まで仲良かったからかもしれない。
特に気にしない男だ。
「スノー先生がいつもいる場所は?」
ルイが首をかしげて訊いてきた。
スノー先生は、ある場所からこちらを観察し、そして情報を共有している。そのある場所に向かえば、結界を解除できるスイッチがあるかも、と提案。
スノー先生の呪怨は、相手の呪怨が何なのか見ただけで分かる呪怨の持ち主。結界解除の呪怨者ではない。
確かに、そこにスイッチがあるかも。
小夏先輩は一瞬戸惑ったが、俺たちがやる気に満ちた目を向けられて、はぁと息をついた。
「確か地下の『セキュリティ対策』て部屋よ。そもそもそこも学園内じゃない。どうやって入るの」
確かに、とみんな納得した。
結界が通れないのに、そんな場所いけない。暫くの間が生まれた。
黒い影が女王様女王様、と忙しなく探しているようで辺りをウロウロしている。みんな、どこか定まっていない様子で飛行している。
こちらに目もくれず。それはありがたいが、万が一触れてしまったら美樹のようになる。
うまい具合に風が、微弱だということもあり、避けるものは避けきれる。
すると、一筋の光が伸びた。
みんな、その方向に目移すとルイが挙手してた。
「考えがあるの」
強く真っ直ぐ、そう言った。
「時間を戻すの。この闘いが始まる前の時間に」
みんなギョとした。
そんな中ルイだけは真剣な表情で佇んでいた。あ、これは誰がなんと言おうと止められない。
臆病だけど、言い出したら最後まで貫き通す芯の強い性格は、こういうとき厄介だ。
「待て待て待て。時間を戻すって四時間前だぞ?」
「うん。分かってる」
分かってない。三〇分も戻すのもやっとのルイが、一時間のケースを大幅に出て四時間もの時間を戻すのは、それは、荷が重すぎる。無理だ。
「大丈夫。私を信じて」
そんなこと言われたら、無理だの無茶だの言えない。
ここは、ルイを信じて任した。集中したいと言われ、ルイを一人にして俺たちは離れた。一人になったルイは、硬く目をつぶり、ふぅと息を吐いた。意識を深く浸透し、神経、細胞、感覚を透きとおし――
そして――
「エテルネルオリジンヌ」
聞きなれない呪文と共に世界が、視界が、横転したかのように逆戻りしていく。
ここまで起きた出来事、泣いたこと、シモン先輩が最後の最後まで笑っているとこ、黒い影が出てきたこと、イヴとアダムを倒して笑い合っているとこ、様々な情景がカメラのフイルムのようにパラパラとめくっていく。
様々な情景で感情が湧いてくる。
でも、耐えなきゃ。時間を戻したらみんなが死ぬ未来を変えてやる。
しかし、この呪怨は術者のルイにしか行き来できないと悟る。フイルムの奥の奥の彼方の情景に、それを変えているルイが映っているから。
セキュリティ対策部屋に一人で忍びこみ、アダムの生命を奪うシャボン玉に犯されてもなお、スノー先生を守っていた。たった一人で。
助けにいこうにも、手足が動かない。喋れない。このままじゃルイが、嫌だ。
どうにか手足を動かそうとバタバタしていると、ルイがこちらを向いた。なんて、悲しそうな表情。
死ぬ未来を選んだシモン先輩と同じ表情。
『ごめんね。許して』
そんな言葉が聞きたいんじゃない。
どうにかして、腕を伸ばした。まだ遠い。届かない。
『私のこと、忘れないで』
忘れるかよ。絶対に忘れるもんか。
ルイはふっと笑い、そこで情景が暗闇になった。フイルムやこの世界全てがガタガタと音を出し崩れていく。
気がつくと、保健室のベットに横たわっていた。白い天井。それがまず目に入った。次に映ったのは、ヒョイと横から顔を覗く人物たち。
「やっと起きたか」
ジンがやれやれと眉をハチの字にして言った。
「安眠とは言い難い寝言だったが」
ユリスがベットに座った。怪我の処置済みで、顔や手は絆創膏が貼られてあった。
「おはよう」
小夏先輩が優しい音色で言った。俺はぼやける意識と思考で「おはようごさいます」とつぶやいた。
今宵の夜邪鬼三体。生き残ったのは、小夏先輩、ユリス、ジン、俺の四人。〝あの夜〟では例をみない邪鬼三体相手に、生存者がいることに驚かれた。
この成績は世に伝えられる。六期生最悪の邪鬼、サタンを凌ぐ〝最悪の夜〟と名付けれられ。
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『選ばれた者たち』
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