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Ⅲ 戦場に咲く可憐な花たち~16歳~
第59話 厳しい現実
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ルイは獣のように泣きじゃくり、この場を動こうとしなかった。
「リゼ先生は、あの女を思い出して邪鬼に。私が、時間なんて戻さなければ良かったんだ……」
地面にポタポタと、雫が滴り落ちる。地面に頭をぶつけ「戻れ戻れ」と呪文を唱える。声が掠れていても、途切れ途切れでも、その呪文を永遠に唱えた。だが、時間は戻らない。
美樹がルイの側で残るため、俺たち三人は、結界を出て外に向かった。
南校舎は小等部、中等部、高等部、と大規模な人数がいる寮の校舎だ。朝と夕方になると、一つ一つの窓の向こうから活気的な声が聞こえてくる。
夜になると、決まって静かになる。窓の中の眩しい明かりが一斉に消える。かつて、先生たちにきつく言われていた。夜になると、出歩くなと。
それが何を意味していたのか、ようやく今にして分かった。
その南校舎が崩れかけていた。煉瓦造りの校舎がボロボロ。内装が外に丸見え状態。瓦礫と煉瓦が地面にいっぱい広がっていた。
幸い、崩壊しているのは高等部。俺らの部屋は損傷もしていない、無事だ。
だが、今宵邪鬼が二度も襲ってくること、誰も予想しない。シモン先輩との約束がなかったら、たぶん寮にこもっていたはずだ。
奇蹟というしかない。他にもたぶん、寮にこもっていた人がいたはずだ。ユリス班の一人、スタンリーの部屋が粉々で跡形もなく崩れ落ちている。
広場にて、スタンリーの姿がなかった。ユリスは、スタンリーがいないことに気がついなかった。鐘がなると、早々に飛行していった。ユリスだけじゃない。仲の良いミラノまで。
「ここで邪鬼に……」
アカネが声を低くさせて言った。
先生が邪鬼になった場所。ちょうどその真上には、邪鬼がふわふわと飛行している。
巨大な甲虫の姿。頭の上に、鮮明な核がキラリと闇夜に光った。
アカネの顔を見て、フラッシュバックのようにあの映像が目の前によぎった。
壊れかけた校舎、瓦礫が散乱する場所、まさしくここと似ている。立ち位置もなんとなくここで合っている。けれど、あれはただの映像だ。未来の映像と限らない。
壊れかけた部屋から、うめき声が聞こえた。
「生きてる!」
ジンが目を光らせ、一目散に駆け寄った。そこは、内装が外で丸見えだが、他と違い、煉瓦が散乱するだけ。生存者がいてもおかしくない。
俺たち三人は、瓦礫を崩して救出活動。ふいにアカネと二人きりになった。気まずい雰囲気。だが、これからも友達だと言ってくれた。側にいてやれるし、嫌われないだけ得かも。
「ジンに告白したのか?」
訊くと、アカネは首をふる。
必死に人命救助するジンを目で追い、弱気に言った。
「まだ。告白したら、ほんとの幸せ者になっちゃいそう」
はにかんだ。幸せに満ちた笑み。それを見て、なんだかほっとした。振られたけど、アカネの側にいることに変わりない。
「おーい」
遠くから、ジンが俺たちを呼ぶ声が。大きく手を降って「ここだと」手招きしてくる。俺とアカネは、顔を見合わせてジンのいる場所に駆け寄る。
すると、上空にて大きな鉄柱が飛んできた。大きく空中をブンブンと飛んで、俺の頭上に飛んでくる。
「危ないっ!」
背中をトン、と弾かれた。体が、前乗りになって地面に転ぶ。転んだと同時に嫌な音がした。人体を刺したような嫌な音。
恐る恐る振り返ると、鮮血で残酷の光景が。赤い鉄柱に体を貫かれたアカネが、血みどろに倒れていた。
ちょうどお腹辺りから貫かれ、瓦礫の下に貫通している。見たことないほど赤い血が、アカネを中心にドロ、と伝ってくる。
「アカネっ!」
どうにか助けようとする。でも、どうやって助ければ……。この騒動にジンもやってきた。その間、アカネは途切れ途切れにこう言った。
「いえ、なかった……すきって、さんにんの……かんけい、こわそうとしたばつ、だ」
つぅ、と透明な涙が目尻を伝った。雫が頭皮にいき、じわりと消える。
大粒の涙。
一滴こぼれ落ちると、あとはもう歯止めがきかなかった。ポロポロ、と大粒の雨が目尻から降ってくる。
握っていた手のひらがだんだん冷たくなっていく。いやだ。死なないでくれ。
「だめだ! まだ、助けられる!」
叫んでも、アカネは『もう助からない』と絶望の目を向けてきた。
「じゅえん、もつかえ、ない……いしきが、とおくな、る」
このタイミングでジンがやってきた。アカネの姿をみて、立ちすくむ。ジンの顔をみてアカネはほっとしたように笑った。
きつく目を閉じる拍子に、涙の粒が飛沫し、苦しかった表情がすっと穏やかになる。
「アカネちゃん……」
そんな、とショックを受け地面に膝をつく。アカネは、唇をぷるぷると震わせ何かを告げようとしている。トロっ、と口から大量の血を吐き出し、器官が血でむせ返った状態でろくに喋ることもままならない。それでも、ジンにむけて、何かを告げようと必死になっていた。
「すき、だいすき」
そう告げたかった。
でも、その告白の前にアカネの心臓が止まった。彼女の顔は、告げられなかった後悔だらけの表情じゃない。好きな人に看取られ、幸せな表情。
最後に、目尻から涙がつぅ、と伝った。儚くも、それもまた、頭皮にいきじわりと消える。
もう、その小さな口から会話することもない。
もう、その愛らしい瞳を開けることもできない。
かつて、好きだった子は死んだ。やっと気づいた気持ちも告げられず。
驚きと悲しみと、怒りと劣等が複雑に絡み合う。黒い粒だったのがだんだん禍々しく大きくなり、霧のように広くなった。
「そんな、俺たちがついていながら……」
肩を大きく震わせ、地面に頭をぶつけた。
アカネを中心に、周囲を赤黒い血にさせた。この世の色で禍々しい池。津波のように瓦礫の地面を赤黒い血で飲み込んだ。
その血は今もなお留めもなく。
俺たちの足元まで全てを血の池にさせた。グズグズ泣き出しすジンの隣で、俺はアカネの手をずっと握りしめていた。
もう、握り返してこないのに。
心中では、ひょうたん型の壺が黒い霧を抑えようとガタガタ震わせていた。
今にでも、外に出て行きたいとガンガンと、壺の蓋を力任せに蹴破る。
「俺が、避けていたら……俺のせいだ、俺が……」
自責の念にかられ、当時に壺が破壊された。いっきに黒い霧が出現。
側にいたジンとアカネを吹っ飛ばせ、全身が黒い霧で覆われた。チリチリの雲が、晴天の夜空に。心の中で芽ばえた黒いものが、現実世界で全身を覆い、そこから「壊したい」「殺したい」と意思ではない感情が芽ばえた。
アカネを抱いて、そのまま柱の壁に背中を打ち付けた。
「痛っ! なんなんだよ!」
結界を張り、嵐のような突風に襲われたことに、その正体を突き止めた。薄気味悪い霧がカイの全身を覆っている。
「これは……デイマアァイズ?」
目の前の光景に目を疑った。
デイマアァイズとは、己の力を極限にまで高めた代償として、己の力で飲み込まれること。そして、荒ぶる感情により、呪怨が暴走して勝手にデイマアァイズ発動する。
絶句した。こんな情景は、見たことない。
悲惨なニュースを立て続けに見ている感じで、現実味が感じられない。
頬をひねても、これが現実だとヒリヒリと痛む神経が教えてくれる。
「ジンくん! どうしたの!?」
上空から美樹が飛んできた。
突風に煽られ、ひょろひょろと着地。ここまでの経緯を話すと、美樹は、アカネに「お疲れ」と告げる。次に、やつをキッと鋭く睨みつけた。
黒い霧が、生きているかのようにサァサァ、と全身だけじゃなく周囲を覆い被そうとしている。
「怒るのは、カイ君じゃなくてジン君でしょ」
ボソリと呟いたことに、近くにいるジンにさえ聞こえない。美樹は、くるりと振り向き、ジンの顔色をうかがった。
「ジン君はその……大丈夫かい?」
いつもは空気を読まずに、天真爛漫に突っ走る美樹が、恐る恐る顔色をうかがってきた。微動だにしないアカネとジンの顔を交互に見張る。
「大丈夫」
そう言った。
でも、言葉とは裏腹に感情が追いついていけない。ズルズルと悲哀が引っ張ってくる。涙が、また出そうになった。
美樹は、暫く様子みて次に、またやつに顔を向けた。
長い槍を短く持ち、ふぅと息をついた。
この結界を抜け、今にでも飛んでいきそうな美樹を慌てて止めた。
「まさか、殺すのか!?」
形相変えて訊くと、美樹は眉間にシワを寄せ、大きな目が細目になった。
「まさか! 殺すわけないでしょ!」
ガシ、と掴んだ腕を振りほどき、地を蹴って飛行した。
霧を出現させた人物に説得を心みる。
「カイ君、やめるんだ! 君がそうなっても誰も喜ばないし、アカネたんはもう戻って来れない!」
反応なし。
その前に、黒い霧と化した人物に、どう反応を示しているのかわからない。
「リゼ先生は、あの女を思い出して邪鬼に。私が、時間なんて戻さなければ良かったんだ……」
地面にポタポタと、雫が滴り落ちる。地面に頭をぶつけ「戻れ戻れ」と呪文を唱える。声が掠れていても、途切れ途切れでも、その呪文を永遠に唱えた。だが、時間は戻らない。
美樹がルイの側で残るため、俺たち三人は、結界を出て外に向かった。
南校舎は小等部、中等部、高等部、と大規模な人数がいる寮の校舎だ。朝と夕方になると、一つ一つの窓の向こうから活気的な声が聞こえてくる。
夜になると、決まって静かになる。窓の中の眩しい明かりが一斉に消える。かつて、先生たちにきつく言われていた。夜になると、出歩くなと。
それが何を意味していたのか、ようやく今にして分かった。
その南校舎が崩れかけていた。煉瓦造りの校舎がボロボロ。内装が外に丸見え状態。瓦礫と煉瓦が地面にいっぱい広がっていた。
幸い、崩壊しているのは高等部。俺らの部屋は損傷もしていない、無事だ。
だが、今宵邪鬼が二度も襲ってくること、誰も予想しない。シモン先輩との約束がなかったら、たぶん寮にこもっていたはずだ。
奇蹟というしかない。他にもたぶん、寮にこもっていた人がいたはずだ。ユリス班の一人、スタンリーの部屋が粉々で跡形もなく崩れ落ちている。
広場にて、スタンリーの姿がなかった。ユリスは、スタンリーがいないことに気がついなかった。鐘がなると、早々に飛行していった。ユリスだけじゃない。仲の良いミラノまで。
「ここで邪鬼に……」
アカネが声を低くさせて言った。
先生が邪鬼になった場所。ちょうどその真上には、邪鬼がふわふわと飛行している。
巨大な甲虫の姿。頭の上に、鮮明な核がキラリと闇夜に光った。
アカネの顔を見て、フラッシュバックのようにあの映像が目の前によぎった。
壊れかけた校舎、瓦礫が散乱する場所、まさしくここと似ている。立ち位置もなんとなくここで合っている。けれど、あれはただの映像だ。未来の映像と限らない。
壊れかけた部屋から、うめき声が聞こえた。
「生きてる!」
ジンが目を光らせ、一目散に駆け寄った。そこは、内装が外で丸見えだが、他と違い、煉瓦が散乱するだけ。生存者がいてもおかしくない。
俺たち三人は、瓦礫を崩して救出活動。ふいにアカネと二人きりになった。気まずい雰囲気。だが、これからも友達だと言ってくれた。側にいてやれるし、嫌われないだけ得かも。
「ジンに告白したのか?」
訊くと、アカネは首をふる。
必死に人命救助するジンを目で追い、弱気に言った。
「まだ。告白したら、ほんとの幸せ者になっちゃいそう」
はにかんだ。幸せに満ちた笑み。それを見て、なんだかほっとした。振られたけど、アカネの側にいることに変わりない。
「おーい」
遠くから、ジンが俺たちを呼ぶ声が。大きく手を降って「ここだと」手招きしてくる。俺とアカネは、顔を見合わせてジンのいる場所に駆け寄る。
すると、上空にて大きな鉄柱が飛んできた。大きく空中をブンブンと飛んで、俺の頭上に飛んでくる。
「危ないっ!」
背中をトン、と弾かれた。体が、前乗りになって地面に転ぶ。転んだと同時に嫌な音がした。人体を刺したような嫌な音。
恐る恐る振り返ると、鮮血で残酷の光景が。赤い鉄柱に体を貫かれたアカネが、血みどろに倒れていた。
ちょうどお腹辺りから貫かれ、瓦礫の下に貫通している。見たことないほど赤い血が、アカネを中心にドロ、と伝ってくる。
「アカネっ!」
どうにか助けようとする。でも、どうやって助ければ……。この騒動にジンもやってきた。その間、アカネは途切れ途切れにこう言った。
「いえ、なかった……すきって、さんにんの……かんけい、こわそうとしたばつ、だ」
つぅ、と透明な涙が目尻を伝った。雫が頭皮にいき、じわりと消える。
大粒の涙。
一滴こぼれ落ちると、あとはもう歯止めがきかなかった。ポロポロ、と大粒の雨が目尻から降ってくる。
握っていた手のひらがだんだん冷たくなっていく。いやだ。死なないでくれ。
「だめだ! まだ、助けられる!」
叫んでも、アカネは『もう助からない』と絶望の目を向けてきた。
「じゅえん、もつかえ、ない……いしきが、とおくな、る」
このタイミングでジンがやってきた。アカネの姿をみて、立ちすくむ。ジンの顔をみてアカネはほっとしたように笑った。
きつく目を閉じる拍子に、涙の粒が飛沫し、苦しかった表情がすっと穏やかになる。
「アカネちゃん……」
そんな、とショックを受け地面に膝をつく。アカネは、唇をぷるぷると震わせ何かを告げようとしている。トロっ、と口から大量の血を吐き出し、器官が血でむせ返った状態でろくに喋ることもままならない。それでも、ジンにむけて、何かを告げようと必死になっていた。
「すき、だいすき」
そう告げたかった。
でも、その告白の前にアカネの心臓が止まった。彼女の顔は、告げられなかった後悔だらけの表情じゃない。好きな人に看取られ、幸せな表情。
最後に、目尻から涙がつぅ、と伝った。儚くも、それもまた、頭皮にいきじわりと消える。
もう、その小さな口から会話することもない。
もう、その愛らしい瞳を開けることもできない。
かつて、好きだった子は死んだ。やっと気づいた気持ちも告げられず。
驚きと悲しみと、怒りと劣等が複雑に絡み合う。黒い粒だったのがだんだん禍々しく大きくなり、霧のように広くなった。
「そんな、俺たちがついていながら……」
肩を大きく震わせ、地面に頭をぶつけた。
アカネを中心に、周囲を赤黒い血にさせた。この世の色で禍々しい池。津波のように瓦礫の地面を赤黒い血で飲み込んだ。
その血は今もなお留めもなく。
俺たちの足元まで全てを血の池にさせた。グズグズ泣き出しすジンの隣で、俺はアカネの手をずっと握りしめていた。
もう、握り返してこないのに。
心中では、ひょうたん型の壺が黒い霧を抑えようとガタガタ震わせていた。
今にでも、外に出て行きたいとガンガンと、壺の蓋を力任せに蹴破る。
「俺が、避けていたら……俺のせいだ、俺が……」
自責の念にかられ、当時に壺が破壊された。いっきに黒い霧が出現。
側にいたジンとアカネを吹っ飛ばせ、全身が黒い霧で覆われた。チリチリの雲が、晴天の夜空に。心の中で芽ばえた黒いものが、現実世界で全身を覆い、そこから「壊したい」「殺したい」と意思ではない感情が芽ばえた。
アカネを抱いて、そのまま柱の壁に背中を打ち付けた。
「痛っ! なんなんだよ!」
結界を張り、嵐のような突風に襲われたことに、その正体を突き止めた。薄気味悪い霧がカイの全身を覆っている。
「これは……デイマアァイズ?」
目の前の光景に目を疑った。
デイマアァイズとは、己の力を極限にまで高めた代償として、己の力で飲み込まれること。そして、荒ぶる感情により、呪怨が暴走して勝手にデイマアァイズ発動する。
絶句した。こんな情景は、見たことない。
悲惨なニュースを立て続けに見ている感じで、現実味が感じられない。
頬をひねても、これが現実だとヒリヒリと痛む神経が教えてくれる。
「ジンくん! どうしたの!?」
上空から美樹が飛んできた。
突風に煽られ、ひょろひょろと着地。ここまでの経緯を話すと、美樹は、アカネに「お疲れ」と告げる。次に、やつをキッと鋭く睨みつけた。
黒い霧が、生きているかのようにサァサァ、と全身だけじゃなく周囲を覆い被そうとしている。
「怒るのは、カイ君じゃなくてジン君でしょ」
ボソリと呟いたことに、近くにいるジンにさえ聞こえない。美樹は、くるりと振り向き、ジンの顔色をうかがった。
「ジン君はその……大丈夫かい?」
いつもは空気を読まずに、天真爛漫に突っ走る美樹が、恐る恐る顔色をうかがってきた。微動だにしないアカネとジンの顔を交互に見張る。
「大丈夫」
そう言った。
でも、言葉とは裏腹に感情が追いついていけない。ズルズルと悲哀が引っ張ってくる。涙が、また出そうになった。
美樹は、暫く様子みて次に、またやつに顔を向けた。
長い槍を短く持ち、ふぅと息をついた。
この結界を抜け、今にでも飛んでいきそうな美樹を慌てて止めた。
「まさか、殺すのか!?」
形相変えて訊くと、美樹は眉間にシワを寄せ、大きな目が細目になった。
「まさか! 殺すわけないでしょ!」
ガシ、と掴んだ腕を振りほどき、地を蹴って飛行した。
霧を出現させた人物に説得を心みる。
「カイ君、やめるんだ! 君がそうなっても誰も喜ばないし、アカネたんはもう戻って来れない!」
反応なし。
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