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Ⅲ 戦場に咲く可憐な花たち~16歳~
第54話 話したいこと
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嘘よ、と言ったのはアカネ。あたかも俺とシモン先輩たちが三日間一緒にいたのを知っているような眼差し。
アカネはそっぽを向いたまま、こう続けた。
「誰と何処でどんなことしようがウチには関係ないけど、一応は心配したんだからね」
ルイも黙ってうんうんと頷く。
アカネは怒っているようで心配していた。ほっ、と胸をなでおろした。すると、頭の中で人の声がした。聞き覚えのある淡々とした口調、かつてのAクラス担任、兼、戦闘時隊長、スノー先生の声だ。
『一体の邪鬼が現れました。至急広場に集まってください。尚、今回の敵は相手を惑わす【幻覚の邪鬼】です。核はもう絞り込めてます。皆さん、健闘を祈ります』
健闘を祈るか、俺たちには、死んでも代わりがいるのにスノー先生は〝今〟の俺たちを心配している。おかしな話だ。
空腹だったお腹を満たすことなく、広場に向かった。久々の戦う前の空気。息ができないほど重苦しい。
スノー先生によると、核は左の胸。心臓がある場所だ。一通り集まると、鐘がなる。その前に、アカネがそっと近づいてきた。
「これで無事お互い生きていたら、話があるの。この広場で待ってるわ」
話とは? と訊く前にアカネは蟻のように群れる人々をかわしながら、逃げるように去ってしまった。なんだが、避けられてるような。食堂のときも、こんな近くにいたときだって、目が合わなかった。合わそうと視線をずらしているのか。
もしかしたら、実は怒っているのかも。それで話したいことは、シモン先輩と別れろ、とかなんとかだったりして、と勝手な妄想に浸って鐘が鳴ったことを知らない。
気づいたころには、俺一人。広場でポツンと虚しく残っていた。
慌てて飛行した。みんなの存在を遠くから確認した。
「カイくんー、迷子?」
到着したのち、美樹から言われた開口一言がこれだった。俺は妄想に浸ってたとは、言えず苦笑を浮かべた。
俺を含めて美樹班が集結。
「核の場所は、もう既に絞り込めている。今回は、前回の邪鬼と違い攻撃力はない。だが、決して油断すないで。以上」
リーダーの美樹が、高らかに言った。威厳のある態度は、もうすっかりリーダーとしてみえる。
俺は辺りをキョロキョロし、シモン先輩率いる上級生たちがいないことに今やっと気づいた。
「シモン先輩たちは?」
そう訊くと、美樹は首をかしげた。何を言っているの? という表情で。
「シモン先輩なら、ほら、あそこで駄弁ってる。やだねー最強だかなんだが知らないけど、こんな状況でよくお喋りできるもんだ」
やれやれ、と美樹は手のひらを上に向かせ、参ったというポーズをしてみせた。
すると、美樹の隣にいたルイが怪訝な表情し、声をつまらせた。
「美樹ちゃん? 何言ってるの? シモン先輩なら、あそこでちゃんと戦ってるよ?」
ルイの指差す方向は、誰もいない暗い海だけが広がっている。
美樹とルイの食い違いに俺はハハ、と苦笑した。
「二人とも、何言ってんだ? 俺が見た限りシモン先輩はいないし。それにあの人は戦闘中、お喋りするような人じゃない」
だとすると、この食い違いは二人のどちらかが嘘を言っていることになる。当然、美樹もルイも嘘をつくような性格でもない。
二人が嘘を言っているようにも見えない。周囲は不審と疑念が渦巻き、お互い目と目が合う。
仲間内で険悪なムード。最悪な展開にいくかと思いきや、それを仲裁したのは、アカネだった。
「幻覚よ」
犯人が分かった口調で叫んだ。続いてジンが頷いて語る。
「邪鬼の呪怨がそうだな。みんなが見てる風景はどれも幻覚で、もしかしたら、この五人の姿だって幻覚かも……」
「そんなわけないだろ」
と即決に返した。だが、ジンの面持ちは暗い。その暗さが美樹にも移った。
「確かに、ありえる」
おいおい二人して。
また変な空気に。俺はこの五人を信じてるぞ。幻覚なんてありえない。
アカネが堅く目を瞑ると、温かい翠色のオーラを体に纏った。何を分かったのか、不敵に笑い、目を開けた。
「大丈夫よ。ここにいるのは間違いなく美樹班よ。幻覚でもない。魂の波動が同じだったから」
そうか。アカネの呪怨は、傷を癒やす技だけじゃない。もう一つ、隠された大技が秘めてある。
近距離にいる周りの人の魂の波動を感じることができる技だ。滅多に使わない技なので、アカネにとってかなりの損害だ。
大技を使えばたちまち意識が飛び、倒れるのに、アカネは同時に自分にも治癒呪怨をかけて、倒れまいと頑張っている。
アカネの呪怨で確かな応えになり、みんなはほっと胸をなでおろした。
美樹は、真剣な表情で考えて、辺りをキョロキョロしたり暫くしてから口を開く。
「ここが全て幻覚だと知っているのは、どうやらボクらだけらしい。見て。空に邪鬼がいるのに、みんな、見えない敵と戦っている」
「俺たちが倒すんだろ?」
俺が自信満々に言うと、美樹は大きく頷く。みんなの顔も、高揚感が大きくなっていく。
この幻覚は邪鬼の呪怨であり、発してある金扮だとすると、邪鬼はその金扮をまける高いところにいる。
美樹が、邪鬼の原型を蝶だと例えると、ルイが怒涛にまくしあげた。蝶は美しくてあんなのと一緒に例えないで、と。美樹は「例え話じゃないか」と冷静なツッコミを返す。
「高いところって、雲の上?」
アカネが言った。
「たぶん」
ジンが頷く。
幻覚を打ち破る壁なんかを壊すのを、美樹、ルイ、ジン、邪鬼を倒すのを俺とアカネ、二つに別れた。
アカネは当初、壁を壊す美樹たちと一緒だったが、二人っきりになって広場で話したいことを話したいらしい。そんな急かす話とは一体。
二つに別れた俺たち。雲の上まで飛行した。この場合は、翼の呪怨のユリスが得意だな。高く飛ぶにつれ体が重い。ユリスだったら、こんなの軽々と飛べるだろう。頭の中で優雅に飛んでいるイメージが湧いてくる。
雲の上まで飛行する俺たちを、ジンは言葉では言い表わせない複雑な表情で眺めていた。
そんなジンに、ルイは「大丈夫だよ」と優しく寄り添い、
「アカネちゃんは、もう気づいたから」
「何に?」
ルイはふふふ、と不敵に笑い、そのまま美樹のもとに駆け寄った。
§
飛行し続け、徐々に体が冷たくなっていった。空気がひくくなってるんだ。寒い。肌がチリチリと痛い。まるで雪の日を歩いているみたい。
真っ白な霧が覆われ、辺りは何も見えない。だが、微かに隣に、アカネの存在が感じる。
分厚い雲の層をやっとの抜け、目を疑う幻想的な景色が広がっていた。
漆黒の夜空。海のようにどこまでも続く漆黒の世界。その夜空に、点々と煌めく星が輝いていた。
学園内にずっといたら、味わえなかった景色だ。学園では、晴れも雨も、ずっと誰かの幻術で惑わされ疑うことはなかった。
息をのむほど幻想的。幻術でもない本当の夜空を見渡している。
「凄い」
無意識にそんな言葉が漏れた。
アカネも魅了され、「ええ」と呟く。
暫く俺たちは、見たことのなかった幻想的な景色に目が釘付けだった。
そして、ここにきた当初のことを思い出した。
「なぁ、話ってなんだ?」
アカネは俯き、口を閉じた。
暗い表情。
ヒュウ、と今まで以上に大きくて、冷たい北風が吹いた。その冷たさにブルっと鳥肌がたった。アカネの髪の毛が激しく靡く。
激しく靡く髪の毛の奥に、炎のように燃える瞳と、真剣な面持ちが隠れていた。この業風でも吹き飛ばせない熱い炎。覚悟を決めた表情。
アカネは、覚悟を決め、静かに口を開いた。その口から吐く口調はどれも力強くて、けど、微かに震えていた。
真剣な面持ちで向かい合い、目を合わせる。今まで合わなかった瞳。瞳の中にゴォゴォと燃え立つ炎が秘めてあった。
「あのね、ウチ、気づいたの。本当の気持ち――」
ヒュウ、とまた激しく風が吹く。それでも消えない瞳の中の炎。
顔の前の靡く髪の毛を手で抑え、耳の後ろにかける。次の言葉に、素直に耳を傾けたことに激しく後悔した。
「ウチ、ジンを好きになったの――いいえ、ずっと前から好きだったのかも。だから――別れましょ。肉体関係はこれでお終い」
その言葉は、嫌が何でも耳に入り思考を停止させた。その言葉の意味をトントン拍子に理解すると、視界が真っ黒くなり、地獄の底に突き落とされた。
どうして、いつから、と訊きたいことがあるのに、どうしても喉が詰まる。
アカネの話は、嘘であってほしい。幻聴であってほしい。これを業風のせいにしたかった。
だが、彼女の表情は嘘偽りもない真の顔をしていた。逆にいうと、話を伝えたことにより、晴れ晴れとしている。
アカネはそっぽを向いたまま、こう続けた。
「誰と何処でどんなことしようがウチには関係ないけど、一応は心配したんだからね」
ルイも黙ってうんうんと頷く。
アカネは怒っているようで心配していた。ほっ、と胸をなでおろした。すると、頭の中で人の声がした。聞き覚えのある淡々とした口調、かつてのAクラス担任、兼、戦闘時隊長、スノー先生の声だ。
『一体の邪鬼が現れました。至急広場に集まってください。尚、今回の敵は相手を惑わす【幻覚の邪鬼】です。核はもう絞り込めてます。皆さん、健闘を祈ります』
健闘を祈るか、俺たちには、死んでも代わりがいるのにスノー先生は〝今〟の俺たちを心配している。おかしな話だ。
空腹だったお腹を満たすことなく、広場に向かった。久々の戦う前の空気。息ができないほど重苦しい。
スノー先生によると、核は左の胸。心臓がある場所だ。一通り集まると、鐘がなる。その前に、アカネがそっと近づいてきた。
「これで無事お互い生きていたら、話があるの。この広場で待ってるわ」
話とは? と訊く前にアカネは蟻のように群れる人々をかわしながら、逃げるように去ってしまった。なんだが、避けられてるような。食堂のときも、こんな近くにいたときだって、目が合わなかった。合わそうと視線をずらしているのか。
もしかしたら、実は怒っているのかも。それで話したいことは、シモン先輩と別れろ、とかなんとかだったりして、と勝手な妄想に浸って鐘が鳴ったことを知らない。
気づいたころには、俺一人。広場でポツンと虚しく残っていた。
慌てて飛行した。みんなの存在を遠くから確認した。
「カイくんー、迷子?」
到着したのち、美樹から言われた開口一言がこれだった。俺は妄想に浸ってたとは、言えず苦笑を浮かべた。
俺を含めて美樹班が集結。
「核の場所は、もう既に絞り込めている。今回は、前回の邪鬼と違い攻撃力はない。だが、決して油断すないで。以上」
リーダーの美樹が、高らかに言った。威厳のある態度は、もうすっかりリーダーとしてみえる。
俺は辺りをキョロキョロし、シモン先輩率いる上級生たちがいないことに今やっと気づいた。
「シモン先輩たちは?」
そう訊くと、美樹は首をかしげた。何を言っているの? という表情で。
「シモン先輩なら、ほら、あそこで駄弁ってる。やだねー最強だかなんだが知らないけど、こんな状況でよくお喋りできるもんだ」
やれやれ、と美樹は手のひらを上に向かせ、参ったというポーズをしてみせた。
すると、美樹の隣にいたルイが怪訝な表情し、声をつまらせた。
「美樹ちゃん? 何言ってるの? シモン先輩なら、あそこでちゃんと戦ってるよ?」
ルイの指差す方向は、誰もいない暗い海だけが広がっている。
美樹とルイの食い違いに俺はハハ、と苦笑した。
「二人とも、何言ってんだ? 俺が見た限りシモン先輩はいないし。それにあの人は戦闘中、お喋りするような人じゃない」
だとすると、この食い違いは二人のどちらかが嘘を言っていることになる。当然、美樹もルイも嘘をつくような性格でもない。
二人が嘘を言っているようにも見えない。周囲は不審と疑念が渦巻き、お互い目と目が合う。
仲間内で険悪なムード。最悪な展開にいくかと思いきや、それを仲裁したのは、アカネだった。
「幻覚よ」
犯人が分かった口調で叫んだ。続いてジンが頷いて語る。
「邪鬼の呪怨がそうだな。みんなが見てる風景はどれも幻覚で、もしかしたら、この五人の姿だって幻覚かも……」
「そんなわけないだろ」
と即決に返した。だが、ジンの面持ちは暗い。その暗さが美樹にも移った。
「確かに、ありえる」
おいおい二人して。
また変な空気に。俺はこの五人を信じてるぞ。幻覚なんてありえない。
アカネが堅く目を瞑ると、温かい翠色のオーラを体に纏った。何を分かったのか、不敵に笑い、目を開けた。
「大丈夫よ。ここにいるのは間違いなく美樹班よ。幻覚でもない。魂の波動が同じだったから」
そうか。アカネの呪怨は、傷を癒やす技だけじゃない。もう一つ、隠された大技が秘めてある。
近距離にいる周りの人の魂の波動を感じることができる技だ。滅多に使わない技なので、アカネにとってかなりの損害だ。
大技を使えばたちまち意識が飛び、倒れるのに、アカネは同時に自分にも治癒呪怨をかけて、倒れまいと頑張っている。
アカネの呪怨で確かな応えになり、みんなはほっと胸をなでおろした。
美樹は、真剣な表情で考えて、辺りをキョロキョロしたり暫くしてから口を開く。
「ここが全て幻覚だと知っているのは、どうやらボクらだけらしい。見て。空に邪鬼がいるのに、みんな、見えない敵と戦っている」
「俺たちが倒すんだろ?」
俺が自信満々に言うと、美樹は大きく頷く。みんなの顔も、高揚感が大きくなっていく。
この幻覚は邪鬼の呪怨であり、発してある金扮だとすると、邪鬼はその金扮をまける高いところにいる。
美樹が、邪鬼の原型を蝶だと例えると、ルイが怒涛にまくしあげた。蝶は美しくてあんなのと一緒に例えないで、と。美樹は「例え話じゃないか」と冷静なツッコミを返す。
「高いところって、雲の上?」
アカネが言った。
「たぶん」
ジンが頷く。
幻覚を打ち破る壁なんかを壊すのを、美樹、ルイ、ジン、邪鬼を倒すのを俺とアカネ、二つに別れた。
アカネは当初、壁を壊す美樹たちと一緒だったが、二人っきりになって広場で話したいことを話したいらしい。そんな急かす話とは一体。
二つに別れた俺たち。雲の上まで飛行した。この場合は、翼の呪怨のユリスが得意だな。高く飛ぶにつれ体が重い。ユリスだったら、こんなの軽々と飛べるだろう。頭の中で優雅に飛んでいるイメージが湧いてくる。
雲の上まで飛行する俺たちを、ジンは言葉では言い表わせない複雑な表情で眺めていた。
そんなジンに、ルイは「大丈夫だよ」と優しく寄り添い、
「アカネちゃんは、もう気づいたから」
「何に?」
ルイはふふふ、と不敵に笑い、そのまま美樹のもとに駆け寄った。
§
飛行し続け、徐々に体が冷たくなっていった。空気がひくくなってるんだ。寒い。肌がチリチリと痛い。まるで雪の日を歩いているみたい。
真っ白な霧が覆われ、辺りは何も見えない。だが、微かに隣に、アカネの存在が感じる。
分厚い雲の層をやっとの抜け、目を疑う幻想的な景色が広がっていた。
漆黒の夜空。海のようにどこまでも続く漆黒の世界。その夜空に、点々と煌めく星が輝いていた。
学園内にずっといたら、味わえなかった景色だ。学園では、晴れも雨も、ずっと誰かの幻術で惑わされ疑うことはなかった。
息をのむほど幻想的。幻術でもない本当の夜空を見渡している。
「凄い」
無意識にそんな言葉が漏れた。
アカネも魅了され、「ええ」と呟く。
暫く俺たちは、見たことのなかった幻想的な景色に目が釘付けだった。
そして、ここにきた当初のことを思い出した。
「なぁ、話ってなんだ?」
アカネは俯き、口を閉じた。
暗い表情。
ヒュウ、と今まで以上に大きくて、冷たい北風が吹いた。その冷たさにブルっと鳥肌がたった。アカネの髪の毛が激しく靡く。
激しく靡く髪の毛の奥に、炎のように燃える瞳と、真剣な面持ちが隠れていた。この業風でも吹き飛ばせない熱い炎。覚悟を決めた表情。
アカネは、覚悟を決め、静かに口を開いた。その口から吐く口調はどれも力強くて、けど、微かに震えていた。
真剣な面持ちで向かい合い、目を合わせる。今まで合わなかった瞳。瞳の中にゴォゴォと燃え立つ炎が秘めてあった。
「あのね、ウチ、気づいたの。本当の気持ち――」
ヒュウ、とまた激しく風が吹く。それでも消えない瞳の中の炎。
顔の前の靡く髪の毛を手で抑え、耳の後ろにかける。次の言葉に、素直に耳を傾けたことに激しく後悔した。
「ウチ、ジンを好きになったの――いいえ、ずっと前から好きだったのかも。だから――別れましょ。肉体関係はこれでお終い」
その言葉は、嫌が何でも耳に入り思考を停止させた。その言葉の意味をトントン拍子に理解すると、視界が真っ黒くなり、地獄の底に突き落とされた。
どうして、いつから、と訊きたいことがあるのに、どうしても喉が詰まる。
アカネの話は、嘘であってほしい。幻聴であってほしい。これを業風のせいにしたかった。
だが、彼女の表情は嘘偽りもない真の顔をしていた。逆にいうと、話を伝えたことにより、晴れ晴れとしている。
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