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Ⅶ 自由
第44話 千年前
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近い近い近い近い。いい匂いする。いい匂いする。彼女はまるで猫が甘えるようにすり寄ってきた。一度もそんな甘え方見たことない。解釈違いに嘔吐しそう。僕は彼女の腕から強引に離れた。
「明保野さん、しっかりして!」
「……何? お金くれないなら、もういらない!」
明保野さんは僕に強烈なビンタし、くるりと踵を返す。久乃さんも僕をゴミを見るような目で見て、明保野さんの後ろを追う。
千年前に来て、色々衝撃的だった。
明保野さんが体を使ってお金を稼いでいること。久乃さんの性格は元々気性が荒いこと。一番衝撃的なのは明保野さんにビンタされたこと。
「うぅ」
頬が軋むように痛い。
痛いのは頬だけじゃない。胸もチクチク痛い。どうしよう。これから。
「めげてはだめだ! あとの残る2人を探さないと」
今度はしっかり話し合おう。そう。最初は挨拶から。未来人なのは伏せて彼女たちの願いを聞き入れよう。なぜ、最初にそんなことできなかったんだ。そうすれば明保野さんに嫌われずに済んだのに。挫けそう。
だめだ。だめだめだめだめだめ。
森の中を潜るとコンクリートで出来た舗装道路が広がり、住宅街が疎らにある。風は気持ちいい。太陽の光も温かい。見る者全てが新鮮。千年前の地球は本当に本に出てくるように幻想的だ。
本に書かれているものはいわば、お伽噺のようで誰も信じなかったが、これを見たらあれは紛れもなく「真実」だ。
本に書かれている幻想的な景色が僕の目の前に広がっているのだから。千年前のこと、少しでも西の守人に聞けばよかった。
どうやって探すのか迷路のように進んでいる舗装道路を歩いて僕は悩む。
ふと、空を見上げているとあるものが映った。それは、高い時計台の上にあの白い像が。
やはり、この時代にも白い像が。
しかも変わっていない。外見も色も。それ程高いとはいわない時計台の上に崇めるように設置してある。誰がどんな経由でそこに立てたのか謎。
時計台の下は噴水になっていた。
瑞々しい青く透き通った池。空の色が反射して映った池の中の情景が揺れて、まるで空が揺れ動いているみたい。
この瑞々しい池を見るだけで悩みとかどうでも良くなった。
重たい腰を下げ、池の中を見下ろすと聞き覚えのある声が聞こえた。ふとそちらに顔を向けと――偶然か、いいや、キセキに近い。
北の守人、明保野さん。
東の守人、久乃さん。
西の守人と南の守人4人が揃っていた。
四人揃って車に乗っている人に食べ物を与えられそれを美味しそうに食べている。いいなぁ。そういえば昼間何も食べてなかったんだけ。ぐぅ、と虫の音がなき地獄耳か、再び久乃さんに見つかる。
明保野さんの後ろに隠れガルル、と威嚇される。
「くぅちゃん、何? どうしたの?」
「また出た。あのクソ野郎、やはり始末しなければ」
「何? クソ野郎? また出たて。はぁストーカーされるだけて有り難いと思いなさいよね」
髪の毛を金髪に染めているが、声、胸、細い腰を見れば南の守人だろう。ストーカーではないが、そうなっている。ストーカーされている明保野さんに心底羨ましがっている。
「ちっ。そいつ商売にもならないやっすい男だったわ!」
明保野さんがけっ、と唾を吐く。
もうこの時点で解釈違いで死にそう。もはやもう心のハートがガラガラと音を立てて崩れ落ちる。そんな矢先、足元に何かがいた。西の守人だ。僕に何かを突きつけた。
「ほら、お腹空いてんでしょ?」
突きつけたのはソーセージを間に挟んだソーセージパン。赤いトマトケチャップが上乗せしててさらに美味しそう。ぐぅ、と虫の音とともに知らぬ間に涎が垂れていた。
西の守人と半分こしてそれを食べる。
なんて美味しいんだ。カビが生えていないパンを食べるのは久し振りだ。涙を流した僕を見て四人は唖然。よっぽどお腹空いてたのね、と南の守人が自分の分も与えてくれる。
「ありがとう」と言ってそれを食すと、南も西もニッと笑った。口角をあげ、ニンマリと笑み。なんだなんだ。
「ふふ~食べたのね。それじゃ――犬がいつまでそこに座ってんだ。お前が座るところはここだろ」
急に態度を変えてきた。こ、これは一体………。薄々気づいていたが南の守人は少々Sっ気があるなと思ったら案の定だ。
指を指されたのは地面。
恐る恐る地面に膝をつくとドカ、とその上に南の守人が座ってきた。柔らかい感触と共に重い。重い。
「もっと懲らしめてやらないと」
久乃さんがキッと睨みつける。
だから僕は何かしたのか。
「どうして僕が――なんて思っている?」
西の守人が顔を近づけて不気味に笑った。割と西の守人は印象変わんないかも。他が変わりすぎて麻痺してる。
「与えた物を食べた、これは交渉よ。何事も物々交換しないと。それよりその胸のバッチ可愛い~!」
西の守人が僕の胸に手を伸ばした。バッチのんて持っていない。顔を向けると、右胸に炎が逆立た姿の小さなバッチがついていた。いつの間にか身につけていたのか、それともタイムマシンに乗る前に付けられたのか。
奪われたらだめだ。直感が言っている。一瞬でわかった。彼女の伸ばした腕を止めるため僕は口を開いた。
「僕は青池空。決してストーカーじゃないです。僕はみんなを救うためやってきた正義のヒーローだ。どんな悩みでもどんな問題でも解決する! ほんっとにストーカーじゃないから!」
明保野さんの目を見てはっきり言う。四人は目を見開く。暫しの沈黙。風が流れ、ぶわりと髪の毛がなびく。彼女たちはそれまでゴミを見るような眼差しから一変、縋りつくような眼差しへ。
「ヒーローて本当?」
僕の話に先ず食いついてきたのは西の守人。
退屈そうだった目に光が宿っている。くりくりの目をさらに眩ゆく。
「……バカじゃないの。何も知らないくせに」
そう吐き捨て明保野さんは食べたゴミをぽいとゴミ箱に放り投げ、スタスタと去っていく。その後を雛のようにくっついて歩く久乃さん。
二人は完全に行ってしまった。
「あぁ~お開きか~」
南の守人が立ち上がった。
「あの、四人はどういう関係……ですかわん?」
犬が勝手に喋んな、の圧をくらい語尾にわんをつけた。するとまた、ドカリと自分の家の椅子のように座ってきたではないか。やっと腰が軽くなったのに再び力を加えられると膝が負ける。
「中学生の頃、ぼのちゃんと塾が同じだったの。その経由でクノちゃんとも仲良くなって、時々こうして四人で羽目を外している」
ジュク、という聞きなれない単語を思わず聞くと南の守人は「駄犬ね~」と面白がって教えてくれた。塾というのは小さな箱の中大人が子供を閉じ込めて勉学を教える場所だという。千年後そんな箱は存在しない。よかった。
そして、四人の関係も深く知った。
南と西の苗字はどちらも〝蜜鞘〟。なんと姉妹らしい。南の守人が姉で蜜鞘鳳華。西の守人が妹で蜜鞘苗化。全然似てない。でもシタリ顔は割と似ているかも。でもこの二人が姉妹なんて教えてくれなかった。
そして明保野さんと久乃さんは幼稚園から一緒でいつも一緒らしい。久乃は人見知りが激しく明保野さんしか心を許してくれない。馴染むまで三ヶ月経ったとか。
そして話はもとに戻った。僕がヒーローと名乗ったこと。
「どんな悩みでも解決するて?」
鳳華姐さん(勝手に呼んでる)が上から顔を覗かせた。僕はコクコク首を頷く。
「ふぅん……それじゃあ人を殺してくれる、てのは?」
「え?」
僕は彼女の目をしっかり見た。彼女は確かに言った。強く。再度口にした。
「人を殺してくれ」と。
「……やっぱムリよね」
鳳華姐さんは立ち上がって、妹の苗化さんの手を引いてここから立ち去ろうとしている。僕はどうしても引けない。このままじゃ元の時代に帰れない。
あれ、そういえば帰る方法分からない。思い出せ。ここに来るまで、そう、タイムマシンの寝台に乗るまでに西の守人が教えてくれたんだ。確か――『胸のバッチの角を一つ折れば元の時代に帰れる』これか――。
良かった。本当に奪われなくて。これは転送のようなものだったのか。本能で予知して良かった。逆立つ炎の形。四つの角。それを一本取ればいいのか。分かった。でもやっぱりまだ……。
ここにいたい。まだ何もしていない。帰るなら何か一つでも達成しなければ。僕は角を折るのをやめて僕は再び彼女たちを探す。何処に何があるのか全くわからない。世界でたった1人孤独だ。それでも探すしかない。それだけ。
「ねぇ」
走っていると背後から話しかけられ振り向くと、誰かがオレンジに焦げ付く太陽をバックに立っていた。逆行で素顔が見えない。その人物が靴音を鳴らして近づいてきた。
「明保野さん!」
その人物は明保野さんだった。
「明保野さん、しっかりして!」
「……何? お金くれないなら、もういらない!」
明保野さんは僕に強烈なビンタし、くるりと踵を返す。久乃さんも僕をゴミを見るような目で見て、明保野さんの後ろを追う。
千年前に来て、色々衝撃的だった。
明保野さんが体を使ってお金を稼いでいること。久乃さんの性格は元々気性が荒いこと。一番衝撃的なのは明保野さんにビンタされたこと。
「うぅ」
頬が軋むように痛い。
痛いのは頬だけじゃない。胸もチクチク痛い。どうしよう。これから。
「めげてはだめだ! あとの残る2人を探さないと」
今度はしっかり話し合おう。そう。最初は挨拶から。未来人なのは伏せて彼女たちの願いを聞き入れよう。なぜ、最初にそんなことできなかったんだ。そうすれば明保野さんに嫌われずに済んだのに。挫けそう。
だめだ。だめだめだめだめだめ。
森の中を潜るとコンクリートで出来た舗装道路が広がり、住宅街が疎らにある。風は気持ちいい。太陽の光も温かい。見る者全てが新鮮。千年前の地球は本当に本に出てくるように幻想的だ。
本に書かれているものはいわば、お伽噺のようで誰も信じなかったが、これを見たらあれは紛れもなく「真実」だ。
本に書かれている幻想的な景色が僕の目の前に広がっているのだから。千年前のこと、少しでも西の守人に聞けばよかった。
どうやって探すのか迷路のように進んでいる舗装道路を歩いて僕は悩む。
ふと、空を見上げているとあるものが映った。それは、高い時計台の上にあの白い像が。
やはり、この時代にも白い像が。
しかも変わっていない。外見も色も。それ程高いとはいわない時計台の上に崇めるように設置してある。誰がどんな経由でそこに立てたのか謎。
時計台の下は噴水になっていた。
瑞々しい青く透き通った池。空の色が反射して映った池の中の情景が揺れて、まるで空が揺れ動いているみたい。
この瑞々しい池を見るだけで悩みとかどうでも良くなった。
重たい腰を下げ、池の中を見下ろすと聞き覚えのある声が聞こえた。ふとそちらに顔を向けと――偶然か、いいや、キセキに近い。
北の守人、明保野さん。
東の守人、久乃さん。
西の守人と南の守人4人が揃っていた。
四人揃って車に乗っている人に食べ物を与えられそれを美味しそうに食べている。いいなぁ。そういえば昼間何も食べてなかったんだけ。ぐぅ、と虫の音がなき地獄耳か、再び久乃さんに見つかる。
明保野さんの後ろに隠れガルル、と威嚇される。
「くぅちゃん、何? どうしたの?」
「また出た。あのクソ野郎、やはり始末しなければ」
「何? クソ野郎? また出たて。はぁストーカーされるだけて有り難いと思いなさいよね」
髪の毛を金髪に染めているが、声、胸、細い腰を見れば南の守人だろう。ストーカーではないが、そうなっている。ストーカーされている明保野さんに心底羨ましがっている。
「ちっ。そいつ商売にもならないやっすい男だったわ!」
明保野さんがけっ、と唾を吐く。
もうこの時点で解釈違いで死にそう。もはやもう心のハートがガラガラと音を立てて崩れ落ちる。そんな矢先、足元に何かがいた。西の守人だ。僕に何かを突きつけた。
「ほら、お腹空いてんでしょ?」
突きつけたのはソーセージを間に挟んだソーセージパン。赤いトマトケチャップが上乗せしててさらに美味しそう。ぐぅ、と虫の音とともに知らぬ間に涎が垂れていた。
西の守人と半分こしてそれを食べる。
なんて美味しいんだ。カビが生えていないパンを食べるのは久し振りだ。涙を流した僕を見て四人は唖然。よっぽどお腹空いてたのね、と南の守人が自分の分も与えてくれる。
「ありがとう」と言ってそれを食すと、南も西もニッと笑った。口角をあげ、ニンマリと笑み。なんだなんだ。
「ふふ~食べたのね。それじゃ――犬がいつまでそこに座ってんだ。お前が座るところはここだろ」
急に態度を変えてきた。こ、これは一体………。薄々気づいていたが南の守人は少々Sっ気があるなと思ったら案の定だ。
指を指されたのは地面。
恐る恐る地面に膝をつくとドカ、とその上に南の守人が座ってきた。柔らかい感触と共に重い。重い。
「もっと懲らしめてやらないと」
久乃さんがキッと睨みつける。
だから僕は何かしたのか。
「どうして僕が――なんて思っている?」
西の守人が顔を近づけて不気味に笑った。割と西の守人は印象変わんないかも。他が変わりすぎて麻痺してる。
「与えた物を食べた、これは交渉よ。何事も物々交換しないと。それよりその胸のバッチ可愛い~!」
西の守人が僕の胸に手を伸ばした。バッチのんて持っていない。顔を向けると、右胸に炎が逆立た姿の小さなバッチがついていた。いつの間にか身につけていたのか、それともタイムマシンに乗る前に付けられたのか。
奪われたらだめだ。直感が言っている。一瞬でわかった。彼女の伸ばした腕を止めるため僕は口を開いた。
「僕は青池空。決してストーカーじゃないです。僕はみんなを救うためやってきた正義のヒーローだ。どんな悩みでもどんな問題でも解決する! ほんっとにストーカーじゃないから!」
明保野さんの目を見てはっきり言う。四人は目を見開く。暫しの沈黙。風が流れ、ぶわりと髪の毛がなびく。彼女たちはそれまでゴミを見るような眼差しから一変、縋りつくような眼差しへ。
「ヒーローて本当?」
僕の話に先ず食いついてきたのは西の守人。
退屈そうだった目に光が宿っている。くりくりの目をさらに眩ゆく。
「……バカじゃないの。何も知らないくせに」
そう吐き捨て明保野さんは食べたゴミをぽいとゴミ箱に放り投げ、スタスタと去っていく。その後を雛のようにくっついて歩く久乃さん。
二人は完全に行ってしまった。
「あぁ~お開きか~」
南の守人が立ち上がった。
「あの、四人はどういう関係……ですかわん?」
犬が勝手に喋んな、の圧をくらい語尾にわんをつけた。するとまた、ドカリと自分の家の椅子のように座ってきたではないか。やっと腰が軽くなったのに再び力を加えられると膝が負ける。
「中学生の頃、ぼのちゃんと塾が同じだったの。その経由でクノちゃんとも仲良くなって、時々こうして四人で羽目を外している」
ジュク、という聞きなれない単語を思わず聞くと南の守人は「駄犬ね~」と面白がって教えてくれた。塾というのは小さな箱の中大人が子供を閉じ込めて勉学を教える場所だという。千年後そんな箱は存在しない。よかった。
そして、四人の関係も深く知った。
南と西の苗字はどちらも〝蜜鞘〟。なんと姉妹らしい。南の守人が姉で蜜鞘鳳華。西の守人が妹で蜜鞘苗化。全然似てない。でもシタリ顔は割と似ているかも。でもこの二人が姉妹なんて教えてくれなかった。
そして明保野さんと久乃さんは幼稚園から一緒でいつも一緒らしい。久乃は人見知りが激しく明保野さんしか心を許してくれない。馴染むまで三ヶ月経ったとか。
そして話はもとに戻った。僕がヒーローと名乗ったこと。
「どんな悩みでも解決するて?」
鳳華姐さん(勝手に呼んでる)が上から顔を覗かせた。僕はコクコク首を頷く。
「ふぅん……それじゃあ人を殺してくれる、てのは?」
「え?」
僕は彼女の目をしっかり見た。彼女は確かに言った。強く。再度口にした。
「人を殺してくれ」と。
「……やっぱムリよね」
鳳華姐さんは立ち上がって、妹の苗化さんの手を引いてここから立ち去ろうとしている。僕はどうしても引けない。このままじゃ元の時代に帰れない。
あれ、そういえば帰る方法分からない。思い出せ。ここに来るまで、そう、タイムマシンの寝台に乗るまでに西の守人が教えてくれたんだ。確か――『胸のバッチの角を一つ折れば元の時代に帰れる』これか――。
良かった。本当に奪われなくて。これは転送のようなものだったのか。本能で予知して良かった。逆立つ炎の形。四つの角。それを一本取ればいいのか。分かった。でもやっぱりまだ……。
ここにいたい。まだ何もしていない。帰るなら何か一つでも達成しなければ。僕は角を折るのをやめて僕は再び彼女たちを探す。何処に何があるのか全くわからない。世界でたった1人孤独だ。それでも探すしかない。それだけ。
「ねぇ」
走っていると背後から話しかけられ振り向くと、誰かがオレンジに焦げ付く太陽をバックに立っていた。逆行で素顔が見えない。その人物が靴音を鳴らして近づいてきた。
「明保野さん!」
その人物は明保野さんだった。
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