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Ⅴ 東の地
第31話 別の地へ
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約束の地、エデン、そこで僕らは約束をとうとう果たした。それから1ヶ月が過ぎた。あれからエデンの階級が変わったり、地球の民がエデンに降りてきたりと地球の民とエデンの民が一緒に住んでいる。あれほど差別され格差されていたのに、今や同じ空気に。例外もある。地球に残った者もいる。僕のおばあちゃんとかね。
まだ差別意識が残っているけど、それはまた、政治の話。
あれから1ヶ月しか経っていない。長く感じた1ヶ月間だ。エデンでは1ヶ月だけど、地球では一年位経っているのかな。前述の話だけど、差別意識が残っているのは仕方ないとして、そこは僕らの出番ではない。
僕らは王様からある任務を言い渡された。王様から話があると聞いて南区の、最近建てられたばかりの王宮に招かれた。あの一軒家は売ったらしい。
「よく来たな」
1ヶ月ぶりの王様との対面。お互い笑顔で迎えあった。
「久しぶり。見ない間に少し痩せた?」
王様の姿は若干痩せていた。まだ12という若い年齢に全ての物がかかっているのだから、そりゃ激務になるわな。それでも、その後背を見せないように平然とした態度。
「そうか? お前たちは相も変わらず能天気な面だな」
「能天気な面てどんな面だよ」
王様の久しぶりの悪態に嵐は、引き攣った顔で答える。
「王様、お初にお目にかかります」
王様の前で深く1礼した太陽。王様はつむじと、顔を上げた太陽の顔を見て目を細めた。
「お前は初ましてだが、オレとしては初めましてじゃない。元地球民だろ? お前はこのエデンじゃ有名だからな」
はん、と高らかに笑った。太陽ははは、と苦笑する。挨拶も終わったところで、王様直々に依頼が飛んできた。なんでも、東の地に行ってほしいと。
「北は目。南は顔。西は頭。東は心臓だ」
太陽がボソリと呟いた。
「え、何それ」
僕が訊くと太陽は真剣な面持ちで口を開く。言葉を言う前に南の守人が遮った。
「つまり北のセキュリティ=監視の〝目〟。王都があるから南は〝顔〟。様々な文献や機械を保管・管理するのが掟の西は〝頭〟。そしてエデンを守護する結界を強固している東はいわば、欠かせない〝心臓〟」
南の守人はくすりと笑った。南区にいるからいつか現れるだろうなと直感していた。南の守人とは1ヶ月ぶりの再会じゃない。割と頻繁に連絡してくるので久しぶりとは思えない。
「その心臓を担っている東に行って何させんの?」
せいらがぶっきらぼうに訊く。
「その、申し訳ないのだけど東の守人の顔を見に行ってきてくれるかしら?」
南の守人が目尻を下げながら申し訳ないように笑った。僕たちはまたどうして、と疑問を投げかける。
「北の守人が行方知らずのとき、東の守人が結界を強固していた。その恩とエデンの新体制について聞いてほしいんだ」
王様がやけに真剣な面持ちで言った。窓の外を眺める。大きな窓から見下される繁華街の街並み。毎日お祭りみたいに人行き来して街全体が潤っている。王都になって益々輝き満ちたようにみえる。
「そんなの自分で行けばいいだろ」
嵐がため息まじりに呟く。
「オレは忙しんだ。暇人のお前らをコキつかってやってるだけありがたいと思え」
ははん、とまた鼻で笑った。なにを! と嵐がキレた。その横で無表情で太陽が首を傾げる。
「過去東の地へ行った人たちは帰ってこれないか、精神に異常をきたす人が多い。この依頼、タダじゃないですよね? それ相応の報酬を頂かないと暇人の俺らでも動きません」
太陽の目はキラリと光った。いいや、鋭い刃に近い。王様はやれやれとため息ついた。小賢しいやつを連れてきやがって、と悪態つく。王様の隣にいたおじいさん、執事服を着ていたあの男性が口を開いた。
「準備諸々わたくし共が用意します。報酬はもちろん十倍ではずむ予定です。命の保証が出来ない頼みごと、何かあった際、すぐに駆けつけますので」
淡々と話した。今や王様の側近役みたい。よくよく考えればそんな立ち位置だったかも。
「東の守人には手紙を届けてあるから歓迎してくれるはず」
南の守人がふふふ、と笑った。
まだ不安が拭いきれない。太陽が言っていた「生きて帰ってこれない、精神に異常をきたす」という言葉が頭から離れられない。
「東は安全地帯じゃないてこと? そもそもどんな場所なの?」
せいらが訊いた。
「海を渡っていくの。孤島があってそこに住んでいる」
南の守人が答えてくれた。宥めるかのように優しく。僕らは耳を疑った。
海を渡る?
孤島に住んでいる?
次から次へと謎が出てくるばかりで不安を解消するどころか更に煽って、焦燥しきっている。南の守人が優しく1から教えてくれた。机の上にエデンの地図を広げてね。
地図に書かれたエデンは円形になっていて、まるで地球儀のよう。円形から外れた場所に小さな島を指差した。ここが東の地。
この場所でたった1人守人が住んでいるらしい。配給は本島から一度も送ったことがない。非道かと思ったが、その守人から配給を頼まれたことが一度もないのだ。つまり島にちゃんとした食べ物があるからいいということ。
エデンの海は荒波で、数々の命を飲み込んできた。あの赤い海面は飲み込まれた人たちの血ではないかと言い伝えられる。海面を遠目から見たことあるけれど地平線まで線を引いたように水平だった。
空と海がピタリくっつくほど。
油のようにねっとりした海面で、太陽の陽光を反射しキラキラ輝く。
あの海は普段穏やかだ。でも誰かが1歩でも海を渡ろうとするとそれを遮るために荒れ、命を飲み込む。奇妙なことに飲み込んだあと、また海は穏やかになるらしい。まるで意思を持っているようだ。
海を渡り、孤独にたどり着いたその景色は誰も知らない。帰ってきた戦士たちは誰も彼もが精神に異常をきたし、その景色について語ってくれないのだから。
「そんな危険な場所、行くわけ無いでしょ」
せいらが強く断った。
せいらはこう見えても医者の娘。精神に異常をきたす場所なんてみすみす自分から足を運ばない。せいらは真剣な面持ち、怒った表情に近い。
「報酬なんていらない。大事なのは命。よくわかんない場所に私たちを行かせるなら、出ていったほうがマシね」
南の守人を睨みつけて強く言い切った。南の守人はそんな確固たる意見を聞いてなお、飄々としている。
「その、精神に異常を来した人たちはね、東の地であるタブーを起こしたの。その禁忌の跳ね返りよ。でもあなた達はそんなことしないでしょ」
僕は意を決して「禁忌とは」と訊いた。暫く沈黙が続いた。空気が冷たい。凍てつく氷のよう。暫くしてから口を開いたのは南の守人。
「東の守人を傷つけたか、その土地を破壊したか、の二種類です。あなた達はお優しいかた達、大丈夫ですよね?」
度を超えた信頼を置かれてるな。
確かに傷つけることや破壊衝動はないけど、こちらとしてエデンの地で分からない場所が多いのに、さらに深淵の場所まで行けと強制されたら、行きたくない。
せいらが静かに手を上げた。
「私は棄権する。理由は至ってシンプル死にたくないから。みんなはどうすんの? 行くの?」
せいらは僕ら三人の顔を見た。
太陽も少し手を上げる。
「俺もせいらと同じ。東から帰ってきた人たちを何人も見てきた。荒波だし禁忌がほんとに二種類なのかも怪しいし、でも……俺は二人が行くなら俺も行く」
「おいどっちなんだよ」
太陽の迷いを聞いてせいらは睨みつける。僕と嵐はお互い顔を見合った。嵐の瞳は揺れていて太陽と同じ、まだ答えが出ていない。
僕は正直いって怖い。
未知なる場所に足を踏み入れるには勇気と信念が必要だ。勇気もそれほどないし、信念は、あるかも。東の地に行って東の守人とも話したい。もし、守人の責務から逃れられる何らかの事実を知っていたなら、行きたい。会って話をしたい。
「行きます」
僕は嵐から南の守人の顔へ視線をうつした。南の守人は「思っていた通り」という自信満々な顔してにこりと笑っていた。この人は僕が断らないこと、最初から知っていた感じ。
「おいおいまじか」
嵐は度肝を抜かれ1歩引き下がった。
「分かった。だったら俺も行く」
即答で太陽も答えた。
僕と太陽が行く、と宣言し嵐は考えたたかったがすぐに自分も行く、と答えた。三人の表明を聞いてせいらが深いため息ついた。
「ですが、たったの三人だと大変ですのであと2人……いいえ、1人追加したほうがいいですね。どうします? 推薦者います?」
南の守人はうーん、と考え込んだ。
一人棄権したせいらがまた腕を上げた。ニヤリと笑っている。嫌な予感がするぞ。
「だったら一人、暇人がいる」
「まぁ!」
南の守人は手をパンと合わせて恍惚と笑った。誰だその暇人とやらは。
「今はエデンで静かに暮らしているようだけど、元はヒグマみたいにでかくて、こん中じゃ一番体力があるやつ」
そ、それは……。
「まぁ、それは適応ですね。引っ張りだして否が応でも行かせましょう!」
まだ差別意識が残っているけど、それはまた、政治の話。
あれから1ヶ月しか経っていない。長く感じた1ヶ月間だ。エデンでは1ヶ月だけど、地球では一年位経っているのかな。前述の話だけど、差別意識が残っているのは仕方ないとして、そこは僕らの出番ではない。
僕らは王様からある任務を言い渡された。王様から話があると聞いて南区の、最近建てられたばかりの王宮に招かれた。あの一軒家は売ったらしい。
「よく来たな」
1ヶ月ぶりの王様との対面。お互い笑顔で迎えあった。
「久しぶり。見ない間に少し痩せた?」
王様の姿は若干痩せていた。まだ12という若い年齢に全ての物がかかっているのだから、そりゃ激務になるわな。それでも、その後背を見せないように平然とした態度。
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はん、と高らかに笑った。太陽ははは、と苦笑する。挨拶も終わったところで、王様直々に依頼が飛んできた。なんでも、東の地に行ってほしいと。
「北は目。南は顔。西は頭。東は心臓だ」
太陽がボソリと呟いた。
「え、何それ」
僕が訊くと太陽は真剣な面持ちで口を開く。言葉を言う前に南の守人が遮った。
「つまり北のセキュリティ=監視の〝目〟。王都があるから南は〝顔〟。様々な文献や機械を保管・管理するのが掟の西は〝頭〟。そしてエデンを守護する結界を強固している東はいわば、欠かせない〝心臓〟」
南の守人はくすりと笑った。南区にいるからいつか現れるだろうなと直感していた。南の守人とは1ヶ月ぶりの再会じゃない。割と頻繁に連絡してくるので久しぶりとは思えない。
「その心臓を担っている東に行って何させんの?」
せいらがぶっきらぼうに訊く。
「その、申し訳ないのだけど東の守人の顔を見に行ってきてくれるかしら?」
南の守人が目尻を下げながら申し訳ないように笑った。僕たちはまたどうして、と疑問を投げかける。
「北の守人が行方知らずのとき、東の守人が結界を強固していた。その恩とエデンの新体制について聞いてほしいんだ」
王様がやけに真剣な面持ちで言った。窓の外を眺める。大きな窓から見下される繁華街の街並み。毎日お祭りみたいに人行き来して街全体が潤っている。王都になって益々輝き満ちたようにみえる。
「そんなの自分で行けばいいだろ」
嵐がため息まじりに呟く。
「オレは忙しんだ。暇人のお前らをコキつかってやってるだけありがたいと思え」
ははん、とまた鼻で笑った。なにを! と嵐がキレた。その横で無表情で太陽が首を傾げる。
「過去東の地へ行った人たちは帰ってこれないか、精神に異常をきたす人が多い。この依頼、タダじゃないですよね? それ相応の報酬を頂かないと暇人の俺らでも動きません」
太陽の目はキラリと光った。いいや、鋭い刃に近い。王様はやれやれとため息ついた。小賢しいやつを連れてきやがって、と悪態つく。王様の隣にいたおじいさん、執事服を着ていたあの男性が口を開いた。
「準備諸々わたくし共が用意します。報酬はもちろん十倍ではずむ予定です。命の保証が出来ない頼みごと、何かあった際、すぐに駆けつけますので」
淡々と話した。今や王様の側近役みたい。よくよく考えればそんな立ち位置だったかも。
「東の守人には手紙を届けてあるから歓迎してくれるはず」
南の守人がふふふ、と笑った。
まだ不安が拭いきれない。太陽が言っていた「生きて帰ってこれない、精神に異常をきたす」という言葉が頭から離れられない。
「東は安全地帯じゃないてこと? そもそもどんな場所なの?」
せいらが訊いた。
「海を渡っていくの。孤島があってそこに住んでいる」
南の守人が答えてくれた。宥めるかのように優しく。僕らは耳を疑った。
海を渡る?
孤島に住んでいる?
次から次へと謎が出てくるばかりで不安を解消するどころか更に煽って、焦燥しきっている。南の守人が優しく1から教えてくれた。机の上にエデンの地図を広げてね。
地図に書かれたエデンは円形になっていて、まるで地球儀のよう。円形から外れた場所に小さな島を指差した。ここが東の地。
この場所でたった1人守人が住んでいるらしい。配給は本島から一度も送ったことがない。非道かと思ったが、その守人から配給を頼まれたことが一度もないのだ。つまり島にちゃんとした食べ物があるからいいということ。
エデンの海は荒波で、数々の命を飲み込んできた。あの赤い海面は飲み込まれた人たちの血ではないかと言い伝えられる。海面を遠目から見たことあるけれど地平線まで線を引いたように水平だった。
空と海がピタリくっつくほど。
油のようにねっとりした海面で、太陽の陽光を反射しキラキラ輝く。
あの海は普段穏やかだ。でも誰かが1歩でも海を渡ろうとするとそれを遮るために荒れ、命を飲み込む。奇妙なことに飲み込んだあと、また海は穏やかになるらしい。まるで意思を持っているようだ。
海を渡り、孤独にたどり着いたその景色は誰も知らない。帰ってきた戦士たちは誰も彼もが精神に異常をきたし、その景色について語ってくれないのだから。
「そんな危険な場所、行くわけ無いでしょ」
せいらが強く断った。
せいらはこう見えても医者の娘。精神に異常をきたす場所なんてみすみす自分から足を運ばない。せいらは真剣な面持ち、怒った表情に近い。
「報酬なんていらない。大事なのは命。よくわかんない場所に私たちを行かせるなら、出ていったほうがマシね」
南の守人を睨みつけて強く言い切った。南の守人はそんな確固たる意見を聞いてなお、飄々としている。
「その、精神に異常を来した人たちはね、東の地であるタブーを起こしたの。その禁忌の跳ね返りよ。でもあなた達はそんなことしないでしょ」
僕は意を決して「禁忌とは」と訊いた。暫く沈黙が続いた。空気が冷たい。凍てつく氷のよう。暫くしてから口を開いたのは南の守人。
「東の守人を傷つけたか、その土地を破壊したか、の二種類です。あなた達はお優しいかた達、大丈夫ですよね?」
度を超えた信頼を置かれてるな。
確かに傷つけることや破壊衝動はないけど、こちらとしてエデンの地で分からない場所が多いのに、さらに深淵の場所まで行けと強制されたら、行きたくない。
せいらが静かに手を上げた。
「私は棄権する。理由は至ってシンプル死にたくないから。みんなはどうすんの? 行くの?」
せいらは僕ら三人の顔を見た。
太陽も少し手を上げる。
「俺もせいらと同じ。東から帰ってきた人たちを何人も見てきた。荒波だし禁忌がほんとに二種類なのかも怪しいし、でも……俺は二人が行くなら俺も行く」
「おいどっちなんだよ」
太陽の迷いを聞いてせいらは睨みつける。僕と嵐はお互い顔を見合った。嵐の瞳は揺れていて太陽と同じ、まだ答えが出ていない。
僕は正直いって怖い。
未知なる場所に足を踏み入れるには勇気と信念が必要だ。勇気もそれほどないし、信念は、あるかも。東の地に行って東の守人とも話したい。もし、守人の責務から逃れられる何らかの事実を知っていたなら、行きたい。会って話をしたい。
「行きます」
僕は嵐から南の守人の顔へ視線をうつした。南の守人は「思っていた通り」という自信満々な顔してにこりと笑っていた。この人は僕が断らないこと、最初から知っていた感じ。
「おいおいまじか」
嵐は度肝を抜かれ1歩引き下がった。
「分かった。だったら俺も行く」
即答で太陽も答えた。
僕と太陽が行く、と宣言し嵐は考えたたかったがすぐに自分も行く、と答えた。三人の表明を聞いてせいらが深いため息ついた。
「ですが、たったの三人だと大変ですのであと2人……いいえ、1人追加したほうがいいですね。どうします? 推薦者います?」
南の守人はうーん、と考え込んだ。
一人棄権したせいらがまた腕を上げた。ニヤリと笑っている。嫌な予感がするぞ。
「だったら一人、暇人がいる」
「まぁ!」
南の守人は手をパンと合わせて恍惚と笑った。誰だその暇人とやらは。
「今はエデンで静かに暮らしているようだけど、元はヒグマみたいにでかくて、こん中じゃ一番体力があるやつ」
そ、それは……。
「まぁ、それは適応ですね。引っ張りだして否が応でも行かせましょう!」
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