25 / 51
Ⅳ 王政復古
第25話 絶対とは
しおりを挟む
「皆さんすみません。坊ちゃんが」
執事の男性が言った。少年の態度の悪さで僕らがカンカンに怒っているのを彼はいつも寂しそうに謝っているのか。
「一年前、先代……坊ちゃんのお父様が亡くなられて坊ちゃんは僅か十一歳で王となられた方です。まだ戸惑いもあり慣れないばかりで、あなた方がきてさらに困惑したのでしょう。あまり責めないでください」
お願いします、と言って頭を下げた。ここまでされたら僕らもう何も言えない。
「今日はここまでにしましょうか」
守人が優しく言った。帰ると聞いて執事の男性は顔を上げて廊下に繋がる戸を開けた。守人はすっと立ち上がって足音も立てずに廊下に出た。じっと廊下の奥を眺め、くすりと嗤った。一体何を見たのか。
僕らもこの家から出た。家から出てどっと走っていた緊張の糸がほぐれる。出雲くんは特に緊張していて玄関を通り抜けるとバタリと倒れた。
顔は真っ青で服もビチョビチョ。そういえばこの一日走って捕まって、また走っての繰り返しだったな。色々と疲れたんだ。
「おや、大丈夫ですか?」
守人が駆け寄ってきた。おっぱいが、おっぱいがブルンブルン揺れた。白い白衣だから余計にそこに目が行く。ばっと顔を逸した。同じように見ていた嵐が「すげぇ」とぼやいた。せいらがグーパンで御見舞。そのあと僕も殴られた。顔そらしたのに。鼻血が出るほど痛い。
「なぜ」
「見てたのバレバレよ」
男二人を殴った拳をボキボキ言わせて、守人を守るように前に立つ。僕と嵐はクリーンヒットした拳の痛さに悶て芋虫のように丸くなる。それを見ていた守人はくすくす笑った。何処にそんな面白ポイントがあるのか。
「宿がないでしょう。こちらへいらして」
守人は手招きした。もうすっかり日はくれて、ペンキを溢したように真っ黒な空が天に塗ってある。風がひゅう、と冷たく吹いて早く宿を探さないと大量に流した汗の体のままじゃ、風邪をひく。
出雲くんを抱えて再び案内される。赤い提灯のトンネルは潜らない。トンネルの前にあった繁華街よりここは静かででも、明るい提灯がポツンポツンと浮いている。
守人が案内してくれた場所は、北区でも一度見たあの宮殿だ。
「ここは南区域のわたくしの宮殿です。北区の宮殿と変わらないですよ」
確かに変わらない。宮殿というよりビルの形。でも中を拝見すれば宮殿のような構造。赤い絨毯も変わらないな。
「彼は彼女たちに任せて、さぁ、疲れたでしょう。お休みください」
後ろに背負っていた出雲くんをするりと奪われた。非力そうな女性たちが群がって、彼を抱える。僕でも重いと感じたんだ。女性なら数人がかりだ。守人はこちらへ、と誘うように手招きした。嵐たちはもうすっかり、守人に甘えてスタスタと歩を進めていく。守人に案内された場所は大きな部屋に大きな、三角のベット。
目を疑った。自分がまるで小さくなったと思わざるおえないほど大きな部屋。壁には絵画や明るい提灯。天井はさらに無数の提灯が束になって灯火あっていた。そして、フカフカのベット。
「御伽話みたい」
せいらが口にした。
だらしなく口を開け、天井や部屋をキョロキョロする。誰もが思った。そうだ。童話に出てきそうなお洒落な場所。
「ふふふ。気に入ってよかった。姫様はここで、殿方は隣です」
僕らが立ち尽くすほど気に入ったと解釈し、満足げな笑顔。姫様、と呼ぶのはもしかしてせいらのことを言っているのか。せいらめ初めて姫呼びされて困惑して自分で自分を指差す。
「えぇ。姫、でしょう?」
こてん、と首を傾げる守人。まるで、当たり前みたいに疑いのない。さぁ、と血の気がひいた。もしここで「姫じゃないです」なんて答えたら門出。ここは場にあった答えを言わないと。
「あ、あ~姫! そう! 姫なんですよ~」
せいらはあははと笑った。本人は完璧に言ってると思ってるけど声が上ずっているし汗がすごい。走っていないのに、突然汗が出てきた。挙動が明るみに出てる。こんな下手くそな演技で誤魔化せるか、不安だったものの守人はニコリと笑っている。これは、セーフ。かな。
せいらを一人残して僕らは隣の部屋へと案内された。隣の部屋と全くの同じ。男二人が同じでも窮屈ではない。嵐はフカフカのベットに倒れた。それからゴロゴロと転がる。なんのシワもなかった真っ白いシーツをシワだらけにしていく。まだ誰も歩いていない雪の大地を踏み荒らしているのと同じだ。でも僕もその一人だ。
嵐が楽しそうにやっているから僕もフカフカのベットにジャンプした。二回、三回ボヨンボヨンと揺れた。なんだこの感触は! ずっと埋まっていたい。うつ伏せで揺れるのを堪能している内に守人が部屋からいなくなっていたことに気がついた。慌てて立ち上がって廊下に出た。
守人は廊下の端を歩いていた。付人がいない。姿勢よく、赤い袴がずり落ちないためにスッスッと歩いている。
「守人様!」
僕は呼び止めた。廊下中にその声がこだまする。守人は足を止めてくるりと振り向いた。
「なんでしょう? 何か要求したいならあの子たちが」
「用があるのは守人様です」
僕は少し距離をおいて話しかけた。守人は用があるのは自分だと言われて少し首を傾げる。
「はい何でしょう?」
妖艶で決して隙をみせない飄々とした笑顔。
付人がいないと話しかけちゃいけない高貴な存在。周りは誰もいない。それにこれは、本人に目の前で聞いて本人の口から聞きたい。
「守人がひと柱とはどういうことですか? それで明保野さんは苦しんでいた。僕は彼女と約束したんだ。助ける、て。その前に守人について詳しく理解しなきゃ」
いつの間にか早口で言っていた。
テンパったせいで伝わらなかったのか、守人はキョトンとしていた。じっと僕の目を見る。あれ、この顔初めて見た。
「……エデンには先住民がかつて住んでいました。ソレから守るために我々守人が結界を貼っているのです。誰にでもできないことだから〝ひと柱〟と呼ばれているのです」
静かに言った。
その声はやたら落ち着いていて〝ひと柱〟と呼ばれてもなおそれが自然で当たり前の風体。高貴な存在が何故〝ひと柱〟なんか呼ばれるのかそもそも分からない。
「守人は本来四人で繋がっています。北の守人はふふふ、何処かに行きましたけど、守人は必ず四人じゃなきゃいけません。その責務から逃れることは残念ながら、わたくしにも分かりません」
頭を振った。その言葉にどうしても引っかかることがあった。
「必ず?」
オウム返しに訊く。
「えぇ必ず」
「なぜ?」
「なぜ? それは…………………………わ」
「ちょっと‼」
守人の口から何かを言おうとした瞬間、怒声が廊下に響きわたった。声のほうを振り向くと廊下にたくさんの白衣の人たちが集まっていた。出雲くんを囲んでいる。何やら盗み食いをしてそれで捕まっている。付人なしで守人に話しかけた僕に対して怒られたと思ったけど、良かった。あの方角から僕らの姿は見えない。ここは一旦話を止めて僕は部屋に戻った。彼女はお風呂の場所とか食堂の場所を教えてくれた。
部屋に戻った僕に嵐は半裸で出迎えた。シャワーを浴びてきたんだろう。赤毛の髪の毛からポタポタと雫が垂れて、床面に滴り落ちている。
「外騒がしいけどなんかあった?」
ワシャワシャと頭をかいた。
「なんか、出雲くんが盗み食いしたらしい」
くすくす笑って言う。嵐はへっと鼻で笑った。僕もずっとシャワー浴びたかったんだよな。汗臭いし。
「僕も行ってこよ」
シャワールームへ足を運ぶとぽつりと嵐が何か言った。何? と聞いて振り向くと嵐は首を項垂れた状態でベットに沈むように座っていた。
「太陽は、今まで10年間どうやって過ごしていたんだろうな」
その声はかすれていて、普段の荒ぽさがどこへやら。頭にはタオルが垂れ下がっているせいで、表情は読み取れない。未だに水滴が滴り落ちてベットのシーツを濡らしている。なんて答えたらいいのかわからないかった。黙っていると嵐は話を続けた。
「……嵐はオレたちと再会するのは嬉しくなかったかもしれない。ここに残っても、あいつはオレたちと再会してくれるだろうか」
深く沈んだ声。
空気も冷たく重たい。あの鉄格子で再会したとき、太陽は嬉しい表情なんて微塵もしていなかった。鉄格子の奥から僕らを眺めるあの眼差しは今でも覚えている。ひどく冷たい目だった。
ここに残っても太陽は僕たちを歓迎していない。それなのに、期待している僕たちがいる。これも、なんて答えたらいいのか分からずに口を閉ざしていた。何かしないとこの空気に押しつぶされそうだ。腰を曲げて座っている嵐の背中をぽんと小さく叩いた。それからシャワールームへと向かった。
そういえば、守人は何を言おうとしていたんだろう。
執事の男性が言った。少年の態度の悪さで僕らがカンカンに怒っているのを彼はいつも寂しそうに謝っているのか。
「一年前、先代……坊ちゃんのお父様が亡くなられて坊ちゃんは僅か十一歳で王となられた方です。まだ戸惑いもあり慣れないばかりで、あなた方がきてさらに困惑したのでしょう。あまり責めないでください」
お願いします、と言って頭を下げた。ここまでされたら僕らもう何も言えない。
「今日はここまでにしましょうか」
守人が優しく言った。帰ると聞いて執事の男性は顔を上げて廊下に繋がる戸を開けた。守人はすっと立ち上がって足音も立てずに廊下に出た。じっと廊下の奥を眺め、くすりと嗤った。一体何を見たのか。
僕らもこの家から出た。家から出てどっと走っていた緊張の糸がほぐれる。出雲くんは特に緊張していて玄関を通り抜けるとバタリと倒れた。
顔は真っ青で服もビチョビチョ。そういえばこの一日走って捕まって、また走っての繰り返しだったな。色々と疲れたんだ。
「おや、大丈夫ですか?」
守人が駆け寄ってきた。おっぱいが、おっぱいがブルンブルン揺れた。白い白衣だから余計にそこに目が行く。ばっと顔を逸した。同じように見ていた嵐が「すげぇ」とぼやいた。せいらがグーパンで御見舞。そのあと僕も殴られた。顔そらしたのに。鼻血が出るほど痛い。
「なぜ」
「見てたのバレバレよ」
男二人を殴った拳をボキボキ言わせて、守人を守るように前に立つ。僕と嵐はクリーンヒットした拳の痛さに悶て芋虫のように丸くなる。それを見ていた守人はくすくす笑った。何処にそんな面白ポイントがあるのか。
「宿がないでしょう。こちらへいらして」
守人は手招きした。もうすっかり日はくれて、ペンキを溢したように真っ黒な空が天に塗ってある。風がひゅう、と冷たく吹いて早く宿を探さないと大量に流した汗の体のままじゃ、風邪をひく。
出雲くんを抱えて再び案内される。赤い提灯のトンネルは潜らない。トンネルの前にあった繁華街よりここは静かででも、明るい提灯がポツンポツンと浮いている。
守人が案内してくれた場所は、北区でも一度見たあの宮殿だ。
「ここは南区域のわたくしの宮殿です。北区の宮殿と変わらないですよ」
確かに変わらない。宮殿というよりビルの形。でも中を拝見すれば宮殿のような構造。赤い絨毯も変わらないな。
「彼は彼女たちに任せて、さぁ、疲れたでしょう。お休みください」
後ろに背負っていた出雲くんをするりと奪われた。非力そうな女性たちが群がって、彼を抱える。僕でも重いと感じたんだ。女性なら数人がかりだ。守人はこちらへ、と誘うように手招きした。嵐たちはもうすっかり、守人に甘えてスタスタと歩を進めていく。守人に案内された場所は大きな部屋に大きな、三角のベット。
目を疑った。自分がまるで小さくなったと思わざるおえないほど大きな部屋。壁には絵画や明るい提灯。天井はさらに無数の提灯が束になって灯火あっていた。そして、フカフカのベット。
「御伽話みたい」
せいらが口にした。
だらしなく口を開け、天井や部屋をキョロキョロする。誰もが思った。そうだ。童話に出てきそうなお洒落な場所。
「ふふふ。気に入ってよかった。姫様はここで、殿方は隣です」
僕らが立ち尽くすほど気に入ったと解釈し、満足げな笑顔。姫様、と呼ぶのはもしかしてせいらのことを言っているのか。せいらめ初めて姫呼びされて困惑して自分で自分を指差す。
「えぇ。姫、でしょう?」
こてん、と首を傾げる守人。まるで、当たり前みたいに疑いのない。さぁ、と血の気がひいた。もしここで「姫じゃないです」なんて答えたら門出。ここは場にあった答えを言わないと。
「あ、あ~姫! そう! 姫なんですよ~」
せいらはあははと笑った。本人は完璧に言ってると思ってるけど声が上ずっているし汗がすごい。走っていないのに、突然汗が出てきた。挙動が明るみに出てる。こんな下手くそな演技で誤魔化せるか、不安だったものの守人はニコリと笑っている。これは、セーフ。かな。
せいらを一人残して僕らは隣の部屋へと案内された。隣の部屋と全くの同じ。男二人が同じでも窮屈ではない。嵐はフカフカのベットに倒れた。それからゴロゴロと転がる。なんのシワもなかった真っ白いシーツをシワだらけにしていく。まだ誰も歩いていない雪の大地を踏み荒らしているのと同じだ。でも僕もその一人だ。
嵐が楽しそうにやっているから僕もフカフカのベットにジャンプした。二回、三回ボヨンボヨンと揺れた。なんだこの感触は! ずっと埋まっていたい。うつ伏せで揺れるのを堪能している内に守人が部屋からいなくなっていたことに気がついた。慌てて立ち上がって廊下に出た。
守人は廊下の端を歩いていた。付人がいない。姿勢よく、赤い袴がずり落ちないためにスッスッと歩いている。
「守人様!」
僕は呼び止めた。廊下中にその声がこだまする。守人は足を止めてくるりと振り向いた。
「なんでしょう? 何か要求したいならあの子たちが」
「用があるのは守人様です」
僕は少し距離をおいて話しかけた。守人は用があるのは自分だと言われて少し首を傾げる。
「はい何でしょう?」
妖艶で決して隙をみせない飄々とした笑顔。
付人がいないと話しかけちゃいけない高貴な存在。周りは誰もいない。それにこれは、本人に目の前で聞いて本人の口から聞きたい。
「守人がひと柱とはどういうことですか? それで明保野さんは苦しんでいた。僕は彼女と約束したんだ。助ける、て。その前に守人について詳しく理解しなきゃ」
いつの間にか早口で言っていた。
テンパったせいで伝わらなかったのか、守人はキョトンとしていた。じっと僕の目を見る。あれ、この顔初めて見た。
「……エデンには先住民がかつて住んでいました。ソレから守るために我々守人が結界を貼っているのです。誰にでもできないことだから〝ひと柱〟と呼ばれているのです」
静かに言った。
その声はやたら落ち着いていて〝ひと柱〟と呼ばれてもなおそれが自然で当たり前の風体。高貴な存在が何故〝ひと柱〟なんか呼ばれるのかそもそも分からない。
「守人は本来四人で繋がっています。北の守人はふふふ、何処かに行きましたけど、守人は必ず四人じゃなきゃいけません。その責務から逃れることは残念ながら、わたくしにも分かりません」
頭を振った。その言葉にどうしても引っかかることがあった。
「必ず?」
オウム返しに訊く。
「えぇ必ず」
「なぜ?」
「なぜ? それは…………………………わ」
「ちょっと‼」
守人の口から何かを言おうとした瞬間、怒声が廊下に響きわたった。声のほうを振り向くと廊下にたくさんの白衣の人たちが集まっていた。出雲くんを囲んでいる。何やら盗み食いをしてそれで捕まっている。付人なしで守人に話しかけた僕に対して怒られたと思ったけど、良かった。あの方角から僕らの姿は見えない。ここは一旦話を止めて僕は部屋に戻った。彼女はお風呂の場所とか食堂の場所を教えてくれた。
部屋に戻った僕に嵐は半裸で出迎えた。シャワーを浴びてきたんだろう。赤毛の髪の毛からポタポタと雫が垂れて、床面に滴り落ちている。
「外騒がしいけどなんかあった?」
ワシャワシャと頭をかいた。
「なんか、出雲くんが盗み食いしたらしい」
くすくす笑って言う。嵐はへっと鼻で笑った。僕もずっとシャワー浴びたかったんだよな。汗臭いし。
「僕も行ってこよ」
シャワールームへ足を運ぶとぽつりと嵐が何か言った。何? と聞いて振り向くと嵐は首を項垂れた状態でベットに沈むように座っていた。
「太陽は、今まで10年間どうやって過ごしていたんだろうな」
その声はかすれていて、普段の荒ぽさがどこへやら。頭にはタオルが垂れ下がっているせいで、表情は読み取れない。未だに水滴が滴り落ちてベットのシーツを濡らしている。なんて答えたらいいのかわからないかった。黙っていると嵐は話を続けた。
「……嵐はオレたちと再会するのは嬉しくなかったかもしれない。ここに残っても、あいつはオレたちと再会してくれるだろうか」
深く沈んだ声。
空気も冷たく重たい。あの鉄格子で再会したとき、太陽は嬉しい表情なんて微塵もしていなかった。鉄格子の奥から僕らを眺めるあの眼差しは今でも覚えている。ひどく冷たい目だった。
ここに残っても太陽は僕たちを歓迎していない。それなのに、期待している僕たちがいる。これも、なんて答えたらいいのか分からずに口を閉ざしていた。何かしないとこの空気に押しつぶされそうだ。腰を曲げて座っている嵐の背中をぽんと小さく叩いた。それからシャワールームへと向かった。
そういえば、守人は何を言おうとしていたんだろう。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ブルースカイ
ハコニワ
SF
※この作品はフィクションです。
「ねぇ、もし、この瞬間わたしが消えたら、どうする?」
全ては、この言葉から始まった――。
言葉通り消えた幼馴染、現れた謎の生命体。生命体を躊躇なく刺す未来人。
事の発端はどこへやら。未来人に勧誘され、地球を救うために秘密結社に入った僕。
次第に、事態は宇宙戦争へと発展したのだ。
全てが一つになったとき、種族を超えた絆が生まれる。
❤️レムールアーナ人の遺産❤️
apusuking
SF
アランは、神代記の伝説〈宇宙が誕生してから40億年後に始めての知性体が誕生し、更に20億年の時を経てから知性体は宇宙に進出を始める。
神々の申し子で有るレムルアーナ人は、数億年を掛けて宇宙の至る所にレムルアーナ人の文明を築き上げて宇宙は人々で溢れ平和で共存共栄で発展を続ける。
時を経てレムルアーナ文明は予知せぬ謎の種族の襲来を受け、宇宙を二分する戦いとなる。戦争終焉頃にはレムルアーナ人は誕生星系を除いて衰退し滅亡するが、レムルアーナ人は後世の為に科学的資産と数々の奇跡的な遺産を残した。
レムールアーナ人に代わり3大種族が台頭して、やがてレムルアーナ人は伝説となり宇宙に蔓延する。
宇宙の彼方の隠蔽された星系に、レムルアーナ文明の輝かしい遺産が眠る。其の遺産を手にした者は宇宙を征するで有ろ。但し、辿り付くには3つの鍵と7つの試練を乗り越えねばならない。
3つの鍵は心の中に眠り、開けるには心の目を開いて真実を見よ。心の鍵は3つ有り、3つの鍵を開けて真実の鍵が開く〉を知り、其の神代記時代のレムールアーナ人が残した遺産を残した場所が暗示されていると悟るが、闇の勢力の陰謀に巻き込まれゴーストリアンが破壊さ
天使が恋を知ったとき
ハコニワ
SF
※この作品はフィクションです。
白崎聖人(しらさきまさと)はごく普通の男子高校生。しかし、ある日目覚めると同じ時間を何度も繰り返していることに気がつく。気づいているのは自分だけ。
同じクラスメイト羽衣天音(はごろもあまね)は才色兼備な美人だが、無口でまったく笑わないミステリアスな女子生徒。
タイムリープする世界を抜け出せるのはこの女子生徒を攻略しないといけない。聖人は無事この世界を抜け出せるか。
タイムリープする世界の謎と犯人を知ったとき、大切な存在に気づく。
発作ぐらい、ハンデと思ってね
ブレイブ
SF
生まれつき病弱な少女、壊七。彼女は病弱でありながら天才でもある、壊七はエージェント組織、ディザスターに所属しており、ある日、任務帰りに新人エージェントと出会ったが、その新人は独断行動をする問題児であった。壊七は司令官から問題児である新人エージェントの指導を任された
魔術師のロボット~最凶と呼ばれたパイロットによる世界変革記~
MS
SF
これは戦争に巻き込まれた少年が世界を変えるために戦う物語。
戦歴2234年、人型ロボット兵器キャスター、それは魔術師と呼ばれる一部の人しか扱えない兵器であった。
そのパイロットになるためアルバート・デグレアは軍の幼年学校に通っていて卒業まであと少しの時だった。
親友が起こしたキャスター強奪事件。
そして大きく変化する時代に巻き込まれていく。
それぞれの正義がぶつかり合うなかで徐々にその才能を開花させていき次々と大きな戦果を挙げていくが……。
新たな歴史が始まる。
************************************************
小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
投降は当分の間毎日22時ごろを予定しています。
魔女は世界を救えますか?
ハコニワ
SF
※この作品はフィクションです。一部残酷な描写が含まれております。登場人物が死にます。苦手なかたはご遠慮を……。
地球温暖化が進みオゾン層は破壊され、地球の半分以上が海の面積となった世界。人々は巨大ドーム都市をつくり、生活していた。
しかし突如、宇宙から謎の生命体ノルンが地球を襲う。それに対抗できるのはまだ幼い少女(魔女)たちだった。
親の保護がまだ必要な少女たちは平凡の暮らしを与えられず、ノルンと闘うはめになる。幼いころから親の顔を知らないユナもそうだった。魔女と言われ、闘い、この世界に本当の〝希望〟をもたらしたユナの半生を描いた物語。
キャッチコピー『これが神と人の新しい共存だ』
美少女アンドロイドが空から落ちてきたので家族になりました。
きのせ
SF
通学の途中で、空から落ちて来た美少女。彼女は、宇宙人に作られたアンドロイドだった。そんな彼女と一つ屋根の下で暮らすことになったから、さあ大変。様々な事件に巻き込まれていく事に。最悪のアンドロイド・バトルが開幕する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる