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Ⅲ 約束の地
第20話 再会
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1階、2階へと順調に登っていく。エスカレーターがついているが、使ったら監視カメラに流石にバレるので控えることに。出雲くんが昔、ここに入ったことがあるようで、監視カメラの場所も知っている。むしろ、昔から変わらない構造に救われた。
普段からこんな人いないの?
守人はここでどんな暮らしを?
守人に対してどんな反応?
聞きたいことだらけだ。今時間がないからそんなこと聞いている暇はない。一刻も早く九階に向かわなくては。ここまで走って体力を使ってきたので、体力の底が早く来た。最初の出雲くんみたいに子鹿が歩くような足取りで、最後尾を歩いていた。
「しっかりしてください!」
「あ、うん」
弟くんが懸命に応援してくれる。ありがたいんだけど、耳元で声を張り上げると悪寒してたまらない。良太は一足早く九階にたどり着き、後から僕が追いついた。
もうヘトヘトだ。地面に膝をついて全速力で走ったかのように肩で息をした。九階にたどり着くとそこは違和感しかなかった。
部屋が一つもない。左右にある扉なしの真っ白い壁が続いている。落書き一つもない。まるで誰も足を踏み込んでない真っ白な雪の真っ平らな大地みたいだ。大きな窓から太陽の光が差し込んでさらに壁が神々しく映る。一番端だけ扉があった。一際大きくてここが特別なのだと察する。もしかしたら、ここは罠が張っていたりして、もしかしたら殺戮ロボがいるかもしれない。なんて、余計なことは考えずに扉を開けた。処刑まであと残り10分を切った。チンたらしている場合じゃない。
普段から開けていないのか、扉が重く隙間からふわりと、冷たい風が吹いてきて走ってきた熱い体が風に当たると気持ちいい。
室内は真っ暗だった。太陽の光により神々しい壁や明るい照明がよそでついていても、室内の奥には光が届かない。一歩片足突っ込むと、うぃぃん、という機械音が生じた。突然、部屋の照明がぱっとつき、しかも白銀の照明。部屋の中はお風呂のタイルの一本道しかなかった。その道が光っている。一本道は続いていて、その先にあったのはデスクとその上にあるコンピューター。
その他は真っ暗。谷底のようだ。
呆然としていると、良太がふらりとタイルの道へ足を運んでいく。僕は少し腰が引けていたが、彼の後ろについていく。一本道なのは本当。試しに真っ暗な空へ手を伸ばすと、空を掴んだ。他に地面はない。この一本道から足をはみ出ると落ちるのか。ワニ道じゃないか。
一本道の先にたどり着き、コンピューターの前へ。
「なにこれ」
コンピューターというか、間近でみるとテレビだ。真っ暗な液晶画面でリモコンさえも見当たらない。出雲くんがテレビの真横にある凹凸にカードを差し込むとテレビがピッとついた。
「やった!」
出雲くんが声に出る。
すると、出雲くんを押し退け良太がぐい、と前に出る。液晶画面に腕を伸ばすと、ぽんぽん、と軽い音が奏でる。
「パスワードもなく、割とすんなり入った。はっ。こんなもん、乗っ取るのに余裕だ」
にっといつになく禍々しい笑み。
ずっと良太に頼ってばかりだ。手伝えることはしたい。テレビの凹凸の下にあった赤いコードを刺すと、テレビの画面が変わった。
「うぉ! 何すんだ!」
「ご、ごめん。手伝いたくて」
「だったら言え! 予告なしにすんじゃねぇ」
当たり前のことを言われた。言い返す言葉もない。テレビの画面は八つに区分された監視カメラだった。街中にある監視カメラがここに映っている。処刑のある広場や、この宮殿の門。パラパラと変わっていく。エデンの民が楽しそうにはしゃいでいる姿や、歳関係なく仲睦まじく散歩している老夫婦までバッチリ映っている。この区域のあらゆる人物はここでなら見渡せる。生活感溢れた街並み。
「やっぱり映ってる!」
監視カメラがないないてありえない。こんな広い場所に一つもないなんて、真実だと思わなかった。良太や弟くんも流石にそりゃそうだろうな、なんて諦めた顔している。
「監視カメラ見とけ。俺はこの街中の情報をハッキングする」
良太はデスクを叩くとその下からキーボードが出てきた。キーボードに触ると、また画面が変わった。上からもう一つ小さなテレビが出てきてそこに映っているのは、さっきの監視カメラ。目の前にあるテレビが今度映しているのはよく分からない英単語。横文字で1行1行黒文字白背景。
流石に英単語は分からない。
10年前まで英単語の授業が普通にあったらしい。でも英単語を教える教師がだんだんと数が減っていき、ついには誰も教えなくなった。理由は、エデン出向の切符を貰われたから。
エデンの民はより優秀な、そして、有名な貴族、人材を欲している。悪くいえば、地球なんかにいたら貴方たちが得た優秀な心得が汚れてしまうから、エデンに来なさいという。
「これ日本語にできね?」
「良太、もう五分をきった!」
「ちっ! ヤケクソだ。前から順に消しとく」
良太はホイホイの1行1行消していく。指で1行指して指定し、エンターキーを押すだけで簡単に消せた。1行1行消していくと、街中がえらいことに。大きな爆発が起き建物が燃え、たちまち火の海になり、街中にいる善良なロボットが女性だけを追いかけまわしたり、広場の噴水が空高く吹き出たりして、街中めちゃくちゃだ。
この街全部セキュリティで担っている。それを乗っ取り、消せば制御が不能になる。街中の惨状を見て、良太と共に苦笑する。
すると、良太がある1行を消した途端、女性を追いかけまわしていたロボットたちがガクン、と動かなくなった。警備ロボも店の看板役のアンドロイドもピタリと時間が止まったかのように止まっている。
「成功した!」
「成功だっ!」
僕と良太はわっと歓喜。今だせいらたち。監視カメラで広場が映っていた。広場ではすでに地球の民が高い台の上に登って膝をついて座らせている。大きなギロチン台がそばにあった。
観客たちもすでに集まっていて、わらわら楽しそうだった。でもあの惨状が起きて我先に逃げていく。処刑執行人も警備も勤めているのは全部ロボットだ。そのロボットが動かなくなった。せいらたちが動く。
全員の縄を解いて動けない子供を抱きかかえる。良かった。作戦成功だ。なにもかも僕らの完全勝利だ。胸に熱くじん、と響き渡る高揚感が広がってく。高鳴りが抑えきれずそのフレーズをじっと眺めていると、いきなり良太が倒れた。ものすごい銃声の乾いた音がしたあとに。
「兄ちゃん!」
弟くんが僕の背中からずり落ちそうになった。
「危ない!」
僕は咄嗟の判断で弟くんと同じように倒れ込み、デスクの裏にずるずると回った。ここなら影になって撃てないから。恐る恐る周囲を見渡すとパンパン、と撃ってくる。
くそ。これは容赦ないな。
「兄ちゃん兄ちゃん……兄ちゃんがっ」
「大丈夫。たぶん、電気銃だよ。血出てないし。落ち着いて」
弟くんは過呼吸みたいにヒューヒューと喉を言わせ半端目がイっていた。
〝弟を頼む〟
彼の言葉が脳裏に。良太は、と顔を出すとパンパンと撃ってくる。くそ。敵の情報も状況も全く分からない。ここは一本道だ。たどり着くのも時間の問題だ。
「十二安平様たちだ」
同じようにデスクの裏に回って逃げ込んだ出雲くんが焦った。出雲くんは体中を震え上がらせ青白い。
「何? 十二安平って?」
敵の情報知りたくてきつく聞くと、きつく睨み返された。
「様だよ! 様つけて! 十二人の最も高貴な貴族様たち。そして最も政治を動かしていらっしゃるお方たちだ。そのお方たちの配下の人たちに決まっている。あぁ、終わりだ僕もう終わりだ……あの方たちに目ぇつけられちやった……いっそのこと死の」
それが涙なのか汗なのか分からないほどポタポタと雫が滴り落ちている。服が汗に溶け込んでシャツが肌にくっついている。むわんむわん、と汗の臭いが。
「臭っ汚っ」
弟くんが聞こえるような声量でボソッと言った。途端、銃声が響き渡りその一発が弟くんにあたり、バタリと倒れた。
全身がピクピク痙攣している。釣りあげた魚のよう。
デスクが穴だらけだ。銃弾が貫通するのかよ。気づいたときには遅く、僕も撃たれていた。背中に衝撃が走り、そこから全身に電流が走ったかのようにビリビリ痙攣した。体が動けない。息できない。目も開け放し。死ぬ。これは死ぬ。
側では出雲くんも撃たれていて、撃たれた直後に失神している。意識の気配はなかった。コツ、コツ、と足音が反響する。近づいてくる。ゾッと得体の知れない言葉にもならない恐怖が全身をかけめぐって知らぬ間に目から涙が出ていた。
薄れゆく視界から映ったのは足音の本人。顔は暗くて読めない。
「こんなになってでも、どうして来ようと思ったの? 空」
名前。どうして。
「分かるよ。君のこと忘れたことはない。勿論、嵐やせいらだって。でも来てほしくなかった。俺がどんな思いで……」
相手が屈んだ。薄れゆく視界で映ったその人物の顔は――。
「太陽?」
普段からこんな人いないの?
守人はここでどんな暮らしを?
守人に対してどんな反応?
聞きたいことだらけだ。今時間がないからそんなこと聞いている暇はない。一刻も早く九階に向かわなくては。ここまで走って体力を使ってきたので、体力の底が早く来た。最初の出雲くんみたいに子鹿が歩くような足取りで、最後尾を歩いていた。
「しっかりしてください!」
「あ、うん」
弟くんが懸命に応援してくれる。ありがたいんだけど、耳元で声を張り上げると悪寒してたまらない。良太は一足早く九階にたどり着き、後から僕が追いついた。
もうヘトヘトだ。地面に膝をついて全速力で走ったかのように肩で息をした。九階にたどり着くとそこは違和感しかなかった。
部屋が一つもない。左右にある扉なしの真っ白い壁が続いている。落書き一つもない。まるで誰も足を踏み込んでない真っ白な雪の真っ平らな大地みたいだ。大きな窓から太陽の光が差し込んでさらに壁が神々しく映る。一番端だけ扉があった。一際大きくてここが特別なのだと察する。もしかしたら、ここは罠が張っていたりして、もしかしたら殺戮ロボがいるかもしれない。なんて、余計なことは考えずに扉を開けた。処刑まであと残り10分を切った。チンたらしている場合じゃない。
普段から開けていないのか、扉が重く隙間からふわりと、冷たい風が吹いてきて走ってきた熱い体が風に当たると気持ちいい。
室内は真っ暗だった。太陽の光により神々しい壁や明るい照明がよそでついていても、室内の奥には光が届かない。一歩片足突っ込むと、うぃぃん、という機械音が生じた。突然、部屋の照明がぱっとつき、しかも白銀の照明。部屋の中はお風呂のタイルの一本道しかなかった。その道が光っている。一本道は続いていて、その先にあったのはデスクとその上にあるコンピューター。
その他は真っ暗。谷底のようだ。
呆然としていると、良太がふらりとタイルの道へ足を運んでいく。僕は少し腰が引けていたが、彼の後ろについていく。一本道なのは本当。試しに真っ暗な空へ手を伸ばすと、空を掴んだ。他に地面はない。この一本道から足をはみ出ると落ちるのか。ワニ道じゃないか。
一本道の先にたどり着き、コンピューターの前へ。
「なにこれ」
コンピューターというか、間近でみるとテレビだ。真っ暗な液晶画面でリモコンさえも見当たらない。出雲くんがテレビの真横にある凹凸にカードを差し込むとテレビがピッとついた。
「やった!」
出雲くんが声に出る。
すると、出雲くんを押し退け良太がぐい、と前に出る。液晶画面に腕を伸ばすと、ぽんぽん、と軽い音が奏でる。
「パスワードもなく、割とすんなり入った。はっ。こんなもん、乗っ取るのに余裕だ」
にっといつになく禍々しい笑み。
ずっと良太に頼ってばかりだ。手伝えることはしたい。テレビの凹凸の下にあった赤いコードを刺すと、テレビの画面が変わった。
「うぉ! 何すんだ!」
「ご、ごめん。手伝いたくて」
「だったら言え! 予告なしにすんじゃねぇ」
当たり前のことを言われた。言い返す言葉もない。テレビの画面は八つに区分された監視カメラだった。街中にある監視カメラがここに映っている。処刑のある広場や、この宮殿の門。パラパラと変わっていく。エデンの民が楽しそうにはしゃいでいる姿や、歳関係なく仲睦まじく散歩している老夫婦までバッチリ映っている。この区域のあらゆる人物はここでなら見渡せる。生活感溢れた街並み。
「やっぱり映ってる!」
監視カメラがないないてありえない。こんな広い場所に一つもないなんて、真実だと思わなかった。良太や弟くんも流石にそりゃそうだろうな、なんて諦めた顔している。
「監視カメラ見とけ。俺はこの街中の情報をハッキングする」
良太はデスクを叩くとその下からキーボードが出てきた。キーボードに触ると、また画面が変わった。上からもう一つ小さなテレビが出てきてそこに映っているのは、さっきの監視カメラ。目の前にあるテレビが今度映しているのはよく分からない英単語。横文字で1行1行黒文字白背景。
流石に英単語は分からない。
10年前まで英単語の授業が普通にあったらしい。でも英単語を教える教師がだんだんと数が減っていき、ついには誰も教えなくなった。理由は、エデン出向の切符を貰われたから。
エデンの民はより優秀な、そして、有名な貴族、人材を欲している。悪くいえば、地球なんかにいたら貴方たちが得た優秀な心得が汚れてしまうから、エデンに来なさいという。
「これ日本語にできね?」
「良太、もう五分をきった!」
「ちっ! ヤケクソだ。前から順に消しとく」
良太はホイホイの1行1行消していく。指で1行指して指定し、エンターキーを押すだけで簡単に消せた。1行1行消していくと、街中がえらいことに。大きな爆発が起き建物が燃え、たちまち火の海になり、街中にいる善良なロボットが女性だけを追いかけまわしたり、広場の噴水が空高く吹き出たりして、街中めちゃくちゃだ。
この街全部セキュリティで担っている。それを乗っ取り、消せば制御が不能になる。街中の惨状を見て、良太と共に苦笑する。
すると、良太がある1行を消した途端、女性を追いかけまわしていたロボットたちがガクン、と動かなくなった。警備ロボも店の看板役のアンドロイドもピタリと時間が止まったかのように止まっている。
「成功した!」
「成功だっ!」
僕と良太はわっと歓喜。今だせいらたち。監視カメラで広場が映っていた。広場ではすでに地球の民が高い台の上に登って膝をついて座らせている。大きなギロチン台がそばにあった。
観客たちもすでに集まっていて、わらわら楽しそうだった。でもあの惨状が起きて我先に逃げていく。処刑執行人も警備も勤めているのは全部ロボットだ。そのロボットが動かなくなった。せいらたちが動く。
全員の縄を解いて動けない子供を抱きかかえる。良かった。作戦成功だ。なにもかも僕らの完全勝利だ。胸に熱くじん、と響き渡る高揚感が広がってく。高鳴りが抑えきれずそのフレーズをじっと眺めていると、いきなり良太が倒れた。ものすごい銃声の乾いた音がしたあとに。
「兄ちゃん!」
弟くんが僕の背中からずり落ちそうになった。
「危ない!」
僕は咄嗟の判断で弟くんと同じように倒れ込み、デスクの裏にずるずると回った。ここなら影になって撃てないから。恐る恐る周囲を見渡すとパンパン、と撃ってくる。
くそ。これは容赦ないな。
「兄ちゃん兄ちゃん……兄ちゃんがっ」
「大丈夫。たぶん、電気銃だよ。血出てないし。落ち着いて」
弟くんは過呼吸みたいにヒューヒューと喉を言わせ半端目がイっていた。
〝弟を頼む〟
彼の言葉が脳裏に。良太は、と顔を出すとパンパンと撃ってくる。くそ。敵の情報も状況も全く分からない。ここは一本道だ。たどり着くのも時間の問題だ。
「十二安平様たちだ」
同じようにデスクの裏に回って逃げ込んだ出雲くんが焦った。出雲くんは体中を震え上がらせ青白い。
「何? 十二安平って?」
敵の情報知りたくてきつく聞くと、きつく睨み返された。
「様だよ! 様つけて! 十二人の最も高貴な貴族様たち。そして最も政治を動かしていらっしゃるお方たちだ。そのお方たちの配下の人たちに決まっている。あぁ、終わりだ僕もう終わりだ……あの方たちに目ぇつけられちやった……いっそのこと死の」
それが涙なのか汗なのか分からないほどポタポタと雫が滴り落ちている。服が汗に溶け込んでシャツが肌にくっついている。むわんむわん、と汗の臭いが。
「臭っ汚っ」
弟くんが聞こえるような声量でボソッと言った。途端、銃声が響き渡りその一発が弟くんにあたり、バタリと倒れた。
全身がピクピク痙攣している。釣りあげた魚のよう。
デスクが穴だらけだ。銃弾が貫通するのかよ。気づいたときには遅く、僕も撃たれていた。背中に衝撃が走り、そこから全身に電流が走ったかのようにビリビリ痙攣した。体が動けない。息できない。目も開け放し。死ぬ。これは死ぬ。
側では出雲くんも撃たれていて、撃たれた直後に失神している。意識の気配はなかった。コツ、コツ、と足音が反響する。近づいてくる。ゾッと得体の知れない言葉にもならない恐怖が全身をかけめぐって知らぬ間に目から涙が出ていた。
薄れゆく視界から映ったのは足音の本人。顔は暗くて読めない。
「こんなになってでも、どうして来ようと思ったの? 空」
名前。どうして。
「分かるよ。君のこと忘れたことはない。勿論、嵐やせいらだって。でも来てほしくなかった。俺がどんな思いで……」
相手が屈んだ。薄れゆく視界で映ったその人物の顔は――。
「太陽?」
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