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Ⅰ 約束
第4話 景色
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彼女がやってきて、街の風景が少し変わった気がする。病院前にあるゴミが綺麗に片付けられてて、ビニール袋でまとめていた。
それだけじゃない。街を歩いていると彼女が声をかけてきて、それだけでドキドキ心臓が高鳴る。
「空くん! おはよう!」
今日も声をかけてきた。
学校に行くための道のりはあの病院を通るのだけど、彼女は毎回玄関先で立っている。まるで、誰かと待ち合わせているかのように。
「おはよう……ずっと聞きたかったけど誰か待っているの?」
「ううん。ここを通る人たちと仲良くなりたいから声かけているの」
「それは、すごいね」
ここに来て2日ほどで彼女は恐ろしいぐらいポジティブ思考の持ち主だって理解した。最初のころは警戒してたのに、今や慣れ親しんで自分からグイグイ行ってく。見かけによらず大胆だ。
すると、明保野さんは目を見開いてぱぁと笑った。
「嵐くん! おはようっ!」
僕の後ろから嵐が歩いてきた。嵐はげっ、という顔をし、すぐに方向転換した。学校までの道、ここしかないのに、今日は遅刻するつもりか。
嵐は返事を返してくれなかったことに明保野さんは、しゅん、と肩を落とした。
「大丈夫だよ。ただ照れてるだけかも」
僕はすかさずフォローすると、彼女は顔を上げた。
せいらもやってきて、三人で登校。明保野さんだけは道中一緒だけど、学校前で別れる。〝学校〟という組織に興味があるみたい。
明保野さんは見た目僕らと同じ一六歳くらい。だから普通に通える年齢だ。子供が昼に出歩いていると拉致されることもしばしば。
だから、せいらのおじさんも明保野さんを早く学校に転入させるように手続きしているみたい。
「がっこう、とは何をする場所なの?」
「食べて寝るところ」
「それはせいらだけだから。一般的には、学び舎だよ」
僕の模範的な答えにせいらに「これだから優等生は」と悪態をつけられた。本当の事言っているのに理不尽だ。
「どういうのを学ぶの?」
「将来使わなさそうな分数とかくだらないもの」
「生きていくための基礎的なものかな。例えば将来の夢のために必要なものをそこで勉強するんだよ」
再びせいらから悪態をつけられた。
聞いてきた本人から「ふぅん」と興ざめた返事が繰り出す。返事は素っ気ないが目はキラキラと輝いている。明保野さんは、学校という舞台に興味津々だ。こっちは、座って話を聞くのが大変な場所なのに。
ふと、彼女は立ち止まり大空を見上げた。
「青い空じゃないんだね」
彼女は切ない眼差しで大空を見上げていた。せいらは、はぁとため息ついた。
「おじいちゃんもそのまたおじいちゃんも青い空なんて見たことないわよ。そんなの、幻想でしょ」
やれやれと天を仰いだ。
彼女はじっとせいらの顔を見て悲しそうな顔をする。
「地球は青く美しい、て本があったのに……残念」
明保野さんは歩を進めた。僕らも自然と歩を進む。
「もしかして、その嘘信じて降りてきたとか? 本当だったら間抜けね」
クスクスせいらは笑う。むっとせいらを睨みつける。「間抜けじゃない!」と言ってせいらの腰を掴んでこしょこしょ攻撃。
甲高い黄色い声が響き渡る。
学校前で明保野さんと別れた。
せいらは、こしょこしょ攻撃されて、朝からぐったりしている。朝から悲鳴をあげて逃げ回って、普通の登校する道がちょっと違う景色になる。本当に彼女がきて、景色が変わった。
ここの学校は全校生徒合わせて五十にも満たない。女の子の数もそこまでなく、ガサツで勝ち気なせいらと合う女の子はいなかった。
せいらも少し彼女に戸惑っている様子。
校舎にはいっても、学校の門の前で明保野さんが立っていた。僕たちは手を振ると、ブンブン手を振って応えてくれた。
授業が終わるまで待つつもりか、それとも、学生と仲良くなりたいがために声をかけるつもりか、両方だな。
ちょうど自分の前で通った学生に話しかけてる。ペチペチ動いてて可愛い。
「ねぇあれ、良太じゃない?」
せいらが目を凝らして話しかけられた男子生徒を見張る。背は僕より一つ上くらいで、だらなしくシャツをズボンから出ている。
遠くから見ても、どっしりとした背中で太ってはいないが、筋肉質な体。
「確かに良太ぽいな」
「あーもう! よりにもよって一番面倒くさいやつに話しかけるなんて」
せいらはせっかく履いたスリッパを、ポンポン脱いで、靴を履き、外に出る。
ポンポン脱ぎすてたスリッパは僕の足元に。なんだこれ。僕はため息ついて、脱ぎ捨てたスリッパを拾う。
学校の門の前では、せいらと良太が何かを叫んでいる。横にいる彼女は目をぱちくりしている。治安ロボットが来るまでに、騒動をおさめないと。
僕も靴を履いて外に出る。
「二人とも、そこぐらいにしたほうがいい!」
僕が仲介に入ると「空は黙って」「てめぇは引っ込んでろ」と言われる。二人の暴言が刺さり鎮圧。せいらと良太はよく喧嘩する。喧嘩することで有名だから誰も止めないし、またか、という感じで横を通り過ぎていく。
喧騒声が聞こえて治安ロボットがやってきた。
「やばっ! 二人ともロボット来たよ!」
そう言うと二人は反応して、喧嘩は終いに。お互いそっぽを向く。ロボットは周囲をキョロキョロして、僕たちの周りをうろちょろ回っている。
赤いラインが入っていないから殺されることはないけど、このロボットにはトラウマがあるんだよな。まぁそんなのは、ここにいる全員もだが。
やがてロボットたちは去っていき、ようやくハネを伸ばした。
「あのロボットは何?」
明保野さんはじっ、とロボットの後ろ姿を眺めた。
「治安ロボット。エデンの貴族たちが地球の僕らが悪さしないように改造したロボット。あれ、四六時中監視してて不気味なんだよな」
僕はぶる、と肩を震わせた。いつの間にか良太はいなくなっていて、せいらはプンスコ怒っている。
「何もされてない?」
「特に……あの人は? 仲良いんだね」
「はぁん⁉ 何処見たらアレと仲いいて思うの! 学校に来ないし、来たら来たらで問題行動移しし、いわゆる不良よ。学校で嫌いなタイプ」
せいらはプンスコ怒りながら校舎に戻っていく。僕も明保野さんと別れる。休み時間の短い時間に顔を見るだけ。
偶々せいらが教室にいないときに、良太が隣の席にドカと座ってきた。眉間にシワを寄せて、険しい表情。
「朝の、あの女誰だ」
「彼女は明保野。最近……引っ越してきた」
僕はドキマギして、視線をそらした。その反応に良太は鼻で笑った。
「嘘つくんじゃねぇよ。何処からやってきたか知らんが、関わるなて言っといてくれ。こっちはバイト三昧で疲れてるのに……あの女朝から、キャンキャン吠えやがって」
良太は机に寝転がった。僕は苦笑する。
実は良太の家は酷い環境で、一人小さな弟さんがいる。この汚染物質だらけの空気に当てられ、床に伏せている。その弟のために、バイトを掛け持ちしてる苦労人だ。
学校に来ないのはそれが理由で、来たらそのだらしない服装をみて、喧嘩を吹っかけられる。学校では問題児扱いだ。でも知っている人は知っている。
良太の体格はがたい良く筋肉質なのに、顔はほっそりとしてて目の下に黒いクマがある。そのクマが今日一段と酷い。
§
今日のうちに転入届けが届いて、明日から通えるようになると。せいらが一番に喜んでいる。翌朝、学校に明保野さんが転入してきた。事前に知っているとはいえ、いざ、教室に現れると景色が再び違う。
嵐があんぐりしてるのをよそに、彼女の席は僕の隣に決まった。
「ふふ。よろしくね。ここが学校かぁ。なんかハコニワみたい」
「よろしく。狭い教室にいっぱいいるから?」
彼女は言葉を飲み込んで微笑していた。彼女がくるまで、相変わらずな面子が違ってくる。人はやっぱり真新しい人間に憧れや強い興味を持つ。
案の定、彼女はすぐにクラスの輪に入り友達が千人もできたと通告。
「うちの学校五十人もいないけどね」
僕はパンを齧る。
今は昼休み。各々の席をくっつけて食べている。僕とせいらは席をくっつけずに、食べている。これが常日ごろだ。
「うちの病院に通ってるジジババたちも数えてるみたい」
「そりゃ千人も……ここの地区、千人もいるっけ?」
僕は頭をひねっていると、噂の彼女がやってきた。バタバタと足音をたてて。食べるパンがないから、職員室に行って、先生から配給される。
彼女ともう一人。彼女に引っ張られる形でやってきたのは、嵐。
「離せよこのバカ女っ!」
「バカじゃない! バカなのはそっち!」
彼女は嵐の腕を組んでグイグイ引っ張る。嵐の力なら振り払えるのに、ちょうど腕に胸が当たって振り払えることもできない、顔を真っ赤にさせている。
「みんなで食べよう!」
彼女は笑って言った。
その笑顔は裏切られることを知らない純粋無垢で、疑うことを知らない、無知で太陽なひだまりの笑顔だった。
それだけじゃない。街を歩いていると彼女が声をかけてきて、それだけでドキドキ心臓が高鳴る。
「空くん! おはよう!」
今日も声をかけてきた。
学校に行くための道のりはあの病院を通るのだけど、彼女は毎回玄関先で立っている。まるで、誰かと待ち合わせているかのように。
「おはよう……ずっと聞きたかったけど誰か待っているの?」
「ううん。ここを通る人たちと仲良くなりたいから声かけているの」
「それは、すごいね」
ここに来て2日ほどで彼女は恐ろしいぐらいポジティブ思考の持ち主だって理解した。最初のころは警戒してたのに、今や慣れ親しんで自分からグイグイ行ってく。見かけによらず大胆だ。
すると、明保野さんは目を見開いてぱぁと笑った。
「嵐くん! おはようっ!」
僕の後ろから嵐が歩いてきた。嵐はげっ、という顔をし、すぐに方向転換した。学校までの道、ここしかないのに、今日は遅刻するつもりか。
嵐は返事を返してくれなかったことに明保野さんは、しゅん、と肩を落とした。
「大丈夫だよ。ただ照れてるだけかも」
僕はすかさずフォローすると、彼女は顔を上げた。
せいらもやってきて、三人で登校。明保野さんだけは道中一緒だけど、学校前で別れる。〝学校〟という組織に興味があるみたい。
明保野さんは見た目僕らと同じ一六歳くらい。だから普通に通える年齢だ。子供が昼に出歩いていると拉致されることもしばしば。
だから、せいらのおじさんも明保野さんを早く学校に転入させるように手続きしているみたい。
「がっこう、とは何をする場所なの?」
「食べて寝るところ」
「それはせいらだけだから。一般的には、学び舎だよ」
僕の模範的な答えにせいらに「これだから優等生は」と悪態をつけられた。本当の事言っているのに理不尽だ。
「どういうのを学ぶの?」
「将来使わなさそうな分数とかくだらないもの」
「生きていくための基礎的なものかな。例えば将来の夢のために必要なものをそこで勉強するんだよ」
再びせいらから悪態をつけられた。
聞いてきた本人から「ふぅん」と興ざめた返事が繰り出す。返事は素っ気ないが目はキラキラと輝いている。明保野さんは、学校という舞台に興味津々だ。こっちは、座って話を聞くのが大変な場所なのに。
ふと、彼女は立ち止まり大空を見上げた。
「青い空じゃないんだね」
彼女は切ない眼差しで大空を見上げていた。せいらは、はぁとため息ついた。
「おじいちゃんもそのまたおじいちゃんも青い空なんて見たことないわよ。そんなの、幻想でしょ」
やれやれと天を仰いだ。
彼女はじっとせいらの顔を見て悲しそうな顔をする。
「地球は青く美しい、て本があったのに……残念」
明保野さんは歩を進めた。僕らも自然と歩を進む。
「もしかして、その嘘信じて降りてきたとか? 本当だったら間抜けね」
クスクスせいらは笑う。むっとせいらを睨みつける。「間抜けじゃない!」と言ってせいらの腰を掴んでこしょこしょ攻撃。
甲高い黄色い声が響き渡る。
学校前で明保野さんと別れた。
せいらは、こしょこしょ攻撃されて、朝からぐったりしている。朝から悲鳴をあげて逃げ回って、普通の登校する道がちょっと違う景色になる。本当に彼女がきて、景色が変わった。
ここの学校は全校生徒合わせて五十にも満たない。女の子の数もそこまでなく、ガサツで勝ち気なせいらと合う女の子はいなかった。
せいらも少し彼女に戸惑っている様子。
校舎にはいっても、学校の門の前で明保野さんが立っていた。僕たちは手を振ると、ブンブン手を振って応えてくれた。
授業が終わるまで待つつもりか、それとも、学生と仲良くなりたいがために声をかけるつもりか、両方だな。
ちょうど自分の前で通った学生に話しかけてる。ペチペチ動いてて可愛い。
「ねぇあれ、良太じゃない?」
せいらが目を凝らして話しかけられた男子生徒を見張る。背は僕より一つ上くらいで、だらなしくシャツをズボンから出ている。
遠くから見ても、どっしりとした背中で太ってはいないが、筋肉質な体。
「確かに良太ぽいな」
「あーもう! よりにもよって一番面倒くさいやつに話しかけるなんて」
せいらはせっかく履いたスリッパを、ポンポン脱いで、靴を履き、外に出る。
ポンポン脱ぎすてたスリッパは僕の足元に。なんだこれ。僕はため息ついて、脱ぎ捨てたスリッパを拾う。
学校の門の前では、せいらと良太が何かを叫んでいる。横にいる彼女は目をぱちくりしている。治安ロボットが来るまでに、騒動をおさめないと。
僕も靴を履いて外に出る。
「二人とも、そこぐらいにしたほうがいい!」
僕が仲介に入ると「空は黙って」「てめぇは引っ込んでろ」と言われる。二人の暴言が刺さり鎮圧。せいらと良太はよく喧嘩する。喧嘩することで有名だから誰も止めないし、またか、という感じで横を通り過ぎていく。
喧騒声が聞こえて治安ロボットがやってきた。
「やばっ! 二人ともロボット来たよ!」
そう言うと二人は反応して、喧嘩は終いに。お互いそっぽを向く。ロボットは周囲をキョロキョロして、僕たちの周りをうろちょろ回っている。
赤いラインが入っていないから殺されることはないけど、このロボットにはトラウマがあるんだよな。まぁそんなのは、ここにいる全員もだが。
やがてロボットたちは去っていき、ようやくハネを伸ばした。
「あのロボットは何?」
明保野さんはじっ、とロボットの後ろ姿を眺めた。
「治安ロボット。エデンの貴族たちが地球の僕らが悪さしないように改造したロボット。あれ、四六時中監視してて不気味なんだよな」
僕はぶる、と肩を震わせた。いつの間にか良太はいなくなっていて、せいらはプンスコ怒っている。
「何もされてない?」
「特に……あの人は? 仲良いんだね」
「はぁん⁉ 何処見たらアレと仲いいて思うの! 学校に来ないし、来たら来たらで問題行動移しし、いわゆる不良よ。学校で嫌いなタイプ」
せいらはプンスコ怒りながら校舎に戻っていく。僕も明保野さんと別れる。休み時間の短い時間に顔を見るだけ。
偶々せいらが教室にいないときに、良太が隣の席にドカと座ってきた。眉間にシワを寄せて、険しい表情。
「朝の、あの女誰だ」
「彼女は明保野。最近……引っ越してきた」
僕はドキマギして、視線をそらした。その反応に良太は鼻で笑った。
「嘘つくんじゃねぇよ。何処からやってきたか知らんが、関わるなて言っといてくれ。こっちはバイト三昧で疲れてるのに……あの女朝から、キャンキャン吠えやがって」
良太は机に寝転がった。僕は苦笑する。
実は良太の家は酷い環境で、一人小さな弟さんがいる。この汚染物質だらけの空気に当てられ、床に伏せている。その弟のために、バイトを掛け持ちしてる苦労人だ。
学校に来ないのはそれが理由で、来たらそのだらしない服装をみて、喧嘩を吹っかけられる。学校では問題児扱いだ。でも知っている人は知っている。
良太の体格はがたい良く筋肉質なのに、顔はほっそりとしてて目の下に黒いクマがある。そのクマが今日一段と酷い。
§
今日のうちに転入届けが届いて、明日から通えるようになると。せいらが一番に喜んでいる。翌朝、学校に明保野さんが転入してきた。事前に知っているとはいえ、いざ、教室に現れると景色が再び違う。
嵐があんぐりしてるのをよそに、彼女の席は僕の隣に決まった。
「ふふ。よろしくね。ここが学校かぁ。なんかハコニワみたい」
「よろしく。狭い教室にいっぱいいるから?」
彼女は言葉を飲み込んで微笑していた。彼女がくるまで、相変わらずな面子が違ってくる。人はやっぱり真新しい人間に憧れや強い興味を持つ。
案の定、彼女はすぐにクラスの輪に入り友達が千人もできたと通告。
「うちの学校五十人もいないけどね」
僕はパンを齧る。
今は昼休み。各々の席をくっつけて食べている。僕とせいらは席をくっつけずに、食べている。これが常日ごろだ。
「うちの病院に通ってるジジババたちも数えてるみたい」
「そりゃ千人も……ここの地区、千人もいるっけ?」
僕は頭をひねっていると、噂の彼女がやってきた。バタバタと足音をたてて。食べるパンがないから、職員室に行って、先生から配給される。
彼女ともう一人。彼女に引っ張られる形でやってきたのは、嵐。
「離せよこのバカ女っ!」
「バカじゃない! バカなのはそっち!」
彼女は嵐の腕を組んでグイグイ引っ張る。嵐の力なら振り払えるのに、ちょうど腕に胸が当たって振り払えることもできない、顔を真っ赤にさせている。
「みんなで食べよう!」
彼女は笑って言った。
その笑顔は裏切られることを知らない純粋無垢で、疑うことを知らない、無知で太陽なひだまりの笑顔だった。
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