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3 散歩
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もう、辺りは暗い。
愛犬のポチの散歩を忘れてた俺は、日が沈んだ時刻で散歩を始めた。
散歩は、いつも、家族交代制でやっている。昨日は弟で、一昨日は母ちゃん。んで今日は俺。
「ごめんなぁ。ポチ、散歩忘れて」
草むらをフンフン嗅ぐポチに、俺は軽く言った。
ポチは家の中ではない外の新鮮な土の臭いをを嗅いで、俺の言葉など気づいていない。
フンフンと嗅いで、楽しそうに尻尾振っていやがる。
あぁ、そうかい。俺のことは無視かい。俺は暇になってスマホを見下ろした。
掲示板は何ら変わらない。バカやっていたり、悪口だったり。それを見て、今日も密かにフッと笑う。
気がつくともう、夕飯の時間だ。暗くなると冷えるな。肌を擦り、スマホを閉じた。
「おーい。ポチ、もう良いだろ? 行くぞ」
さっきから、同じ草のところを何分も嗅いでいやがる。なんかあんのかよ。
鼻をひくひくさせ、なにかを咀嚼している。飯時なのに、こいつは勝手に。
でも、何だろう。好奇心にそれを見下ろした。
ひっと叫びそうになった。
草むらにあったのは、誰かの左腕。結婚指輪がはめられていた。
愛犬のポチの散歩を忘れてた俺は、日が沈んだ時刻で散歩を始めた。
散歩は、いつも、家族交代制でやっている。昨日は弟で、一昨日は母ちゃん。んで今日は俺。
「ごめんなぁ。ポチ、散歩忘れて」
草むらをフンフン嗅ぐポチに、俺は軽く言った。
ポチは家の中ではない外の新鮮な土の臭いをを嗅いで、俺の言葉など気づいていない。
フンフンと嗅いで、楽しそうに尻尾振っていやがる。
あぁ、そうかい。俺のことは無視かい。俺は暇になってスマホを見下ろした。
掲示板は何ら変わらない。バカやっていたり、悪口だったり。それを見て、今日も密かにフッと笑う。
気がつくともう、夕飯の時間だ。暗くなると冷えるな。肌を擦り、スマホを閉じた。
「おーい。ポチ、もう良いだろ? 行くぞ」
さっきから、同じ草のところを何分も嗅いでいやがる。なんかあんのかよ。
鼻をひくひくさせ、なにかを咀嚼している。飯時なのに、こいつは勝手に。
でも、何だろう。好奇心にそれを見下ろした。
ひっと叫びそうになった。
草むらにあったのは、誰かの左腕。結婚指輪がはめられていた。
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