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Ⅴ 救済の魔女
第94話 暴走
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やっぱりお姉さんの話になると、空気が変わった。氷のように冷たかったのが、だんだんと消えていく。
すると、大地が揺れたきがした。
体力の消耗で目の前がクラクラしているのかもしれない。そのときは、気のせいだと思っていたけれど、だんだんその揺れが激しくなった。
地面が割れそうな地震だ。また誰かが爆発を、と思ったけどそれはない。この揺れは、かれこれ三分も続いている。
胸がざわざわした。この揺れ、爆発とかそういう類のものではない。自然だ。厄災だ。
天井がパキパキと鳴った。向こうの建物が崩れ落ちている。廃墟だから、柱が壊れそう。ここも危うい。
ここは廃墟の駐車場で、複数の柱が天井を支えている。この柱が壊れたら、生き埋めだ。
わたしはシノを抱えて、向こうの出口に向かった。さっきよりも冷たくなっている。わたしの問いかけに、答えてくれない。息があるのか、曖昧だ。
下手に動いたら、せっかくしまった臓器が外に出てしまう。動かないほうがいいかも。わたしはシノを静かにおろした。ここはまだ建物内の中間あたり。
中間にいけば、光が届かなく、辺りは真っ暗。何処に何があるのか、目が慣れていないと全く分からない。
恐る恐る後ろを振り返った。スクルド様の気配はしない。追ってきていないようだ。良かった。
「シノ、もう大丈夫だよ」
わたしはぎゅと体を包んだ。
すると、耳についているイヤホンから、リュウの声が。切羽詰まった声。
『大変だ! ユグドラシルの樹が暴走している!』
「暴走……!?」
「西側に避難している人たちが危ない! ノルンも逃げてるし、神も人もごちゃごちゃだ!」
ひたすらリュウの声が頭の中で、何度も響いた。言葉を理解するのに、数秒かかる。頭の整理をさせて。
この地震は、ユグドラシルの樹が暴走したせい。そして、今西側一番危ないと。ノルンが攻めてきて、避難場所は西側になっている。その西側が、最も危ないなんて。王様も西側に逃げてたはず。
最初感じてた胸のざわつきは、これだったんだ。リュウはまだ宮殿にいる。そうでなければ魔女具がこうして、手に握られていない。
このことは、恐らく西側にいるナズナ先輩たちから届いた朗報だろう。そこからバディに伝わってきて、現在。
神も人もごちゃごちゃと言っていた。ユグドラシルの暴走は、ノルンがはかったものではないということになる。
暴走したのは、単なる偶然。いや、それよりも、ユグドラシルが暴走するなんて、だってあれは樹だ。大地に根を張って動けないのに。暴走するって、ありか?
ワルキューレもノルンも、異常事態に逃げてる。神界に帰るには、もう一度ゲートみたいなものを通らないと。
でも、わたしが一度斬ったんだ。そうなれば、帰る場所はない。でも、ユグドラシルの暴走を止めることができたら。
それが可能なのが、近くにいる。
ノルン三姉妹であり、ユグドラシルの樹を管理している運命の女神。
わたしは、柱から体をだした。暗闇でも、スクルド様なら分かっているはずだ。
「ユグドラシルの樹が暴走した! お願いします! 止めてください!」
スクルド様は固まっていた。さっきから、そこを離れない。わたしはカっとなった。
「ユグドラシルの暴走を止めることができるのは、あなただけです! イレギュラーな展開になって、神も人もごちゃごちゃ、お互い滅びたくないでしょ。暴走を止めてください!」
広い空間にキィンと響きわたった。
まだ、揺れている。さっきは激しかったけど、今は少し穏やかで立っていられる。わたしはスクルド様のことを、見つめた。
スクルド様は、目をそらした。顔を俯き、硬く閉じていた口を開いた。
『そんなの、でき……ない』
驚く返答が返ってきて「できない!? どうして!」と怒りながら責めた。スクルド様は、叱られたように、肩をシュンとした。
『世界樹の管理は、ヴェル姉様がやってくれてた。あたしは、いつもヴァルハラにいたから、そんなの全然知らない。分からない』
期待していたものが、どっと落ちた。
そういえば、ヴェルザンティ様もそんなこと言っていたような。末っ子のスクルド様は淡々と仕事してヴァルハラに行くと。
あぁ、なんてこと。
スクルド様は、できない、分からない、と弱音を吐いた。自分も運命の女神なのに。
さっきまで戦っていた彼女は、何処にもない。今目の前にいるのは、ろくに何もしてこなかった子供だ。
スクルド様と一緒に、ユグドラシルの樹へ。西側にいるナズナ先輩と合流して、シノを治療してもらおう。少し揺れるけど、ごめんね。シノを抱えて西側へ。
スクルド様が、わたしたち二人を背負って空を飛んでくれた。一刻を争うときこんなとき、神も人も敵も味方も関係ない。
街にいたノルンたちも、憎いはずの人間を救っていた。壊れそうな建物から手を伸ばしてくれてる。
神と人の共存はありえるかもしれない。そんな瞬間を目撃した。西側にいた人々が、こっちに流れ込んでくる。まるで人の波。大混乱だ。
そして、ここからでもわかるユグドラシル。驚く光景が広がっていた。
大地についてあろう、幹が地表から現れまるで生きているように動いている。千年、三千年とこの世界で生きていた樹の幹は、柱のように大きくて長い。
モゴモゴ動いて、まるで凧みたい。
巨大な樹が、西からこの街に来ている。ゆっくりめだけど、止まらない。
樹が通ってきたところは、地面が崩れ建物はぐしゃぐしゃ。ペンキを塗ったように、平らだ。
ユグドラシルがこれ程とは。スクルド様は、暴走している樹を見て呆然としていた。ふと、ナズナ先輩を発見。マナミ先輩とマドカ先輩と一緒。
怪我をしている人たちを治療している。樹は立っていた所から一直線にやってきて、その他はどうでもいいように無視している。
通っていない場所で、休んでいた。ナズナ先輩を早く発見できて良かった。スクルド様に降ろしてもらい、急いで駆け寄った。
シノが瀕死の状態だと知って、すぐに治療してくれた。黄金のランプが巨大化していく。吸った分だけ大きくなる。シノの悪いところが、どんどんそのランプに吸い取られていき、やがて、出血が収まった。
留まる気配がなかった出血が止まり、臓器も中におさまった。
でもすぐに目が覚めることはない。あまりにも体から血を流しすぎての、出血多量とそれを長い時間置いていたせいで、気絶している。
目が覚めるまで、治療してもらいたいけど、ナズナ先輩とて暇じゃない。他にも重傷患者がいるから、シノ一人を独占するわけにはいかない。
出血を止めたことと臓器を中にいれたこと。流した血の分は変わらない。シノはぐったりと横になっていた。
目を閉じて、寝ている。そのまま目が覚めないで永遠とこのままかもしれない。悪い予感が走った。
わたしは頭を降った。何を言ってるんだ。治療もしてもらったし、呼吸も安全。何より、わたしがこんな弱弱しかったら、起きてきたシノに笑われる。
西側に、魔女が全員集合していた。住民の避難が問われる。わたしも急いで住民を助けないと。瓦礫に埋もれ、動けなくなった人や親とはぐれた子供。胸が苦しい情景だ。
ユグドラシルの樹を傷つけてはいけない。人もノルンも分かって、攻撃しない。できないんだ。暴走している今でも、手も足も出ない。この状況を打破するには、神界からヴェルザンティ様かウルド様を呼ばないと。
スクルド様はちゃんと、お二人を呼んだのだろうか。心配だ。
瓦礫に埋もれ、動けなくなった人たちを助けた。ノルンと一緒に助けたのだ。その人は、わんわん泣きながらしがみついた。「ありがとう」と何度も言って。
よし、この調子で。
すると、子供の声が聞こえた。甲高い声は、周りが騒然の中でもはっきり聞こえる。声のした方向を、急いで駆けつけた。
ユグドラシルがこれから通るであろう、道、いわば街の建物や家。ユグドラシルはゆっくりめだけど、時期にここも通る。早く避難したほうがいい。建物から声がした。
建物内に入ると、声の主はなんと、孤児院の子供たちだった。
「ユナ姉ちゃん!」
「お姉ちゃんっ!」
「みんな、助けに来たよ!」
泣いている子と抱擁した。
ここにいるのは、五~六人の子供たち。他の子は何処かで逃げているだろうと。みんな動けないのは、七人目の子が、地震で倒れてきた柱に頭をぶつけ、生き埋めになったと。
全員で柱を持ってみたり、助けたりもするも、七人目の子は、柱や瓦礫に奥深く埋もれて、子供の力では助けられることはできない。
「大人を呼んでみても、みんな、必死で……」
子供たちのまん丸とした大きな瞳が、うるうる潤っている。ぐすぐす泣いて、顔がしわくちゃだ。
「大丈夫! ユナお姉ちゃんに任せて!」
わたしは、瓦礫を掘った。素手で。
子供たちの手は、血が滲むほど赤だらけだった。友のために、自分を犠牲にして。弱弱しいところはほんとに見せられないな。
すると、大地が揺れたきがした。
体力の消耗で目の前がクラクラしているのかもしれない。そのときは、気のせいだと思っていたけれど、だんだんその揺れが激しくなった。
地面が割れそうな地震だ。また誰かが爆発を、と思ったけどそれはない。この揺れは、かれこれ三分も続いている。
胸がざわざわした。この揺れ、爆発とかそういう類のものではない。自然だ。厄災だ。
天井がパキパキと鳴った。向こうの建物が崩れ落ちている。廃墟だから、柱が壊れそう。ここも危うい。
ここは廃墟の駐車場で、複数の柱が天井を支えている。この柱が壊れたら、生き埋めだ。
わたしはシノを抱えて、向こうの出口に向かった。さっきよりも冷たくなっている。わたしの問いかけに、答えてくれない。息があるのか、曖昧だ。
下手に動いたら、せっかくしまった臓器が外に出てしまう。動かないほうがいいかも。わたしはシノを静かにおろした。ここはまだ建物内の中間あたり。
中間にいけば、光が届かなく、辺りは真っ暗。何処に何があるのか、目が慣れていないと全く分からない。
恐る恐る後ろを振り返った。スクルド様の気配はしない。追ってきていないようだ。良かった。
「シノ、もう大丈夫だよ」
わたしはぎゅと体を包んだ。
すると、耳についているイヤホンから、リュウの声が。切羽詰まった声。
『大変だ! ユグドラシルの樹が暴走している!』
「暴走……!?」
「西側に避難している人たちが危ない! ノルンも逃げてるし、神も人もごちゃごちゃだ!」
ひたすらリュウの声が頭の中で、何度も響いた。言葉を理解するのに、数秒かかる。頭の整理をさせて。
この地震は、ユグドラシルの樹が暴走したせい。そして、今西側一番危ないと。ノルンが攻めてきて、避難場所は西側になっている。その西側が、最も危ないなんて。王様も西側に逃げてたはず。
最初感じてた胸のざわつきは、これだったんだ。リュウはまだ宮殿にいる。そうでなければ魔女具がこうして、手に握られていない。
このことは、恐らく西側にいるナズナ先輩たちから届いた朗報だろう。そこからバディに伝わってきて、現在。
神も人もごちゃごちゃと言っていた。ユグドラシルの暴走は、ノルンがはかったものではないということになる。
暴走したのは、単なる偶然。いや、それよりも、ユグドラシルが暴走するなんて、だってあれは樹だ。大地に根を張って動けないのに。暴走するって、ありか?
ワルキューレもノルンも、異常事態に逃げてる。神界に帰るには、もう一度ゲートみたいなものを通らないと。
でも、わたしが一度斬ったんだ。そうなれば、帰る場所はない。でも、ユグドラシルの暴走を止めることができたら。
それが可能なのが、近くにいる。
ノルン三姉妹であり、ユグドラシルの樹を管理している運命の女神。
わたしは、柱から体をだした。暗闇でも、スクルド様なら分かっているはずだ。
「ユグドラシルの樹が暴走した! お願いします! 止めてください!」
スクルド様は固まっていた。さっきから、そこを離れない。わたしはカっとなった。
「ユグドラシルの暴走を止めることができるのは、あなただけです! イレギュラーな展開になって、神も人もごちゃごちゃ、お互い滅びたくないでしょ。暴走を止めてください!」
広い空間にキィンと響きわたった。
まだ、揺れている。さっきは激しかったけど、今は少し穏やかで立っていられる。わたしはスクルド様のことを、見つめた。
スクルド様は、目をそらした。顔を俯き、硬く閉じていた口を開いた。
『そんなの、でき……ない』
驚く返答が返ってきて「できない!? どうして!」と怒りながら責めた。スクルド様は、叱られたように、肩をシュンとした。
『世界樹の管理は、ヴェル姉様がやってくれてた。あたしは、いつもヴァルハラにいたから、そんなの全然知らない。分からない』
期待していたものが、どっと落ちた。
そういえば、ヴェルザンティ様もそんなこと言っていたような。末っ子のスクルド様は淡々と仕事してヴァルハラに行くと。
あぁ、なんてこと。
スクルド様は、できない、分からない、と弱音を吐いた。自分も運命の女神なのに。
さっきまで戦っていた彼女は、何処にもない。今目の前にいるのは、ろくに何もしてこなかった子供だ。
スクルド様と一緒に、ユグドラシルの樹へ。西側にいるナズナ先輩と合流して、シノを治療してもらおう。少し揺れるけど、ごめんね。シノを抱えて西側へ。
スクルド様が、わたしたち二人を背負って空を飛んでくれた。一刻を争うときこんなとき、神も人も敵も味方も関係ない。
街にいたノルンたちも、憎いはずの人間を救っていた。壊れそうな建物から手を伸ばしてくれてる。
神と人の共存はありえるかもしれない。そんな瞬間を目撃した。西側にいた人々が、こっちに流れ込んでくる。まるで人の波。大混乱だ。
そして、ここからでもわかるユグドラシル。驚く光景が広がっていた。
大地についてあろう、幹が地表から現れまるで生きているように動いている。千年、三千年とこの世界で生きていた樹の幹は、柱のように大きくて長い。
モゴモゴ動いて、まるで凧みたい。
巨大な樹が、西からこの街に来ている。ゆっくりめだけど、止まらない。
樹が通ってきたところは、地面が崩れ建物はぐしゃぐしゃ。ペンキを塗ったように、平らだ。
ユグドラシルがこれ程とは。スクルド様は、暴走している樹を見て呆然としていた。ふと、ナズナ先輩を発見。マナミ先輩とマドカ先輩と一緒。
怪我をしている人たちを治療している。樹は立っていた所から一直線にやってきて、その他はどうでもいいように無視している。
通っていない場所で、休んでいた。ナズナ先輩を早く発見できて良かった。スクルド様に降ろしてもらい、急いで駆け寄った。
シノが瀕死の状態だと知って、すぐに治療してくれた。黄金のランプが巨大化していく。吸った分だけ大きくなる。シノの悪いところが、どんどんそのランプに吸い取られていき、やがて、出血が収まった。
留まる気配がなかった出血が止まり、臓器も中におさまった。
でもすぐに目が覚めることはない。あまりにも体から血を流しすぎての、出血多量とそれを長い時間置いていたせいで、気絶している。
目が覚めるまで、治療してもらいたいけど、ナズナ先輩とて暇じゃない。他にも重傷患者がいるから、シノ一人を独占するわけにはいかない。
出血を止めたことと臓器を中にいれたこと。流した血の分は変わらない。シノはぐったりと横になっていた。
目を閉じて、寝ている。そのまま目が覚めないで永遠とこのままかもしれない。悪い予感が走った。
わたしは頭を降った。何を言ってるんだ。治療もしてもらったし、呼吸も安全。何より、わたしがこんな弱弱しかったら、起きてきたシノに笑われる。
西側に、魔女が全員集合していた。住民の避難が問われる。わたしも急いで住民を助けないと。瓦礫に埋もれ、動けなくなった人や親とはぐれた子供。胸が苦しい情景だ。
ユグドラシルの樹を傷つけてはいけない。人もノルンも分かって、攻撃しない。できないんだ。暴走している今でも、手も足も出ない。この状況を打破するには、神界からヴェルザンティ様かウルド様を呼ばないと。
スクルド様はちゃんと、お二人を呼んだのだろうか。心配だ。
瓦礫に埋もれ、動けなくなった人たちを助けた。ノルンと一緒に助けたのだ。その人は、わんわん泣きながらしがみついた。「ありがとう」と何度も言って。
よし、この調子で。
すると、子供の声が聞こえた。甲高い声は、周りが騒然の中でもはっきり聞こえる。声のした方向を、急いで駆けつけた。
ユグドラシルがこれから通るであろう、道、いわば街の建物や家。ユグドラシルはゆっくりめだけど、時期にここも通る。早く避難したほうがいい。建物から声がした。
建物内に入ると、声の主はなんと、孤児院の子供たちだった。
「ユナ姉ちゃん!」
「お姉ちゃんっ!」
「みんな、助けに来たよ!」
泣いている子と抱擁した。
ここにいるのは、五~六人の子供たち。他の子は何処かで逃げているだろうと。みんな動けないのは、七人目の子が、地震で倒れてきた柱に頭をぶつけ、生き埋めになったと。
全員で柱を持ってみたり、助けたりもするも、七人目の子は、柱や瓦礫に奥深く埋もれて、子供の力では助けられることはできない。
「大人を呼んでみても、みんな、必死で……」
子供たちのまん丸とした大きな瞳が、うるうる潤っている。ぐすぐす泣いて、顔がしわくちゃだ。
「大丈夫! ユナお姉ちゃんに任せて!」
わたしは、瓦礫を掘った。素手で。
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