87 / 101
Ⅴ 救済の魔女
第86話 魔女裁判
しおりを挟む
こんなところで、冷静になれるわけがない。わたしも心の中では、声をあげて騷ぎたい。
隙間から地上の光が届かない、真っ黒な場所。窓もないから、地上の光が恋しい。冷たくて、寂しい場所。こんなとこ、ずっといたら頭が狂いそう。
怖いし、臭いし、汚いし、足元で何かが這いつくばった。虫だ。足がいっぱいある虫。わたしはびっくりして思わず叫んだ。
「きゃ!」
その悲鳴は、甲高く響いた。すぐに反応したのはリュウ。
「大丈夫か!? 何かあったか?」
「だ、大丈夫……ただの虫」
そう言うと、安堵の息がこぼれた。蟻はみたことあるけど、こんな虫みたことない。虫に詳しくないから、この奇妙な生物がこの世に存在していたなんて。
すると、光の筋が走った。向こうの扉から何者かが入って来る。ちょっと隙間が開いただけなのに、神々しい光が照らされた。
何者かが、ランプをつけた。
途端、暗かった牢の中が光に包まれた。ずっと暗闇の中にいたせいで、光を浴びると目がパチパチする。
目を開けると、暗かった牢内に色が宿っている。眩しい。こんなに眩しかったけ。牢にやってきたのは、ハルトだった。
「良かった。みんな、拷問されてない」
ほっとした様子で駆け寄ってきた。
シルクハットで黒を強調した服装だったのに、今は全身白を強調したもので、金が入っている。何処ぞの偉い人ですか。
ハルトがやってきたから、ナズナ先輩たちは、ギャン泣きした。
「うわーん! 助けにきたぁ! 良かったぁ!」
ポロポロ涙を流して、檻から手を伸ばしている。
「どうしてここに? その格好……」
シノが問いだした。牢に入っても、冷静なのは変わらない。ハルトはさっと顔を俯いた。
「格好のことはどうでもいい。それより、助けにきた」
懐から何かを取り出した。鍵だ。この牢の鍵。ハルトは順番にそれをさして、みんなを解放した。ナズナ先輩マナミ先輩は、お互い抱きしめあっていた。
シノも若干ホッとした様子で、息をしていた。
「みんな、早くここから出ないと」
ハルトが小声で叫んだ。
「魔女裁判ですね」
マドカ先輩が静かに言った。わたしたちは、一斉に固まった。裁判だと聞いて、理不尽なことを言われそうなのが、全員の頭に巡った。ハルトは否定しなかった。
「裁判て何すんの?」
恐る恐る訊く。ハルトは不快な表情をしていた。
「魔女を裁判にかけて、殺すことだ」
ざわついた。
みんな、暗い表情でだんまり。それぞれ予想した嫌な予感が的中した。裁判をかけるけど、結局殺されるのは間違いない。裁判という名の死刑宣告。
「罪状は!?」
ダイキが真剣な表情で、訊いた。
「王様に楯突いた事、宮殿に侵入したこと、その罪。魔女及び、魔女協会の人も裁判にかけられる」
どうして魔女協会の人たちまで。
魔女は組織で言うなら、幹部。で、その上のトップにいるのが魔女協会。魔女協会が呼ばれるのも、おかしくない。
「すみません」
ぼそりとマドカ先輩が呟いた。
「どうして謝んるのですか?」
不思議に訊く。マドカ先輩は、肩を落としてしょんぼりしていた。
「それは、私がこの案を企画したからに、関係のない魔女協会やあなたたちまで、巻き込んで……すみません」
マドカ先輩は落ち込んでて、せっかく可愛くお化粧した顔が、だんだん暗くなっていく。わたしは慌てて手を握った。マドカ先輩がこれ以上、闇に染まらないように。
マドカ先輩はびっくりして、小さな悲鳴をあげる。
「わたしが先です! 王様を説得しようと考えたのは、わたしが先です!」
「でも、乗り込むと言ったのは私で――」
「いいえ、わたしが先です!」
「え、え? あの、えっと」
マドカ先輩は、困惑気味。押しに弱いタイプだな。マドカ先輩はそのまま押されていった。これでよし。これについて、マドカ先輩のせいじゃない。
全ては、わたしから始まったことだ。
「長話はあと! もうすぐ、やつらがやってくる」
ハルトが慌てて踵を返した。扉を少し開いて、外の廊下をキョロキョロとうかがう。魔女裁判にかけられる前に、逃げないと。
王様を説得することも、クーデターの件に関して、何も変わっていない。むしろ、悪化した。王様が〝あんな〟だったなんて。
ハルトが外の廊下をうかがいながら、こちらに話しかけた。
「廊下は護衛だらけ。何処も隙がない」
「思い出して。あなたはどうやってここまで来たの。来た道を辿れば帰れる」
シノがハルトに向けて、語りかけた。ハルトは、うわ言のように来た道の話をした。護衛の人たちに王様が呼んでいると嘘をついて、厳重な監視を簡単に通り抜けた。
その方法じゃ、こっから出られない。
一か八か、わたしは外に向かって、髪飾りを投げた。向こうの壁まで飛ばされただろう。カランカランと乾いた音が反響し、護衛が慌てた様子で駆け寄っていく。
よし、今だ。
わたしたちは、大勢の監視の目をすり抜け、牢から出た。その矢先――。
「出られなくて、結構」
わたしたちの知らない声。この場の誰でもないひとの声。喉をつぶしたように声が低くて、重みがある。
わたしたちは一斉に固まった。声がした方向を恐る恐る振り向く。わたしたちの背後に、ご老体の紳士が立っていた。
そう見えるけど、執事服から微かに盛り上げた筋肉が垣間見えて、この人、只者ではないと悟る。
ハルトは一気に青白い顔に。
「みんな、俺が合図送ったら全速力で逃げて。やつは、俺が食い止める」
かっこいいこと言ってるけどハルトには無理だよ。そんな細腕だし、何より声がうわずっている。
「ハルトを残して逃げることはできない」
一同その想いは一緒だった。
結局、また捕まることに。
おじいちゃんなのに、その拳はまるで鉄球。しかもその鉄球は、問答無用に振りかざしてくる。ナズナ先輩もマドカ先輩もシノも、みんなやられて、わたしも、気絶させられた。
次に目が覚めたとき。目の前に広がっていた光景は、薄暗い牢の中……ではなく、大勢の人たちに囲まられていた。
ほんのり薄暗い。頭上から夥しいほどの、視線が注いでくる。どの方角からも、好気や侮辱の視線。痛いほどささってくる。
恐る恐る隣を確認した。みんないる。わたしみたいに、後ろに手を縛られている。ここは――
「これより、魔女裁判を始める」
威厳に満ちた声。
そして、パッと照明がついた。瞬間、ここが何処で、今から何をするのか理解した。ここは裁判所。頭から降り注いでくる大勢の野次馬の視線。中央には、弁護士もついてもらっていない、わたしたち。
そして、その前にいるのは王様。
野次馬たちと同じ視線だった。
「この者たちは、ハルト皇子を誘拐し、宮殿に侵入し、王様に楯突いた。これは重罪だ。私刑ほど生ぬるい刑には処せん。拷問に至る」
待って待って。話が飛躍しすぎてる。
残りの二つは分かるけど、ハルトのことを誘拐したって、そんなのデタラメよ。
「これは裁判じゃないの? 話を三段飛ばしで、もう刑が処せられてる。横暴だわ。裁判の意味、わかってんの?」
シノが冷たく、声に向かって批判してくる。
野次馬たちから「残忍な拷問で殺せ」「私ね」など、人間性の欠片もない怒声が浴びせられる。終いには、上からゴミが投げつけられてくる。
一番先に口を開いたシノの頭に卵が投げつけられた。月光のような白い髪の毛が、卵白でぬるりとテカテカしている。
「あいつら!」
「平気」
ダイキがカッと怒った。それを抑制したシノ。シノは頭を振って卵白や、カラを振り落とした。
鉄槌が五~六回鳴った。
「静粛に!」
全員が静かになるまで、鉄槌は落とされていく。騒いでいた室内が一気にしぃんと静かになった。キィィンとまだ反響している。静かになり、暫くしてから威厳のある方が話を続けた。
「被告人の言うとおり。裁判なのに、先に刑を処した。裁判を始めよう。今度こそ」
王様は疲れたと、ため息をこぼす姿がみえた。退屈そうな表情。ハルトと親子なんだけど、全然似ていない。
ハルトのほうが、全然好印象だよ。
魔女裁判が始まった。
最初は、魔女協会の人たち。集会では、頭まで深く帽をかぶっていたせいで、はっきりと顔は見えなかった。
帽を外してようやく、お顔が確認できる。わたしたちより年下の少年少女たちだった。まだ十五か十七辺りの。
こんな子供たちが魔女協会の一員だったなんて。はっきり言えば、務まらなきゃいけない理由があったんだ。今まで築き上げた先代たちは捕まり、残ったのは子供のみ。
少年少女たちは、わたしたちよりも覚悟を決めた表情で台の上に立っていた。物怖じしてない。真っ直ぐ、王様の顔を見ていた。
裁判の始めはこうだった。
アリス様をどうして神界に返したか。アリス様をもっと労ってやらなかったのか。アリス様に関しての罪だった。そんなの、先代の話で後継者の子供には、よく分からない事なのに。でも、少年ははっきりと弁明した。
「アリス様は、お前たちの欲が嫌いになったから神界に逃げた。お前たちがこうして暴れていることも、全部あの方にとって涙を流すことしかできないだろう」
隙間から地上の光が届かない、真っ黒な場所。窓もないから、地上の光が恋しい。冷たくて、寂しい場所。こんなとこ、ずっといたら頭が狂いそう。
怖いし、臭いし、汚いし、足元で何かが這いつくばった。虫だ。足がいっぱいある虫。わたしはびっくりして思わず叫んだ。
「きゃ!」
その悲鳴は、甲高く響いた。すぐに反応したのはリュウ。
「大丈夫か!? 何かあったか?」
「だ、大丈夫……ただの虫」
そう言うと、安堵の息がこぼれた。蟻はみたことあるけど、こんな虫みたことない。虫に詳しくないから、この奇妙な生物がこの世に存在していたなんて。
すると、光の筋が走った。向こうの扉から何者かが入って来る。ちょっと隙間が開いただけなのに、神々しい光が照らされた。
何者かが、ランプをつけた。
途端、暗かった牢の中が光に包まれた。ずっと暗闇の中にいたせいで、光を浴びると目がパチパチする。
目を開けると、暗かった牢内に色が宿っている。眩しい。こんなに眩しかったけ。牢にやってきたのは、ハルトだった。
「良かった。みんな、拷問されてない」
ほっとした様子で駆け寄ってきた。
シルクハットで黒を強調した服装だったのに、今は全身白を強調したもので、金が入っている。何処ぞの偉い人ですか。
ハルトがやってきたから、ナズナ先輩たちは、ギャン泣きした。
「うわーん! 助けにきたぁ! 良かったぁ!」
ポロポロ涙を流して、檻から手を伸ばしている。
「どうしてここに? その格好……」
シノが問いだした。牢に入っても、冷静なのは変わらない。ハルトはさっと顔を俯いた。
「格好のことはどうでもいい。それより、助けにきた」
懐から何かを取り出した。鍵だ。この牢の鍵。ハルトは順番にそれをさして、みんなを解放した。ナズナ先輩マナミ先輩は、お互い抱きしめあっていた。
シノも若干ホッとした様子で、息をしていた。
「みんな、早くここから出ないと」
ハルトが小声で叫んだ。
「魔女裁判ですね」
マドカ先輩が静かに言った。わたしたちは、一斉に固まった。裁判だと聞いて、理不尽なことを言われそうなのが、全員の頭に巡った。ハルトは否定しなかった。
「裁判て何すんの?」
恐る恐る訊く。ハルトは不快な表情をしていた。
「魔女を裁判にかけて、殺すことだ」
ざわついた。
みんな、暗い表情でだんまり。それぞれ予想した嫌な予感が的中した。裁判をかけるけど、結局殺されるのは間違いない。裁判という名の死刑宣告。
「罪状は!?」
ダイキが真剣な表情で、訊いた。
「王様に楯突いた事、宮殿に侵入したこと、その罪。魔女及び、魔女協会の人も裁判にかけられる」
どうして魔女協会の人たちまで。
魔女は組織で言うなら、幹部。で、その上のトップにいるのが魔女協会。魔女協会が呼ばれるのも、おかしくない。
「すみません」
ぼそりとマドカ先輩が呟いた。
「どうして謝んるのですか?」
不思議に訊く。マドカ先輩は、肩を落としてしょんぼりしていた。
「それは、私がこの案を企画したからに、関係のない魔女協会やあなたたちまで、巻き込んで……すみません」
マドカ先輩は落ち込んでて、せっかく可愛くお化粧した顔が、だんだん暗くなっていく。わたしは慌てて手を握った。マドカ先輩がこれ以上、闇に染まらないように。
マドカ先輩はびっくりして、小さな悲鳴をあげる。
「わたしが先です! 王様を説得しようと考えたのは、わたしが先です!」
「でも、乗り込むと言ったのは私で――」
「いいえ、わたしが先です!」
「え、え? あの、えっと」
マドカ先輩は、困惑気味。押しに弱いタイプだな。マドカ先輩はそのまま押されていった。これでよし。これについて、マドカ先輩のせいじゃない。
全ては、わたしから始まったことだ。
「長話はあと! もうすぐ、やつらがやってくる」
ハルトが慌てて踵を返した。扉を少し開いて、外の廊下をキョロキョロとうかがう。魔女裁判にかけられる前に、逃げないと。
王様を説得することも、クーデターの件に関して、何も変わっていない。むしろ、悪化した。王様が〝あんな〟だったなんて。
ハルトが外の廊下をうかがいながら、こちらに話しかけた。
「廊下は護衛だらけ。何処も隙がない」
「思い出して。あなたはどうやってここまで来たの。来た道を辿れば帰れる」
シノがハルトに向けて、語りかけた。ハルトは、うわ言のように来た道の話をした。護衛の人たちに王様が呼んでいると嘘をついて、厳重な監視を簡単に通り抜けた。
その方法じゃ、こっから出られない。
一か八か、わたしは外に向かって、髪飾りを投げた。向こうの壁まで飛ばされただろう。カランカランと乾いた音が反響し、護衛が慌てた様子で駆け寄っていく。
よし、今だ。
わたしたちは、大勢の監視の目をすり抜け、牢から出た。その矢先――。
「出られなくて、結構」
わたしたちの知らない声。この場の誰でもないひとの声。喉をつぶしたように声が低くて、重みがある。
わたしたちは一斉に固まった。声がした方向を恐る恐る振り向く。わたしたちの背後に、ご老体の紳士が立っていた。
そう見えるけど、執事服から微かに盛り上げた筋肉が垣間見えて、この人、只者ではないと悟る。
ハルトは一気に青白い顔に。
「みんな、俺が合図送ったら全速力で逃げて。やつは、俺が食い止める」
かっこいいこと言ってるけどハルトには無理だよ。そんな細腕だし、何より声がうわずっている。
「ハルトを残して逃げることはできない」
一同その想いは一緒だった。
結局、また捕まることに。
おじいちゃんなのに、その拳はまるで鉄球。しかもその鉄球は、問答無用に振りかざしてくる。ナズナ先輩もマドカ先輩もシノも、みんなやられて、わたしも、気絶させられた。
次に目が覚めたとき。目の前に広がっていた光景は、薄暗い牢の中……ではなく、大勢の人たちに囲まられていた。
ほんのり薄暗い。頭上から夥しいほどの、視線が注いでくる。どの方角からも、好気や侮辱の視線。痛いほどささってくる。
恐る恐る隣を確認した。みんないる。わたしみたいに、後ろに手を縛られている。ここは――
「これより、魔女裁判を始める」
威厳に満ちた声。
そして、パッと照明がついた。瞬間、ここが何処で、今から何をするのか理解した。ここは裁判所。頭から降り注いでくる大勢の野次馬の視線。中央には、弁護士もついてもらっていない、わたしたち。
そして、その前にいるのは王様。
野次馬たちと同じ視線だった。
「この者たちは、ハルト皇子を誘拐し、宮殿に侵入し、王様に楯突いた。これは重罪だ。私刑ほど生ぬるい刑には処せん。拷問に至る」
待って待って。話が飛躍しすぎてる。
残りの二つは分かるけど、ハルトのことを誘拐したって、そんなのデタラメよ。
「これは裁判じゃないの? 話を三段飛ばしで、もう刑が処せられてる。横暴だわ。裁判の意味、わかってんの?」
シノが冷たく、声に向かって批判してくる。
野次馬たちから「残忍な拷問で殺せ」「私ね」など、人間性の欠片もない怒声が浴びせられる。終いには、上からゴミが投げつけられてくる。
一番先に口を開いたシノの頭に卵が投げつけられた。月光のような白い髪の毛が、卵白でぬるりとテカテカしている。
「あいつら!」
「平気」
ダイキがカッと怒った。それを抑制したシノ。シノは頭を振って卵白や、カラを振り落とした。
鉄槌が五~六回鳴った。
「静粛に!」
全員が静かになるまで、鉄槌は落とされていく。騒いでいた室内が一気にしぃんと静かになった。キィィンとまだ反響している。静かになり、暫くしてから威厳のある方が話を続けた。
「被告人の言うとおり。裁判なのに、先に刑を処した。裁判を始めよう。今度こそ」
王様は疲れたと、ため息をこぼす姿がみえた。退屈そうな表情。ハルトと親子なんだけど、全然似ていない。
ハルトのほうが、全然好印象だよ。
魔女裁判が始まった。
最初は、魔女協会の人たち。集会では、頭まで深く帽をかぶっていたせいで、はっきりと顔は見えなかった。
帽を外してようやく、お顔が確認できる。わたしたちより年下の少年少女たちだった。まだ十五か十七辺りの。
こんな子供たちが魔女協会の一員だったなんて。はっきり言えば、務まらなきゃいけない理由があったんだ。今まで築き上げた先代たちは捕まり、残ったのは子供のみ。
少年少女たちは、わたしたちよりも覚悟を決めた表情で台の上に立っていた。物怖じしてない。真っ直ぐ、王様の顔を見ていた。
裁判の始めはこうだった。
アリス様をどうして神界に返したか。アリス様をもっと労ってやらなかったのか。アリス様に関しての罪だった。そんなの、先代の話で後継者の子供には、よく分からない事なのに。でも、少年ははっきりと弁明した。
「アリス様は、お前たちの欲が嫌いになったから神界に逃げた。お前たちがこうして暴れていることも、全部あの方にとって涙を流すことしかできないだろう」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる