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Ⅴ 救済の魔女
第79話 魔女であること
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声のほうに辿ると、もう一人影がいた。リュウとハルト、一緒だったんだ。
「良かった、怪我はしてない、よね?」
勝手に涙が出てくる。もう止められない。
「全然。元気ピンピン」
軽くハルトが言った。こっちがどんだけ心配したのかわかっていない。
「ユナがどれだけ心配したか分かってんのか、軽く言いやがって」
その隣にいたリュウが、ハルトのことを説教。ハルトはため息ついて、ハイハイと手のひらを上に向かせる。
「二人が無事で良かった。もう、二人がいなくなっちゃたら、わたし……うっ」
安心して、涙が出ちゃう。拭いても拭いてもあふれかえってくる。そんなわたしに、リュウがポンポンと頭を撫でてくれた。
こういうところ、ずるい。こんなのされたら、ますます好きになっちゃう。
頭を撫でられて、ほっと安心する。
建物は全壊。全て灰になり、残ったのは焦げ臭い臭いだけが充満している。資料も本も全部灰になった。死傷者はいない。全員、倒壊する前に逃げたらしい。良かった。
火は一階の研究室から燃え広がった。そこは火を使わない研究室だ。なのに、そこから炎が。どういうことなのか、詳しく検証すると。
もしかして、クーデターかも。黒い集団がまたも建物を燃やしたのかも。この事件にメディアが颯爽した。ここは一番有名な研究所で、数百年の歴史が詰まっている書物が全て燃やされたことに、メディアはハイエナのように群れた。
詳しく検証されるまで、研究員たちは警察に取締りしていた。警察は、研究員の中に引火させた犯人がいると考えている。そこで、一人一人取り調べを行うと。
「馬鹿だね。自分も危ないのに、燃やすわけないじゃん」
ハルトが頬杖ついて呆れて言った。
待合室にて、順番が来るのを待っている。
「防犯カメラとかで、外に出て行った人間はいない。だから中の人間を疑ってんだよ」
リュウは深いため息をついた。
「変だよね。研究者たちは死にかけたのに、犯人扱いって」
怒りを抑えて言った。
当然、内部から犯人は出てこなかった。警察は時間の無駄をした。研究所の防犯カメラと周辺のカメラを確認しても、怪しい人間は一人もいなかったらしい。
ただ、警察もクーデターを起こしている奴らと同罪なら、奴らの仕打ちを嘘に誤魔化すこともできる。
警察も信用ならない。
それに、分かったことが一つ。
これまで黒い集団に襲われた場所は、電気会社や孤児院、職業バラバラの場所を襲われていた。方角や時間帯も違う。だけど、その襲われた場所に、ある共通点が浮かびあがった。
それは、魔女がいたこと。
小さな電気会社で、卒業した魔女がいた。孤児院にも、シノとダイキがいてなおかつ、今回襲われた場所にもわたしとリュウがいた。
襲われた場所は、かつて魔女と言われた女が働いている場所だった。
「つまり、わたしがいたから研究所は燃えたってこと?」
恐る恐る口にすると、誰も否定してくれなかった。否定してほしかったのに、魔女がいたから襲われたこの事実は変わらない。
このことをシノたちが知ったら――言わないでおこう。あとから知ることもあるけど、知るのは、今じゃない。知らなくてもいい時だってある。
「だからって、責められても変わらない。クーデターを起こしている奴らは、魔女のせいであの時代が消えていったと解釈しているのも、問題だ」
リュウが真剣に答えた。この点に気づいたのは他でもないリュウだ。
孤児院火災がきっかけで調べ始めたらしい。その点に気づくまで、それほど時間はかからなかった。魔女がいたことがきっかけで、これまで複雑だった線が、点と点で結びつき綺麗な線を描いた。
事情聴取は順番に回ってくる。ハルトはその順番を待たずして、一人帰っていった。何やらバレたらまずいと言って。ハルトが帰ったことに、警察も上司も知らない。引き止めておくべきか、そうでないか、わたしたちは引き止めなかった。
ハルトの家事情は知らないけど、バレたらまずいと言ってたハルトの表情は、いつになく暗かったので、何も聞かず帰した。順番に回ってくるなら、次にリュウが呼ばれるはずだ。
ちょうどリュウが呼ばれて、別れた。わたしは関係者だけど建物にもいなかった、ちゃんと身の潔白は証明されている。事情聴取は建物にいた研究者だけ。
わたしはリュウの事情聴取が終わるまで待った。辺りは既に真っ黒だ。窓の外では、街頭がポツンポツンと暗闇の中光、スポットライトのように、照らしてある。
今でも信じられない。研究所が燃えたこと。これから、いっぱい調べなきゃいけないものもあったのに、資料も歴史も全部灰に。これからどうすれば。路頭に迷った気分だ。
シノは家の中にわたしがいないと知って、今頃心配しているだろう。もしかしたら、事情を知っているのかもしれない。
ぼんやり窓の外を眺めていると、影が近づいてきた。恐る恐る振り向くと、影の正体が分かった。
真っ先に事情聴取した社長だ。わたしが魔女だと知って、研究所に採用してくださった恩のある方。少しぽっちゃりしてて、全身から脂汗をかいている。それは冷や汗か、炎のせいでかいた汗が分からない。
隣に座ると、その厚みで気がついた。
社長もげっそりしていた。研究所が燃えて、歴史的な書物が全部燃えたことで精一杯なのに、後追いを仕掛けるようにして、警察の事情聴取やメディアからの攻撃、こんなの耐えられるはずがなく、たった一日で皮膚は痩せこげていた。
社長のトレードマークの体型が、少し痩せてみえる。
「大丈夫ですか?」
「これが大丈夫にみえるかね?」
見えるわけながない。社長もわたしも、路頭に放り出された羊だ。どこまでも続く闇の宇宙空間に放り出された羊たちだ。
しばらくして、社長が口を開いた。衝撃的な発言だった。
「我が研究所から脱退してください」
最初は、何を言われたのか分からなかった。その言葉が耳から頭へと通り、頭の中で何度も響き渡っている。
社長がわたしに向けて「脱退しろ」と言っている。言われてる。火事が起きたのは、魔女つまり、わたしがいたせい。こんなことになった全部、わたしがいたからだ。トントンと、良くない考えがよぎった。
「火事は、わたしのせい、だからですよね?」
恐る恐る訊くと、社長の口は閉じた。誰も否定してくれなかった質問に、社長も否定なんてするはずがない。
「いや、全部が君のせいじゃない」
社長がおもむろに口を開いた。
研究者の前ではいつも見せない弱々しい背中。強風で吹き飛ばされるほど、弱々しい。
その声は、掠れていた。社長は話を続けた。
「脱退の意味は、この件に関してのみの脱退。研究所は変わらずあなたの居場所。ただ、あなたも知っている通り、魔女がいるから火事が起きた。ならば、このクーデターが収まるまで、あなたは脱退」
「収まるまで……?」
収まるまで、何日、いや何年もかかることだ。それまでわたし、何をすれば。収まるまで、隠れてじっとしていろと。冗談じゃない。研究所が変わらず、わたしの居場所だと言ってくれたように、わたしもこれ以上、誰かの居場所を失いたくない。
「クーデターを起こしている奴らを、捕まえます。一刻も早く、わたしの手で」
社長は何も言わず、そこから立ち去った。ほんとに、あの方は人生の恩人だ。わたしを採用し、かつ、こんな事件に巻き込まれてもわたしを蹴らなかった。
ここがわたしの居場所だと。
そう言ってくれたとき、嬉しかった。誰も否定してくれなかったものを、否定してくれた。言葉に出ないほど、感謝している。涙が出てくる。
リュウの事情聴取が終わったのは、それからすぐだった。リュウに社長と話したことを話した。このクーデターを起こしている奴らを捕まる。リュウは、このことを賛成しなかった。
「どうしてそんな否定ばっかすんの」
わたしはジトと睨んだ。リュウにそんな攻撃は効かないと分かっていても。リュウは、呆れて言った。
「第一、そんな簡単な話じゃないだろ。火事を起こしたり、凶暴な奴らが多い。危ない奴らだ。それなのに、ユナ一人でどうにか捕まるわけがない。そもそも、どうやって捕まえるんだ」
正論ばかり吐き捨てて、わたしは嫌気をさした。リュウはわたしに、危ないことはしてほしくないと思っている。わかるよ。
わたしも逆だったら、止めるもん。だけど、ここまでされて止まるはずがない。リュウの正論に、論破する考えがある。
「わたし一人だと思う? 危ない奴らを相手に、一人で立ち向かわせるの?」
リュウは、はぁとため息ついた。
「分かった。俺も立ち向かう」
その言葉を待ってました。
わたしは体力。リュウは頭で二人で決着をつける。
「良かった、怪我はしてない、よね?」
勝手に涙が出てくる。もう止められない。
「全然。元気ピンピン」
軽くハルトが言った。こっちがどんだけ心配したのかわかっていない。
「ユナがどれだけ心配したか分かってんのか、軽く言いやがって」
その隣にいたリュウが、ハルトのことを説教。ハルトはため息ついて、ハイハイと手のひらを上に向かせる。
「二人が無事で良かった。もう、二人がいなくなっちゃたら、わたし……うっ」
安心して、涙が出ちゃう。拭いても拭いてもあふれかえってくる。そんなわたしに、リュウがポンポンと頭を撫でてくれた。
こういうところ、ずるい。こんなのされたら、ますます好きになっちゃう。
頭を撫でられて、ほっと安心する。
建物は全壊。全て灰になり、残ったのは焦げ臭い臭いだけが充満している。資料も本も全部灰になった。死傷者はいない。全員、倒壊する前に逃げたらしい。良かった。
火は一階の研究室から燃え広がった。そこは火を使わない研究室だ。なのに、そこから炎が。どういうことなのか、詳しく検証すると。
もしかして、クーデターかも。黒い集団がまたも建物を燃やしたのかも。この事件にメディアが颯爽した。ここは一番有名な研究所で、数百年の歴史が詰まっている書物が全て燃やされたことに、メディアはハイエナのように群れた。
詳しく検証されるまで、研究員たちは警察に取締りしていた。警察は、研究員の中に引火させた犯人がいると考えている。そこで、一人一人取り調べを行うと。
「馬鹿だね。自分も危ないのに、燃やすわけないじゃん」
ハルトが頬杖ついて呆れて言った。
待合室にて、順番が来るのを待っている。
「防犯カメラとかで、外に出て行った人間はいない。だから中の人間を疑ってんだよ」
リュウは深いため息をついた。
「変だよね。研究者たちは死にかけたのに、犯人扱いって」
怒りを抑えて言った。
当然、内部から犯人は出てこなかった。警察は時間の無駄をした。研究所の防犯カメラと周辺のカメラを確認しても、怪しい人間は一人もいなかったらしい。
ただ、警察もクーデターを起こしている奴らと同罪なら、奴らの仕打ちを嘘に誤魔化すこともできる。
警察も信用ならない。
それに、分かったことが一つ。
これまで黒い集団に襲われた場所は、電気会社や孤児院、職業バラバラの場所を襲われていた。方角や時間帯も違う。だけど、その襲われた場所に、ある共通点が浮かびあがった。
それは、魔女がいたこと。
小さな電気会社で、卒業した魔女がいた。孤児院にも、シノとダイキがいてなおかつ、今回襲われた場所にもわたしとリュウがいた。
襲われた場所は、かつて魔女と言われた女が働いている場所だった。
「つまり、わたしがいたから研究所は燃えたってこと?」
恐る恐る口にすると、誰も否定してくれなかった。否定してほしかったのに、魔女がいたから襲われたこの事実は変わらない。
このことをシノたちが知ったら――言わないでおこう。あとから知ることもあるけど、知るのは、今じゃない。知らなくてもいい時だってある。
「だからって、責められても変わらない。クーデターを起こしている奴らは、魔女のせいであの時代が消えていったと解釈しているのも、問題だ」
リュウが真剣に答えた。この点に気づいたのは他でもないリュウだ。
孤児院火災がきっかけで調べ始めたらしい。その点に気づくまで、それほど時間はかからなかった。魔女がいたことがきっかけで、これまで複雑だった線が、点と点で結びつき綺麗な線を描いた。
事情聴取は順番に回ってくる。ハルトはその順番を待たずして、一人帰っていった。何やらバレたらまずいと言って。ハルトが帰ったことに、警察も上司も知らない。引き止めておくべきか、そうでないか、わたしたちは引き止めなかった。
ハルトの家事情は知らないけど、バレたらまずいと言ってたハルトの表情は、いつになく暗かったので、何も聞かず帰した。順番に回ってくるなら、次にリュウが呼ばれるはずだ。
ちょうどリュウが呼ばれて、別れた。わたしは関係者だけど建物にもいなかった、ちゃんと身の潔白は証明されている。事情聴取は建物にいた研究者だけ。
わたしはリュウの事情聴取が終わるまで待った。辺りは既に真っ黒だ。窓の外では、街頭がポツンポツンと暗闇の中光、スポットライトのように、照らしてある。
今でも信じられない。研究所が燃えたこと。これから、いっぱい調べなきゃいけないものもあったのに、資料も歴史も全部灰に。これからどうすれば。路頭に迷った気分だ。
シノは家の中にわたしがいないと知って、今頃心配しているだろう。もしかしたら、事情を知っているのかもしれない。
ぼんやり窓の外を眺めていると、影が近づいてきた。恐る恐る振り向くと、影の正体が分かった。
真っ先に事情聴取した社長だ。わたしが魔女だと知って、研究所に採用してくださった恩のある方。少しぽっちゃりしてて、全身から脂汗をかいている。それは冷や汗か、炎のせいでかいた汗が分からない。
隣に座ると、その厚みで気がついた。
社長もげっそりしていた。研究所が燃えて、歴史的な書物が全部燃えたことで精一杯なのに、後追いを仕掛けるようにして、警察の事情聴取やメディアからの攻撃、こんなの耐えられるはずがなく、たった一日で皮膚は痩せこげていた。
社長のトレードマークの体型が、少し痩せてみえる。
「大丈夫ですか?」
「これが大丈夫にみえるかね?」
見えるわけながない。社長もわたしも、路頭に放り出された羊だ。どこまでも続く闇の宇宙空間に放り出された羊たちだ。
しばらくして、社長が口を開いた。衝撃的な発言だった。
「我が研究所から脱退してください」
最初は、何を言われたのか分からなかった。その言葉が耳から頭へと通り、頭の中で何度も響き渡っている。
社長がわたしに向けて「脱退しろ」と言っている。言われてる。火事が起きたのは、魔女つまり、わたしがいたせい。こんなことになった全部、わたしがいたからだ。トントンと、良くない考えがよぎった。
「火事は、わたしのせい、だからですよね?」
恐る恐る訊くと、社長の口は閉じた。誰も否定してくれなかった質問に、社長も否定なんてするはずがない。
「いや、全部が君のせいじゃない」
社長がおもむろに口を開いた。
研究者の前ではいつも見せない弱々しい背中。強風で吹き飛ばされるほど、弱々しい。
その声は、掠れていた。社長は話を続けた。
「脱退の意味は、この件に関してのみの脱退。研究所は変わらずあなたの居場所。ただ、あなたも知っている通り、魔女がいるから火事が起きた。ならば、このクーデターが収まるまで、あなたは脱退」
「収まるまで……?」
収まるまで、何日、いや何年もかかることだ。それまでわたし、何をすれば。収まるまで、隠れてじっとしていろと。冗談じゃない。研究所が変わらず、わたしの居場所だと言ってくれたように、わたしもこれ以上、誰かの居場所を失いたくない。
「クーデターを起こしている奴らを、捕まえます。一刻も早く、わたしの手で」
社長は何も言わず、そこから立ち去った。ほんとに、あの方は人生の恩人だ。わたしを採用し、かつ、こんな事件に巻き込まれてもわたしを蹴らなかった。
ここがわたしの居場所だと。
そう言ってくれたとき、嬉しかった。誰も否定してくれなかったものを、否定してくれた。言葉に出ないほど、感謝している。涙が出てくる。
リュウの事情聴取が終わったのは、それからすぐだった。リュウに社長と話したことを話した。このクーデターを起こしている奴らを捕まる。リュウは、このことを賛成しなかった。
「どうしてそんな否定ばっかすんの」
わたしはジトと睨んだ。リュウにそんな攻撃は効かないと分かっていても。リュウは、呆れて言った。
「第一、そんな簡単な話じゃないだろ。火事を起こしたり、凶暴な奴らが多い。危ない奴らだ。それなのに、ユナ一人でどうにか捕まるわけがない。そもそも、どうやって捕まえるんだ」
正論ばかり吐き捨てて、わたしは嫌気をさした。リュウはわたしに、危ないことはしてほしくないと思っている。わかるよ。
わたしも逆だったら、止めるもん。だけど、ここまでされて止まるはずがない。リュウの正論に、論破する考えがある。
「わたし一人だと思う? 危ない奴らを相手に、一人で立ち向かわせるの?」
リュウは、はぁとため息ついた。
「分かった。俺も立ち向かう」
その言葉を待ってました。
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