1 / 100
一章 侵略者と地球人
第1話 ペット?
しおりを挟む
学校から帰ってきたら、両親がゴミ捨て場で捨てられていたペットを拾った。
両親はたまに、捨てられた子猫や子犬など、はたまたうり坊まで見境なく拾ってくる。本人たち曰く「放っておけない」だと。かれこれ、一年間で拾ってきた動物は十匹以上。里親探すのに苦労するていうのに、その間育てるのにも苦労するんだよ。だからなるべく、拾って来てほしくない。
て言われても、両親の「拾いクセ」は治らない。それが二人の特長というべきか。だからといって、これはあんまりだ。
「人間?」
「まぁ、一樹たら、そんなわけないじゃない」
お袋がくすくす笑った。
お袋には、どう見えているのだろうか。そのペットの頭をなでていた。親父も姉貴も新しく迎えたペットを、歓迎している。心なしか、家がアットホーム感に包まれている。
俺がおかしいのだろうか。もう一度目をこすってみても、やっぱり変わらない。真っ白い肌に真っ赤な唇、見た目は十二歳の小学生女子。頭に生えた二本の触覚。頭を撫でている度にピクピク生きているように動いている。どう見ても……。
「人間だろぉ!!」
「やかましい!」
姉貴が投げた辞書が頭にクリーンヒット。角に当たって痛い。頭を抱えて悶える。別に悪いこと言ってないのに、理不尽だ。触覚の生えたなんか分からない奴は、相原家にすっかり馴染んで、姉貴の昔のおさがりを着ていた。
「この子ね。そこのゴミ捨て場のところで裸にされて捨てられてたの。見捨てられないでしょう?」
お袋がヨシヨシと、頭を優しく撫でた。
そいつは、気持ちがいいのか目を細めて、されるがまま。
「こんな可愛い子捨てるなんて、ありえない。ねぇ、この子、ウチらの家族に迎えようよ」
姉貴が高い声あげて言った。普段の姉貴の声は、男みたいに低くて以前好きな男にその声を聞かれた際、ドン引きされた経験があるほど。
姉貴がこう言うと、アットなホームに包まれた空間は丸く収まっていく。このままでは、得体の知れないものと一緒に住んでしまう。そうはさせん。
俺はアットホームに包まれないぞ。
「反対だ! どっからどう見ても人間だろ! 手足あるし、変な触覚あるけど、人間だろ! 返してこい!」
「まぁ、一樹……そんな酷いことを」
「はっ、サイテー」
「見損なったぞ」
家族から大バッシングが地味に刺さる。しかも、既に家族に囲まれているそいつにも、ギロリと睨まれた。反対一賛成三で、圧倒的に飼うことに。
〝コスモ〟
これがそいつの名前。家族の誰かが決めたんじゃない。そいつ自身の指にはめてある、指輪にその名が刻まれていたので、コスモと命名。
いや、圧倒的におかしいだろ。
どっからどう見ても人間なのを、お袋たちは犬か猫みたいなペット感覚で接しているし、指輪にはめてある命名がある時点で、何処かのいいとこ育ちだって思うじゃん。なのに、なんだよこのポカポカホーム感は。
「よろしく」
頭を抱えていると、そいつが喋った。
幼さの残る舌足らずの声で、あっけらかんと言った。腰を中腰にして俺の顔を見上げてくる。
「私宇宙人。地球を侵略しにきた」
冗談を言っている顔ではない。川の流れのように軽く言った。
フラリ。目の前が横転した。
喋った。しかも、宇宙人。地球を侵略? なにそれ、何処かの小説かよ。相原家に居座った新たなペットは、犬や猫でも、うり坊でもない。宇宙人だった。相原 一樹のこれからの生活が、狂わされる。
§
ご飯を食べる前に筋トレは欠かさない。日頃から絡まれないように、筋トレしているのだ。腕立て伏せ一〇〇回にスクワット一〇〇回。ご飯を食べる前の時間が一番いい。
「ねぇ、楽しい?」
腕立て伏せ五十六回。まだ、止まるわけには行かない。こういうのは、リズムが大事なんだ。
「ねぇねぇ、ねぇてば」
五十七回、五十八、ごじゅ……。
「突くな!」
こいつはなぜか、俺の部屋にいて、筋トレ中の俺の脇腹を突いてきた。やめろ。リズムが大事なんだ。そいつは、俺がやっと反応してくれたから、大袈裟に肩を震わせた。
「やっぱり聞こえてたんじゃん。ねぇなんで、無視したの? ねぇねぇ、それより楽しい? 楽しいからするの? 楽しいて、何? ねぇねぇ」
「しつけぇな! 今筋トレしてんだよ、鍛えてんの! もういいからお袋のところにでも行って、ご飯貰ってこい」
コスモは、こてんと首をかしげた。ぼんやりした焦点で、俺を見つめる。気がついたら、そいつは当たり前のように俺の近くで座っていた。
「筋トレて、何?」
「体を鍛える」
「どうしてするの?」
「絡まれたくないからだよ」
「何に?」
「昔の因縁のある……て、しつけぇなほんとに。用があるのか?」
もう完全に筋トレする所じゃない。上体を起き上がらせると、そいつと視線が同じになった。どっからどう見ても、人間の女の子だ。こっちが誘拐してきたんじゃ、ないかとヒヤヒヤする。
気まずくなって、起き上がってみる。バックにあるタオルに手を伸ばし、汗を拭う。今日はそれ程できなかった。明日は倍やらないと。すると、ズボンを小さく引っ張られた。びっくりして思わずその方向を見ると、コスモがじっと見上げていた。借りてきた猫みたいな表情。
「地球を侵略するて、どうすればいいんだろ?」
「知らねぇよ。その、なんか、宇宙と繋がっているメールとかないの?」
「ない……」
あったとして、壊すべし。
そう簡単に侵略されてたまるか。そもそも、こんなのが地球を侵略できるわけがない。しかも、侵略する考えもない宇宙人に侵略できるか。
コスモは、手を放して天を仰いだ。ほんとに空に向かって手をあげて、くるくるしている。
「しまったなぁ。着地点失敗したぁ。スターとダスク今どこにいるんだろ」
「仲間がいるのかよ!」
「一人なわけないじゃん」
確かに。俺も宇宙人側だったら、こいつを一人見知らぬ星に行かせたりしない。即死ぬな。今も簡単に地球人に捕らえられている時点で、こいつ終わったな。本人気づいていないけど。
下の階から、夕ごはんが出来たと声がかかった。廊下に出ると、いい香りが空いた腹をくすぐる。
「ご飯って?」
「メシのことだ」
「メシって?」
「生きていくため、欠かせない人間の行動だ」
納得してくれたのか、コスモはそれから口を開かなかった。さっきの筋トレ質問攻めでも、一つ一つ聞いて理解していっている。聞いた単語や、知らないものを一つ一つ吸収していく。
居間の席につき、家族揃って手を合わせる。その行動も不思議なもんか、首をかしげていた。俺以外、家族の目には人間体として見られていない。あの触覚が人の脳の神経を触れ、記憶や感覚、視覚を弄っている。たまに、俺みたいに〝視える〟人間がいる。そういうときは、また、弄ればいいと。
俺がどうしてこいつ自身が視えるのは、謎だ。こいつ自身もどうして俺が視えているのか、不思議と言われた。
「これは何?」
「ハムカツだ」
「はむ、勝つ?」
「とにかく美味しい」
質問攻めに面倒臭くて、適当に返した。
俺はパクパク食っていく。それを隣で目の当たりにして、コスモは恐る恐るそれを口に持っていく。
すると、目がカッと見開いた。それからは何も言わずして、黙々と食べていく。でも、こぼしたり髪の毛にもご飯粒がついて、ほんとに世話ねぇな。
髪の毛や頬についたご飯粒を取っていてあげると、それを見た姉貴がくすくす笑った。
「なんだよ。一番仲良しじゃーん」
「ホッとしたわ」
お袋の目には涙が。そんな泣くほどでも。
冒頭の通り、相原家には拾ってきた犬猫が多い。机を囲み、俺たちの足元にはその拾ってきた犬猫たちがガツガツ音を立てて、ご飯を食べている。こいつは椅子の上で食べているけどな。
動物たちもこいつには近寄って来ない。威嚇している。動物の本能てすごいよな。
ご飯を食べ終わると、コスモは姉貴と一緒にお風呂に入っていった。姉貴は新しい家族に、テンション上がり放し。お下がりを着せていた部分をみると、妹的なこと考えているんだろう。
部屋にあがると、パソコンを立ち上げた。基本的に使わない機器だから、奥の方に仕舞ってあったのを、引っ張りだした。
検索ワードに『宇宙人』と検索した。カルト的なものが出てきた。俺が知りたいのは、そういうものではなく、最近宇宙人がどうやって、地球に流れたのか。
コスモの他にもまだ、二人の宇宙人がいる。それを乗せた宇宙船がある可能性だってある。「着地点失敗したぁ」と嘆いていたから、恐らく、流れ星みたいにバラバラに別れたんだ。地球から見れば、それは隕石が落ちてきたような見せ方。最近の情報によると、隕石やら流れ星やらの情報は一ヶ月前にあった。
夜空に青白く流れる三つの線。これが、コスモたちの船だ。
それじゃあ、俺たち、一ヶ月前に侵略者がいることも知らずにのうのうとしていたのか。パソコン画面を見て、ぞっとした。
両親はたまに、捨てられた子猫や子犬など、はたまたうり坊まで見境なく拾ってくる。本人たち曰く「放っておけない」だと。かれこれ、一年間で拾ってきた動物は十匹以上。里親探すのに苦労するていうのに、その間育てるのにも苦労するんだよ。だからなるべく、拾って来てほしくない。
て言われても、両親の「拾いクセ」は治らない。それが二人の特長というべきか。だからといって、これはあんまりだ。
「人間?」
「まぁ、一樹たら、そんなわけないじゃない」
お袋がくすくす笑った。
お袋には、どう見えているのだろうか。そのペットの頭をなでていた。親父も姉貴も新しく迎えたペットを、歓迎している。心なしか、家がアットホーム感に包まれている。
俺がおかしいのだろうか。もう一度目をこすってみても、やっぱり変わらない。真っ白い肌に真っ赤な唇、見た目は十二歳の小学生女子。頭に生えた二本の触覚。頭を撫でている度にピクピク生きているように動いている。どう見ても……。
「人間だろぉ!!」
「やかましい!」
姉貴が投げた辞書が頭にクリーンヒット。角に当たって痛い。頭を抱えて悶える。別に悪いこと言ってないのに、理不尽だ。触覚の生えたなんか分からない奴は、相原家にすっかり馴染んで、姉貴の昔のおさがりを着ていた。
「この子ね。そこのゴミ捨て場のところで裸にされて捨てられてたの。見捨てられないでしょう?」
お袋がヨシヨシと、頭を優しく撫でた。
そいつは、気持ちがいいのか目を細めて、されるがまま。
「こんな可愛い子捨てるなんて、ありえない。ねぇ、この子、ウチらの家族に迎えようよ」
姉貴が高い声あげて言った。普段の姉貴の声は、男みたいに低くて以前好きな男にその声を聞かれた際、ドン引きされた経験があるほど。
姉貴がこう言うと、アットなホームに包まれた空間は丸く収まっていく。このままでは、得体の知れないものと一緒に住んでしまう。そうはさせん。
俺はアットホームに包まれないぞ。
「反対だ! どっからどう見ても人間だろ! 手足あるし、変な触覚あるけど、人間だろ! 返してこい!」
「まぁ、一樹……そんな酷いことを」
「はっ、サイテー」
「見損なったぞ」
家族から大バッシングが地味に刺さる。しかも、既に家族に囲まれているそいつにも、ギロリと睨まれた。反対一賛成三で、圧倒的に飼うことに。
〝コスモ〟
これがそいつの名前。家族の誰かが決めたんじゃない。そいつ自身の指にはめてある、指輪にその名が刻まれていたので、コスモと命名。
いや、圧倒的におかしいだろ。
どっからどう見ても人間なのを、お袋たちは犬か猫みたいなペット感覚で接しているし、指輪にはめてある命名がある時点で、何処かのいいとこ育ちだって思うじゃん。なのに、なんだよこのポカポカホーム感は。
「よろしく」
頭を抱えていると、そいつが喋った。
幼さの残る舌足らずの声で、あっけらかんと言った。腰を中腰にして俺の顔を見上げてくる。
「私宇宙人。地球を侵略しにきた」
冗談を言っている顔ではない。川の流れのように軽く言った。
フラリ。目の前が横転した。
喋った。しかも、宇宙人。地球を侵略? なにそれ、何処かの小説かよ。相原家に居座った新たなペットは、犬や猫でも、うり坊でもない。宇宙人だった。相原 一樹のこれからの生活が、狂わされる。
§
ご飯を食べる前に筋トレは欠かさない。日頃から絡まれないように、筋トレしているのだ。腕立て伏せ一〇〇回にスクワット一〇〇回。ご飯を食べる前の時間が一番いい。
「ねぇ、楽しい?」
腕立て伏せ五十六回。まだ、止まるわけには行かない。こういうのは、リズムが大事なんだ。
「ねぇねぇ、ねぇてば」
五十七回、五十八、ごじゅ……。
「突くな!」
こいつはなぜか、俺の部屋にいて、筋トレ中の俺の脇腹を突いてきた。やめろ。リズムが大事なんだ。そいつは、俺がやっと反応してくれたから、大袈裟に肩を震わせた。
「やっぱり聞こえてたんじゃん。ねぇなんで、無視したの? ねぇねぇ、それより楽しい? 楽しいからするの? 楽しいて、何? ねぇねぇ」
「しつけぇな! 今筋トレしてんだよ、鍛えてんの! もういいからお袋のところにでも行って、ご飯貰ってこい」
コスモは、こてんと首をかしげた。ぼんやりした焦点で、俺を見つめる。気がついたら、そいつは当たり前のように俺の近くで座っていた。
「筋トレて、何?」
「体を鍛える」
「どうしてするの?」
「絡まれたくないからだよ」
「何に?」
「昔の因縁のある……て、しつけぇなほんとに。用があるのか?」
もう完全に筋トレする所じゃない。上体を起き上がらせると、そいつと視線が同じになった。どっからどう見ても、人間の女の子だ。こっちが誘拐してきたんじゃ、ないかとヒヤヒヤする。
気まずくなって、起き上がってみる。バックにあるタオルに手を伸ばし、汗を拭う。今日はそれ程できなかった。明日は倍やらないと。すると、ズボンを小さく引っ張られた。びっくりして思わずその方向を見ると、コスモがじっと見上げていた。借りてきた猫みたいな表情。
「地球を侵略するて、どうすればいいんだろ?」
「知らねぇよ。その、なんか、宇宙と繋がっているメールとかないの?」
「ない……」
あったとして、壊すべし。
そう簡単に侵略されてたまるか。そもそも、こんなのが地球を侵略できるわけがない。しかも、侵略する考えもない宇宙人に侵略できるか。
コスモは、手を放して天を仰いだ。ほんとに空に向かって手をあげて、くるくるしている。
「しまったなぁ。着地点失敗したぁ。スターとダスク今どこにいるんだろ」
「仲間がいるのかよ!」
「一人なわけないじゃん」
確かに。俺も宇宙人側だったら、こいつを一人見知らぬ星に行かせたりしない。即死ぬな。今も簡単に地球人に捕らえられている時点で、こいつ終わったな。本人気づいていないけど。
下の階から、夕ごはんが出来たと声がかかった。廊下に出ると、いい香りが空いた腹をくすぐる。
「ご飯って?」
「メシのことだ」
「メシって?」
「生きていくため、欠かせない人間の行動だ」
納得してくれたのか、コスモはそれから口を開かなかった。さっきの筋トレ質問攻めでも、一つ一つ聞いて理解していっている。聞いた単語や、知らないものを一つ一つ吸収していく。
居間の席につき、家族揃って手を合わせる。その行動も不思議なもんか、首をかしげていた。俺以外、家族の目には人間体として見られていない。あの触覚が人の脳の神経を触れ、記憶や感覚、視覚を弄っている。たまに、俺みたいに〝視える〟人間がいる。そういうときは、また、弄ればいいと。
俺がどうしてこいつ自身が視えるのは、謎だ。こいつ自身もどうして俺が視えているのか、不思議と言われた。
「これは何?」
「ハムカツだ」
「はむ、勝つ?」
「とにかく美味しい」
質問攻めに面倒臭くて、適当に返した。
俺はパクパク食っていく。それを隣で目の当たりにして、コスモは恐る恐るそれを口に持っていく。
すると、目がカッと見開いた。それからは何も言わずして、黙々と食べていく。でも、こぼしたり髪の毛にもご飯粒がついて、ほんとに世話ねぇな。
髪の毛や頬についたご飯粒を取っていてあげると、それを見た姉貴がくすくす笑った。
「なんだよ。一番仲良しじゃーん」
「ホッとしたわ」
お袋の目には涙が。そんな泣くほどでも。
冒頭の通り、相原家には拾ってきた犬猫が多い。机を囲み、俺たちの足元にはその拾ってきた犬猫たちがガツガツ音を立てて、ご飯を食べている。こいつは椅子の上で食べているけどな。
動物たちもこいつには近寄って来ない。威嚇している。動物の本能てすごいよな。
ご飯を食べ終わると、コスモは姉貴と一緒にお風呂に入っていった。姉貴は新しい家族に、テンション上がり放し。お下がりを着せていた部分をみると、妹的なこと考えているんだろう。
部屋にあがると、パソコンを立ち上げた。基本的に使わない機器だから、奥の方に仕舞ってあったのを、引っ張りだした。
検索ワードに『宇宙人』と検索した。カルト的なものが出てきた。俺が知りたいのは、そういうものではなく、最近宇宙人がどうやって、地球に流れたのか。
コスモの他にもまだ、二人の宇宙人がいる。それを乗せた宇宙船がある可能性だってある。「着地点失敗したぁ」と嘆いていたから、恐らく、流れ星みたいにバラバラに別れたんだ。地球から見れば、それは隕石が落ちてきたような見せ方。最近の情報によると、隕石やら流れ星やらの情報は一ヶ月前にあった。
夜空に青白く流れる三つの線。これが、コスモたちの船だ。
それじゃあ、俺たち、一ヶ月前に侵略者がいることも知らずにのうのうとしていたのか。パソコン画面を見て、ぞっとした。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる