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伍 山神抗争決戦
第46話 建設
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お城が少しでも建設していけば抗争の火種が撒くだろう。それこそ鐘の音だ。さらに完成すれば大嶽丸との関係は更に悪化。その前に逃げ出したかった二人。天花ちゃんと四鬼くんの必死さがようやくわかった。親にも助けを求めることせずに、わたしたち事務所に助けを求めてきた。でもそれもおしまいだ。わたしたちはお城を建設することを優先してしまった。そのため、あの2人は――。
「どうしよう四鬼くん」
『大丈夫だ天花ちゃん。幸い、バレていないだろ?』
「うん」
『なら、今夜、行こう』
『……分かった。わたし、四鬼くんと一緒ならどこへでも。うん、うん、いつもの場所ね分かった。うん、約束よ、それじゃあ』
誰も来ない、昼間は男共やその他大勢の配下たちは城作りに懸命になって出払っている。山を統べるものとして山一帯の警備のため天狗が見廻りに来るが本日は一回だけだと知っている。誰も来ない森の奥でヒソヒソと通信し、恋仲の彼と惜しみながらも通信を切る。
「電波が通じるんだなここ」
声がしてハッと振り返ると妖怪探偵事務所を営んでいる探偵が火影で休んでいた。足元に煙管で吸って落とした灰が溜まっているから恐らくずっとここにいたらしい。なら会話はずっと聞いてた。悪趣味だ。
「悪趣味だと思うな。ここで吸ってたらお前がいきなり電話していちゃつきぶりを見せつけてくるのが悪い」
心読まれた? つぅ、と汗が滴り落ちる。
「それは悪かったですね。ならどっか行きゃいいのに」
ボソボソと悪口を言ったものの結局怯えるばかりでスマホを手にこの場をさろうと踵を返した。
「大嶽丸の息子か、大物を手中におさめたな」
探偵が話を続ける。足を止めた。
「よく鬼の種族と接触できたものだ。天狗の一族はそれなりに敵との接触は避けるはず。そして幼少期からこう教わるはずだ『鬼の一族と触れ合うな。我ら天狗の一族こそが山の神なり』と」
探偵と天狗の娘は静かに目を合わせた。ざぁ、と山木の頭が踊るように揺れる。少女はわなわなと怒りを覚え震える。
「何なんですか⁉ 何が言いたいんですか⁉」
静かな森の中に少女の怒声が響き渡り、山の神の怒りだとカラスが怯えて飛び去る。
「いや何、そうカッカするな。如何にして接触できたのかはあえて触れない事にしておこう。惚気話だとさらに退屈する。省略するとだな、鬼の息子か天狗の娘のお前か、どちらかがけしかけているのではないか?」
「あるわけない! 彼もそんな人じゃない! わたしたちのことよく知りもしないで侮辱しないで!」
山木が強くざぁ、と激しく揺れた。カラスや動物たちが奥へと逃げる。山の神の逆鱗に触れた、と風も動物も怯えて空気が冷たく凍てつく。
彼女はドシドシと音を立ててその場から去った。探偵は冷えていた空気を温めるように煙管に火をつけた。奥の茂みからガサゴソと物音が。そこから人影がにゅるりと現れた。
「才次か」
「探した」
才次くんは奥の茂みからやっとのことで出てくると鼻をすんと動かした。
「天狗の匂い」
「こら、女の匂いをそう変態ぽく言うな」
探偵はやれやれと火の始末をして、空に顔を向けた。才次くんが「向こうで皆が探し回っている」と報告するや探偵はため息ついた。
「どうせ行っても行かなくてもいいのだがな」
ポツリと呟いた。
耳のいい才次くんはその声を確かに聞き取る。頭にハテナマークを浮かせた才次くんの頭を探偵はガサツに撫でた。
「やれやれ行くか。このところ、三下たちに主導権を握られて自らの城を追い出されるやもしれんしな」
探偵はスタスタ歩いていくので才次くんはその後ろをついて歩く。
探偵が現地に顔を出すとここぞとばかりに非難の嵐が降ってくる。雪香さんが作業員の男に夢中で作業も半端だし、わたしに至っては手先が不器用すぎてすぐに怪我する。
見兼ねた真那ちゃんが一緒に組んでもらっているが、真那ちゃんの幸を吸収して巡回して悪い精気を発しているのではないと疑うほどに今日のわたしはついていない。木材を運ぼうとしたら足に落とすし、何もないところで転ぶし最悪だ。
「はぁ~」
「ため息吐くな。ただでさえ悪循環なのに」
真那ちゃんにぎろりと睨まれ、わたしは口を一つに結んだ。
「たく、あいつどこほっつき歩いていたんだ」
真那ちゃんの視線は探偵の殺意のような獰猛に変わった。わたしはちらりと横目でそれを確認するとすぐに目移りした。どうせ優雅に煙管でも吸っていたんだろうな、なんて。
探偵がサボっていること、百も承知だ。みんな。それでも探して回ったのは人手が必要なのだ。そりゃ猫の手も借りたいぐらい、サボり魔野郎の手も借りなきゃいけない。
城の建設は着々と完成に近づいてく。達成感もありながら、この城が完成したら抗争の火種がおきる、火の粉なが舞い上がっていくさまを想像して、期待と不安、疑念を感じ始める。お城の完成も着々と磨いていき、やがて二日が過ぎたある日――。
朝起きたら天花ちゃんが消えていた。使用人の女性が何度も呼ぶも中々顔を出さないので心配して、部屋に入ると彼女だけがこつ然と消えていて大切なぬいぐるみや教科書、漫画は虚しくそこに残されていた。城中パニック。天狗の娘がこつ然と消えるのは皮肉なことだが。
天狗の長、お爺ちゃんが城中を轟かせるほど怒声を放った。ビリビリと体が強張る。竜巻が発生し、動物たちが怯えて逃げる。天花ちゃんは置き手紙を残していた。
『さがさないでください』
と。わたしたち妖怪探偵事務所は彼女が消息する理由がわかった。彼と駆け落ちした――。
「どうしよう四鬼くん」
『大丈夫だ天花ちゃん。幸い、バレていないだろ?』
「うん」
『なら、今夜、行こう』
『……分かった。わたし、四鬼くんと一緒ならどこへでも。うん、うん、いつもの場所ね分かった。うん、約束よ、それじゃあ』
誰も来ない、昼間は男共やその他大勢の配下たちは城作りに懸命になって出払っている。山を統べるものとして山一帯の警備のため天狗が見廻りに来るが本日は一回だけだと知っている。誰も来ない森の奥でヒソヒソと通信し、恋仲の彼と惜しみながらも通信を切る。
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「悪趣味だと思うな。ここで吸ってたらお前がいきなり電話していちゃつきぶりを見せつけてくるのが悪い」
心読まれた? つぅ、と汗が滴り落ちる。
「それは悪かったですね。ならどっか行きゃいいのに」
ボソボソと悪口を言ったものの結局怯えるばかりでスマホを手にこの場をさろうと踵を返した。
「大嶽丸の息子か、大物を手中におさめたな」
探偵が話を続ける。足を止めた。
「よく鬼の種族と接触できたものだ。天狗の一族はそれなりに敵との接触は避けるはず。そして幼少期からこう教わるはずだ『鬼の一族と触れ合うな。我ら天狗の一族こそが山の神なり』と」
探偵と天狗の娘は静かに目を合わせた。ざぁ、と山木の頭が踊るように揺れる。少女はわなわなと怒りを覚え震える。
「何なんですか⁉ 何が言いたいんですか⁉」
静かな森の中に少女の怒声が響き渡り、山の神の怒りだとカラスが怯えて飛び去る。
「いや何、そうカッカするな。如何にして接触できたのかはあえて触れない事にしておこう。惚気話だとさらに退屈する。省略するとだな、鬼の息子か天狗の娘のお前か、どちらかがけしかけているのではないか?」
「あるわけない! 彼もそんな人じゃない! わたしたちのことよく知りもしないで侮辱しないで!」
山木が強くざぁ、と激しく揺れた。カラスや動物たちが奥へと逃げる。山の神の逆鱗に触れた、と風も動物も怯えて空気が冷たく凍てつく。
彼女はドシドシと音を立ててその場から去った。探偵は冷えていた空気を温めるように煙管に火をつけた。奥の茂みからガサゴソと物音が。そこから人影がにゅるりと現れた。
「才次か」
「探した」
才次くんは奥の茂みからやっとのことで出てくると鼻をすんと動かした。
「天狗の匂い」
「こら、女の匂いをそう変態ぽく言うな」
探偵はやれやれと火の始末をして、空に顔を向けた。才次くんが「向こうで皆が探し回っている」と報告するや探偵はため息ついた。
「どうせ行っても行かなくてもいいのだがな」
ポツリと呟いた。
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「やれやれ行くか。このところ、三下たちに主導権を握られて自らの城を追い出されるやもしれんしな」
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「はぁ~」
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探偵がサボっていること、百も承知だ。みんな。それでも探して回ったのは人手が必要なのだ。そりゃ猫の手も借りたいぐらい、サボり魔野郎の手も借りなきゃいけない。
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作者のtwitterアカウント↓
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