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第2話 考えるアリス
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白うさぎに耳を傾け、話しを聞く。
「赤の女王さまは亜利子のこと、尊敬してるんだよ。現に3日の猶予も与えてくれたし」
あの赤の女王が私に尊敬……!? ない! ないないない! 尊敬ってどこにするんですか。
「赤の女王さまが私にどうして」
そう訊ねると白うさぎは首を傾げる。どうやら、憶測だったみたい。憶測でそんなものを言うなんて、白うさぎも冗談が抜けている。
ふと、私と白うさぎのもとにチェシャ猫が駆け寄ってきた。
「アリス、赤の女王様の目の前であんな態度を……」
もしや、怒った? 女王の目の前に降り掛かる奴は排除する、とか?
「やっぱり君は凄いよ!」
手を握られ、ぶんぶんと強引に振る。チェシャ猫の手は思ったよりがっしりしていて、大きな手のひらだった。あの壇上であたしの提案にのりかかってくれた人、でも、赤の女王とは一緒の壇上に立っていた。敵なのか、味方なのかわからない。
「凄いって、何がですか?」
「あの場で反論したことさ!」
それは白うさぎにも絶讚された。そんなに凄いことなのかな。なんだか、鼻がこそばゆくなってきた。すると、チェシャ猫からがっしりと握った手を一方的に落とし、静かに言った。
「でも、この罪は君なんかじゃないかと思うがね」
つまり、ケーキを食べたのは間違いなく私だと言いたい。3日間の猶予なんて、合ってもなくても真犯人は私、だと。
「冗談を」
「いいや。君さ」
少しムッとした。
どうして、そんなはっきりと言い切れるの。記憶がなくなる前の私になにか怨みでもあるの。
前にいるチェシャ猫を鋭い目つきで睨んだ。その鋭さとは一体どんなだったのだろう。チェシャ猫が一言二言途切れ途切れになにかを言って去っていった。
前触れもなく現れ静かに去る、なんだか嵐の人だ。
「チェシャ猫、なんて言ってた?」
私は白うさぎに訊ねると白うさぎは首を小さく傾げる。
「さぁ。よく聞こえなかった」
私はこの際、白うさぎに一ヶ月前からの記憶を失っていることを話す。親友だし、この件で協力してくれる仲だ。
隠しごとや今、私が置かれてる現状についても話したかった。
記憶がないと言うと白うさぎは驚いた。このリアクションは想定内だ。白うさぎはますます、私のことを心配し一人でオロオロしている。
私は白うさぎの反応を見て、少しホッとした。親友がこんなにも心配してくれることに心地よい快感が私にはあった。
そのあと、私と白うさぎは別れた。有力な手がかりを掴めそうな場所を巡る。赤の女王がいる教室が南校舎。私が目覚めた教室は北校舎。
私は北校舎、白うさぎは南校舎へと。
特に手がかりがある、というのは全く分からなかった。けど、足が勝手に進む。なぜだか、引き連れたように私は再び、教室に戻った。窓の外はどっぷりと夜になっていた。真っ黒で遠くの景色から民家の明かりや舞踏会の灯りが見える。彼方の空から星がみえた。粒子のように小さくって儚げだ。
廊下を慌ただしく走る私。誰もいないので、辺りが氷のようにひんやりとしてる。私の足元だけが何重にもなってこだました。
誰もいない廊下にゾッと寒気が巡り、逃げ込むように私は教室の扉を開いた。
「あれ? 亜利子?」
誰もいない教室かと思いきや、一人生徒が残っていたようだ。
「マッドハッター、まだいたの?」
彼女は顔までかかる大きな帽子とワンピースが程よく似合う華奢な体が特徴的。一番窓際に腰掛け、読書をしていたようだ。
巨大な帽子のせいで彼女の表情は読み取れない。でも、明らかに彼女がこめかみに皺を寄せたような気がした。
「うん。この本に夢中になってて。亜利子、どうしたの? 私のことマッドハッターじゃなくってマッドって呼ぶのに」
「え……」
しまった。この子のこと、私はそんなふうに呼んでたんだ。それじゃもしかして、親友だったのかな。なんか、申し訳ないな。
「あ、あぁごめん。マッド……」
「いいよ。それより慌てて何か用?」
首を傾げると、巨大な帽子がユサユサ揺れる。そこからチラッと見えた彼女の愛らしい瞳が覗いてきた。
「え、えっと手がかりを掴もうと」
一旦、教室の中に入り私は室内を見渡した。黒板に白いチョーク、誕生日じゃない人たちの名簿、綺麗に並んだ机。他の教室とは違うところは見当たらない。
なんで、教室なんかに来ちゃったんだろ。
「亜利子は違うよ」
ふと、マッドが言い寄ってきた。椅子から立ち上がり、吐息がかかるほど顔を近づける。実際、彼女の帽子が巨大すぎて顔には当たらないものの、帽子のネットがこめかみにぐいぐいと当たっている。
「亜利子は女王のケーキを食べていない」
チェシャ猫と同じく、はっきりとそう言っ切った。私は彼女を凝視した。表情さえ見れれば、どう表情しているのか分かるけど帽子しか目に入らない。
「どうして?」
「だって、亜利子、私とずっと音楽室にいたもん。一緒に〝きらきらこうもり〟を唄ったもんね」
きらきらこうもり? ネーミングからしてもおかしな名前。すると、突然気が狂ったようにマッドが唄いだした。そのきらきらこうもりの唄なのだろうか。すっごいヘンテコな歌詞。
これを私はこの子と一緒に唄ったの? 前の私はこんなヘンテコなの好きだったのかな。でも、有力な手がかりを得た。
「マッド! そのこと処刑台で証言して!」
急に歌うのを止め、クスリと笑った。
「えぇ、もちろん」
やった! 有力な証言者を見つけた。マッドありがとう。これで、助かる。無実だ。そういえば、前の私とこの子はどういう関係なのかな。音楽室で一緒に歌を唄うほどの仲……親友、て思ってたけどマッドが私を見る眼差しが違う。これから、試験がある学生のように神妙な目だった。
「さっ、行こう」
前の扉に向かってマッドが歩きだす。どこに。まだ〝裁判〟始まっていないよ。
「女王は疑い深いから、根掘り葉掘り聞いてくるよ。例え、証言者がいたとしても〝証拠〟と〝確実〟がなければ亜利子は裁判で負ける」
な、なるほど。確かに、赤の女王は疑い深いような性格だったような。証言者がいたとしてもまだ確実じゃない。証拠を集めるため、私とマッドは音楽室に向かった。
それと同時に歌を聞いていた人を手当たり次第に探す。歌を聞いていれば確実な、立証となる。
2階に上がり、音楽室に向かった。少し距離を置いてからマッドがついてきている。帽子取ったら美人だったりして。なんか、ウズウズしてきた。帽子を奪い取って素顔見てみたい。
「ねぇ、その帽子邪魔じゃない?」
「え?」
急に振り返ったことに驚いたのか、段すれすれまで後退するマッド。その態度は明らかに怯えていた。マッドは巨大な帽子を取られないように両手で握りしめている。
「邪魔じゃ……ないよ」
「ふぅん」
なんか、そんな反応されると逆に奪い取ってしまいたい。ジリジリとより詰める私に恐れをなしたのか、マッドが階段を駆け上がった。
「はやく行こう!」
「はぁぁい」
内心クスクス笑いながら、音楽室へとたどり着いた。壁には肖像画とヘンテコな歌の歌詞。黒いカーテンが日差しを遮断している。大きなピアノが置いてあるだけの寂しい教室だった。
「ここで、座って歌ったね」
マッドが長い椅子の隅っこに腰掛け、そう言った。私もなんとなく隣に座る。座ったら、なにか思い出せると思ったけど何も浮かんで来ない。
カーテンが全部閉まっているだけに室内も暗いしなんだか、薄気味悪い。その部屋を探索しても何も出てきやしない。
諦めた、束の間、音楽室の扉が開いた。無造作にガラガラと音をたて。扉の前にいたのはトゥイードル・ディーとトゥイードル・ダム双子。
「やっぱり僕の言った通りアリスと帽子屋じゃないか」
「でもさっき君、アリスと白うさぎって言ったじゃん」
「それは君の聞き間違いだよ」
「なにをっ!」
「やるのか!?」
扉の前で勝手に口論になる双子。まだ声変わりもしていない男の子の声は甲高く、耳障りがする。
「二人とも、来ないで」
マッドがキツイ言い方でせめてきた。ピタリと二人の動きが止まる。
「悪いね。つい……」
確かに、いつもくだらないことで口論になるのがこの二人の特徴。
「なにしに来たの?」
マッドが訊ねる。双子はさっきまで口論したことを忘れ、ニカッと笑った。
「君たち、確実な証言者がいるんだろ?」
「それが僕たちさ!」
話しを聞くと、双子は私とマッドが昼の一時この音楽室の中に入るのを見たという。そして、極めつけが歌を聞いたこと。
「赤の女王さまは亜利子のこと、尊敬してるんだよ。現に3日の猶予も与えてくれたし」
あの赤の女王が私に尊敬……!? ない! ないないない! 尊敬ってどこにするんですか。
「赤の女王さまが私にどうして」
そう訊ねると白うさぎは首を傾げる。どうやら、憶測だったみたい。憶測でそんなものを言うなんて、白うさぎも冗談が抜けている。
ふと、私と白うさぎのもとにチェシャ猫が駆け寄ってきた。
「アリス、赤の女王様の目の前であんな態度を……」
もしや、怒った? 女王の目の前に降り掛かる奴は排除する、とか?
「やっぱり君は凄いよ!」
手を握られ、ぶんぶんと強引に振る。チェシャ猫の手は思ったよりがっしりしていて、大きな手のひらだった。あの壇上であたしの提案にのりかかってくれた人、でも、赤の女王とは一緒の壇上に立っていた。敵なのか、味方なのかわからない。
「凄いって、何がですか?」
「あの場で反論したことさ!」
それは白うさぎにも絶讚された。そんなに凄いことなのかな。なんだか、鼻がこそばゆくなってきた。すると、チェシャ猫からがっしりと握った手を一方的に落とし、静かに言った。
「でも、この罪は君なんかじゃないかと思うがね」
つまり、ケーキを食べたのは間違いなく私だと言いたい。3日間の猶予なんて、合ってもなくても真犯人は私、だと。
「冗談を」
「いいや。君さ」
少しムッとした。
どうして、そんなはっきりと言い切れるの。記憶がなくなる前の私になにか怨みでもあるの。
前にいるチェシャ猫を鋭い目つきで睨んだ。その鋭さとは一体どんなだったのだろう。チェシャ猫が一言二言途切れ途切れになにかを言って去っていった。
前触れもなく現れ静かに去る、なんだか嵐の人だ。
「チェシャ猫、なんて言ってた?」
私は白うさぎに訊ねると白うさぎは首を小さく傾げる。
「さぁ。よく聞こえなかった」
私はこの際、白うさぎに一ヶ月前からの記憶を失っていることを話す。親友だし、この件で協力してくれる仲だ。
隠しごとや今、私が置かれてる現状についても話したかった。
記憶がないと言うと白うさぎは驚いた。このリアクションは想定内だ。白うさぎはますます、私のことを心配し一人でオロオロしている。
私は白うさぎの反応を見て、少しホッとした。親友がこんなにも心配してくれることに心地よい快感が私にはあった。
そのあと、私と白うさぎは別れた。有力な手がかりを掴めそうな場所を巡る。赤の女王がいる教室が南校舎。私が目覚めた教室は北校舎。
私は北校舎、白うさぎは南校舎へと。
特に手がかりがある、というのは全く分からなかった。けど、足が勝手に進む。なぜだか、引き連れたように私は再び、教室に戻った。窓の外はどっぷりと夜になっていた。真っ黒で遠くの景色から民家の明かりや舞踏会の灯りが見える。彼方の空から星がみえた。粒子のように小さくって儚げだ。
廊下を慌ただしく走る私。誰もいないので、辺りが氷のようにひんやりとしてる。私の足元だけが何重にもなってこだました。
誰もいない廊下にゾッと寒気が巡り、逃げ込むように私は教室の扉を開いた。
「あれ? 亜利子?」
誰もいない教室かと思いきや、一人生徒が残っていたようだ。
「マッドハッター、まだいたの?」
彼女は顔までかかる大きな帽子とワンピースが程よく似合う華奢な体が特徴的。一番窓際に腰掛け、読書をしていたようだ。
巨大な帽子のせいで彼女の表情は読み取れない。でも、明らかに彼女がこめかみに皺を寄せたような気がした。
「うん。この本に夢中になってて。亜利子、どうしたの? 私のことマッドハッターじゃなくってマッドって呼ぶのに」
「え……」
しまった。この子のこと、私はそんなふうに呼んでたんだ。それじゃもしかして、親友だったのかな。なんか、申し訳ないな。
「あ、あぁごめん。マッド……」
「いいよ。それより慌てて何か用?」
首を傾げると、巨大な帽子がユサユサ揺れる。そこからチラッと見えた彼女の愛らしい瞳が覗いてきた。
「え、えっと手がかりを掴もうと」
一旦、教室の中に入り私は室内を見渡した。黒板に白いチョーク、誕生日じゃない人たちの名簿、綺麗に並んだ机。他の教室とは違うところは見当たらない。
なんで、教室なんかに来ちゃったんだろ。
「亜利子は違うよ」
ふと、マッドが言い寄ってきた。椅子から立ち上がり、吐息がかかるほど顔を近づける。実際、彼女の帽子が巨大すぎて顔には当たらないものの、帽子のネットがこめかみにぐいぐいと当たっている。
「亜利子は女王のケーキを食べていない」
チェシャ猫と同じく、はっきりとそう言っ切った。私は彼女を凝視した。表情さえ見れれば、どう表情しているのか分かるけど帽子しか目に入らない。
「どうして?」
「だって、亜利子、私とずっと音楽室にいたもん。一緒に〝きらきらこうもり〟を唄ったもんね」
きらきらこうもり? ネーミングからしてもおかしな名前。すると、突然気が狂ったようにマッドが唄いだした。そのきらきらこうもりの唄なのだろうか。すっごいヘンテコな歌詞。
これを私はこの子と一緒に唄ったの? 前の私はこんなヘンテコなの好きだったのかな。でも、有力な手がかりを得た。
「マッド! そのこと処刑台で証言して!」
急に歌うのを止め、クスリと笑った。
「えぇ、もちろん」
やった! 有力な証言者を見つけた。マッドありがとう。これで、助かる。無実だ。そういえば、前の私とこの子はどういう関係なのかな。音楽室で一緒に歌を唄うほどの仲……親友、て思ってたけどマッドが私を見る眼差しが違う。これから、試験がある学生のように神妙な目だった。
「さっ、行こう」
前の扉に向かってマッドが歩きだす。どこに。まだ〝裁判〟始まっていないよ。
「女王は疑い深いから、根掘り葉掘り聞いてくるよ。例え、証言者がいたとしても〝証拠〟と〝確実〟がなければ亜利子は裁判で負ける」
な、なるほど。確かに、赤の女王は疑い深いような性格だったような。証言者がいたとしてもまだ確実じゃない。証拠を集めるため、私とマッドは音楽室に向かった。
それと同時に歌を聞いていた人を手当たり次第に探す。歌を聞いていれば確実な、立証となる。
2階に上がり、音楽室に向かった。少し距離を置いてからマッドがついてきている。帽子取ったら美人だったりして。なんか、ウズウズしてきた。帽子を奪い取って素顔見てみたい。
「ねぇ、その帽子邪魔じゃない?」
「え?」
急に振り返ったことに驚いたのか、段すれすれまで後退するマッド。その態度は明らかに怯えていた。マッドは巨大な帽子を取られないように両手で握りしめている。
「邪魔じゃ……ないよ」
「ふぅん」
なんか、そんな反応されると逆に奪い取ってしまいたい。ジリジリとより詰める私に恐れをなしたのか、マッドが階段を駆け上がった。
「はやく行こう!」
「はぁぁい」
内心クスクス笑いながら、音楽室へとたどり着いた。壁には肖像画とヘンテコな歌の歌詞。黒いカーテンが日差しを遮断している。大きなピアノが置いてあるだけの寂しい教室だった。
「ここで、座って歌ったね」
マッドが長い椅子の隅っこに腰掛け、そう言った。私もなんとなく隣に座る。座ったら、なにか思い出せると思ったけど何も浮かんで来ない。
カーテンが全部閉まっているだけに室内も暗いしなんだか、薄気味悪い。その部屋を探索しても何も出てきやしない。
諦めた、束の間、音楽室の扉が開いた。無造作にガラガラと音をたて。扉の前にいたのはトゥイードル・ディーとトゥイードル・ダム双子。
「やっぱり僕の言った通りアリスと帽子屋じゃないか」
「でもさっき君、アリスと白うさぎって言ったじゃん」
「それは君の聞き間違いだよ」
「なにをっ!」
「やるのか!?」
扉の前で勝手に口論になる双子。まだ声変わりもしていない男の子の声は甲高く、耳障りがする。
「二人とも、来ないで」
マッドがキツイ言い方でせめてきた。ピタリと二人の動きが止まる。
「悪いね。つい……」
確かに、いつもくだらないことで口論になるのがこの二人の特徴。
「なにしに来たの?」
マッドが訊ねる。双子はさっきまで口論したことを忘れ、ニカッと笑った。
「君たち、確実な証言者がいるんだろ?」
「それが僕たちさ!」
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