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一章 羽衣天音の世界
第8話 三日
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その人影たちは、僕を待っているのかもしれない。そう思いたい。でも僕をみるや彼らは金属バットや、バーベルを手にしてニヤニヤ笑っている。
あ、これまずい。
直感した。
何度も死の体験を知っているせいで、そこら辺がなんとなく分かる。空気がひんやりしてたりとか、体が「行くな」と本能的に語っている。
奴らが追いかけてきた。ナイフを握ったまま追いかけられたことがあるから、既視感がある。すぐに反応できた。
バタバタと足音をたて、追いかけてくる。やりあう? そんなのできない。何処かに隠れないと。小・中陸上部でもないし、五十㍍走は学級では遅いほうだ。そんな僕が逃げきるわけがない。
すぐに捕まった。ここは自分の家なのに、赤の他人が土足で踏み入っている。まさか、自分の家で捕らえられるなんてね。
縄かテープなんかで両手を拘束され、口はテープで塞がられ、助けは呼べない。その状態で玄関前で放置された。
「こいつどうします?」
「ほっときゃいいんだよ」
何やら家の中を手当たり次第に、物色している。空き巣、いや家主が帰ってきたから強盗か。いや、そもそも家主を捕らえてここに放置とかありえないんだけど。
リビングやら押入れやら、奥のものを引っ張りだして、床に散乱している。荒れ放題だ。誰が片付けると思っているんだ。
強盗犯は、何かを探している。慌てたように探している。普通、強盗犯ならお金とかカードとかなのに、それには一切目もくれず何かを探していた。
家主に聞けば一発なのに、聞こうともしない。よほどの意地だな。
「見つかったか?」
「いいや。何処にあるんだ天音様の写真は」
今、天音様っていったのか。それはもしかして羽衣天音だよな。僕の知る限り一人しかいない。もしかして、こいつらは彼女のファンクラブか。
最近、距離が近い僕を妬んでぞろぞろやってきたわけか。なるほどな。でも、僕も最近彼女と親しくなったから写真なんて一枚も持っていない。
僕は必死に口を動かした。
そうすれば、強盗犯の一人が気にかけやってくるから。案の定、怪訝な表情でやってきた。
テープを一気に引き剥がされる。
それと同時に新鮮な空気の臭いが鼻孔に。口元が解放されて、口周りはスースーする。
「天音さんの写真が欲しいんだろ? でも残念だ。ここにはない。一枚もな」
強盗犯たちは、びっくりしてその後、すぐに僕を解放して帰っていった。僕自身も、もう警察に行きたくないから通報はしない。
命があったから良かった。
僕の命よりも天音さんの写真を優先した少し、間抜けな強盗犯たちに助かった。
5月4日
昨夜、家に強盗が入ったことを知った天音さんが僕の家を訪ねてきた。玄関開けると、そこには彼女が立っていた。制服姿だった。学校じゃない場所で、こんな距離、少し新鮮に感じた。
どうして天音さんが知っているのか、それは、監視役の天和お姉さんに一日の行動を伝えられてるから。なんだか恥ずかしいな。
家の中は強盗犯のせいで、散らかっている。朝から掃除してたんだけど、まだ全然。
「私も手伝う」
「天音さんはお客さんなんだから、そんなのしなくていいよ」
「私のせいでこうなったんでしょ。やらせて」
真面目な表情で上目遣い。可愛い人て、どんな表情でも可愛いんだな。僕が断らないと分かっているようにグイグイくる。
「迷惑?」
コテンと首をかしげて上目遣い。
その仕草はやめろ。キュン死ぬだろ。反則だ。
僕はしぶしぶOKした。天音さんはその為に来たのか、テキパキやっていた。無表情だけれどやる気満々な感じ。
天音さんがいるなら、天和お姉さんも来る。セットみたいな感じだ。天和お姉さんは手伝ってくれなかったけど、天音さんの写真を撮るのに必死だったな。
仏壇のある部屋を掃除していた天音さんが、仏壇に置いてある写真に目をつけた。割と早々いないよな。高校生の身で、家族を失って一人ぼっち。
「ご両親、二人とも若い」
「そうなんだ。まだ三十六か三十七だったと思う」
「事故で?」
「そう。妹は持病で一年前に」
両親は仲が良かった。近いスーパーでも二人一緒に歩いて行ってた。その帰り、信号無視したドライバーに轢かれる。どちらか生きていれば良かったのに、二人とも仲良く天に召された。
天音さんは、線香をたて手を合わせた。天音さんが手を合わせてくれたから、三人とも、喜んでいるだろう。
この一日は、ハプニングはなかった。二人が手伝ってくれたおかげでまる一日かかる仕事が半日で済んだ。天音さんのおかげだな。手伝ったお礼に、夕飯を作ろう。一人や二人人数増えても、大歓迎だ。
「天音さんは好きなものがある?」
「どれでも……」
その答えが一番悩む。そうだ。こんなときには妹がとくに好きだったあれを作ろう。ふわふわの卵。。熱々のご飯。オムレツの完成だ。天音さんはオムレツをまじまじ見つめていた。きっと、その食べ物じたい見たこともないのだろう。
今日は天音さんのためにも、腕によりをかけたから、きっと美味しいはずだ。
オムレツを黙々と食べていたから、きっと、美味しかったのだろな、良かった。
5月5日
大型連休の最終日だ。あと一日。昨日は特に何もなかったから、今日はゆっくり休めそうだ。と思いきや、そうでもなかった。家の階段を踏み外して、落ちたり。
幸い、お尻を強打するだけで生きている。
その後、明日の朝食と昼食の材料買いに家を出た。玄関を開けて家を出た矢先、背後から猛スピードで暴走車が向かってきた。
猛スピードで向かって来るのに対し、反応できる人間は、いない。キキィとブレーキ音がこだまする。
朝の爽やかな空気が一変し、再びあの絶望な光景が目の前に。このとき、僕の脳裏には昨日天音さんたちと過ごした一日の映像がよぎった。
これは走馬灯なのか。
僕は死ぬのか。
車が衝突するまでに、時間は長かった。流れる時間がまるで、スローモーションのようだ。時間は止まっているようで、確実に動いている。こうして、車が目の前にあるのも動いている証拠だから。
すると、視界がいきなり横転した。もう当たったのか。衝撃はなかったのに。と思いきや、天音さんが助けてくれた。
いつかの時みたいに、僕の上に覆い被さっている。その後、大きな音が。車がそのまま家を直撃したんだ。玄関は崩壊。家の中も外に丸見えだった。
いつしか周りに人が増え、救急車と警察が駆け寄ってきた。警察にお世話になるのは今月で早二回目だ。
「天音さん、ありがとう。でもどうしてここに?」
「今日も何かあるんじゃないかと思って、寄ってみただけ」
そっか、でも助かった。ありがとう。本当に。天音さんの腕に視線がいった。彼女はずっと不自然に右腕を隠している。
僕は首を動かして彼女の背後を見た。彼女が、どうして右腕を必死に隠していた理由が、よく分かった。
真っ白な肌だった右腕が赤く腫れ、鮮血のように毒毒しい。
「天音さん、これ!」
「大丈夫。かすっただけ」
かすっただけでこんなになるか。たぶん、衝突したんだ。右腕が骨折して赤く腫れている。早く病院に行かないと。
僕はまだ、そこにいる救急隊員に呼びかけた。でも、彼女はそれを拒否した。
「私はまだ、天使。これくらいの傷、治せる」
「本当に? 本当か?」
彼女は相槌をうった。
それでも僕は彼女を引っ張って、救急隊員のもとに連れて行こうとした。彼女は、嫌々と後退する。
「本当に、大丈夫だから」
困った表情で言った。
でも、僕は「大丈夫」という言葉を信じない。昔、妹が最期に言った台詞がそれだ。「大丈夫。元気になるよ」と明るく言ってた矢先に、病死。あっけなかった。
だから、その言葉は信じない。
「天音さん、天使だからとかそんなの関係ないよ。当たったとき、痛かったでしょ? 今も痛いでしょ? 僕は嫌なんだ。痛いのを我慢して普通にしているの、本当のことを言って。嘘をつかないで」
天音さんはびっくりした表情で、見上げてた。僕の迫力のせい。
「あのときと一緒……」
「え?」
「何でもない」
彼女は顔をうつむいて、痛いとつぶやいた。僕はすぐに救急隊員に連れて行こうとしたら、天から天和お姉さんが降ってきた。
周りは天和お姉さんの存在は見えていない。僕らしか見えない。
「天音の怪我は、わたくしが治します。人間がでしゃばらないで」
僕は救急隊員の前で固まっていていた。天音さんを連れてきたんだけど、その天音さんは天和お姉さんに誘拐され、何処にもいない。
怪我人でもない僕が話しかけても何もない。僕はすぐに謝ってその場をあとにした。
天和お姉さんのおかげで、天音さんの怪我が完治。流石は天使。
「優しいところ、変わってない」
「何処が優しいもんですか! 天音に怪我をさせて!」
天和姉様はぶつぶつと文句を言っている。天音は、あのときと同じことを、また言った彼に更に好意を持った。
あ、これまずい。
直感した。
何度も死の体験を知っているせいで、そこら辺がなんとなく分かる。空気がひんやりしてたりとか、体が「行くな」と本能的に語っている。
奴らが追いかけてきた。ナイフを握ったまま追いかけられたことがあるから、既視感がある。すぐに反応できた。
バタバタと足音をたて、追いかけてくる。やりあう? そんなのできない。何処かに隠れないと。小・中陸上部でもないし、五十㍍走は学級では遅いほうだ。そんな僕が逃げきるわけがない。
すぐに捕まった。ここは自分の家なのに、赤の他人が土足で踏み入っている。まさか、自分の家で捕らえられるなんてね。
縄かテープなんかで両手を拘束され、口はテープで塞がられ、助けは呼べない。その状態で玄関前で放置された。
「こいつどうします?」
「ほっときゃいいんだよ」
何やら家の中を手当たり次第に、物色している。空き巣、いや家主が帰ってきたから強盗か。いや、そもそも家主を捕らえてここに放置とかありえないんだけど。
リビングやら押入れやら、奥のものを引っ張りだして、床に散乱している。荒れ放題だ。誰が片付けると思っているんだ。
強盗犯は、何かを探している。慌てたように探している。普通、強盗犯ならお金とかカードとかなのに、それには一切目もくれず何かを探していた。
家主に聞けば一発なのに、聞こうともしない。よほどの意地だな。
「見つかったか?」
「いいや。何処にあるんだ天音様の写真は」
今、天音様っていったのか。それはもしかして羽衣天音だよな。僕の知る限り一人しかいない。もしかして、こいつらは彼女のファンクラブか。
最近、距離が近い僕を妬んでぞろぞろやってきたわけか。なるほどな。でも、僕も最近彼女と親しくなったから写真なんて一枚も持っていない。
僕は必死に口を動かした。
そうすれば、強盗犯の一人が気にかけやってくるから。案の定、怪訝な表情でやってきた。
テープを一気に引き剥がされる。
それと同時に新鮮な空気の臭いが鼻孔に。口元が解放されて、口周りはスースーする。
「天音さんの写真が欲しいんだろ? でも残念だ。ここにはない。一枚もな」
強盗犯たちは、びっくりしてその後、すぐに僕を解放して帰っていった。僕自身も、もう警察に行きたくないから通報はしない。
命があったから良かった。
僕の命よりも天音さんの写真を優先した少し、間抜けな強盗犯たちに助かった。
5月4日
昨夜、家に強盗が入ったことを知った天音さんが僕の家を訪ねてきた。玄関開けると、そこには彼女が立っていた。制服姿だった。学校じゃない場所で、こんな距離、少し新鮮に感じた。
どうして天音さんが知っているのか、それは、監視役の天和お姉さんに一日の行動を伝えられてるから。なんだか恥ずかしいな。
家の中は強盗犯のせいで、散らかっている。朝から掃除してたんだけど、まだ全然。
「私も手伝う」
「天音さんはお客さんなんだから、そんなのしなくていいよ」
「私のせいでこうなったんでしょ。やらせて」
真面目な表情で上目遣い。可愛い人て、どんな表情でも可愛いんだな。僕が断らないと分かっているようにグイグイくる。
「迷惑?」
コテンと首をかしげて上目遣い。
その仕草はやめろ。キュン死ぬだろ。反則だ。
僕はしぶしぶOKした。天音さんはその為に来たのか、テキパキやっていた。無表情だけれどやる気満々な感じ。
天音さんがいるなら、天和お姉さんも来る。セットみたいな感じだ。天和お姉さんは手伝ってくれなかったけど、天音さんの写真を撮るのに必死だったな。
仏壇のある部屋を掃除していた天音さんが、仏壇に置いてある写真に目をつけた。割と早々いないよな。高校生の身で、家族を失って一人ぼっち。
「ご両親、二人とも若い」
「そうなんだ。まだ三十六か三十七だったと思う」
「事故で?」
「そう。妹は持病で一年前に」
両親は仲が良かった。近いスーパーでも二人一緒に歩いて行ってた。その帰り、信号無視したドライバーに轢かれる。どちらか生きていれば良かったのに、二人とも仲良く天に召された。
天音さんは、線香をたて手を合わせた。天音さんが手を合わせてくれたから、三人とも、喜んでいるだろう。
この一日は、ハプニングはなかった。二人が手伝ってくれたおかげでまる一日かかる仕事が半日で済んだ。天音さんのおかげだな。手伝ったお礼に、夕飯を作ろう。一人や二人人数増えても、大歓迎だ。
「天音さんは好きなものがある?」
「どれでも……」
その答えが一番悩む。そうだ。こんなときには妹がとくに好きだったあれを作ろう。ふわふわの卵。。熱々のご飯。オムレツの完成だ。天音さんはオムレツをまじまじ見つめていた。きっと、その食べ物じたい見たこともないのだろう。
今日は天音さんのためにも、腕によりをかけたから、きっと美味しいはずだ。
オムレツを黙々と食べていたから、きっと、美味しかったのだろな、良かった。
5月5日
大型連休の最終日だ。あと一日。昨日は特に何もなかったから、今日はゆっくり休めそうだ。と思いきや、そうでもなかった。家の階段を踏み外して、落ちたり。
幸い、お尻を強打するだけで生きている。
その後、明日の朝食と昼食の材料買いに家を出た。玄関を開けて家を出た矢先、背後から猛スピードで暴走車が向かってきた。
猛スピードで向かって来るのに対し、反応できる人間は、いない。キキィとブレーキ音がこだまする。
朝の爽やかな空気が一変し、再びあの絶望な光景が目の前に。このとき、僕の脳裏には昨日天音さんたちと過ごした一日の映像がよぎった。
これは走馬灯なのか。
僕は死ぬのか。
車が衝突するまでに、時間は長かった。流れる時間がまるで、スローモーションのようだ。時間は止まっているようで、確実に動いている。こうして、車が目の前にあるのも動いている証拠だから。
すると、視界がいきなり横転した。もう当たったのか。衝撃はなかったのに。と思いきや、天音さんが助けてくれた。
いつかの時みたいに、僕の上に覆い被さっている。その後、大きな音が。車がそのまま家を直撃したんだ。玄関は崩壊。家の中も外に丸見えだった。
いつしか周りに人が増え、救急車と警察が駆け寄ってきた。警察にお世話になるのは今月で早二回目だ。
「天音さん、ありがとう。でもどうしてここに?」
「今日も何かあるんじゃないかと思って、寄ってみただけ」
そっか、でも助かった。ありがとう。本当に。天音さんの腕に視線がいった。彼女はずっと不自然に右腕を隠している。
僕は首を動かして彼女の背後を見た。彼女が、どうして右腕を必死に隠していた理由が、よく分かった。
真っ白な肌だった右腕が赤く腫れ、鮮血のように毒毒しい。
「天音さん、これ!」
「大丈夫。かすっただけ」
かすっただけでこんなになるか。たぶん、衝突したんだ。右腕が骨折して赤く腫れている。早く病院に行かないと。
僕はまだ、そこにいる救急隊員に呼びかけた。でも、彼女はそれを拒否した。
「私はまだ、天使。これくらいの傷、治せる」
「本当に? 本当か?」
彼女は相槌をうった。
それでも僕は彼女を引っ張って、救急隊員のもとに連れて行こうとした。彼女は、嫌々と後退する。
「本当に、大丈夫だから」
困った表情で言った。
でも、僕は「大丈夫」という言葉を信じない。昔、妹が最期に言った台詞がそれだ。「大丈夫。元気になるよ」と明るく言ってた矢先に、病死。あっけなかった。
だから、その言葉は信じない。
「天音さん、天使だからとかそんなの関係ないよ。当たったとき、痛かったでしょ? 今も痛いでしょ? 僕は嫌なんだ。痛いのを我慢して普通にしているの、本当のことを言って。嘘をつかないで」
天音さんはびっくりした表情で、見上げてた。僕の迫力のせい。
「あのときと一緒……」
「え?」
「何でもない」
彼女は顔をうつむいて、痛いとつぶやいた。僕はすぐに救急隊員に連れて行こうとしたら、天から天和お姉さんが降ってきた。
周りは天和お姉さんの存在は見えていない。僕らしか見えない。
「天音の怪我は、わたくしが治します。人間がでしゃばらないで」
僕は救急隊員の前で固まっていていた。天音さんを連れてきたんだけど、その天音さんは天和お姉さんに誘拐され、何処にもいない。
怪我人でもない僕が話しかけても何もない。僕はすぐに謝ってその場をあとにした。
天和お姉さんのおかげで、天音さんの怪我が完治。流石は天使。
「優しいところ、変わってない」
「何処が優しいもんですか! 天音に怪我をさせて!」
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