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ゴーストライター
1裏
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千葉連の幹部会は、連合に加盟する、県内で名の通ったチームのリーダー陣で構成され、二ヶ月に一度それぞれのチームが場所を提供して情報共有がされる。なにかトラブルが発生した場合はその都度緊急で開かれることもあるが、今回は定期的な幹部会ということで、俺も今後のために出てみないかと声をかけられた。
「なあ如水よ。お前が関東最大チームだったスカルライダーズを抜けて、もう半年。そろそろ自分のチームを持つべきなんじゃねえか?」
俺は直立のまま答える。
「角倉さんには感謝してる。高次との争いに敗れて、スカルライダーズを追い出され、ボロボロの俺を拾ってくれたあんたに、まだまだ恩返しできたとは思えない」
「そう思うんだったら、上がって来い。お前ほど名の通った不良ならすぐに部下はつくし、これまでの実績だけでも申し分ない。チームさえ結成させちまえば、いくらでも口利いてやるからよ。そうしたらすぐ千葉連幹部になって、俺と二人で天下取ろうや。お前がその気なら、早速、次の幹部会で議題として取り上げるぜ」
この人は角倉公康。チーム『麒麟児』のリーダーにして、千葉連幹部の一人だ。
「しかし、角倉さん。幹部は現在五人。増やすことなんて出来ないんじゃないのか?」
「そんなこたぁないさ。実は、千葉連って組織は元々幹部六人で構成されることになっていた。都内のチームにいたお前も名前くらいは聞いたことあるだろう? 『黒煙団』ってチームを」
もちろん、名前くらい知っている。俺がスカルライダーズで活動しているときから耳に入ってくるくらい大規模なチームだ。
「黒煙団。そこが入ることで、千葉連は完成するはずだった。だが、その話は結局まとまらなかったのさ。幹部の一人、鍛島多喜親が先んじて連合に入っていたからな」
鍛島の名前も当然知っている。
都内に隣接した不良の激戦区、マッドシティを治める凄腕と聞くが、そのチームの土壌を作ったのは甲津侭という名の不良だったらしい。その不良と黒煙団は一度大きな対立を起こし、その問題が消化されないまま鍛島がチームの土壌を引き継ぎ、千葉連幹部に引き入れられた。かつての遺恨を拭いきれていなかった黒煙団は、結局千葉連に加盟することを断ったのだ。
「だからな、如水よ。俺は今一度、幹部を六人にするよう提案するつもりだ。そこで、お前を指名する。いいな?」
「それで、角倉さんの力になれるのなら」
「決まりだな」
そうして俺は、千葉連の幹部会へと足を運ぶことになった。今回の会場はチーム『マサムネ』の鍛島の息がかかったクラブ、そのVIPルームが使用されることになった。
部屋に集まった、県内屈指のチームのリーダーたち。数人の護衛だけしか連れていないとはいえ、これだけ有名どころが一同に会することはそうないだろう。
ホスト役でもある鍛島多喜親をはじめ、『麒麟児』の角倉さん、『稲幕総会』の藤尾哲二、『BIG BURNER』の三国岳、『暴走半島』の幾島大雅と、ビッグネームが揃っている。
この会合は、言ってしまえば県内の不良の今後の方向性を決めるものであり、ひいては関東規模で不良グループに影響を与えかねないものになるであろう。
今回の会合のホスト役である鍛島が、なにか持ち込みたい議題はないかと全員に聞く。手筈通り、角倉さんが手を挙げた。
「最近、千葉連の権威ってもんが落ちてきている気がしてならないんだが、あんたらどう思うよ?」
それぞれ、幹部たちは思い思いの反応を示したが、総じて角倉さんの言い分に反論する者はいないようだった。
「あわやというところで、花口組に介入されそうになったこと。俺たち千葉連に盾突いたまま野放しになっている黒煙団。そして、幹部の名前で号令を出したにもかかわらず、失敗に終わった喧嘩屋アカサビ潰し。こういった問題の連続が、連合の名前に泥を塗ってるんじゃないのか?」
黙って聞いていた鍛島は、そこで口を開いた。
「角倉よ。それでも千葉連に加盟するチームは毎月増えている。権威の落ちた連合にわざわざ加盟するチームなんてありはしないだろう。お前の考えすぎだ」
「数がなんだ? 質の低いチーマーをいくら入れたところで意味はないさ」
「だったら、角倉は権威を取り戻すためにどうすべきだと考えているんだ?」
その言葉を待っていたと言わんばかりに笑みを口元にたたえた角倉さんは、頷いた。
「質を上げたければ、良質な人員を立てるべきだ。良いリーダーの下では、良い部下が育つものだからな」
「はっきり言ったらどうだ? 幹部の数を増やしたいって」
見え見えなんだよ魂胆が、と吐き捨てるように鍛島が言った。そして、チラと俺の方を見てくる。
離れた位置から見守っていた俺の目にも、少し強引過ぎる話の運びだったと感じざるを得なかった。鍛島という男が噂通りの切れ者なら、角倉の考えなどお見通しだろう。
鍛島は続けてこう言った。
「現在、五つのチームで県内を大きく五等分して統括している千葉連だ。新しい幹部の入り込む余地なんてどこにもねえよ」
すると、角倉さんも考えなしで提案した訳ではなかったのか、言質を取ったとばかりに言葉にも気持ちが乗った。
「それはどうだろうな。さっき話に出した花口組、黒煙団、喧嘩屋アカサビとのいざこざ、すべてマッドシティが抱えた問題じゃねえかよ」
「……なにが言いたい」
「わからないか、鍛島? つまり、持て余してるんじゃねえかって話さ。マッドシティは都内とも隣接した激戦区。お前一人じゃなにかと苦労するだろう。なんだったら、マッドシティを二分割にでもして、半分を新しい幹部に仕切らせればいいんじゃねえか?」
確かにそれもいいかもな。
そう言って話に加わったのは、チーム『暴走半島』の幾島。
「最近、この街はずいぶんと賑やかだもんな」
「なんの話だ?」
と鍛島。
「おいおい、誤魔化すなよ。いまじゃ県内だけじゃなく、全国規模でその名前が取りざたされるようになった、線引屋のことだ。うちのチーム『暴走半島』の若い連中も、あのグラフィティライターの話題で持ちきりだぞ。あんたんところもそうだろう、藤尾?」
ああ、と頷いた『稲幕総会』総長。
それに続くように『BIG BURNER』の三国も口を開いた。
「線引屋。その名前の広がりはもはや無視できないレベルだ。単純な知名度なら、あの喧嘩屋アカサビと同等かそれ以上かもしれん。千葉連としても看過できん話題のはず。だというのに鍛島。なぜ線引屋への対応策をなにも取っていないんだ? やつを潰すにしろ取り込むにしろ、なんらかのアクションを起こすのが、マッドシティを取り仕切るお前の役割じゃねえのかよ?」
噂の線引屋か。俺も名前くらいは聞いたことあるが、角倉さんめ、上手く立ち回ったな。たった一人の落書き職人の話題で、近頃、波に乗っている鍛島を追い詰めるとはな。
「手綱は掴んでいるさ」
そう言いきる鍛島だったが、線引屋は裏で喧嘩屋と繋がっているという噂や、最近ネットで大きな話題になった『桜のグラフィティ』など、制御できているとは思えない事柄を責められ、言い返せなくなった。
最後の締めとばかりに、角倉さんは口を開いた。
「切り捨てちまえばいいんじゃねえか? そんな訳のわからないやつは」
「待て。線引屋は、あれはあれで使い道があるんだ。あのネームバリューをみすみす捨てちまう手はねえよ」
「おいおい、マッドシティを取り仕切る人間がなにを日和ったこと抜かしてるんだよ。有名っつったって、たかがグラフィティライター一人。代わりなんてどうとでもなるだろうが。たとえばボコボコにしてマスクを奪っちまうとかしてよーーー」
角倉さんは、今日一番の悪意に満ちた笑みを口元にたたえ、こう言い放った。
「ーーー偽物、立てればいいだろう?」
「なあ如水よ。お前が関東最大チームだったスカルライダーズを抜けて、もう半年。そろそろ自分のチームを持つべきなんじゃねえか?」
俺は直立のまま答える。
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「しかし、角倉さん。幹部は現在五人。増やすことなんて出来ないんじゃないのか?」
「そんなこたぁないさ。実は、千葉連って組織は元々幹部六人で構成されることになっていた。都内のチームにいたお前も名前くらいは聞いたことあるだろう? 『黒煙団』ってチームを」
もちろん、名前くらい知っている。俺がスカルライダーズで活動しているときから耳に入ってくるくらい大規模なチームだ。
「黒煙団。そこが入ることで、千葉連は完成するはずだった。だが、その話は結局まとまらなかったのさ。幹部の一人、鍛島多喜親が先んじて連合に入っていたからな」
鍛島の名前も当然知っている。
都内に隣接した不良の激戦区、マッドシティを治める凄腕と聞くが、そのチームの土壌を作ったのは甲津侭という名の不良だったらしい。その不良と黒煙団は一度大きな対立を起こし、その問題が消化されないまま鍛島がチームの土壌を引き継ぎ、千葉連幹部に引き入れられた。かつての遺恨を拭いきれていなかった黒煙団は、結局千葉連に加盟することを断ったのだ。
「だからな、如水よ。俺は今一度、幹部を六人にするよう提案するつもりだ。そこで、お前を指名する。いいな?」
「それで、角倉さんの力になれるのなら」
「決まりだな」
そうして俺は、千葉連の幹部会へと足を運ぶことになった。今回の会場はチーム『マサムネ』の鍛島の息がかかったクラブ、そのVIPルームが使用されることになった。
部屋に集まった、県内屈指のチームのリーダーたち。数人の護衛だけしか連れていないとはいえ、これだけ有名どころが一同に会することはそうないだろう。
ホスト役でもある鍛島多喜親をはじめ、『麒麟児』の角倉さん、『稲幕総会』の藤尾哲二、『BIG BURNER』の三国岳、『暴走半島』の幾島大雅と、ビッグネームが揃っている。
この会合は、言ってしまえば県内の不良の今後の方向性を決めるものであり、ひいては関東規模で不良グループに影響を与えかねないものになるであろう。
今回の会合のホスト役である鍛島が、なにか持ち込みたい議題はないかと全員に聞く。手筈通り、角倉さんが手を挙げた。
「最近、千葉連の権威ってもんが落ちてきている気がしてならないんだが、あんたらどう思うよ?」
それぞれ、幹部たちは思い思いの反応を示したが、総じて角倉さんの言い分に反論する者はいないようだった。
「あわやというところで、花口組に介入されそうになったこと。俺たち千葉連に盾突いたまま野放しになっている黒煙団。そして、幹部の名前で号令を出したにもかかわらず、失敗に終わった喧嘩屋アカサビ潰し。こういった問題の連続が、連合の名前に泥を塗ってるんじゃないのか?」
黙って聞いていた鍛島は、そこで口を開いた。
「角倉よ。それでも千葉連に加盟するチームは毎月増えている。権威の落ちた連合にわざわざ加盟するチームなんてありはしないだろう。お前の考えすぎだ」
「数がなんだ? 質の低いチーマーをいくら入れたところで意味はないさ」
「だったら、角倉は権威を取り戻すためにどうすべきだと考えているんだ?」
その言葉を待っていたと言わんばかりに笑みを口元にたたえた角倉さんは、頷いた。
「質を上げたければ、良質な人員を立てるべきだ。良いリーダーの下では、良い部下が育つものだからな」
「はっきり言ったらどうだ? 幹部の数を増やしたいって」
見え見えなんだよ魂胆が、と吐き捨てるように鍛島が言った。そして、チラと俺の方を見てくる。
離れた位置から見守っていた俺の目にも、少し強引過ぎる話の運びだったと感じざるを得なかった。鍛島という男が噂通りの切れ者なら、角倉の考えなどお見通しだろう。
鍛島は続けてこう言った。
「現在、五つのチームで県内を大きく五等分して統括している千葉連だ。新しい幹部の入り込む余地なんてどこにもねえよ」
すると、角倉さんも考えなしで提案した訳ではなかったのか、言質を取ったとばかりに言葉にも気持ちが乗った。
「それはどうだろうな。さっき話に出した花口組、黒煙団、喧嘩屋アカサビとのいざこざ、すべてマッドシティが抱えた問題じゃねえかよ」
「……なにが言いたい」
「わからないか、鍛島? つまり、持て余してるんじゃねえかって話さ。マッドシティは都内とも隣接した激戦区。お前一人じゃなにかと苦労するだろう。なんだったら、マッドシティを二分割にでもして、半分を新しい幹部に仕切らせればいいんじゃねえか?」
確かにそれもいいかもな。
そう言って話に加わったのは、チーム『暴走半島』の幾島。
「最近、この街はずいぶんと賑やかだもんな」
「なんの話だ?」
と鍛島。
「おいおい、誤魔化すなよ。いまじゃ県内だけじゃなく、全国規模でその名前が取りざたされるようになった、線引屋のことだ。うちのチーム『暴走半島』の若い連中も、あのグラフィティライターの話題で持ちきりだぞ。あんたんところもそうだろう、藤尾?」
ああ、と頷いた『稲幕総会』総長。
それに続くように『BIG BURNER』の三国も口を開いた。
「線引屋。その名前の広がりはもはや無視できないレベルだ。単純な知名度なら、あの喧嘩屋アカサビと同等かそれ以上かもしれん。千葉連としても看過できん話題のはず。だというのに鍛島。なぜ線引屋への対応策をなにも取っていないんだ? やつを潰すにしろ取り込むにしろ、なんらかのアクションを起こすのが、マッドシティを取り仕切るお前の役割じゃねえのかよ?」
噂の線引屋か。俺も名前くらいは聞いたことあるが、角倉さんめ、上手く立ち回ったな。たった一人の落書き職人の話題で、近頃、波に乗っている鍛島を追い詰めるとはな。
「手綱は掴んでいるさ」
そう言いきる鍛島だったが、線引屋は裏で喧嘩屋と繋がっているという噂や、最近ネットで大きな話題になった『桜のグラフィティ』など、制御できているとは思えない事柄を責められ、言い返せなくなった。
最後の締めとばかりに、角倉さんは口を開いた。
「切り捨てちまえばいいんじゃねえか? そんな訳のわからないやつは」
「待て。線引屋は、あれはあれで使い道があるんだ。あのネームバリューをみすみす捨てちまう手はねえよ」
「おいおい、マッドシティを取り仕切る人間がなにを日和ったこと抜かしてるんだよ。有名っつったって、たかがグラフィティライター一人。代わりなんてどうとでもなるだろうが。たとえばボコボコにしてマスクを奪っちまうとかしてよーーー」
角倉さんは、今日一番の悪意に満ちた笑みを口元にたたえ、こう言い放った。
「ーーー偽物、立てればいいだろう?」
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