クラスでバカにされてるオタクなぼくが、気づいたら不良たちから崇拝されててガクブル

諏訪錦

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Beautiful spirit

5裏

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たばこの煙を肺にため込んで、それをゆっくり吐き出す。
酒を口にすると、いつも以上にたばこが恋しくなるのはなぜだろうと、いつも不思議に思う。とは言っても、普段は一人で飲むようなことなんてないから、一緒に飲んでいる相手と話している間に、たばこを吸うペースも自然と遅くなっていく。
だけど、こうして一人で飲んでいると、どうしたって口が寂しくなって、ついつい新しい一本に手が伸びてしまう。
薄暗い店内で、煌々と燃える先端の光だけが、不自然なくらい明るかった。
あたしは、どうにも気乗りしなくて今日は早々に店を閉じてしまった。こういう自由が許されるのが、自営業の良いところよね。
まあ、本当はこんなことしてたらお客さんに失礼だし、愛想つかされてしまうんだけど、『Master peace』は行列の出来る人気店ではないので、困る人間なんてほとんどいない。幸か不幸かね。
本日三杯目になるテキーラの味は、もうよくわからない。
クラブで知り合った男からプレゼントされた物で、いままでずっと店の奥で眠らせていた。だいたい、テキーラなんて強いお酒、クラブでテンションアゲアゲにする時くらいしか普通飲まないっつーのに、その男、普段からあたしが飲んでると思って持ってきたのよね。いい迷惑だったけど、まあ、お酒に罪はないし、今日みたいになにも考えたくない日には最適かもしれない。

ほんのり顔が熱くなってきて、頭がぽーっとしてくると、自然と体がだらけてきて、カウンターに身を預ける。

すると、ガンガン、と扉が叩かれる音が聞こえてきたけれど、なんだか動くのが面倒であたしは無視することにした。
扉には『close』の看板も掛けてあるし、すぐにいなくなるだろう。
そう思ったのに、不躾な客はいつまでも扉を叩き続けた。
「文字もよめないのかよっ」
そうひとりごちり、いい加減頭にきたあたしは、立ち上がると扉のすぐ側に立って言った。
「店なら休業日よ。また今度にして」
あたしはそれだけ言うと、すぐに酒の置かれているカウンターに戻ろうとした。だが、扉の向こうから聞こえてきた声に、思わず足が止まる。
「与儀さん、俺です、御堂です、ここを開けて下さい」
扉の向こうに立っていたのは御堂だった。
あたしは、予想外の来客に戸惑って言葉が出てこなかったが、すぐに御堂が来た理由を推測して、答えた。
「間久辺ならしばらく店を休ませることにしたからいないよ。あの子、あたしが思っていた以上に使えないんだもの。だから、ここに来ても会えないわよ」
それで立ち去るだろうと思っていたあたしは、
「あいつの件で来たんじゃありません。今日は甲津侭について聞かせてもらいに来ました」
御堂の言葉に、思わず耳を疑った。
「な、なんであんたがっ」
と言いかけた言葉を、あたしは飲み込む。
そうだ、御堂はいまでは、街を仕切るチームで幹部をやっているんだった。情報が入っていないはずがない。
「与儀さんの過去を詮索しに来たわけじゃありません。これは、間久辺の身の安全に関わる大きな問題です。前に言いましたよね。俺は、あいつが危険にさらされそうになったら、それを助けるって。そのためだったら、なんでもする。だから与儀さん、ここを開けてくれ」
その決然とした声は、引き下がることを知らない者の声だった。
あたしは根負けして、鍵を開ける。
そして開かれた扉の向こうに立っていた御堂は、あたしの顔を見るなり、言った。
「甲津侭。あいつが街に来た本当の目的はなんなんですか?」
本当の、目的か。
答えあぐねていると、それを焦らされているとでも思ったのか、御堂は答えを急かしてくる。
だから、答えた。
「本当の目的なんて、知らない」
「そんなの嘘だ。だってあの男は、与儀さんのことを気にしていた。無関係だとは思えません」

「知らないんだってば、本当にっ!」

思わず声を荒げてしまったあたしに、御堂は驚いたように目をみはる。感情的になってしまったことを謝り、あたしは、「取り敢えず中に入って」と言って、御堂を店内に入れた。

「与儀さん、飲んでたんですか?」
「ちょっとね。あんたも飲む?」
「それじゃあ、いただきます」
そう言って腕を伸ばしてくる御堂の手を、あたしは払いのけた。
「嘘に決まってるでしょう? 未成年に飲ませられるわけないじゃない」
「自分から言ってきたくせに、理不尽だ」と文句を言ってくる御堂。
「世の中なんて、往々にして理不尽で、残酷だわ」
「まあ、そうかもしれませんけど………与儀さん、酔ってるんですか?」
言われるまでは自覚なかったが、どうやら酒がかなり回っているらしい。
あたしの様子から、酔っていると判断した御堂は、眉間にしわを作って言った。
「そんなに酔うほど飲んでいるのは、あの男が関係しているんじゃないですか」
「………」
「与儀さん、教えて下さい。あの男。裏切りの蛇と呼ばれ、街から姿を消した甲津侭が、なぜいまさら戻ってきたんですか?」
「あたしも詳しいことは、本当に知らないの。ただ、御堂よりは知っていることも多いと思う。だから、話してあげる。五年前。侭とあたしが出会った頃のこと」

ーーーーーーーーー

五年前。まだあたしがプロのライターを名乗る以前。
当時は、いま以上に女性ライターというのが珍しくて、正直言って、スキルなんか大したことなかったけど、女がスプレー缶握って、街中にグラフィティを描いているってことだけで珍しがられたし、受けも良かった。名前がどんどん有名になっていって、先輩のライターからチームを組もうと言われ、『ファッカス』というチームを組んで活動することになった。クルーは三人全員年上で、しかも男ばかり。なんというか、彼らは安全を第一に考えるような人たちだった。
当時のあたしは、グラフィティと言えばイリーガルなもので、安全なキャンバスに描くなんて面白くないって生意気言って、よくクルー同士で衝突していた。そもそも価値観が違い過ぎていたのよね。いまこうして、彼らと同じくらいの年齢になって、ようやくあの頃言われていたことが理解できるようになったもの。
いつまでも子供のままではいられない。社会のルールに反して、そのしっぺ返しが少ないのは若い内だけで、年齢を重ねれば重ねるほど、自分の行動に対する責任は大きくなる。当時の自分にそう説教してやりたいけれど、きっと、昔のあたしだったら、たとえ未来の自分の言葉だったとしても聞き入れなかっただろう。
そうして、クルーとの間に溝ができるようになると、あたしはムキになって危険なグラフィティに挑戦した。自分が正しいってことを証明したくなったの。
まあ、危険って言ってもいまの間久辺ほど危ない橋は渡ってないけれど、それでも、その当時、街を仕切っていたグループに目を付けられるのはあっという間だった。

「当時、このマッドシティで最大規模のグループだった『heavyz』というチームの名前くらい知ってるわよね?」

一回頷く御堂。なにも言わないのは、先の話を促しているからだろう。あたしは話を続けた。

気性の荒い連中だってことは聞いていたから、一応見つからないようには気を付けていたんだけど、あいつらの情報網はすごくて、あっという間に現場を押さえられてしまった。
当時のあたしは覚悟が甘かったと思う。心の中では、『あたしはアングラのライターだ』と粋がっていたけれど、いざ不良グループに取り囲まれると、一気に恐ろしさが全身を襲った。
あたしを包囲する不良連中は、いまにも襲いかかってきそうな勢いで立っていた。恥ずかしい話、あたしは、あまりの恐怖に涙を流していた。
だけど、その集団のリーダー格の背の高い男は、あたしと、あたしのグラフィティを見て、『これ、あんたが?』と聞いてきた。
涙で声が震えてうまく喋れる自信がなかったあたしは、頷くことで男の言葉に答えた。
すると男は、「クールだな」とだけ言って、そのまま集団を解散させた。その男が甲津侭という名前だということは、後になって知った。
あたしは、ただただ嬉しかった。女ライターってだけで珍しがる連中と違って、彼はあたしのグラフィティを認めてくれた。そのことが嬉しくて、その日から、彼の姿を追いかけるようになっていた。
当時、この街のアンダーグラウンドはそれほど広い世界ではなかったため、侭の姿を見つけるのは難しくなかった。

「あたしは理由をつけては侭に話しかけた。あの人の周りにはいつも仲間が大勢いて、最初は話しかけるのだって大変だった」
「チームのトップは常に狙われてますからね。うちの鍛島だって、クラブなんかに出かけるときは護衛に何人か連れていきますよ。それが普通です」
「うん。だけど、あの人の場合、少し違うのよね。護衛とかで連れてきてるっていうか、自然と人が集まってきちゃう、みたいな。そういう魅力が甲津侭という男にはあったのよ」

あたしは、気が付くと侭と過ごす時間を心待にするようになり、話している間は時間を忘れた。二人きりで過ごす時間も増えて、お互いに相手が隣にいることに違和感を持たないくらいの関係性になっていた。
こんなに誰かと一緒にいることが楽しいと感じたことはなかったし、こんなに誰かと一緒にいたいと感じたのも、初めてだった。
その頃、丁度あたしはクルーと考え方の違いで衝突し、『ファッカス』を抜けようと考えていた。そこで、侭の率いるチーム『Heavyz』に入り、専属のライターとして腕を振るいたいと申し出たことがある。
すると彼は、『笑えない冗談はやめろ』と言って、話を聞こうともしなかった。
『なんで? あたし、役に立つからっ!』
そう言って食い下がるあたしに、侭はまるで取り合ってはくれなかった。
こんなに側にいるのに、役に立ちたいのに、どうして侭は受け入れてくれないのか。腹が立ったし、悔しかった。
あたしが弱いから?
あたしが泣き虫だから?
あたしが、女だから?
だから侭は、あたしをライターとして必要としてくれないの?
そんなの耐えられなかった。あたしはどんな時だって侭の側にいたかった。女としてだけじゃなく、ライターとしても。
だって、『Heavyz』というチームに彼はすべてを懸けていた。直接聞かなくてもわかる。侭にとってこの街で出来たチームとその仲間が、何よりも大切だってことくらい、彼を誰よりも目で追いかけていたあたしが一番知ってる。
だから、あたしの覚悟を冗談なんて言葉で片付けられたことが、許せなかった。役に立つんだってことを、証明したかった。

そこまで話して、あたしはため息がこぼれた。
何年経っても、あの頃のことを思い返すと胸が痛くなる。
だけど、御堂はそんなあたしの心境などわからないのだろう。
「与儀さん。それで、なにをしたんですか?」と先を促してくる。
あたしは、これまで自分自身の過去から逃げ回るように、考えることを避けてきた。こうしてすべてを誰かに話すこと自体、初めてのことだった。だけど、侭がこうして街に戻ってきているいま、あたしは覚悟を決めて向き合わなければならない。自分がおかしてしまった間違いに。

「御堂も、知ってるわよね。タギングの意味」
「はい。タグは自分の名前やマークみたいな物。それを壁に描くことをタギングと呼ぶんですよね?」
「そう。元々タグは、ギャングの縄張りを主張する目印としての役割が大きかったのよ。日本では色でチームを主張するカラーギャングが一時期は主流だったけど、それはチームメンバーの一体感を持たせるための物であって、縄張りを主張するものじゃなかった。敵グループの縄張りにタグを描けば、なにも知らない人間はそのタグが描かれた周辺も、そのチームの縄張りだと認識するようになる。そうやって印象操作することによって、支配する地域の広さ、つまりそれだけ大きい地域に影響力を持つほどの大規模組織なのだと余所のチームに印象付けることができる」

当時、『Heavyz』の最大の敵とされていたチームへの牽制が目的だった。
マッドシティを仕切っていた『Heavyz』と同程度の構成員と力を持つチームが隣街に存在していた。
「え、それってまさか?」
「ええ、きっと御堂の考えている通りよ」

ーーーー黒煙団。

当時から悪い噂の絶えなかったそのチームとの小さなぶつかり合いは後を絶たなかった。
争い事を祭を楽しむみたいに先頭切って行くような侭だったけれど、『Heavyz』がこのマッドシティで最大のチームになったことで、これまで通りにはいかなくなっていたみたい。チームの規模が大きくなれば、当然ぶつかり合ったときに起きる衝撃は大きくなる。チームのリーダーとして前に立っている時はそんな素振り見せなかったみたいだけど、あたしの前では、よく悩んでいる様子を見せていた。

だから、黒煙団の縄張りにタグを打つことで、侭の役に立てればいいと、そう思っていた。そして、あたしは使えるんだと、側にいていいんだと、彼に言ってもらいたかった。だから、実行に移した。
だけど、グラフィティを描く行為は宣戦布告と同義。
あたしがチームのタグを黒煙団の縄張りとされている場所に打ってしまったことで、Heavyzと黒煙団が一触即発の事態にまで発展した。
侭はなんとか争いを止めようとした。そして、黒煙団と交渉して、ようやく向こうがある条件を提示してきた。
それが、犯人の引き渡し。つまり、あたしを差し出せば、全面戦争だけはやめると言ってきた。
あたしは、その時になって、自分の考えの甘さにようやく気付いた。だけど、もう遅かった。このままだと、二つのチームがぶつかり合って、彼が大切にしている街に大きな被害が出ることになりかねない。もちろん、侭の仲間にだって怪我人も出るだろう。もしかしたら、死人だって出るかもしれない。
そうなったら、もうやれることは一つだけだった。
侭はあたしを責めなかったし、もちろん黒煙団に引き渡そうともしなかった。でもあたしは、自分を許すことができなかった。あたし一人が制裁を受けることで、争いの火が収まるのなら、考えるまでもない。あたしは一人、黒煙団のもとに向かった。

「それじゃあ、与儀さんは、その………どうなったんですか?」
「見ての通り、無事よ」
そう。結果的に、あたしは助かった。
いや、助けられた。
「侭が、たった一人で助けに来たから」

黒煙団に捕まったあたしを待っていたのは、思い出したくもないような乱暴。そして、あたしが侭と親しい間柄だとわかると、交渉の材料にまで使われた。
いま思うと、黒煙団はライター一人の犠牲で大人しくなるような連中じゃなった。侭に一人で黒煙団のホームに来るように指示すると、本当に一人でやってきた侭を、集団で取り囲んでリンチした。数えきれないほど殴られ、蹴られても、侭はただの一度も手を出さなかった。あたしが人質にされていたから。
そして、散々いたぶった挙げ句、最後に黒煙団が提示した条件は『Heavyz』の総長を引退しろという無茶苦茶な条件だった。
侭にとって、チームは家族も同然。それでも、彼はその条件を飲んだ。
元々、侭が一人で立ち上げたチームだった『Heavyz』は、侭が引退することで、空中分解した。
そして、大きくなりすぎた『Heavyz』の中には、詳しい経緯も知らずに、『リンチされて芋引いた臆病者』として侭を侮蔑する者もいた。そういう煽りを受けて、侭はこの街にいられなくなってしまったんだ。

「最後に、侭は言ってた。小さい頃からずっと住んでるこの街が大好きで、大切だって。だから、大きな争いが起きなくて安心したって」
そんな彼にとって大切な場所を、あたしの軽率な行動が奪ってしまった。
「彼は、もう街にはいられない。もう、あたしが側にいることだってきっと許されない。だったらもう二度と、グラフィティなんてやらない。あたしはそう思った。だけど侭は、あたしに描き続けるように言った。あたしのグラフィティが好きだって、優しい気持ちになれるって。だから……」

……だから、あたしは描き続けている。
あの事件を切っ掛けに、二度とイリーガルなグラフィティには手を染めないと誓ったけれど、それでもライターとして活動し続けるのは、侭との約束があったからだ。

「それなのに、再び戻って来た侭は、線引屋を、グラフィティライターを狙って襲っている」

そのことを初めて聞いたのは、ストリートジャーナルで記事を書いている関係で、アンダーグラウンドの情報が早く耳に入ってくる、友人の戸波加南子からだった。彼女とは旧知の仲で、侭とあたしの関係も知っていたから、気を利かせて話してくれたんだと思う。それが一昨日の話。その日はあまりの驚きとショックで、現実逃避するみたいに酒に走ってしまい、翌日はひどい二日酔いで、関係のない間久辺にはバイト初日だっていうのに悪いことをしてしまった。
そして、悪いことをしてしまったと言えば、これもそうだ。

あたしは、カウンターの下に無造作に置いたままにしてある、ナップザックを見た。
バイト初日、あたしの代わりに、間久辺が依頼されたグラフィティを描きに行っている間に、店に置いて行ったあいつのカバンの中から抜き取った物だ。その中には、線引屋の道具一色が入っている。
それを目の当たりにした御堂は、表情を強ばらせた。

「与儀さん。間久辺から線引屋を取り上げるつもりですか? それはいまではあいつ自身です。俺たちがどうこうしていい物じゃない」

こんなこと、間違っているって、あたしもわかってる。
だけど、他に良い方法が思いつかなかった。
侭は線引屋を狙っていて、グラフィティを描き続ける限り間久辺を狙うつもりだろう。だったら、線引屋が二度と現れなければ、侭の目的は間接的に果たされることになる。そして同時に、間久辺を侭の手から守ることもできる。

「ごめんね、間久辺。本当に、ごめん」

謝ったところで、許されるとは思っていない。だけど、あたしにはこれしか、二人に報いる方法が考えつかなかった。
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