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番外編
暗雲
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「本気っすか? 間久辺のやつを、この店でバイトさせるって」
「そうよ。この後、学校が終わったら書類持って来るって。あんたも会って行ったら? ねえ、御堂」
「そうっすか。だったら、あいつが来る前に話をつけましょうよ」
そのために、俺はここにいる。与儀さんから連絡を受け、慌てて彼女の店、『Master peace』に来ていた。
「俺は、あいつが、ここで働くのは反対です」
はっきりそう言うと、与儀さんは少し驚いた表情を見せた。
「意外ね。まさか反対されるなんて」
「当たり前じゃないっすか。この店にどれだけアングラの人間がやって来ると思ってるんですか?」
「ちょっと、人の店を悪の巣窟みたいに言わないでくれる?」
店の奥は悪の秘密研究所感がハンパないけどな。
だけど、そんな表面的な話じゃない。
「この店には多くのライターが商品を求めにやってくる。もちろん、その他にも与儀さんのーーーGAGA丸のファンのヒップホップ好きも大勢。そんな連中に間久辺を関わらせるなんて危険じゃないっすか。あいつは不良じゃないんすよ?」
タバコを取り出した与儀さんは、口にくわえ、その先端に火を灯す。
たっぷり肺に煙をため込んでから、ゆっくり吐き出し、そのついでみたいに言葉を発した。
「そこまで過保護にしてやる必要ないじゃん。だいたい、あいつもいまじゃ立派なライターよ。うちの店に来る客と根本はなにも変わらない。グラフィティに魅了された、ただのヒップホップバカよ。あたしと同じね」
「あいつは他とは違う。あいつには、線引屋っていうもう一つの顔がある。それは、絶対に他の誰にも知られちゃいけないことっすよ。線引屋の正体を知りたがってる連中なんて大勢いる。ましてや、この店に来る客なら尚更だ。そんな所にあいつを置いておくメリットが俺にはわかんないっす!」
感情的になってしまった俺に、与儀さんは「うるさい」と一喝。
「いま、一応営業中なんだからね」
「すみません。だけど、俺は間違ったこと言ってますか?」
「わかんないけど。少なくとも本人が決めたことに、あたしらが外野で、本人も交えずに話すことは正しいことではないわね。結局のところ、決めるのは間久辺なんだから」
「それはそうかもしれない。だけど、あいつはグラフィティのこととなると、我を忘れる傾向にある。しかも、パンピーだからこそ、アングラの恐ろしさを正確に理解していないような気もします。だから、そこは俺がブレーキ役にならないといけないと思っているんですよ」
「はは、なにそれ」
タバコの灰を落としながら、与儀さんは小バカにするみたいに、「あんた間久辺のパパ?」と言ってきた。
カッと頭に血がのぼった俺よりも先に、与儀さんの言葉が続く。
「あいつをこっち側に、線引屋として引き留めたのはあんたじゃないよ、御堂。それなのに、アングラから遠ざけようなんて、それは矛盾しているわよ」
「だからっ!」
俺は思わず荒くなった言葉を一度飲み込み、冷静になって再び口を開く。
「そうです。だからこそ、俺には責任がある。あいつを線引屋として、こっち側に引き留めてしまった責任が。だけど、後悔はしてません。いや、したくないからこそ、あいつのことをせめて守っていきたいって思ったんです」
「それがお節介だって言うのよ。あんた、ぜんぜんあいつのこと理解してないじゃん」
そう言って、俺を嗜めるように、まっすぐな瞳と言葉で彼女は言う。
「今回のバイトも、そして線引屋として生きていくことも、あいつが自分自身で考えて決めたことよ。外野がわーわー言うことじゃないし、あたしらダチがあいつにしてやれることって、その決断を応援してやることじゃないの?」
俺は言い返す言葉が見つからなくて、口を閉ざす。
彼女の言うことは確かに正しい。あいつが決めたことに、俺が横から、しかも本人のいないところで勝手に決めていい通りはない。
「ねえ、御堂。あんた、本当はわかっているんでしょう?」
主語の抜けたその問いに、だけど俺は思い当たる節があった。
大きく頷き、俺は答えた。
「あいつがこれからも線引屋として活動を続けていけば、きっと、いままで以上の厄介事に巻き込まれることになる。アングラには一筋縄じゃいかない連中がうようよしてますからね」
「そのために、あんたは行動を起こした。あの有名ブランド『KT』のオーナーを線引屋に紹介して、アクセサリーを渡せるように仕向けたのも、今後のため。線引屋を知らない若い女の子だって、いま話題の人気ブランドには興味があるはず。まして、『KT』の敷居の高さは折り紙つき。そんなブランドのオーナーが直々にアクセサリーをプレゼントしたとなれば、一気に線引屋の知名度は広まることになる。数は正義だからね。知名度に応じて敵が増えるのと同時に、味方もきっと増えるはず。あんたは、そう思って紹介したんでしょう?」
俺はゆっくりと頷いた。
確かに、与儀さんの言う通りだった。
元々不良グループの下っ端だった小内さんは、あんな変なしゃべり方をしているが、そのデザインセンスとブランド戦略で、一気に底辺から勝ち組にのしあがった人間だ。不良繋がりで彼から連絡を受けた俺は、線引屋を紹介して欲しいという言葉を聞いて、線引屋の力になればいいと思い紹介した。どうせこのまま続けていたって敵は増える。ならば、味方を増やすことを考えた方がずっといい。
そう考えたのは、どうやら俺だけじゃないみたいだ。
「与儀さん。あんただって同じじゃないっすか?」
俺は言ってておかしくなって笑った。
「はは、人のこと言えないっすよ。間久辺をヒップホップのイベントなんかに誘って。あれ、あいつの今後のためですよね。これから、線引屋がなにかトラブルに巻き込まれるようなことがあっても、顔見知りを作っておけば助かることもあるかもしれない。そう思って、あいつをイベントに誘ったんでしょう?」
そして、今回さらに、あいつを自分の店で働かせようとしている。
自分の目の届く範囲になるべく置いておけるようにするために。
「よく言いますよ、与儀さん。そっちだって十分にお節介じゃないですか。与儀さんは間久辺のママですか?」
俺がそう言って笑うと、与儀さんも破顔して笑みを見せた。
結局のところ、俺も与儀さんも、やり方は違うけど考えることは一緒なんだ。
間久辺は俺たちにとって大事なダチだ。だから、守りたい。
与儀さんの思いを理解した俺は、それ以上バイトのことに口出すのはやめておいた。間久辺には変な連中に関わってもらいたくない。だけど、だからって出会う機会を奪っていいはずがない。この店で働くことで、新たな出会いだってあるかもしれない。人と関わることを、俺は否定したりはしない。
だけど、やっぱり思ってしまう。
どうか間久辺がトラブルに巻き込まれることがないようにって。
あいつが、おかしなヤツに狙われたりしないようにって、願ってしまうんだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
夕日の眩しい公園。
クソガキ三人が、園内のブロック塀にスプレーインクで落書きしているのを発見した俺は、連中を優しく注意してやった。
ガキの一人が口を開く。
「あんた、頭おかしいんじゃねえっ? いきなり襲いかかってくるとか、イミフなんだけど……」
地面に倒れ込んだガキは、優しく説教したあと殴り飛ばしてやったクソガキだ。残りの二人も、隣でガタガタ震えながら俺を見上げる。
その内の一人が、声まで震わせながら聞いてきた。
「あ、あんた、誰なんですか?」
その問いに、俺は慈悲の心で答えてやることにする。
年上の余裕ってやつだ。
「俺の名前? 俺の名前は甲津侭だ。よぉーく、その空っぽの頭に叩き込んでおけ。それと、グラフィティなんて下らねえ真似、してんじゃねえぞ。ああ?」
三人組の最後の一人が、俺の名前に反応した。
「甲津侭……だって? それって確か、数年前までこの街を仕切ってたチーム、『Heavyz』のリーダーのーーー」
「うるせえんだよ、クソガキが」
俺は言葉を奪うようにそう言って、うるせえ生意気なガキの髪を掴んでから、眼前で鬼ガンすると、ガキは恐怖と痛みからか、泣き出しやがる。
これ以上面倒くせえのはごめんだ。
俺はその場から立ち去る間際、大事なことを聞くのを忘れていた。
半身だけ振り返り、俺は言った。
「おいテメエら。どうしてもぶっ潰してえやつがいるんだけど、そいつの居場所、知らねえか? 確か、そう。名前は」
ーーー線引屋。
「そうよ。この後、学校が終わったら書類持って来るって。あんたも会って行ったら? ねえ、御堂」
「そうっすか。だったら、あいつが来る前に話をつけましょうよ」
そのために、俺はここにいる。与儀さんから連絡を受け、慌てて彼女の店、『Master peace』に来ていた。
「俺は、あいつが、ここで働くのは反対です」
はっきりそう言うと、与儀さんは少し驚いた表情を見せた。
「意外ね。まさか反対されるなんて」
「当たり前じゃないっすか。この店にどれだけアングラの人間がやって来ると思ってるんですか?」
「ちょっと、人の店を悪の巣窟みたいに言わないでくれる?」
店の奥は悪の秘密研究所感がハンパないけどな。
だけど、そんな表面的な話じゃない。
「この店には多くのライターが商品を求めにやってくる。もちろん、その他にも与儀さんのーーーGAGA丸のファンのヒップホップ好きも大勢。そんな連中に間久辺を関わらせるなんて危険じゃないっすか。あいつは不良じゃないんすよ?」
タバコを取り出した与儀さんは、口にくわえ、その先端に火を灯す。
たっぷり肺に煙をため込んでから、ゆっくり吐き出し、そのついでみたいに言葉を発した。
「そこまで過保護にしてやる必要ないじゃん。だいたい、あいつもいまじゃ立派なライターよ。うちの店に来る客と根本はなにも変わらない。グラフィティに魅了された、ただのヒップホップバカよ。あたしと同じね」
「あいつは他とは違う。あいつには、線引屋っていうもう一つの顔がある。それは、絶対に他の誰にも知られちゃいけないことっすよ。線引屋の正体を知りたがってる連中なんて大勢いる。ましてや、この店に来る客なら尚更だ。そんな所にあいつを置いておくメリットが俺にはわかんないっす!」
感情的になってしまった俺に、与儀さんは「うるさい」と一喝。
「いま、一応営業中なんだからね」
「すみません。だけど、俺は間違ったこと言ってますか?」
「わかんないけど。少なくとも本人が決めたことに、あたしらが外野で、本人も交えずに話すことは正しいことではないわね。結局のところ、決めるのは間久辺なんだから」
「それはそうかもしれない。だけど、あいつはグラフィティのこととなると、我を忘れる傾向にある。しかも、パンピーだからこそ、アングラの恐ろしさを正確に理解していないような気もします。だから、そこは俺がブレーキ役にならないといけないと思っているんですよ」
「はは、なにそれ」
タバコの灰を落としながら、与儀さんは小バカにするみたいに、「あんた間久辺のパパ?」と言ってきた。
カッと頭に血がのぼった俺よりも先に、与儀さんの言葉が続く。
「あいつをこっち側に、線引屋として引き留めたのはあんたじゃないよ、御堂。それなのに、アングラから遠ざけようなんて、それは矛盾しているわよ」
「だからっ!」
俺は思わず荒くなった言葉を一度飲み込み、冷静になって再び口を開く。
「そうです。だからこそ、俺には責任がある。あいつを線引屋として、こっち側に引き留めてしまった責任が。だけど、後悔はしてません。いや、したくないからこそ、あいつのことをせめて守っていきたいって思ったんです」
「それがお節介だって言うのよ。あんた、ぜんぜんあいつのこと理解してないじゃん」
そう言って、俺を嗜めるように、まっすぐな瞳と言葉で彼女は言う。
「今回のバイトも、そして線引屋として生きていくことも、あいつが自分自身で考えて決めたことよ。外野がわーわー言うことじゃないし、あたしらダチがあいつにしてやれることって、その決断を応援してやることじゃないの?」
俺は言い返す言葉が見つからなくて、口を閉ざす。
彼女の言うことは確かに正しい。あいつが決めたことに、俺が横から、しかも本人のいないところで勝手に決めていい通りはない。
「ねえ、御堂。あんた、本当はわかっているんでしょう?」
主語の抜けたその問いに、だけど俺は思い当たる節があった。
大きく頷き、俺は答えた。
「あいつがこれからも線引屋として活動を続けていけば、きっと、いままで以上の厄介事に巻き込まれることになる。アングラには一筋縄じゃいかない連中がうようよしてますからね」
「そのために、あんたは行動を起こした。あの有名ブランド『KT』のオーナーを線引屋に紹介して、アクセサリーを渡せるように仕向けたのも、今後のため。線引屋を知らない若い女の子だって、いま話題の人気ブランドには興味があるはず。まして、『KT』の敷居の高さは折り紙つき。そんなブランドのオーナーが直々にアクセサリーをプレゼントしたとなれば、一気に線引屋の知名度は広まることになる。数は正義だからね。知名度に応じて敵が増えるのと同時に、味方もきっと増えるはず。あんたは、そう思って紹介したんでしょう?」
俺はゆっくりと頷いた。
確かに、与儀さんの言う通りだった。
元々不良グループの下っ端だった小内さんは、あんな変なしゃべり方をしているが、そのデザインセンスとブランド戦略で、一気に底辺から勝ち組にのしあがった人間だ。不良繋がりで彼から連絡を受けた俺は、線引屋を紹介して欲しいという言葉を聞いて、線引屋の力になればいいと思い紹介した。どうせこのまま続けていたって敵は増える。ならば、味方を増やすことを考えた方がずっといい。
そう考えたのは、どうやら俺だけじゃないみたいだ。
「与儀さん。あんただって同じじゃないっすか?」
俺は言ってておかしくなって笑った。
「はは、人のこと言えないっすよ。間久辺をヒップホップのイベントなんかに誘って。あれ、あいつの今後のためですよね。これから、線引屋がなにかトラブルに巻き込まれるようなことがあっても、顔見知りを作っておけば助かることもあるかもしれない。そう思って、あいつをイベントに誘ったんでしょう?」
そして、今回さらに、あいつを自分の店で働かせようとしている。
自分の目の届く範囲になるべく置いておけるようにするために。
「よく言いますよ、与儀さん。そっちだって十分にお節介じゃないですか。与儀さんは間久辺のママですか?」
俺がそう言って笑うと、与儀さんも破顔して笑みを見せた。
結局のところ、俺も与儀さんも、やり方は違うけど考えることは一緒なんだ。
間久辺は俺たちにとって大事なダチだ。だから、守りたい。
与儀さんの思いを理解した俺は、それ以上バイトのことに口出すのはやめておいた。間久辺には変な連中に関わってもらいたくない。だけど、だからって出会う機会を奪っていいはずがない。この店で働くことで、新たな出会いだってあるかもしれない。人と関わることを、俺は否定したりはしない。
だけど、やっぱり思ってしまう。
どうか間久辺がトラブルに巻き込まれることがないようにって。
あいつが、おかしなヤツに狙われたりしないようにって、願ってしまうんだ。
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夕日の眩しい公園。
クソガキ三人が、園内のブロック塀にスプレーインクで落書きしているのを発見した俺は、連中を優しく注意してやった。
ガキの一人が口を開く。
「あんた、頭おかしいんじゃねえっ? いきなり襲いかかってくるとか、イミフなんだけど……」
地面に倒れ込んだガキは、優しく説教したあと殴り飛ばしてやったクソガキだ。残りの二人も、隣でガタガタ震えながら俺を見上げる。
その内の一人が、声まで震わせながら聞いてきた。
「あ、あんた、誰なんですか?」
その問いに、俺は慈悲の心で答えてやることにする。
年上の余裕ってやつだ。
「俺の名前? 俺の名前は甲津侭だ。よぉーく、その空っぽの頭に叩き込んでおけ。それと、グラフィティなんて下らねえ真似、してんじゃねえぞ。ああ?」
三人組の最後の一人が、俺の名前に反応した。
「甲津侭……だって? それって確か、数年前までこの街を仕切ってたチーム、『Heavyz』のリーダーのーーー」
「うるせえんだよ、クソガキが」
俺は言葉を奪うようにそう言って、うるせえ生意気なガキの髪を掴んでから、眼前で鬼ガンすると、ガキは恐怖と痛みからか、泣き出しやがる。
これ以上面倒くせえのはごめんだ。
俺はその場から立ち去る間際、大事なことを聞くのを忘れていた。
半身だけ振り返り、俺は言った。
「おいテメエら。どうしてもぶっ潰してえやつがいるんだけど、そいつの居場所、知らねえか? 確か、そう。名前は」
ーーー線引屋。
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