クラスでバカにされてるオタクなぼくが、気づいたら不良たちから崇拝されててガクブル

諏訪錦

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番外編

もう1つの『クラスでバカにされてるオタクなぼくが、気づいたら不良たちから崇拝されててガクブル』③

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    ライブ会場はマッドシティ東口側を出て、歓楽街の一角にある小さなライブハウスだった。チケットを見ると、あの短髪髭面の男は『route10ルートテン』というMCだということがわかった。彼が主催するライブという話だから、出るのは彼だけなのかと思っていたが、複数人ラッパーが、舞台に上がるらしい。route10が主催する『OTOKOGIー漢気』というチームに所属しているラッパーたちで参加者は構成されていて、単純にライブをするだけでは終わらず、様々な催しが行われるようだ。
    ネットでroute10のことを調べてみると、思っていたよりも多くの情報が得られた。メジャーデビューを口にするくらいだし、全くの無名では無かったということだ。とは言っても、だいたいがroute10自らか、あるいは『OTOKOGIー漢気』のメンバーがSNSで発信したものが検索にヒットしただけなのだが。

    ライブハウスに到着した俺は、重い扉を引いて中に入ると、すぐの場所に立っていた男にチケットを見せるよう催促され、ポケットから一枚取り出す。小さなライブハウスとはいえ、セキュリティはしっかりしているな。
    中では、すでに40~50人ほどの客が入っていたが、これが多いのか少ないのかはわからない。ただまぁ、これだけの人数の前でライブをすること自体は凄いことなんだと思う。

    早く来ていた間久辺さんを見かけ、俺は声をかける。
「来てくれたんだ。ありがとう」
    そう言うと、間久辺さんはクスリと笑った。
「なんで笑うのさ」
「だって、まるで清田君がライブするみたいな言い方するんだもん」
    そうだな。確かに俺がお礼を言うのはおかしかったな。
    じゃあ何て言ったらいいのだろう。せっかく俺のわがままを聞いてここまで足を運んでくれたのだしな。
「どうせなら楽しんで行ってよ、間久辺さん」
「だから、君のライブじゃないでしょ?」
    笑いながら彼女はそう言った。
    そういえば、与儀さんと石神さんの姿が見えないな。そう思い周囲を見渡すと、
「二人とももう中にいるよ。でも、あの二人は良くも悪くも目立つから、始まるまで一緒にいない方がいいってことになったの。実際、ライブハウスに来るまでに五人の男性に声かけられてたよ」
「一緒にいない方がいいって・・・一人になった方が危ないんじゃない?」
「大丈夫でしょ。与儀さんが大丈夫って言ってたから」
    なにをもって大丈夫なのかわからないが、本人たちが言うなら大丈夫なのだろう。
「でもまぁ、確かに三人で歩いていたら目立つと思うよ」
「なにそれ嫌味? 残念ながら、私は与儀さんや冴子ちゃんみたいに美人じゃないので」
「そ、そんなことないよ。間久辺さんだって二人に負けてないよ」
「お世辞でもありがとう。でも、清田君がそう思っている私は偽物。冴子ちゃんから色々アドバイス貰って、どうしたら自分を少しでも可愛く見せられるか、それを追求した結果だよ。与儀さんや冴子ちゃんみたいに、素が良い訳じゃないから私は着飾ることでなんとか自分を偽っているのよ」
「それって、なにか悪いことなの?」
    俺は素直な疑問としてそれを口にした。
「どうしたらいまより良い自分になれるか。それを追求した結果、変わった自分は偽物なんて呼ばないよ。それを言うなら、成長だ」
「成長・・・素敵な表現だね」
    素敵なのは間久辺さんの方だ。なんてこと言えるわけもなく、彼女の笑顔があまりにも眩しすぎて、俺は思わず目を背ける。
    動揺しているのを悟られないためにも、無理やり話を切り出すことにする。
「そもそも、与儀さんや石神さんとはどうやって知り合ったの? 正直、普通に生活してたら出会う二人ではなさそうだけど」
「二人に聞かれたら怒られるよ。あたしらをなんだと思ってるんだって」
「絶対二人に言わないでねっ」
    知られたら思いつく限りの言葉で罵られそうだ。
「言わないよ。でも確かに、私が普通に生活していたらあの二人と出会えてなかったと思うよ。二人と知り合ったきっかけはうちの兄ね」
「へぇ、お兄さんがいるんだ」
    与儀さんや石神さんの会話から、彼女とは別の間久辺って人物が居るのは想像できたが、兄がいるということまではわからなかった。
「間久辺さんのお兄さんって、もしかしてなにかあったの?」
「どうして?」
「与儀さんと石神さんの会話で、間久辺って人の名前が出たとき、少し空気が変わった感じがしたんだ。それでその人はもういないとか言ってたから、もしかして・・・」
「ねぇなんか勘違いしてない?」
「え、死んだんじゃないの?」
「生きとるわ!」
    あ、そうなの。なんだ安心した。
「生きてる、けどね。あのバカアニキ、学校もろくに行かないで、家にも時々着替え取りに戻ってくるだけみたいだし、反抗期だかなんだか知らないけど、人に心配かけるなって感じだよ」
「もしかして、お兄さん不良なの?」
「まさか。それとは正反対だよ。根暗の超オタク。普通にキモいよ」
    待って。与儀さんに、その根暗の超オタクに似てるって言われたんですけど。遺憾だわ。
「でもね」
    間久辺さんは、少し憂いを帯びた瞳を下げた。
「兄は、人を傷つけたりするようなことは絶対にしない人だよ。それに、肝心なときには戦う勇気も持ってた。あの冴子ちゃんを惚れさせるくらいだから、我が兄ながら凄いって思うよ」
    冴子って、あの石神さんのことだよな。あれほど綺麗な人が惚れる相手なんて、それこそモデルかアイドルみたいな男しか想像できないけれど、そういうタイプではないらしい。
「それはぜひ会ってみたいね」
「まぁ、機会があればね。その前に、私が会ってぶん殴ってやりたいけど」
    どこまで本気なのかわからないが、間久辺さんはそう言って拳を作った。
    しかし、彼女の言葉とは裏腹に、お兄さんのことを心から心配しているのが読み取れた。普通の兄妹ならば、兄の動向などそれほど気にしないだろうし、ましてや兄のバイト先まで赴いたりはしないだろう。
「お兄さん思いなんだね」
    茶化したつもりでそう言ったのだが、
「当たり前じゃん。家族なんだから」
    そう返され、俺は面食らってしまう。確かに彼女の言う通りなのだが、俺も同じように臆面もなくそんなことが言えるかと言ったら、恐らく無理だろうな。
    家族、か。俺は間久辺さんのように、当たり前のように家族を思いやることなんてできない。寺の・・・坊主の息子という理由だけで幼い頃からバカにされ、大人たちからは坊主丸儲けと影でやっかまれる日々。家では、檀家の都合ばかりで家族旅行の一つもしたことがない。俺は、あの親父みたいには絶対になりたくないと思い、進学を理由に家を出たんだ。

    話している内に、気づくと会場が熱気に包まれ、ライブが始まった。
    ターンテーブルの前に男が立つと、スイッチが押されて大音量が響く。
    そして、その音を合図にするように、route10がステージに現れた。観客の歓声を聞く限り、ここに集まった人たちの半数くらいは本当に彼のファンのようだ。
「今日はお前らを最高に気持ちよくぶっ飛ばしてやるぜ」
    route10がそう言うと、DJがターンテーブルからビートを流す。それに合わせる形で、route10がフリースタイルーーー即興ラップを始めた。

『俺がMC. route10・・・、まるで作文の句読点・・・、みたいなメリハリあるラップお前らに見せてやる』

息継ぎの後、route10は前のめりになりながらフリースタイルラップを続ける。

『会場は早くもこんな熱狂・・、乗れてねぇニワカはここで説教・・、俺がセンコー・・になって教えてやるよ勉強・・、通知表はオールイチ、それ見て絶叫・・
    route10のラップを聞くのは初めてだが、滑舌が良く聞きやすく、さすがサイファーで鍛えられているなと感じる。
    だが、リズム感に関してはお世辞にもあるとは言えない。節回しフロウも一辺倒で、寺の息子の俺が言うのもなんだが、お経を聞いているみたいだ。
    その後も当たり障りないフリースタイルが数分続いてから、本格的にライブが始まる。最初に『ルーザー』『サムライ』『ヒップホップ指南』という三曲を歌いあげると、息があがり肩で息をしだす。夏場で会場が熱気に包まれているのもあるのだろうが、それにしても凄い汗だな。
    三曲を終えたroute10は、『OTOKOGIー漢気』のメンバーを紹介し、彼らの曲を歌わせる。その間、ステージから下がり休憩でも取ったのか、二曲が終わったところでroute10が再びステージ上に戻ってきた。
    ライブも中盤に差し掛かったところで、route10が言う。
「ここからはちょっとしたサービスだ。俺とフリースタイルバトルをやって勝ったやつに、賞金一万を払うぜ」
    そう言うと、『OTOKOGIー漢気』のメンバーが我先に手を挙げる。まるで訓練されたコントを見ているようだ。
    そうして、手際よく一人がステージ中央に立つと、司会進行役を買って出た。
    残りの四人は、初めから話が付いていたのだろう、一人を除いてステージから下がる。向かい合う二人に司会の男が、八小節か十六小節と聞くと、挑戦者という体の『OTOKOGIー漢気』メンバーが八小節と短く答えた。
    フリースタイルバトルには、一般的に八小節をお互い交互に二回行うものと、十六小節をお互いに一回ずつ行うものがある。動画をかなりの量見漁った結果、中でも交互にラップし合える八小節バトルで行われることが多いことがわかった。今回もそうだ。
    route10とバトルするのは、『OTOKOGIー漢気』のメンバーのMC.KOUYAという人物だった。ステージ上で向かい合った二人は、先攻と後攻を決めるじゃんけんを行う。結果、MC.KOUYAが勝ったため、バトルでは若干有利に試合運びができる後攻を選択する。
    その代わり、route10はDJが視聴として流した三曲のビートの中から、バトルに使用するものを一つだけ選択することができる。ラッパーによって得意なリズムが違うため、バトルに使う曲選びも重要となってくる。route10が選んだのは比較的ゆったりとしたビートだった。
    司会の男がスタートの声を上げると、DJがターンテーブルをスクラッチし、ビートが流れ出す。すると、先行のroute10がマイクを持ち上げた。

『おいKOUYA・・・調子はどうだ・・・、気の抜けたコーラ・・・、飲んでるようだ・・・、エーイ、なんてこと言われねぇように気ぃ張って行くぞ、ビート◦◦◦ジーッと◦◦◦耳を傾ければきっと◦◦◦できるはずだ』

    先行で手堅く脚韻きゃくいんーーー小節のケツの部分で韻を量産したroute10に続き、MC.KOUYAが前に出る。

『俺は気の抜けたコーラじゃない、炭酸・・バチバチでガンガン・・攻めて散々・・ぶち抜いてさんたん・・たる結果にならねぇのは当たり前だろ、ここで一発ぶち抜く確信◦◦、俺はマーダー、韻で殺人◦◦

    後攻、KOUYAのラップは、韻こそそれなりに踏めていたが、言葉が意味不明な箇所があったり、ラップ自体聞き取りづらい所があり、いまいちな印象を受ける。会場の様子を見ても、route10のときに比べて、KOUYAのときはそれほど盛り上がっていなかった。

炭酸・・は抜けてねぇみたいだがきゃんきゃん・・吠えすぎで見てられねぇな、つか誰が殺人犯◦◦◦、良いとこなく死んだ◦◦◦のはむしろお前の方、俺は上昇気流、躍進だ◦◦◦業界賑わしてく確信犯◦◦◦

    route10最後のバースが終わり、後攻だったKOUYAのバースが始まる。

『上昇気流に乗って躍進、するのは俺もだそう成り上がり・・・・・、つか神がかり・・・・・的なスキルでぶつかってく体当たり・・・・・するような感じだぜ、マジで俺が最強』

    お互い八小節を二本ずつ行い、DJがビートを止める。すると、司会進行役の男が前に出て、マイクを握った。
「しゅーりょー。さぁ、八小節二本やってもらいましたが、勝敗はどうなるでしょう。それを決めるのは会場の皆さんです。さぁ、準備はいいでしょうか。良かった方に声を上げて下さい」
    フリースタイルバトルの審査方法は様々あるが、一番ポピュラーなのが、観客の声を聞くというものだ。進行役の男がバトルした者の名前を呼び、観客に声を張り上げてもらって、相手よりも大きな歓声を得た者が勝利するというやり方だ。つまり、審査員はこの会場のお客さんなのである。

    進行役の男がまず、「先行、route10」と言うと、観客の大きな歓声がライブハウスに響く。その歓声が静まるのを待ってから、続いて「後攻、KOUYA」と言うと、route10よりも小さい歓声が飛ぶ。これで勝負は喫した。割合にしたら、七対三といったところか。
 「勝者、route10っ!」
    進行役がそう宣言すると、route10は拳を軽く持ち上げ、ガッツポーズをした。
    このライブは一応route10のワンマンライブだし、彼が勝つのは当然なのかもしれないが、それでもKOUYAへの歓声もそれなりにあったことを考えると、完全にヤラセのバトルではなかったのだと思う。それに、やはり俺が聞いた感じも、route10の勝利だと感じた。
    この地域のMCバトルではroute10は有名人らしいから、当然実力もそれなりに認められているのだろう。
    自信の表れか、route10はマイクを握ると、言った。
「飛び入り参加も認めるぜ。会場にいる誰でも、俺に買ったら賞金くれてやるよ。まぁ、俺にコテンパンにされる覚悟があればステージに上がってこい」
    そう言って笑うroute10の笑みには、自己陶酔がありありと見て取れた。それに、まさか誰も上がって来ようとは思うまい、と高を括っているのかもしれない。
    そもそも、ラッパーに限らず、ヒップホップに生きる人間っていうのはビッグマウスが多いと聞くが、お山の大将は見てて白ける。
     俺はふぅと一息つくと、動き出す。
     隣で間久辺さんが、「ねぇ、どこ行くつもり?」と聞いてきたため、それに答える。
「ちょっと、コテンパンにされてくるよ」
    その答えの意味がわからなかったのか、呆気に取られる間久辺さんを残し、俺は人をかき分け、歩みを進める。向かう先はスポットライトのさす方向。
    恥をかいたっていい。笑われたって別に構わない。そんなのはもう慣れすぎている。でも、舐められたままで声も上げず、逃げるのはもうやめようと思った。
    ヒップホップというアウトローな世界において、言葉を用いて相手を打ち倒すのがMCバトル。腕っ節で勝ち目のない俺が、唯一、あの男に一矢報いることができるとすれば、これだけだ。
    人を掻き分けた先に、俺を嘲り、『ダッセェやつ』とバカにした男が立っている。その言葉、撤回させてやる。
     だから俺は、ステージに足を掛けた。
   
   
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