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過去
85.
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女顔であることは自覚しているが、それを指摘されるのは我慢ならない。しかし順番を譲ってもらった事実は事実なので一睨みするだけに留めた。あとで殴る予定だが。
ロイズが布ごとぐちゅっと中指を突き入れ、ゆるく掻き回し汚れを拭いた。それを何回か繰り返せば、布にとろりとした白濁液と赤がそこそこの量染み込んだ。
「このぐらいでいいですかねえ」
「さっさとどけろ」
「お前ね」
レオを押しのけ、礼儀がなってねえと怒鳴るレオを無視してズボンと下着を少し下げて陰茎を取り出し、幾分か綺麗になった入口にさっさとそれを擦りつける。スリットの入った多少長いシャツが邪魔臭かった。
視界に入ってくる幼い男芯には相変わらず舌打ちが止まらないが、前の二人があそこまで興奮していたのだ、苛立ちを凌駕するほどの逸材かもしれない。
「ゃ、いや、だ」
濡れた瞳で見上げてくる赤色の瞳は別に見なくとも構わない。これまでの二人のように声をかけてやる必要もない。ソンリェンにとって今必要なのはこの子どもの穴だけで、ここさえ使えればいい。
「ぃや……ねが、や」
初めて見た顔ぶれのソンリェンに淡い期待を抱いたのか、子どもはすっかり青ざめた唇で必死に懇願してきた。それを綺麗に無視し、子どもの細すぎる腰を鷲掴みぐ、とひくつく割れ目に先端部分を押し付ける。ぬち、と湿った音を奏でて狭い内壁が絡みついてきた。
「ぁ―――や、やだ、やぁあ゛……」
子どもが腰を引いて首を振る。汗に濡れた長い赤茶色の髪が、汗ばんだ褐色の肌にぺたりと吸い付いている光景に少しだけ興が乗って、ためらうことなく一気に突き入れる。
「ァ……ッ、ッ、ひ」
二人分の欲望を既に受け入れているはずのそこは、やはり狭かった。先ほどロイズが全部入れても大丈夫だったので遠慮することなく腰を押し付ける。
内壁をかき分けるように押し進み、もうこれ以上進むことができないというところまで行き着いてから腰を止めた。薄い腹はねじ込まれた棒の形にあわせてぽっこりと膨らんでいる。手を添えれば自身の竿の脈打ちすらも伝わってきた。
ここまで入れたというのに、まだ全て埋まりきっていないというのが驚きだ。ねっとりと包み込んでくる内壁はそれなりの快感を与えてくるが、ガチガチに固まった体は動きづらそうだった。
これは本当に良くなるのだろうかと疑いたくなる。
「ァ……あ」
「おい緩めろ」
「……い、たぃ、たい、ァ、あ……」
「狭えっつってんだよガキ、おら、動けねえだろうが」
「鬼畜野郎だな。あとガキじゃなくてトイちゃんだっつってんだろ」
「もおソンリェン、まだ慣れてないんだからしょうがないじゃん、可哀想だよ?」
「ソンリェンはいつもせっかちなんですよ」
人のことを非難してくるくせに、子どもの手足を抑える外野達の手はちっとも緩む気配がない。そもそもこれを連れて来たのはソンリェン以外の鬼畜共だ。こっちは使ってもいいと言われたから試しに突っ込んでるだけだと怒鳴りたくなったが、一つ舌打ちをすることで苛立ちを消化し律動を開始する。
ぽこりと膨らむ薄い腹にまるで薄い風船だなと、と鬼畜共に負けず劣らずな事を考えつつ、腰を押さえつけて力任せに何度も出し入れを繰り返す。
絶叫し、苦痛にのたうつ子供の足がびくびくと痙攣するが知ったことじゃない。こちらはこの後に控えている憂鬱な客のせいで時間もないのだ。
能天気で化粧と睫毛と香水だけが命とでも言わんばかりの女性の顔を思い出したらますます苛立ちが募って、子どもの身体が浮くぐらい腰を素早く打ち付ける。
「うーわ、乱暴」
「まあ、それがソンリェンだもんねー」
「なーんでそんな誇らしげなんだよエミー」
「エミーはソンリェン大好きですもんねえ」
「黙れてめえら、こんなことしてる時点で乱暴もクソもあるか、よ」
「……ひっ……ィ、ぐ、ァ」
周囲の雑音を無視しつつ、とにかく今穿っている穴に集中する。
ぐち、ぐち、ぐち、と容赦なく挿入を繰り返していくうちに、あれだけ窄まっていた内部がだんだんと緩んできた。ある程度進めばそれなりに広がってもいるようだ。ただ、潰れた蛙の断末魔のような悲鳴はいい加減耳に煩かった。
「ァああ、ぃ゛、アッ、……」
「うるせえな。おいエミー、口抑えろ」
「ええ、トイの声可愛いじゃんか」
「できねえなら布突っ込め」
「もー、しょうがないなあ」
「んッ……ぐ」
機嫌の悪いソンリェンの指示に従い、エミーが子どもの口を抑えつけたのを見計らって円を描くように腰を回せばぐちゅんと膣内が広がって、各段に具合がよくなった。
奥に広がった突起が一粒一粒吸盤のように吸い付いてくる。エミーとロイズがハマったのはこれか。
確かに、キツいが中はそれなりに柔くて少しでも気を抜けばすぐにでももっていかれそうだった。仲間達の前で堪えきれずに直ぐに達するなどみっともない姿を晒したくは無い。
腰にじわじわと集中していく熱い快楽が少しでも引き延ばせるようやり過ごしながら、透明な液体に交じったピンク色が沫立つ浅い入口部分に肉欲の側面を擦りつける。
「~~~ッ、ンっ、ふ、ぐ」
内壁を抉じ開けるように何度も引いては何度も突き入れ、時折かき混ぜるように腰をまわすと残っていた誰かの精液が絡まり、ぬちぬちとした粘着質な音が響いた。3人に見せつけるように腰をギリギリまで引き抜き、躍りかかる様に腰を突きだしパンッ、パンッと骨がぶつかるくらい激しく出し入れすれば、子どもはより一層目を開いて体をくねらせた。
引き抜くたびにこつこつとした突起に擦られ、きゅっと締め上げてくる内部は非常に刺激が強く、性的快感を強く感じられる穴だ。今は狭くて少々動きづらいが、ロイズの言う通り回数を重ねればそれなりの具合になるだろう。エミーとロイズが唸った理由もそれなりに理解した。
狭いくせに、入れれば入れるほど深く入る。内部の温かさも絡みつきも申し分ない。小さくて男性器も併せ持つ異常な体のくせに、膣道の長さも奥の子宮口の狭さもなかなかに具合がいい。
バカにしていた手前認めたくはないが、十分当たりの部類に入るだろう。
「どうですか? 案外いいでしょう」
「……及第点だな」
ロイズが布ごとぐちゅっと中指を突き入れ、ゆるく掻き回し汚れを拭いた。それを何回か繰り返せば、布にとろりとした白濁液と赤がそこそこの量染み込んだ。
「このぐらいでいいですかねえ」
「さっさとどけろ」
「お前ね」
レオを押しのけ、礼儀がなってねえと怒鳴るレオを無視してズボンと下着を少し下げて陰茎を取り出し、幾分か綺麗になった入口にさっさとそれを擦りつける。スリットの入った多少長いシャツが邪魔臭かった。
視界に入ってくる幼い男芯には相変わらず舌打ちが止まらないが、前の二人があそこまで興奮していたのだ、苛立ちを凌駕するほどの逸材かもしれない。
「ゃ、いや、だ」
濡れた瞳で見上げてくる赤色の瞳は別に見なくとも構わない。これまでの二人のように声をかけてやる必要もない。ソンリェンにとって今必要なのはこの子どもの穴だけで、ここさえ使えればいい。
「ぃや……ねが、や」
初めて見た顔ぶれのソンリェンに淡い期待を抱いたのか、子どもはすっかり青ざめた唇で必死に懇願してきた。それを綺麗に無視し、子どもの細すぎる腰を鷲掴みぐ、とひくつく割れ目に先端部分を押し付ける。ぬち、と湿った音を奏でて狭い内壁が絡みついてきた。
「ぁ―――や、やだ、やぁあ゛……」
子どもが腰を引いて首を振る。汗に濡れた長い赤茶色の髪が、汗ばんだ褐色の肌にぺたりと吸い付いている光景に少しだけ興が乗って、ためらうことなく一気に突き入れる。
「ァ……ッ、ッ、ひ」
二人分の欲望を既に受け入れているはずのそこは、やはり狭かった。先ほどロイズが全部入れても大丈夫だったので遠慮することなく腰を押し付ける。
内壁をかき分けるように押し進み、もうこれ以上進むことができないというところまで行き着いてから腰を止めた。薄い腹はねじ込まれた棒の形にあわせてぽっこりと膨らんでいる。手を添えれば自身の竿の脈打ちすらも伝わってきた。
ここまで入れたというのに、まだ全て埋まりきっていないというのが驚きだ。ねっとりと包み込んでくる内壁はそれなりの快感を与えてくるが、ガチガチに固まった体は動きづらそうだった。
これは本当に良くなるのだろうかと疑いたくなる。
「ァ……あ」
「おい緩めろ」
「……い、たぃ、たい、ァ、あ……」
「狭えっつってんだよガキ、おら、動けねえだろうが」
「鬼畜野郎だな。あとガキじゃなくてトイちゃんだっつってんだろ」
「もおソンリェン、まだ慣れてないんだからしょうがないじゃん、可哀想だよ?」
「ソンリェンはいつもせっかちなんですよ」
人のことを非難してくるくせに、子どもの手足を抑える外野達の手はちっとも緩む気配がない。そもそもこれを連れて来たのはソンリェン以外の鬼畜共だ。こっちは使ってもいいと言われたから試しに突っ込んでるだけだと怒鳴りたくなったが、一つ舌打ちをすることで苛立ちを消化し律動を開始する。
ぽこりと膨らむ薄い腹にまるで薄い風船だなと、と鬼畜共に負けず劣らずな事を考えつつ、腰を押さえつけて力任せに何度も出し入れを繰り返す。
絶叫し、苦痛にのたうつ子供の足がびくびくと痙攣するが知ったことじゃない。こちらはこの後に控えている憂鬱な客のせいで時間もないのだ。
能天気で化粧と睫毛と香水だけが命とでも言わんばかりの女性の顔を思い出したらますます苛立ちが募って、子どもの身体が浮くぐらい腰を素早く打ち付ける。
「うーわ、乱暴」
「まあ、それがソンリェンだもんねー」
「なーんでそんな誇らしげなんだよエミー」
「エミーはソンリェン大好きですもんねえ」
「黙れてめえら、こんなことしてる時点で乱暴もクソもあるか、よ」
「……ひっ……ィ、ぐ、ァ」
周囲の雑音を無視しつつ、とにかく今穿っている穴に集中する。
ぐち、ぐち、ぐち、と容赦なく挿入を繰り返していくうちに、あれだけ窄まっていた内部がだんだんと緩んできた。ある程度進めばそれなりに広がってもいるようだ。ただ、潰れた蛙の断末魔のような悲鳴はいい加減耳に煩かった。
「ァああ、ぃ゛、アッ、……」
「うるせえな。おいエミー、口抑えろ」
「ええ、トイの声可愛いじゃんか」
「できねえなら布突っ込め」
「もー、しょうがないなあ」
「んッ……ぐ」
機嫌の悪いソンリェンの指示に従い、エミーが子どもの口を抑えつけたのを見計らって円を描くように腰を回せばぐちゅんと膣内が広がって、各段に具合がよくなった。
奥に広がった突起が一粒一粒吸盤のように吸い付いてくる。エミーとロイズがハマったのはこれか。
確かに、キツいが中はそれなりに柔くて少しでも気を抜けばすぐにでももっていかれそうだった。仲間達の前で堪えきれずに直ぐに達するなどみっともない姿を晒したくは無い。
腰にじわじわと集中していく熱い快楽が少しでも引き延ばせるようやり過ごしながら、透明な液体に交じったピンク色が沫立つ浅い入口部分に肉欲の側面を擦りつける。
「~~~ッ、ンっ、ふ、ぐ」
内壁を抉じ開けるように何度も引いては何度も突き入れ、時折かき混ぜるように腰をまわすと残っていた誰かの精液が絡まり、ぬちぬちとした粘着質な音が響いた。3人に見せつけるように腰をギリギリまで引き抜き、躍りかかる様に腰を突きだしパンッ、パンッと骨がぶつかるくらい激しく出し入れすれば、子どもはより一層目を開いて体をくねらせた。
引き抜くたびにこつこつとした突起に擦られ、きゅっと締め上げてくる内部は非常に刺激が強く、性的快感を強く感じられる穴だ。今は狭くて少々動きづらいが、ロイズの言う通り回数を重ねればそれなりの具合になるだろう。エミーとロイズが唸った理由もそれなりに理解した。
狭いくせに、入れれば入れるほど深く入る。内部の温かさも絡みつきも申し分ない。小さくて男性器も併せ持つ異常な体のくせに、膣道の長さも奥の子宮口の狭さもなかなかに具合がいい。
バカにしていた手前認めたくはないが、十分当たりの部類に入るだろう。
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