トイの青空

宝楓カチカ🌹

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81.

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「あ、ソンリェン、ロイズの次俺だから」
「別に何番手でも構わねえよ。飽きたら回せ」
「ドライなのなー、お前」
 飄々と肩を竦ませた男は、先ほどまでロイズがいた位置に移動し子どもの両腕をシーツに押さえつけた。一瞬だけ離された瞬間、子どもがバタバタと腕を激しく振り抵抗しようとしたが難なく捕らえられる。
 あんな細い腕で大人3人に抵抗できるはずもないだろうに、意外に気骨はあるようだ。
 ふと、興味が湧いた。そういえば、レオとエミーが屋敷に呼んだ複数人と遊びつくしているのは見かけたこともあるし、誘われ本当に気が乗った時だけ混ざることもあったのだが、こうした本格的な輪姦現場を目の当たりにするのは初めてだった。
 一人減ってもバレない程度の孤児とは言え、見ず知らずの子どもを犯すのだから当たり前だが。
「あれ、ソンリェン。珍しいね」
 煙草を吸いつつ、壁際からベッドの傍へと移動する。レオにずりずりと引きずられベッドの上で胡坐をかいていたエミーは、下半身を丸出したまま珍しく近くで眺めに来たソンリェンの腕に巻き付いてきた。
 男も女も関係なくこうして他人にやけに甘えてくるエミーだが、ソンリェンは自分から触れること以外で人に触れられることが好きではない。それは仲間であるエミーであっても同様だった。ぐいっと押しのける。
 酷くない? と泣きまねをするエミーを放置してベッドに座り、子どもの全体像を改めて確認する。
「ああほら、背けないで。顔を上げてくださいねえ」
 子どもの両足を無理矢理開きながら優しい声をかけるロイズは、いつも以上に笑顔が深かった。歪んだ欲を持つ男たちの生贄にされている子羊はびくりと震えたが、頑として顔をシーツに背けたままロイズを見ようとはしない。
「困りましたねえ、顔を見ながらしたいんですけど」
 エミーに片足を押さえつけさせ、赤が散った割れ目にロイズは指を軽く埋め込んだ。にちゃ、と湿った音を立ててそこが割り割かれ、「ひぅッ……」と小さく叫んだ子どもは尚も現実から目を背けるためか横を向いている。
 そんなことをしてもこの状況だ。逃げることなど不可能だろうに。
「我儘を言うとこのまま拳ごと奥に突っ込んじゃいますよ?」
 にこり、と禍々しく笑ったロイズの顔は見えなかったはずなのに、ぶるぶると震えた子どもは彼が本気でそれをする男だということはきちんと理解しているらしく、のろのろと顔を動かした。
 現れた顔はもちろん蒼白だったが、泣いてはいない。それには少しだけ感心したが、初めて見た子どもの顔には少しばかりげんなりした。
 涙の代わりに鼻水を垂らし、くしゃりと歪んでいる表情はお世辞にも綺麗とは言い難かった。見開かれた瞳はやけに大きくて扱けた頬には不釣り合いにも見える。孤児なのだから栄養が足りていないのだろう。
 なぜこれを選んだのかと改めて残りの3人の感性を疑いたくなる。
 緊張と怯えのためか、一度男を知り熟れてしまった果実はひくひくと収縮している。まだまだ時間も人数も行為自体もこれからだというのに、こんな華奢なナリでは数日も持たずに壊れてしまうかもしれない。
「いい子ですねえ、トイ。ちょっと確認させてくださいね」
 それがこの子どもの名前なのだろうが、そんなのは一瞬で忘れた。ロイズが周りに見せつけるように柔らかな膣口を押し開いた。
「ァ……っ、」
 子どもがうねる。褐色の肌と違い、く、と開かれた中は赤く濡れていて、今にも湯気が立ちこめてもおかしくないほどに生温かそうではあった。エミーが吐き出した白濁液が僅かに溢れてきて、褐色の肌によく映えている。
 ロイズが愉し気に頬を歪ませた。
「どうだ?」
「ちゃんと膜は破られてるみたいですねえ」
「あったりまえじゃんか! 俺のが小さいみたいに言うのやめてよ、もー」
 ぶーたれたエミーに構わずロイズは尚も指を動かして中を確認している。人差し指と中指でさらに大きく開き、血が散った膣の入り口の部分に小さな穴が見えた。
 その周りにある淡い朱色のひだがここからも柔らかそうに見えて初めて嗜虐心が刺激されたが、萎えた子どもの男性器も同時に視界に入ってしまい直ぐに削がれる。
「うわっ、やっぱまんこ小せえなあ、普通の女より……エミーお前これに挿れたんか」
「うん、無理矢理挿れた」
「ああ、膣口切れてますねえ、可哀想に」
「だから当たり前じゃん、オレ結構でかいんだよ!?」
「ロイズお前な、どの口が言ってんだか……まあなんとかなるだろ。ちっちゃくともここはしっかり女の子なんだから。男を受け入れるためにできてんだよ、なあトイちゃん」
「トイ君、じゃないですかねえ」
「どっちでもいいだろ」
「ねえってば! みんな聞いてる?」
 くっと喉の奥でレオが笑いながら子どもの顔を覗き込んだ。子どもは言葉も出ないのかガタガタと脂汗を垂れ流して震えている。だが休みを与えてやろうなどという優しさを見せる男はここにはいなかった。もしもまともな感性の奴がいれば、そもそも幼い子どもを攫ってなど来ないだろう。
 ここにいる男たちは全員イかれていた。もちろんソンリェン自身も。
「さてトイ、次は私を気持ちよくしてくださいね」
「っ……ふ、ぐ」
 
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