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勇敢な子豚
14.
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「トイ、もうちょっと奥を締めて下さい……そうその調子、いい子ですねえ」
「ん、んぐ、ん、ぅう」
何をされても抗う術もなくて、トイは人形のようにただロイズの動きに合わせて揺れるしかない。
「ねえねえロイズ、その子聞こえてないんじゃない?」
「そんなことないですよ、褒めて伸ばすのが僕の子育て術なんです」
「なーにが子育てだよこの鬼畜野郎が」
「レオに言われたくないんですけどねえ」
「ん──」
がんと激しい突き上げに圧迫された身体がずり上がるが、残りの男たちに手足を押さえつけられているためまた定位置に戻されてしまう。
首を、上から体重を乗せるようにより一層強く絞められる。ロイズの律動が更に早くなった。
「ッ、あ、そろそろ……」
「ん、ふ゛、っ……ん……ぅッ!」
もう肺の奥まで突き入れられたのではと錯覚してしまうほど深くねじ込まれる。
ロイズが低く呻いて、腰をぶつけてきた。
口内で小刻みに痙攣した肉の塊から、青臭い体液がダイレクトに喉に流し込まれていく。
「ん──ッ、んん、ぐ、んぅ──……」
ぐりぐりと腰を回す男に口の中をかき回され、飲み込めなかった精液が口や鼻から零れて視界が霞んできた。酸素が足りない。
それなのにさらにの首をぐっと絞められ小刻みに腰を穿ち続けられるものだから、もっと苦しくなった。
「あー、いいですね……ここ」
ずっぽりと切っ先が引っかかるのがいいのか、ロイズが恍惚とした表情でトイの喉の奥に先端を擦りつけてきた。勢いは落ちたが、再び口内に苦い精液が吐き出される。
「……結構、絞られましたね。かなりよくなりましたし」
「ほんとに?じゃあ俺、次は口使いたいな」
「お前はやり過ぎなんだよ、エミー」
「レオに言われたくないもん、っていうか、はやくどいてってば!いつまで突っ込んでんだよ!もう出し終わっただろ!」
「だってあったけえんだもーん」
霞む視界の中、耳に流れてくる言葉は至って普通の会話に聞こえた。気心しれた友人同士の軽い掛け合いだ。とてもこんな残酷な行為を子どもに強いている人間の声だとは思えなかった。
ずるりと、口の中から異物が引き抜かれる。やっと与えられた解放にひゅわっと肺が膨らんだ。
「か、ひゅ……ひ、ㇶッ」
「頑張りましたねトイ。次は僕以外の人をここで気持ちよくしてやってくださいねえ」
「俺のはロイズより長いから、しっかり喉開いといてね!トイ」
「失礼なこと言わないでくださいよエミー、貴方のよりは長いです」
「失礼って失礼じゃない?」
「ぉ、え……ぁ、はぅ」
首を振って咳込むたび口の端から気泡の混じった唾液が零れる。もう誰のものかもわからない生臭い白濁液で、顔全体が汚れていた。
「お前らまだやってんのかよ」
「あ、ソンリェン! おかえりなさい」
「くんな」
誰かが扉を開ける音が聞こえた。助けであってほしいというトイの願いは直ぐに打ち砕かれた。
視界の隅で金色の髪が揺らぐ。エミーという青年に抱き着かれそうになった男がそれを躱している所だった。見覚えのある顔だ、呼び出されたか何かで一度部屋を後にしたソンリェンという青年だ。
「まだって、貴方が出て言ってからそんなに時間たってないんですけど。今3週目くらいですねえ」
「で、どうだったよ」
「どうもこうもあるか。いい加減うぜえから捨てた」
「えっ、でもジャニスちゃんでしょ? ソンリェンのパパ怒んない?」
「知るか」
彼が戻ってきたということは、トイを苛む人間がまた一人増えてしまったということだ。
「お、ってことはソンリェンも今独り身になっちゃったわけ? お仲間じゃねえか」
「数人いるうちの一人だバカ」
「何人侍らせてんだよてめえはよ!これだから美人さんはよお……ったく、世の女性陣もこんな仏頂面能面野郎のどこがいいんだか。俺のほうがよっぽどいい男だっつーのに」
「黙れカス」
「んー、もしかしてソンリェン今かなり機嫌悪い?」
「そういうことだ、さっさとどけ」
「おい押すなって!」
「──ッ、ァ」
ソンリェンに肩をひっつかまれ後退させられたせいで、トイの中からレオの肉棒が勢いをつけて抜けた。
栓を失った膣から勢いよく精液があふれ出して、切れた入り口に染みこんで痛みに呻く。びくびくと腿を痙攣させて苦痛に耐える哀れなトイの姿に、会話に夢中な彼らが気づくことなかった。
「あっぶねえな、俺のちんこが千切れたらどうしてくれんだよおめー」
「そんなやわで使いもんにならねえブツは勝手に千切れとけ」
「お前ね」
「え、ちょっとまってって、次俺、俺の番だってば、レオの次は俺!」
「うるせえな、年上には従え」
「ええええ年下に譲ってよ!ただでさえレオが長すぎて待ちくたびれてんのに」
「なに言ってんだ、年下のお前のためにトイの処女はお前に譲ってやっただろうが、なあソンリェン」
「あ? トイ?」
「……これの名前だよ」
「ああ、それか」
「お前ってほんとドライだよな。優しい俺が呼び出し喰らったお前に順番譲ってやったの覚えてる?」
「ほんとソンリェン最低! あ、トイって名前すごくない? 完璧玩具になるために生まれて来たって感じだよね」
「黙れバカ共、いちいち玩具の名前なんか覚えてられっか……おいロイズ」
「はいはい、腕押さえててあげますから一発すっきりしてってください」
「ぅ、うあ……」
強い力でソンリェンに太腿を掴まれた。力の入らない体で必死に股を隠そうとした腕はロイズに引き戻されて押さえつけられる。
ソンリェンはズボンの前をくつろげながらトイの股を容赦なく割り開き、精液に塗れぬるぬるになった割れ目にちっと舌打ちした。
「散々出しやがっててめえら……きったねえな」
「すげえだろ?俺のテクでめくれて穴の中丸見え……すーぐ入るぜ」
「どうだか」
「って、えーソンリェン、つけんの?」
「当たり前だ、こんな汚ねえ穴に生で突っ込めるか」
「潔癖すぎんだろ」
「うるせえ、黙れ」
勝手なことを言いながら、さっさと避妊具を取り出し着用したソンリェンは、長時間酷使されぽっかりとあいてしまったトイの空洞にひたりと切っ先を添えてきた。首を振って腰を引く。
「おい、てめえこっちの足押さえとけ」
「人使い荒すぎだろ」
「さっさとしろ」
「しょうがねえなあ暴君は……はいはい、ご開帳」
指示された通りに片足をソンリェン、そしてもう片足をレオに大きく割り割かれ、ぷっくりと赤く腫れたそこがトイの眼前に露わになる。
「……ねが、おねが、い」
震えるトイの懇願になど耳も貸さず、ソンリェンは反り返った凶器を容赦なく押し込んできた。
「……あ、ッ、や、ァああ―――ッ、」
「ん、んぐ、ん、ぅう」
何をされても抗う術もなくて、トイは人形のようにただロイズの動きに合わせて揺れるしかない。
「ねえねえロイズ、その子聞こえてないんじゃない?」
「そんなことないですよ、褒めて伸ばすのが僕の子育て術なんです」
「なーにが子育てだよこの鬼畜野郎が」
「レオに言われたくないんですけどねえ」
「ん──」
がんと激しい突き上げに圧迫された身体がずり上がるが、残りの男たちに手足を押さえつけられているためまた定位置に戻されてしまう。
首を、上から体重を乗せるようにより一層強く絞められる。ロイズの律動が更に早くなった。
「ッ、あ、そろそろ……」
「ん、ふ゛、っ……ん……ぅッ!」
もう肺の奥まで突き入れられたのではと錯覚してしまうほど深くねじ込まれる。
ロイズが低く呻いて、腰をぶつけてきた。
口内で小刻みに痙攣した肉の塊から、青臭い体液がダイレクトに喉に流し込まれていく。
「ん──ッ、んん、ぐ、んぅ──……」
ぐりぐりと腰を回す男に口の中をかき回され、飲み込めなかった精液が口や鼻から零れて視界が霞んできた。酸素が足りない。
それなのにさらにの首をぐっと絞められ小刻みに腰を穿ち続けられるものだから、もっと苦しくなった。
「あー、いいですね……ここ」
ずっぽりと切っ先が引っかかるのがいいのか、ロイズが恍惚とした表情でトイの喉の奥に先端を擦りつけてきた。勢いは落ちたが、再び口内に苦い精液が吐き出される。
「……結構、絞られましたね。かなりよくなりましたし」
「ほんとに?じゃあ俺、次は口使いたいな」
「お前はやり過ぎなんだよ、エミー」
「レオに言われたくないもん、っていうか、はやくどいてってば!いつまで突っ込んでんだよ!もう出し終わっただろ!」
「だってあったけえんだもーん」
霞む視界の中、耳に流れてくる言葉は至って普通の会話に聞こえた。気心しれた友人同士の軽い掛け合いだ。とてもこんな残酷な行為を子どもに強いている人間の声だとは思えなかった。
ずるりと、口の中から異物が引き抜かれる。やっと与えられた解放にひゅわっと肺が膨らんだ。
「か、ひゅ……ひ、ㇶッ」
「頑張りましたねトイ。次は僕以外の人をここで気持ちよくしてやってくださいねえ」
「俺のはロイズより長いから、しっかり喉開いといてね!トイ」
「失礼なこと言わないでくださいよエミー、貴方のよりは長いです」
「失礼って失礼じゃない?」
「ぉ、え……ぁ、はぅ」
首を振って咳込むたび口の端から気泡の混じった唾液が零れる。もう誰のものかもわからない生臭い白濁液で、顔全体が汚れていた。
「お前らまだやってんのかよ」
「あ、ソンリェン! おかえりなさい」
「くんな」
誰かが扉を開ける音が聞こえた。助けであってほしいというトイの願いは直ぐに打ち砕かれた。
視界の隅で金色の髪が揺らぐ。エミーという青年に抱き着かれそうになった男がそれを躱している所だった。見覚えのある顔だ、呼び出されたか何かで一度部屋を後にしたソンリェンという青年だ。
「まだって、貴方が出て言ってからそんなに時間たってないんですけど。今3週目くらいですねえ」
「で、どうだったよ」
「どうもこうもあるか。いい加減うぜえから捨てた」
「えっ、でもジャニスちゃんでしょ? ソンリェンのパパ怒んない?」
「知るか」
彼が戻ってきたということは、トイを苛む人間がまた一人増えてしまったということだ。
「お、ってことはソンリェンも今独り身になっちゃったわけ? お仲間じゃねえか」
「数人いるうちの一人だバカ」
「何人侍らせてんだよてめえはよ!これだから美人さんはよお……ったく、世の女性陣もこんな仏頂面能面野郎のどこがいいんだか。俺のほうがよっぽどいい男だっつーのに」
「黙れカス」
「んー、もしかしてソンリェン今かなり機嫌悪い?」
「そういうことだ、さっさとどけ」
「おい押すなって!」
「──ッ、ァ」
ソンリェンに肩をひっつかまれ後退させられたせいで、トイの中からレオの肉棒が勢いをつけて抜けた。
栓を失った膣から勢いよく精液があふれ出して、切れた入り口に染みこんで痛みに呻く。びくびくと腿を痙攣させて苦痛に耐える哀れなトイの姿に、会話に夢中な彼らが気づくことなかった。
「あっぶねえな、俺のちんこが千切れたらどうしてくれんだよおめー」
「そんなやわで使いもんにならねえブツは勝手に千切れとけ」
「お前ね」
「え、ちょっとまってって、次俺、俺の番だってば、レオの次は俺!」
「うるせえな、年上には従え」
「ええええ年下に譲ってよ!ただでさえレオが長すぎて待ちくたびれてんのに」
「なに言ってんだ、年下のお前のためにトイの処女はお前に譲ってやっただろうが、なあソンリェン」
「あ? トイ?」
「……これの名前だよ」
「ああ、それか」
「お前ってほんとドライだよな。優しい俺が呼び出し喰らったお前に順番譲ってやったの覚えてる?」
「ほんとソンリェン最低! あ、トイって名前すごくない? 完璧玩具になるために生まれて来たって感じだよね」
「黙れバカ共、いちいち玩具の名前なんか覚えてられっか……おいロイズ」
「はいはい、腕押さえててあげますから一発すっきりしてってください」
「ぅ、うあ……」
強い力でソンリェンに太腿を掴まれた。力の入らない体で必死に股を隠そうとした腕はロイズに引き戻されて押さえつけられる。
ソンリェンはズボンの前をくつろげながらトイの股を容赦なく割り開き、精液に塗れぬるぬるになった割れ目にちっと舌打ちした。
「散々出しやがっててめえら……きったねえな」
「すげえだろ?俺のテクでめくれて穴の中丸見え……すーぐ入るぜ」
「どうだか」
「って、えーソンリェン、つけんの?」
「当たり前だ、こんな汚ねえ穴に生で突っ込めるか」
「潔癖すぎんだろ」
「うるせえ、黙れ」
勝手なことを言いながら、さっさと避妊具を取り出し着用したソンリェンは、長時間酷使されぽっかりとあいてしまったトイの空洞にひたりと切っ先を添えてきた。首を振って腰を引く。
「おい、てめえこっちの足押さえとけ」
「人使い荒すぎだろ」
「さっさとしろ」
「しょうがねえなあ暴君は……はいはい、ご開帳」
指示された通りに片足をソンリェン、そしてもう片足をレオに大きく割り割かれ、ぷっくりと赤く腫れたそこがトイの眼前に露わになる。
「……ねが、おねが、い」
震えるトイの懇願になど耳も貸さず、ソンリェンは反り返った凶器を容赦なく押し込んできた。
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