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神様を説得する
しおりを挟む私は昨日の場所へと戻ってきた。
「神様ー!!!!」
そしてそう雨空に呼び掛ける。
…
…
…
「「ノア!!」」
すると風の神と天の神が現れた。
「すまない、私のせいで…」
天の神がそう謝ったと同時に空が晴れ渡る。
「乾かしてやろう。」
風の神が私の濡れたドレスを風で乾かす。
「ありがとうございます。
でも、今日来たのは神様に仲直りしてもらいたくて!」
「「仲直り?」」
「貴殿方が喧嘩をしたせいで村がなくなってしまう危機なんです!
いい加減、諦めてください!
私はどちらも選びません!」
もう嫌だわ。
悲しくなってきた。
いつの間にか私の頬に涙が流れる。
「泣かないでくれ!」
天の神と風の神がオロオロしたように私を覗き込む。
「仲直りしてくれますか?」
「「もちろんするさ!」」
「良かった…じゃあ。」
私はそう言って走った。
「「は…?」」
呆然とする神様達を置いて私は逃げた。
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