イケメンに惚れられる魔法かけられたモブ令嬢は逆ハーレム化を阻止したい

先生に惚れられる

翌日


昨日 王子達とお茶会をして疲労困憊だった私。

今日も少し体がダルかった。


「ノアさん、大丈夫ですか？」


廊下を歩いていたら保健室の先生に声を掛けられた。


「あ、大丈夫です。」


確か今年から赴任してきたアンドリュー先生だったか。

髪の毛でよく顔は分からないけど白衣着てるもの。


「顔色が悪そうですよ、心配です。」


そう言った先生が私の手を引っ張る。


「え…？」


「保健室に連れていきます。
ベッドで少し寝てください。」


私はそう言われるがままに保健室にやってきた。

そしてベッドに横になる。

すると眠くなってきた私はそのまま目を閉じた。


…


…


…


目を開けると、私のことをアンドリュー先生が覗き込んでいた。


「す、すいません。」


「あ、いえ。」


私はそう言って起き上がる。

眠ったおかげで体は軽くなっていた。


「顔色も良くなりましたね。」


「ありがとうございます。」


私はそう言ってベッドから出る。


「あの…また来てください。」


「え…？」


「あの…貴女のことが好きになってしまったようです。」


はい…？

まさか…

私は先生の顔にかかった髪の毛を上げる。

イケメン…まごうことなきイケメンだわ。


「お断りします。」


私はすぐそう答えた。