シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました

中 ※

ｶﾞｼｬﾝ


無理だった。

回避するなんてできずに俺は投獄されてしまった。

途中までは上手くいってたと思ったのに…

どこで間違えたんだ。

でもそもそも悪役令息がシナリオに抗うことなど無理に近かったんだ。

俺はそう自分を納得させながら硬い床で眠りについた。


…


…


…


体の違和感に目を覚ます。


ﾊﾟﾝｯ…ﾊﾟﾝｯ…ﾊﾟﾝｯ…ﾊﾟﾝｯ


「んっ…んうッ…んぅ？」


ちょっと待て。

今の俺の声か？

バッと振り向く。


「起きたんだ？」


そこにはそう言って笑う端正な顔があった。


「は？！…んうッ？！」


「なに驚いてるの？
気持ちいいでしょ？
余計なことは考えないでよ。」


そう言って俺の奥をつく男。

…え？

これっていわゆる処女喪失？

痛いって聞いたことあるのに…普通に気持ちいい。

え？


「んっ！…あッ…あッ…あぁッ！」


どんどんとエスカレートする男の攻め。

俺は我を忘れて快感に喘ぐことしかできなかった。


「んっ！…ああッ！…ああッ…ああッ」


「君の啼き声はなんて可愛いんだ。
あぁ…僕のものして正解だった。」


意識が朦朧とするなかでそんな声が聞こえる。


「中に出すよ。
僕の子供孕んでね。」


そして次の瞬間 最奥を突かれて俺はわけが分からなくなる。


「あッ？！ああ～～～～ッ！！！！」


そして俺の意識は完全に落ちた。