将来の義理の娘に夫を寝取られた

結婚

「ねぇアイ…寂しいわね。」


小屋の中で簡易ベッドに２人で寝転がりながら私は聞いた。


「私も…」


アイがそう言って泣き出す。


「泣かないで？
大丈夫よ。
貴女のこと忘れたりしないわ。」


「私も絶対忘れない。」


私達は手を握り合う。


「おやすみアイ。」


「おやすみ…お母様…」


「え…？」


今アイが私のこと…

お母様って呼んでくれた？！


「アイ…！」


私は嬉しくなってアイを抱き締める。


「は、恥ずかしいから！」


アイは照れたようにモゾモゾしていたが しばらくして諦めたように抱き締め返してくれた。


私はそんなアイに涙が出る。

寂しいけど…

私はアイが戻れますように、と祈りながら眠りについた。


…


…


…


次の日 私が起きると隣で眠っていたはずのアイが消えていた。

戻れたのね…

私はホッと安堵する。


「エリック…アイは戻れたみたい。」


私は外にいるエリックに声をかける。


「そうか…良かったね。」


ｷｨ


エリックが小屋に入ってくる。

そして私の方へと歩いてきた。


「エリック？」


どうしたのかしら？

そんな私の唇をエリックは奪う。


「…？！」


私は途端に顔が熱くなる。


「やっと君と２人きりになれたね。」


エリックはそう言って微笑んだ。


「そうね。
これから私達また同じ人生歩むことになったけど…
一緒にいてくれる？」


私達が未来に戻る術は分からない。

だけど戻りたいとも思わない。

だって…


「リーラ、僕と結婚しよう。」


エリックが傍にいるから。


「はい、喜んで。」


私達は恋人のように将来を誓い合う。

またエリックと人生を歩めることに私は嬉しくなった。

これからの幸せに期待を膨らませながら 私はエリックと口付けを交わした。