悪役令嬢の取り巻き令嬢(モブ)だけど実は影で暗躍してたなんて意外でしょ?

無味無臭(不定期更新)

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第6話

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翌日


「アハハハ…ねぇ ここにボッチがいるんだけど?」


「ホントだわ~」


「いい気味…ロイ様に色目使うからこうなるのよ?」


「どんないやらしい手を使ったんだか…」


「このあばずれ女…!」


案の定私はクラス中からハブられていた。

そして今はモブ令嬢からの罵詈雑言を浴びている最中。

でも私が用があるのは悪役令嬢リーゼロッテ。

彼女はまだ教室に来ていなかった。

不満があるなら面と向かって言えばいいのに。

こうやって周りを巻き込んで群れて虐めるなんて許せない。

ましてや私がサブヒーローに色目を使ったことになっている。

どうやって色目使うのよ?

彼は 昨日転校してきたばっかじゃない。

あれ、そうよね。

ロイって昨日転校してきたのよね。

なのにモブ令嬢の私のことを知ってるだけじゃなく 告白までしてきた。

でも私 彼に好かれるようなことした覚えなんてないんだけど?

そもそもモブ令嬢がサブヒーローに出会う場面なんてないはず。

だから初対面のはずのに…

一体どうして?


ガラッ


そんな風に疑問に思っていると教室のドアが勢いよく開いた。


「ごきげんよう 皆さん」


そう言って尊大な態度で入ってきたリーゼロッテ。

と 取り巻き達。

いつもの光景だけれど今日はものすごく腹が立った。
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