こわれてしまいそうな恋心

橘祐介

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君と海に続く坂道

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校庭からつづく海に向かう坂道

君は重そうなかばんかかえて歩いてく

僕はみつめることしかできなくて

ただ後ろ姿をおいかける

想いを伝えられないままで

クラス替えの時一目で恋をしてしまった

自分でもおかしいくらいに

とてもおかしいくらいに

好きになってしまった

桜の道を遠ざかる君を追いかける

苦しいだけだけど

愛しくて

せつなくて

想い告げたくて

想い告げたくて

桜が散る前に

桜が散る前に

 

光る海につづく長い坂道を

君は風に黒い髪をあずけて歩いてく

僕はあこがれることしかできなくて

ため息だけをついている

想いを伝えられなくて

出会った時のときめきが今も止まらない

とてももどかしいけれど

好きになってしまった

桜に包まれる君の横顔がとても綺麗

勇気はないけれど

愛しくて

せつなくて

想いを告げよう

想いを告げよう

桜が散る前に

桜が散る前に
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