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あの日からコウジの様子がおかしかった。
なんだかぎこちないというか、言葉では表現できない。
オレ、なんかしたかなぁ...。変な事をした覚えはないし、なんとなくコウジとの間に違和感を感じるようになった。
ピピピピ
携帯にメールが届いた。従妹からだった。
そうだ、忙しくて忘れてたけど、今日遊びに来るんだっけ。
シンジは従妹の山田直樹に返信をする。
-----------
残業もそこそこに、急いでアパートに帰ると直樹がすでに部屋の前で待っていた。
「思っていたより早く着いたから、部屋の前で待ってたわ。」
彼は笑顔でそう話すと、シンジの方へ駆け寄りハグをする。
「お、おい!くっつくな!重たいだろう!」
そうだ、久しぶりで忘れてたが、こいつ何かとスキンシップ激しいんだよな。
シンジは思い出したように考え込むと、他人に見られないように部屋に直樹を押し込むように入っていった。
「シンジはつれないなぁ。久しぶりの再会なのに!!!!」
「はいはい、すみませんでした。でも外ではくっつくなよな。変な目で見られるだろ!」
「じゃ、家の中ではいいって事だよね!!!」
そういうなり、直樹は彼の首に手を巻き付けるとそのまま抱き着いた。
シンジは突然のハグにバランスを崩しそのまま床に倒れる。
「いってぇぇぇ!!!おまえ何やってんだよ!!重たいからどけって!!!!」
「キスさせてくれたらのいてあげる!!」
直樹は笑いながら、シンジの首筋に吸い付いた。
「お、おまえ!!ふざけんなって!!」
やっとの思いで直樹を引き離した時、玄関のインターフォンが鳴り響いた。
シンジは乱れた服のまま息を切らしながら玄関のドアを開ける。
そこには端正な顔立ちのコウジが立っていた。
「ど、どうしたんだ??今日は無理って.....。」
話の途中で後ろから直樹がシンジに抱き着きながら会話に入ってきた。
「だれ?この人?」
コウジはシンジの姿を眼光鋭く見つめると、鬼の形相で直樹に視線をむけた。
「君こそ、だれだ?」
「こ、こっちは俺のいとこの直樹だよ。今日くるっていってただろう?そ、それよりどうしたんだよ。今日は会うの無理だって言ったじゃん。」
「従妹がそんなに抱きついたりするのか?しかも服が乱れるくらい。まさか、その首筋についてる赤い後も従妹とか言う奴がつけたとか。」
な、なんかコウジ怒ってる??以前から少し変だったけど、どうしたんだろう。
「シンジぃ~なんかこの人怒ってるぽいよ~。ちょっと怖いんですけどぉ。」
直樹はシンジにバックハグしながら甘えるように話しだす。
「と、とりあえず入れよ。外は目立つからさ。」
コウジは無言で部屋の中に入るとそのまま、ソファに腰かけた。
何とも言えない張り詰めた空気が流れていた。
なんだかぎこちないというか、言葉では表現できない。
オレ、なんかしたかなぁ...。変な事をした覚えはないし、なんとなくコウジとの間に違和感を感じるようになった。
ピピピピ
携帯にメールが届いた。従妹からだった。
そうだ、忙しくて忘れてたけど、今日遊びに来るんだっけ。
シンジは従妹の山田直樹に返信をする。
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残業もそこそこに、急いでアパートに帰ると直樹がすでに部屋の前で待っていた。
「思っていたより早く着いたから、部屋の前で待ってたわ。」
彼は笑顔でそう話すと、シンジの方へ駆け寄りハグをする。
「お、おい!くっつくな!重たいだろう!」
そうだ、久しぶりで忘れてたが、こいつ何かとスキンシップ激しいんだよな。
シンジは思い出したように考え込むと、他人に見られないように部屋に直樹を押し込むように入っていった。
「シンジはつれないなぁ。久しぶりの再会なのに!!!!」
「はいはい、すみませんでした。でも外ではくっつくなよな。変な目で見られるだろ!」
「じゃ、家の中ではいいって事だよね!!!」
そういうなり、直樹は彼の首に手を巻き付けるとそのまま抱き着いた。
シンジは突然のハグにバランスを崩しそのまま床に倒れる。
「いってぇぇぇ!!!おまえ何やってんだよ!!重たいからどけって!!!!」
「キスさせてくれたらのいてあげる!!」
直樹は笑いながら、シンジの首筋に吸い付いた。
「お、おまえ!!ふざけんなって!!」
やっとの思いで直樹を引き離した時、玄関のインターフォンが鳴り響いた。
シンジは乱れた服のまま息を切らしながら玄関のドアを開ける。
そこには端正な顔立ちのコウジが立っていた。
「ど、どうしたんだ??今日は無理って.....。」
話の途中で後ろから直樹がシンジに抱き着きながら会話に入ってきた。
「だれ?この人?」
コウジはシンジの姿を眼光鋭く見つめると、鬼の形相で直樹に視線をむけた。
「君こそ、だれだ?」
「こ、こっちは俺のいとこの直樹だよ。今日くるっていってただろう?そ、それよりどうしたんだよ。今日は会うの無理だって言ったじゃん。」
「従妹がそんなに抱きついたりするのか?しかも服が乱れるくらい。まさか、その首筋についてる赤い後も従妹とか言う奴がつけたとか。」
な、なんかコウジ怒ってる??以前から少し変だったけど、どうしたんだろう。
「シンジぃ~なんかこの人怒ってるぽいよ~。ちょっと怖いんですけどぉ。」
直樹はシンジにバックハグしながら甘えるように話しだす。
「と、とりあえず入れよ。外は目立つからさ。」
コウジは無言で部屋の中に入るとそのまま、ソファに腰かけた。
何とも言えない張り詰めた空気が流れていた。
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